著者
Kasai Seiya Ichiki Akihisa Tadokoro Yukihiro
出版者
IOP Publishing
雑誌
Applied Physics Express (APEX) (ISSN:18820778)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.037301, 2018-03
被引用文献数
8

A bistable system efficiently detects a weak signal by adding noise, which is referred to as stochastic resonance. A previous theory deals with friction in state transition; however, this hypothesis is inadequate when friction force is negligible such as in nano-and molecular-scale systems. We show that, when the transition occurs without friction, the sensitivity of the bistable system to a Gaussian-noise-imposed weak signal becomes significantly high. The sensitivity is determined by the relative difference in noise distribution function. We find that the relative difference in Gaussian distribution function diverges in its tail edge, resulting in a high sensitivity in the present system. (C) 2018 The Japan Society of Applied Physics
著者
孕石 泰孝
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.13-16, 2020-03-07 (Released:2020-03-04)
参考文献数
7

小学6年生児童は,理科について約90%という高い割合で,現時点また将来に渡っても役立つものであるという意識を持っている。「理科の何が役立っているか,将来役立つか」という面を詳しく見てみると,それは「学習内容(知識)」であることがほとんどであり,見方や考え方,技能が役立つということを挙げる児童は皆無である。これは,そもそも,「学習したことがどんなことに役立つか」ということを児童自身が考える場面がないと同時に,指導者もそのことを意識づけるような指導ができていないことが考えられる。「科学哲学教材」を取り入れることは,そのような学びの有用性を意識づけ,汎用生のある資質・能力を高める一つの手法として意義のある手法である.
著者
小久保 秀之 高木 治 小山 悟史 山本 幹男
出版者
日本超心理学会
雑誌
超心理学研究 (ISSN:1343926X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1-2, pp.20-27, 2010-12-31 (Released:2017-08-09)
参考文献数
25

筆者らは2006年以来、白いぼキュウリの切片を生体センサとして、非接触ヒーリングの測定を行ってきた。さらに、2009年には、ヒーリングパワーをキュウリガス(匂い)の生成量で測定するガス測定法を開発した。ガス測定法は多点同時測定が容易であり、ヒーリング中のヒーラーの周囲に多数の生体センサを配置することで、ヒーリングパワーのポテンシャル分布を測定することができる。これまでの研究から、ヒーラーから半径2mほどの範囲にポテンシャルが広がっていること、波型の非クーロン型ポテンシャルであること、幾何対称性があること、異方性があること、反転領域をもつことなどを見出した。
著者
市川安司著
出版者
評論社
巻号頁・発行日
1974
著者
平井政道
雑誌
東京医学会雑誌
巻号頁・発行日
vol.4, pp.259-299, 1890
被引用文献数
1
著者
石丸 博
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.77-94,192, 1985-05-31 (Released:2017-02-15)

One of the focal organizations in interorganizational relations in bureaucracy is the office which plays the role of controlling the activities of each department or ministry. It is possible to devide this control or supervisory office into two types ; 1) the management or integration type and 2) the planning or affainment type. In wartime Japan the Ministry of Finance exemplified the former, and the newly established offices , i. e., the Cabinet Research Bureau (Chosa-kyoku), the Cabinet Planning Agency (Kikaku-cho) and the Cabinet Planning Board (Kikaku-iri) exemplified the latter type. The Finance Ministry came to the fore before the February 26, 1936 Incident. The other side offices tried to gain power after the Incident. That is to say after the Incident, interorganizational relations in bureaucracy showed new structural differentiation or possessed dual focal organizations. In this paper I analysize the conflict processes between two types of control offices after the Incident. I conclude that the Finance Ministry incorporated the Cabinet Planning Board, the last stage of the other side offices, into the interorganizational relations, to great advantage to itself. And it is possible to say that these interorganizational relations, wherein the planning-type control office is incorporated under the influence of the management-type one is the prototype of interorganizational relations in the postwar Japanese bureaucracy which contributes to economic growth.
著者
田中 宏和
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2019年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.317-320, 2019-12-25 (Released:2019-12-23)

多くの企業では働き方改革の必要性が求められている。しかし、その多くは残業時間の短縮や福利厚生の充実に力点が置かれており、個人が自分らしく生き生きと働くことに対する配慮はあまりなされていない。本来、組織は利益を追求するために個人の組織化を行うため、個人が自分の人生のなかで自己を探求し成長していく過程については組織マネジメントの対象とはなっていない。そこで、本研究では、先行研究である内容モデルと過程モデルをもとに、組織マネジメントに埋め込むべき、自己探究モデルを考察する。
著者
山本 喜晴
出版者
NPO法人 日本シミュレーション&ゲーミング学会
雑誌
シミュレーション&ゲーミング (ISSN:13451499)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.12-23, 2018-11-30 (Released:2019-06-17)
参考文献数
14

本研究では投影法心理検査の中からロールシャッハ・テストおよび箱庭を用いて,コンピュータゲームに対する親和性とパーソナリティとの関連を調べた.質問紙法調査によって,コンピュータゲーム親和性尺度を作成し,ロールシャッハ・テストの各スコアについて,コンピュータゲーム親和性尺度の高群・低群間の有意差を調べたところ,高群は色彩を伴いかつ形の明確な反応の数が有意に高く,血液反応の数が有意に低かった.このことから,コンピュータゲームへの親和性が高い人は,色彩を手掛かりにイメージを投影する傾向があり,外界に対する情緒的反応が程よい傾向にあることが考えられた.一方で,据え置き型ゲーム機を長時間プレイする人は,現実検討力に課題を抱えやすい傾向も示された.箱庭の結果からは,個性的な創造性に結びついた箱庭はコンピュータゲーム親和性の高群と低群の両方に確認できたが,特に,コンピュータゲーム親和性の高い人が創造性を発揮する際には,退行が生じやすい可能性が示唆された.
著者
佐々木 顕 BEN J Adams BEN J.Adams
出版者
九州大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2005

デング熱は全世界の熱帯および亜熱帯地域で猛威をふるう昆虫媒介のウイルス性伝染病で、複数回感染するとデング出血熱(DHS)という致死率の高い症状に移行する。デングウイルスは4つの大きく異なる抗原サブタイプに分かれ、近年の人類集団の人口増加と移動性の上昇により、異なる抗原型が同一の地域で流行するようになった。これが宿主の複数回感染を可能にし,抗体特異的エンハンスメント(ADE)と呼ばれる特異な免疫応答現象(過去の感染によって出来た抗体が、2度目の感染で宿主に害をもたらす)によってデング出血熱が起こる。本研究課題では、数理モデルを開発することにより、交差免疫や交差増強がデングウイルスやその他の病原体の疫学動態と進化にどのような影響を与えるかを解明した。複数の抗原サブタイプと交差免疫,抗原依存的エンハンスメント、感染率の季節変動を考慮した疫学動態数理モデルの解析により、各サブタイプは、季節変動性に対する疫学動態の非線形共鳴によって、パラメータに応じて2〜数年おきに大流行する複数年周期の変動を示すこと、異なるサブタイプ流行の同期する条件を調べた。非同期振動は、交差免疫が弱いときに見られ、非同期アタラクタはパラメータに敏感に依存することを明らかにした。また何種類の抗原型が共存できるかについても理論的な解明を行った。これらの成果はMathematical Biosciences誌などに投稿中である。また、ペンシルバニア州立大学のEC Hohnesとの共同研究により、系統学的データを用いて、タイ・バンコクで蔓延するデングウイルスの複数の血清型が過去20年間の進化を解明し、デングウイルスの大きな進化的な変化は周期的に起きており、異なる血清型それぞれが約8〜10年周期で相関を持ちながら振動してきたこと、そして血清型のシフトが宿主の集団免疫による自然淘汰によるものであることを明らかにした。交差免疫あるいは交差増強を取り入れた複数血清型ウイルスの疫学動態数理モデルを開発することにより、このデングタイルス血清型の流行パターンを解析した。この研究成果はProceedings of the National Academy of Science, USAに掲載発表され、日本経済新聞等に記事が掲載された。