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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1916年07月01日, 1916-07-01
著者
大東 延幸 原田 昇 太田 勝敏
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.783-789, 1997-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
4

本論は、動く歩道が導入された商業目的の新規大規模開発地を対象事例として、動く歩道と、その代替案の短距離交通機関として他の開発地で導入事例のあるバスについて、所要時間と費用について比較を行い、次に対象開発地で行ったアンケート調査から、開発者が動く歩道を導入する理由として挙げた、利用者の 「快適性」「利便性」 が実際に意識されているかを検討した。その結果、利用者は動く歩道の 「利便性」「快適性」 を意識しており、代替案としてバスと比較した場合、動く歩道の特性が優れていることも合わせて考えると、対象開発地に動く歩道を導入したことは適切であったと考えられた。
著者
原 克昭
出版者
東洋大学東洋学研究所
雑誌
東アジア仏教学術論集 = Proceedings of the International Conference on East Asian Buddhism (ISSN:21876983)
巻号頁・発行日
no.5, pp.261-289, 2017-01

「原克昭氏の発表論文に対するコメント」「張総氏のコメントに対する回答」含中・日・韓 国際仏教学術大会論文集-第5回学術大会テーマー仏教と伝統思想
著者
相馬 伸一 ソウマ シンイチ Shinichi Sohma
雑誌
広島修大論集
巻号頁・発行日
vol.56-1, pp.24-59, 2015-09-30
著者
榊原 博樹 谷口 正実 大河 原重栄
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.621-629, 1996-06-15

医薬品添加物は製剤の適用性(溶解補助,pH調節,等張化,吸収促進,安定化,成型など)をたかめ,医薬品の有効性と安全性を維持するために不可欠なものとされている.しかし,医薬品添加物に関しては使用品目の制限や使用量の基準は作られていないようである.製剤として有効成分とともに承認前の臨床試験を経てきており,これをもって安全性の検討はなされたものと解釈されている.一方,食品添加物は340品目余りが許可されており,対象食品の規定や一部に使用量や使用制限の規定も明らかにされている.そのうちの一部は医薬品にも共通して用いられており,その存在すら意識されずに摂取されている.ところが,食品・医薬品添加物のなかには一部の気管支喘息や蕁麻疹患者に過敏反応を惹起するものがあり,その増悪因子として注意する必要がある.特に非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti—inflammatory drugs,NSAID)に過敏な,いわゆるアスピリン喘息(aspirin-induced asthma)やアスピリン過敏性蕁麻疹をもつ患者に食品・医薬品添加物過敏症が多い.注意すべき添加物は,食用黄色4号(タートラジン),その他のタール系色素(食用黄色5号=サンセットイエロー,赤色102号=ニューコクシン,赤色2号=アマランス),安息香酸ナトリウム,パラオキシ安息香酸エステル類,亜硫酸塩類である.
著者
太田 照美
出版者
京都産業大学法学会
雑誌
産大法学 (ISSN:02863782)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.513-532, 2016-02

はじめに第一章 問題の発端 第一節 猫餌やり禁止条例の制定 第二節 和歌山県の試み 第三節 猫餌やり禁止条例の法的内容第二章 猫餌やり禁止条例における救済手段 第一節 改正行政不服審査法や改正行政手続法による救済手段 第二節 指導、勧告および命令ならびに行政罰の効果 第三節 根本的解決手段の提唱--公法上の結果除去請求権あるいは公法上の原状回復請求権による救済 第四節 公法上の原状回復請求権又は公法上の結果除去請求権とは何か 第五節 新たな段階の救済手段と猫餌やり禁止条例おわりに
著者
マーハ ジョン C. John C. MAHER
雑誌
国際基督教大学学報. I-A, 教育研究 = Educational Studies
巻号頁・発行日
no.46, pp.173-185, 2004-03-31

ピジンとは多言語が存在する状況の中で新たに発生した言語であり,固有の特徴をもち,かつ体系だったシステムを持っている。ピジン・クレオールの研究は,異なる言語を持った人間が互いに接触する際に,言語はどのような形で存在するかという問題に関連している。日本は多数の言語が存在する地域であるため,様々なピジンも存在する。しかしこれまで詳細に言語学的に研究されたピジンは少ない。そこで本論では,多言語的環境である日本の中で,ピジンは新旧の歴史をもつ言語現象であることを述べる。言語どうしの接触は大陸から人間が日本本土に移動してきた縄文-弥生期に始まった。これは大陸からのアルタイ語族(弥生人)とマレー・ポリネシア語族(縄文人)の接触である。「港ピジン」は16世紀に九州で発生して以来今に至っており,日本語とスベイン語のピジンである「長崎ピジン」はその例である。沖縄にも日本語と琉球語のピジンが存在する。1980年代以降は,都市で働く外国人労働者の間で「Gastarbeiter(外国人労働者・出稼ぎ)ピジン」が発達した。このような言語接触のなかには,琉球語と日本語の接触のような言語どうしの接触の例もあれば,同言語の亜種どうしの接触(例えば方言間接触)もある。より「軍事基地ピジン」は世界中で見られるもので,日本にも「浜松ピジン」などの例がそれにあたる。小笠原諸島は歴史的にも長く英語のコミュニティがあるが,ここではミクロネシア語,ポリネシア語,日本語,英語の言語接触が19世紀から始まった結果ピジンが形成された。本論は日本におけるピジン・クレオールの歴史の概略であるため,日本語と日本語手話などのピジンについては述べられていない。しかしこの歴史を見るだけでも,日本が多言語的環境にあることは明らかである。
著者
本原 顕太郎 小西 真広 児玉 忠恭 尾崎 忍夫 小山 佑世 林 将央
出版者
国立天文台
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

銀河がどのように生まれ、現在の宇宙で見られる形にまで進化してきたか、を明らかにするには、z>1以前にまで遡ってその物理状態(星形成率、星質量、金属量など)を調べる必要がある。本研究では大型近赤外線分光カメラSWIMSのための近赤外線面分光ユニットを開発し、これらをすばる望遠鏡およびTAO望遠鏡にを取り付けてz>1銀河の分光観測サーベイを行う。星形成最盛期における銀河を空間的に分解して分光し、その物理状態の空間分布を明らかにすることにより、形成期の銀河進化の過程を明らかにする。
著者
大内 正己 長峯 健太郎 小野 宜昭 高橋 慶太郎 SILVERMAN John
出版者
国立天文台
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

PFS分光探査による銀河形成と宇宙再電離研究のため、一様なターゲット選択と星質量推定に必須の近赤外線画像をCFHT望遠鏡観測で準備し, 2022年からのPFS分光探査を実現する。これにより、赤方偏移0.7-7の30万個の銀河スペクトルを取得し、銀河間物質(IGM)の中性水素(HI)ガス分布を描く新しい手法も駆使しながら宇宙大規模構造の中で放射と物質交換を通して形成される銀河の描像を探る。特に、宇宙再電離期の電離泡の存在の有無、銀河間のガスのフィラメントが普遍的存在する銀河形成の検証、星形成フィードバックの原因を探る。
著者
岡 朋治 竹川 俊也 西山 正吾 野村 真理子 浅山 信一郎 松本 浩典
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究課題は、銀河系(天の川銀河)中に1億個以上浮遊すると考えられる「見えない」ブラックホール、および銀河中心に遍く存在すると考えられる「超巨大ブラックホール」の種となる「中質量ブラックホール」を、星間空間に広がる分子ガスの分布・運動の情報を使用する全く新しい手法によってくまなく検出しようとするものです。この研究によって、銀河系内のブラックホールの空間・質量分布が明らかにされます。これからブラックホールの合体・成長の様子を把握することができ、これを礎にして「ブラックホール天文学」が創始されることが期待されます。
著者
西山 正吾 Lozi Julien 高橋 真聡 孝森 洋介 美濃和 陽典 斉田 浩見 Guyon Olivier
出版者
宮城教育大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究の目的は、銀河系の巨大ブラックホールを周回する星の観測を通した、ブラックホール重力場での一般相対論の検証である。そのためにまず、すばる望遠鏡の補償光学装置に装備する赤外線波面センサーを開発する。赤外線波面センサーの導入により、ブラックホールに近い、明るい赤外線星を補償光学のガイド星として観測することができるようになる。これにより一般相対論の検証に適した晩期型の星の観測が可能となる。この開発が終わり次第、ブラックホールを周回する星の観測を開始する。年数回のモニター観測を継続し、その視線速度の変化から、ブラックホールがつくりだす重力場を測定し、一般相対論の予想との整合性を検証する。
著者
梅村 雅之 長尾 透 松田 有一 高橋 労太 大内 正己
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では,最先端の理論と観測を統合したアプローチにより多重AGNを徹底的に調べ,超巨大ブラックホールの起源を明らかにする。理論では,一般相対論的輻射磁気流体コードを用いたブラックホール降着円盤の精密なモデル構築,AGNと銀河の共進化ならびに超巨大ブラックホール合体のシミュレーションを行う。観測では狭帯域フィルターを製作し,Lya, CIV, HeII輝線のコンビネーション観測を実現するとともに,連結NBフィルターによる線幅の広い1型AGNの観測を行うことで,赤方偏移2~3における多重AGNのカタログを作成する。そして,理論と観測を突き合わせることで,多重AGNと銀河の共進化過程を探究する。
著者
坂井 南美 野村 英子 花輪 知幸 大橋 聡史 奥住 聡
出版者
国立研究開発法人理化学研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

特に若い原始星L1527について、化学診断を通したエンベロープ・円盤構造の同定、円盤のワープ構造の発見など、独自の手法による成果を挙げてきた。このような初期円盤構造は、原始惑星系円盤で捉えられているリングやスパイラル構造、また、系外惑星における軌道面の多様性の起源の端緒を捉えたものであり、より多くの初期円盤の観測でその一般性を検証することが求められる。数auスケールでの円盤構造の高分解能観測によりこの課題に応えるとともに、多波長観測により、ダスト成長を円盤構造形成過程との関係から解明する。これらを通し、"原始星進化の過程で、惑星形成がいつ始まるか"という問題を提起し、その大要を明らかにする。