出版者
日本民族衛生学会
雑誌
民族衛生 (ISSN:03689395)
巻号頁・発行日
vol.63, no.Appendix, pp.38-93, 1997-11-06 (Released:2010-06-28)
著者
望月 登志子
出版者
日本基礎心理学会
雑誌
基礎心理学研究 (ISSN:02877651)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.53-70, 1989-03-31 (Released:2016-11-11)
被引用文献数
1

In order to clarify the characteristics of perception of visual space in the early or congenitally blind who have just gained sight after surgery, a series of experiments covering a period of over 10 years were conducted. Subject KT in this paper, who lost her sight binocularly due to congenital cataract, received the operation on her left eye at the age of 15. The following results were obtained: (1) The perceived size of an object placed at various distances on a table decreases when the physical distance exceeds 20cm approximately. The ratio of perceived sizes to physical distances demonstrates that the size constancy is not so high as that of the normally sighted adult. (2) Color perception was slightly easier than that of shape, but it became difficult when the observation distance (D) extended 60cm and when the size of color paper was small. (3) Identification of the shape of a figure was difficult when the figure was presented at D>35cm. At a near distance she could scan the shape as a whole, but at a far distance, KT had to employ the strategy of partial scanning.
著者
宮下 雅恵
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.54-63, 2001-05-10 (Released:2017-08-01)

<身体>の<病>の向こう側にある言葉にできない心の動きは、解釈可能なものとして「病」や「物の気」あるいは「妊娠・出産」としてしばしば一元的に解釈される。このとき何が隠蔽され、どのような解釈がさらに固定化されていくのか。この問いを起点とし、<病>と<孕み>をめぐる思考の鋳型と「二重の疎外」の機制について、『夜の寝覚』第三部の分析を通して考察する。
著者
竹林 尚恵 谷口 としえ 端 千づる
出版者
公益社団法人 日本栄養士会
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.315-321, 2020 (Released:2020-06-01)
参考文献数
11

咀嚼・嚥下が困難な入院患者、老人福祉施設・介護保険施設療養者に対応した食種名と形態の実態について調査するため、福井県内の病院114カ所、老人福祉施設・介護保険施設181カ所の管理栄養士を対象に、質問紙票による調査を実施した。質問紙票では提供可能な主食の形態と名称、咀嚼・嚥下困難な患者・療養者に対応した食種(副食)の名称と形態を尋ねた。形態については食事形態スケールとしてIスケールを用い、その中からの選択とした。回答が得られた159カ所のうち、咀嚼・嚥下に対応した食事が必要な対象者がいないと回答した施設を除いた148カ所を解析対象とした。病院・施設での咀嚼・嚥下困難な患者・療養者に対応した食事は、主食、副食共にさまざまな名称が使用されていた。特に副食については、名称が主食に比べて多様であった。そのため、同一の名称が異なる形態を表している場合があること、病院と施設間で使用している名称のずれが大きいことが明らかとなった。
著者
織本 智香 山田 五月 饗場 直美
出版者
公益社団法人 日本栄養士会
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.322-327, 2020 (Released:2020-06-01)
参考文献数
7

本調査の目的は、療養高齢者の栄養・食生活支援上の課題を明確化し、課題解決に向けた必要な取り組みおよび体制構築に対する方向性を明らかにすることである。対象者は、東京都の西多摩圏域に所在する介護および看護関連事業所および各専門職(介護支援専門員、看護師、訪問介護員)である。調査方法は、自記式調査用紙を用いたアンケート調査および聞き取り調査である。 栄養・食生活支援上の課題があると90%以上が回答し、その中で、最も優先度が高い課題は、介護支援専門員が「適切な水分摂取量への対応」、看護師が「摂食・嚥下機能の評価」、訪問介護員が「栄養バランスのとれた食事への対応」と職種別に異なっていた。在宅高齢者の栄養管理の必要性について「必要がある」と回答した職種が多く、栄養・食生活支援の実施について困ったことがあるとの回答があった。しかし、相談先がないと回答する職種が各職種とも20%以上存在した。本調査は、今後、地域で多職種連携を行う際の参考となるデータであり、ひいては地域包括ケアシステム推進に向けた一助となる。
出版者
厚木市
巻号頁・発行日
2010
著者
辻 英明 笹原 剛志 菅野 博英 大場 淳司 神名川 真三郎
出版者
北日本病害虫研究会
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.50, pp.16-20, 1999-11-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
6
被引用文献数
1

1995~1998年にかけてササニシキBL栽培圃場に分布したイネいもち病菌レースを調べ, その分布変動要因を解析した。本品種栽培圃場では, 1996年までレース037が広く分布していたが, 1998年には本レースの分離地点数が減少した。これはササニシキBLでレース037に罹病性の構成系統の混合割合を1997年から減らしたためと考えられた。しかし, 1997年以降混合割合が増加した構成系統に対する親和性レースが新たに分離され, 1998年にはササニシキBLを構成する4系統全てが県内で確認されたいずれかのレースに対し罹病性となった。これは同質遺伝子系統の混合栽培においても短期間で親和性レースが出現し, いもち病に対する発病抑制効果が低下する可能性があることが示された。
著者
アラン 著
出版者
鱒書房
巻号頁・発行日
1939
著者
近藤,淳
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, 1983-07-20