著者
原田 織子 加藤 浩
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.43, no.Suppl., pp.53-56, 2020-02-20 (Released:2020-03-23)
参考文献数
5

本稿では,遠隔教育で学ぶ学生の孤独感の緩和と学習へのモチベーション向上を目的として開発したWeb システム「バーチャル自習室~オキ朗~」について報告する.システムは,WebRTCを用いた動画か画像のみ表示される「自習室」と音声通話とチャットのみの「休憩室」の2つの機能を中心として構成される.実験から,学生の孤独感の緩和には有効性が示唆されたが,独習支援に繋げるためにはさらなる改良が必要であることが明らかになった.
著者
須賀 博志
出版者
京都産業大学法学会
雑誌
産大法学 (ISSN:02863782)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.336-369, 2005-02

はじめに一 御進講の全体像と日程 (一)全体の構成 (二)御進講録の成立過程 (三)御進講の日程 (四)御進講の条件と成果〔以上本号〕二 御進講の内容 (一)緒論 (二)帝国憲法第一章 天皇 (三)帝国憲法第二章 臣民権利義務 (四)帝国憲法第三章 帝国議会 (五)帝国憲法第四章 国務大臣及枢密顧問 (六)帝国憲法第五章 司法 (七)帝国憲法第六章 会計おわりに
著者
日山 亨 田中 信治 茶山 一彰 吉原 正治
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.1437-1443, 2018 (Released:2018-08-20)
参考文献数
22

判例データベースで検索可能で,かつ,判決文が入手可能な上部消化管内視鏡・X線検査が関係した民事訴訟事例は,13事例(内視鏡検査関連9事例およびX線検査関連4事例)認められた.内視鏡検査が関係した9事例の内訳は,前処置後のショックが関係したものが4事例,胃癌の見落としおよび生検後の大量出血に関係したものがそれぞれ2事例,鎮静後の交通事故に関係したものが1事例であった.X線検査が関係した4事例の内訳は,胃癌の見落としとバリウムによる腸管穿孔に関係したものがそれぞれ2事例であった.5事例で医療機関側が勝訴しており,患者に悪い結果が生じたからといって,必ずしも医療機関側の責任とされてはいなかった.医療機関側の責任が認められるためには,3つの要件(患者側の損害,医療機関側の過失,因果関係)が揃う必要がある.事故時には,速やかに上記3要件について検討し,患者側に対する医療機関側の態度を決定する必要がある.
著者
佐久間 孝志 平尾 利行 妹尾 賢和 岡田 亨 白土 英明 老沼 和弘 阿戸 章吾
出版者
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
雑誌
関東甲信越ブロック理学療法士学会 第27回関東甲信越ブロック理学療法士学会 (ISSN:09169946)
巻号頁・発行日
pp.15, 2008 (Released:2008-08-01)

【はじめに】 股関節の安定化機構として、解剖学的・力学的知見から、股関節深層筋は力学的支持という役割だけでなく、関節運動の誘導を担っている可能性があることが推測される。その中で股関節深層筋のトレーニングはいくつか紹介されているが、いずれも実際に股関節深層筋の収縮を検証している報告は少ない。そこで今回は股関節深層筋である小殿筋に着目し、小殿筋が収縮しやすい股関節肢位および負荷量について検討した。 【対象】 対象は本研究に同意を得た股関節に既往のない健常男性10名とした。 平均年齢25.3歳、平均体重63.8kg、BMI21.8であった。 【方法】 被検者に側臥位をとらせ、膝関節伸展位、股関節内外転・内外旋中間位にて、屈曲30度、0度、伸展10度の3肢位にて等尺性股関節外転運動を行った。それぞれにおいて低負荷運動と高負荷運動を行わせ、各肢位での小殿筋の収縮を測定した。測定には超音波画像診断装置 GE横河メディカルシステム LOGIQ BOOK を用い、MRI画像より大転子と腸骨稜を結んだ線上の近位1/3、および上前腸骨棘と後上腸骨棘を結んだ前方1/3を小殿筋の測定箇所として固定した。また検者は同一としプローブを固定する者1名、抵抗を加える者1名として測定を行った。 得られた画像から安静時と収縮時における小殿筋の厚みを計測し、収縮時の厚みを安静時の厚みで除すことで収縮率を算出した。統計処理はTukeyの多重比較および対応のあるT検定を用い、有意水準5%未満とした。 【結果】 低負荷運動時においては伸展10度での収縮率が屈曲30度、屈曲0度のときよりも有意に高値を示した。高負荷運動時では、股関節屈曲角度の違いによる収縮率の変化はみられなかった。各股関節屈曲角度における低負荷運動と高負荷運動時における収縮率を比較すると、伸展10度のときのみ低負荷運動で有意に高値を示した。 【考察】 今回の結果から、股関節伸展位および低負荷運動にて有意に高い収縮率を認めた。これは小殿筋の走行から股関節伸展位では股関節軸より後方に位置するため、股関節屈曲位よりも股関節伸展位で外転筋として作用しやすくなり高い収縮率を認めたものと考える。また、股関節深層筋には遅筋線維の割合が高いことが報告されていることから、低負荷運動の方が有意に高い収縮率を認めたものと考える。今後、さらに本研究を踏まえ股関節深層筋トレーニングの有効性を検討していきたい。

1 0 0 0 行政觀念論

著者
宇賀田順三 [著]
出版者
創文社 (印刷)
巻号頁・発行日
1961
著者
雪野 まり
出版者
日本出版学会
雑誌
出版研究 (ISSN:03853659)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.45-65, 2008-03-20 (Released:2019-03-31)
参考文献数
45

1948年に創刊された生活雑誌『暮しの手帖』は,広告に依存しない雑誌作りを行ってきたことで知られている.広告のない誌面は,自律的ジャーナリズム志向の証とみなされ,創刊の契機も,しばしば政治的な信念に求められてきた.だが,編集長花森安治が追求したことは,商品の美学であり,同時に雑誌の美学であった.本稿では,広告のない誌面はその結果として生み出されたことを第一世紀『暮しの手帖』の内容分析により明らかにする.

1 0 0 0 OA 石童丸(一)

著者
四竃 訥治[作詞]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1933-06
著者
阿久津 聡 勝村 史昭
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.5-26, 2016-06-30 (Released:2020-04-14)
参考文献数
36
被引用文献数
4

本稿は,これまで企業と顧客との関係性の問題として議論されることが多かったブランディング活動について,組織力強化プロセスという観点から考察するものである。ブランディング活動は組織力の強化に寄与し,それによってブランド価値が高まるという分析的枠組みを提示し,それを基に複数企業のブランディング活動の内容とその効果を定性及び定量的に検討した。具体的には,当該企業の事例を基に,組織風土や社員の思考・行動様式に対してブランディング活動が及ぼす効果について定性的に分析した上で,日本市場における主要ブランドの価値を測定しているブランド・ジャパンの定量データを用いて対象企業のブランド力の推移からブランディング活動の効果を分析した。
著者
高木 学
出版者
京都大学文学部社会学研究室
雑誌
京都社会学年報 : KJS = Kyoto journal of sociology
巻号頁・発行日
no.7, pp.121-140, 1999-12-25

This population movement, caused by modernization and urbanization, has consistently flowed from rural areas to cities. Consequently, rural agricultural communities have declined and lost their vitality. Although nationwide development and activation plans for underpopulated areas have been drawn up in order to ease this problem, the exodus from rural areas has not been stemmed. Since the 1980s, however, the population has flowed in the opposite direction. This movement from cities into underpopulated rural areas, the so-called 'I-turn', is significant in that it appears to be a rejection of modernity and urbanization. However it has been thought that this movement from cities into underpopulated rural areas caused mainly by problems of cities, and the subjective influence of underpopulated rural areas has been not made of as yet. In this article, I focus upon this subjective influence, and analyze their living conditions and their intentions. In conclusion, I demonstrate that the movement into underpopulated areas has two main features: 1) the phenomenon of urban population movement into underpopulated rural areas has the side as a survival strategy of rural areas, and showed two inconsistent workings of rural people that is toward exclusion and toward assimilation, 2) there are a negotiated transaction Between local inhabitants and settlers, that is called mutual compensation of the contrariness. I consider that rural areas are now real living spaces for the settlers rather than idealized locations for leisure consumption.
著者
押谷 仁
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 = Journal of Tokyo Women's Medical University (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.56-60, 2016-04

第81回東京女子医科大学学会総会 平成27年10月10日(土) 東京女子医科大学弥生記念講堂
著者
今野 修平
出版者
THE TOHOKU GEOGRAPHICAL ASSOCIATION
雑誌
東北地理 (ISSN:03872777)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.19-23, 1965 (Released:2010-04-30)
参考文献数
4

There are various districts in Tokyo which heavily depend on barge transportation, as are shown in the table.1) The main areas of barge transportation (District No. 1·2·3) are located near the water-front.2) These areas have developed in accordance with the growth of Tokyo port.3) The use of inland canals is declining gradually while the Sumida River is still in use.4) The cargo in districts formed in old days are more general, but in the new districts steel and petroleum are mainly handled.5) The tendency is a part of the general changes in the transportation to the increasing proportion of steel and petroleum.
著者
太田 経介 萬井 大規 坂野 康介 中城 雄一 森若 文雄 宮田 一弘
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11684, (Released:2020-03-31)
参考文献数
45

【目的】脊髄小脳変性症の歩行重症度の評価に,Mini-Balance Evaluation SystemTest(以下,Mini-BESTest)とBerg Balance Scale(以下,BBS)が適応可能か検討すること,歩行自立度の判別精度を検討することとした。【方法】脊髄小脳変性症患者30 名を対象に,重症度分類を用いて3 群に分類した。Mini-BESTest とBBS の得点分布,および群間比較を行った。FIM 点数よりROC 曲線を用い歩行自立度の判別精度の検討とカットオフ値を算出した。【結果】Mini-BESTest とBBS は歩行重症化にしたがい低値を示した。Mini-BESTest とBBS はArea under the curve(以下,AUC),感度,特異度が高値であった。BBS は天井効果を認めた。【結論】Mini-BESTest は高いAUC,感度,特異度を有し,歩行自立度の判別精度に有用性の高い指標であることが示唆される。