7 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1926年12月23日, 1926-12-23
著者
生田 啓記 井尻 朋人 鈴木 俊明
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.7-11, 2016 (Released:2016-03-05)
参考文献数
15
被引用文献数
5 2

〔目的〕膝関節屈曲角度が変化した際に膝関節伸展等尺性収縮における大腿四頭筋の筋活動の変化を明らかにすることとした.〔対象〕健常者10名の利き足とした.〔方法〕膝関節伸展等尺性収縮は膝関節0°,20°,60°,90°屈曲位にて実施した.強度は各角度における最大等尺性収縮の40%とした.筋電図測定は内側広筋斜頭(VMO),長頭,大腿直筋,外側広筋(VL)を記録し,筋電図積分値を求めた.各角度の値において0°の時の値で除した相対値にて比較した.〔結果〕膝関節90°屈曲位における相対値は,VMOでは20°,60°と比較して,VLでは,20°と比較して有意に高い値を示した.〔結語〕VMOの筋活動を促すには,膝関節90°屈曲位での運動が有効である可能性がある.
著者
田辺 繁治 Shigeharu Tanabe
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology (ISSN:0385180X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.533-573, 2002-03-29

この論文は,人類学において日常的実践がいかに理解され,またいかにその理論的枠組みの中に適切に位置づけられるかを,特にプルデューの実践理論に焦点をあてながら論じる。ブルデューが持続的かつ移調可能な実践の発生母体としてのハビトゥスを概念化するにあたって,人類学的主体と観察され記述される人びととを同一地平に置ぎながら論じたことはきわめて重要な意義をもつだろう。人類学者の理論的実践と人びとの日常的実践を接合するこの先鋭的な試みは,レヴィ・ストロース的構造人類学と現象学的社会学の双方を批判することによって達成され,「再帰的人類学」と呼ばれる新たな研究の地平を開くことになった。この再帰的位置において,人類学者は構造的な制約の中で自由と「戦略」をもって実践を生みだすハビトゥスを検討するにあたって,自らの知識が前もって構成された特権的な図式でしかないことを理解する必要に迫られる。この論文はブルデューのハビトゥス概念の成立過程を明らかにするとともに,そのいくつかの問題点を指摘しながら,今日の再帰的人類学における理論的諸問題に取り組むためのより適切な展望を開こうとする。
著者
柴田 承二
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.320-325, 1941-08-26 (Released:2009-10-21)
参考文献数
9
被引用文献数
7 9

7 0 0 0 OA 司法資料

出版者
司法省秘書課
巻号頁・発行日
vol.第288号 (契約と戦争に基く事情変更), 1944
著者
長谷川 直子
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

<b><u>1. </u></b><b><u>はじめに/目的</u></b><b><u></u></b> 演者は総合学としての地理の視点を広く社会に広める一環として、大学で実施した1授業の成果を2016年3月に出版した(お茶の水女子大学ガイドブック編集委員会編2016).この雑誌の出版をきっかけとして様々なメディアに露出する機会があった。今後のアウトリーチ活動の参考とするために、これまでに対応したメディアとのやりとりや学生主体の社会発信について報告・総括したい。 &nbsp; <br> <u>2.</u><u> メディアからの問い合わせと対応</u>&nbsp;学生によるTwitterの書き込みを日本地理学会がRetweetした。タモリ倶楽部のプロデューサーが日本地理学会のツイートをフォローしており、地理女子の書き込みを見つけた。地理に女子という存在がいるという発見と、そのフォロー数が少ないことからまだメジャーでないと認識され(メジャーなものは取り上げない主義)、タモリ倶楽部の出演の依頼があった。 タモリ倶楽部の担当者からお茶の水女子大学広報宛に2016年2月2日に出演の依頼があった。その時点で収録日は2月20日と予定しているのことだった。学生の希望を募り、出演希望の学生と制作会社とで打ち合わせが約2週間かけて行われた。雑誌の発売後3月20日頃に文京経済新聞から取材の依頼があった。販売後の反響や作成側の思い等について、演者と学生2名が取材対応され、記事は約1週間後に掲載された。 4月1日にタモリ倶楽部が放送された。放送は神回と評され、そのツイッターをまとめたサイトtogetterは放送直後に60万ビュー、(2017年1月現在70万ビュー)を越えた。その反響の大きさから、aol.news やlivedoor.newsの記事になった。「地理女子という新たなジャンルの誕生」というtogetterのまとめサイトも作られた。 5月12日に大学広報経由で東京新聞記者から取材の依頼があった。東京新聞の最終面TOKYO発に掲載する記事で、地理女子の実態を知りたいとのことだった。記者さんからの依頼で学生5名が記者さんをまちあるき案内しながら、地理の魅力等の質問に答えるという形で取材が行われ、6月23日に記事が掲載された。 6月25日、雑誌版元経由で東京FMの放送作家から取材の依頼があった。内容は学生に朝の番組クロノスへ生出演し、地理の魅力について語ってほしいというものだった。学生2名が7月15日に生放送に出演した。 &nbsp;7月21日、大学広報経由でJ-waveの放送作家から取材の依頼があった。東京の今を切り取るtokyo dictionaryというコーナーで紹介するため、演者が電話録音での取材に答え、7月28日に放送された。 9月28日、日経MJの記者から取材の依頼があった。日経MJ最終面の「トレンド」というコーナーで、最近ブームになりつつある地理女の実態やその広がりを取材したいということだった。10月22日に行われるひらめき☆ときめきサイエンスで地理女子が女子中高生をまちあるき案内するというイベントが地理女子の活動の広がりにあたるということで取材をしたいということだった。そのためこのイベントに参加する中高生と同伴者全員に許可を取り(日本学術振興会のルールによる)、取材が行われた。日経MJの記事が好評だったことを理由に、日経新聞(全国版)11月26日に縮小記事が再掲された。 なお、文京経済新聞を除くラジオと新聞の取材はすべて、タモリ倶楽部の出演がきっかけとなっていた。 &nbsp; <br> <b><u>3</u></b><b><u>.まとめ</u></b><b></b> 雑誌を出版してもタモリ倶楽部の出演がなければその後のマスコミ取材はなかったと思われる。がタモリ倶楽部の視点が(番組の性質上)出演学生の一部にとっては違和感を感じるものであったことも事実である(真面目な「地理学」を語りたかったのにステレオタイプな「女子」の面が強調された)。そのようなことがかえって、一部の学生内に「女子」と言われることへの違和感やアレルギーを引き起こしていることも事実である。しかしこれをきっかけに、(自分が考える、社会が考える)「地理」や「女子」とはなんなのか、といった議論が学生内で起こり、それについて真剣に考えていることは、ある意味での教育にもなっていると考える。 関わった教員としては、「発信の結果起こったことを教員のせいにするのではなく、学生自身が考えて結論を出し、その結果起こったものは自らでその責任を負う」という自立性を学んでもらうところまでもって行く必要があると考えているが、その部分がまだできていないことが課題である。 &nbsp; (本研究はJSPS科研費(課題番号26560154)の成果の一部である。 &nbsp; <br> <b><u>参考文献:</u></b>お茶の水女子大学ガイドブック編集委員会編(2016)「地理&times;女子=新しいまちあるき」古今書院.128p
著者
林 淳
出版者
愛知学院大学
雑誌
人間文化 : 愛知学院大学人間文化研究所紀要 (ISSN:09108424)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.39-51, 2005-09-20

近世の陰陽道は、木場明志氏、高埜利彦氏が着手して以来、大いに進展した研究領域であろう。地方史料を使用した陰陽師の研究も、高原豊明氏、梅田千尋氏、山本義孝氏などによって着実な進展を見せている。しかしそのなかで東北は、まだ陰陽道研究の空白地である。より正確に言うと、陰陽道の空白地であったと見るべきであろう。東北の宗教史においては、全般に寺院や修験の影響が濃厚にあって、陰陽師などの宗教者が食い入る余地はなかったように思われる。しかし東北において陰陽道がまったくなかったかというと、それは正確な歴史認識とは言えない。東北の宗教史において陰陽道は、地域的にわずかに点在する形ではありながらも、わずかに入りこんでいたからである。われわれは、今までその痕跡を見落としてきただけであった。宮城県の岩出山町史編纂室が編纂した『天文暦学者 名取春仲の門人たち』は、近世の仙台藩の天文学が、どれほどの分厚い社会層によって支えられ、継承されていたかを初めて世に知らしめたものであった。それとともに土御門家の安家神道が、天文学という形で伝えられていたことを知る機会になった。これまで研究者は筆者をふくめて、近世の陰陽道を、土御門家の地方配下支配という観点から探究することが多かったが、東北の場合には、天文学として陰陽道が地域に浸透してきたようである。筆者は、渋川春海に関心を抱き、和田光俊氏とともに春海の年譜を作成したことがあった。和田氏を通じて、仙台藩の天文学史を研究し、岩出山町の名取家文書の公刊に尽力していた黒須潔氏と知り合うことができ、『天文暦学者 名取春仲の門人たち』を賜った。そして安家神道 (陰陽道) が天文学に結びついて、受容されていることを筆者は知った。それ以降、岩出山町史編纂室、東北大学図書館を訪れて、史料を閲覧することができたが、史料の内容を分析するほどには至っていない。この小論では、岩出山町の史料を参照しながら、東北地方の陰陽道をスケッチすることにしたい。
著者
戸田 正直
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.205-215, 2006-03-31 (Released:2010-10-13)
参考文献数
9
被引用文献数
2

筆者が開発してきたアージ理論を,感情システムの基本構造と,感情システムが働くのに不可欠な認知システムの活動様式に話を絞って概観を試みる.この二つのシステムは心というソフトウエアの重要なサブシステムであって,一応別システムであるが,ともに協調しながら,心が動物から人間へ野生の環境の中で生き延びソフトウエアとして進化してくる間,重要な役割を演じてきた.本稿ではまず感情システムの基本構造を論じたうえで,感情を論じるうえで必須な認知システムの働き,特に思考とか想像とかと呼ばれる働きを概説する.そういう議論の間に,「今ここ」効果とか,アテンショントラップとか,認知による感情の制御とか,考えるための道具としてのダイナミックスキーマとか,想像とか,言語とか,その他,人間,動物を含めて,心というソフトウエアの働きを理解すために不可欠な諸概念もともに論じる.
著者
堀田 龍也 高橋 純
出版者
日本教育工学会 = Japan Society for Educational Technology
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.329-338, 2006
参考文献数
24
被引用文献数
7

小学生を対象とした日本語キーボード入力学習システム「キーボー島アドベンチャー」を開発した.小学生の日本語キーボード入力の速さと正確さを向上させるための学習システムの設計原理として検定機能を実装した.2003年5月から2ヶ月間,19校の小学生1,897名によるモニター評価によって正式運用前に検定級の見直しと大量アクセスへの対応等の調整が行われた.2003年9月に全国の小学生に無料で公開され,2004年3月までの正式運用において52,326名の児童が本サイトで学習をした.登録者数の多かった3年生から6年生を対象として学習履歴を分析したところ,本システムが小学生の日本語キーボード入力の速さと正確さを向上させており,その向上には検定機能が有効にはたらいていることが確認された.
著者
井上 勲
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学文学部研究年報 (ISSN:04331117)
巻号頁・発行日
no.20, pp.149-206, 1973
著者
小林 茂 桑久保 亮太 松井 茂 大谷 芳之 張 心祈 仁泉 大輔
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回全国大会(2020)
巻号頁・発行日
pp.1G3ES504, 2020 (Released:2020-06-19)

本研究では、美術作品の鑑賞に対する積極的な評価と機械学習技術の発展に対する関心の高まりを背景に、機械学習を活用した美術作品の新しい鑑賞方法を提案する。20世紀前半に活躍し、独特の構図と色合いで知られるイタリアの画家Giorgio Morandiをテーマに選び、画家のモチーフを再現した物体を鑑賞者が自由に配置して構図を決め、機械学習(pix2pixおよびCycleGAN)によって画家の色合いを再現した画像を生成して表示する体験型展示を開発した。29人を対象としたアンケート調査の結果より、この作品を体験することにより画家に対する関心が深まったことが確認できた。
著者
能勢朝次 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1944
著者
長谷川 夕希子 春日 崇臣 奥山 尚美 三浦 順之助 大屋 純子 内潟 安子
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.449-455, 2017-06-30 (Released:2017-06-30)
参考文献数
13

症例は46歳男性である.13歳時に1型糖尿病を発症し,インスリン治療を開始された.10代より運動時の低血糖のためインスリンを減量し,30代より糖質制限を行い持効型溶解インスリン1回法に変更,HbA1c 7 %前後で経過した.45歳,当科に入院時,我々は1型糖尿病における糖質制限の有効性,安全性に関する報告は少なく動脈硬化性疾患のリスクとなること,インスリン減量がケトアシドーシス発症の危険となることを繰り返し説明し,炭水化物比50~60 %の食事を勧めた.しかし,現時点では動脈硬化性疾患やケトーシスの既往はなく,患者の強い意向に沿った糖質制限食とインスリン1回法を容認せざるを得なかった.その危険性を十分に患者に説明するとともに,慢性合併症やケトーシスのモニタリング等,慎重に経過観察する必要がある.厳密な糖質制限と持効型インスリン1回法を長期間継続した1型糖尿病の症例は希少であるため,報告する.
著者
河野清秀
雑誌
痛みと漢方
巻号頁・発行日
vol.19, pp.55-60, 2009
被引用文献数
1