著者
徐 興慶
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
Jiangnan Culture and Japan : A Rediscovery of Resources and Human Exchange
巻号頁・発行日
pp.311-321, 2012-03-23

江南文化と日本 : 資料・人的交流の再発掘, 復旦大学(上海), 2011年5月27日-29日
著者
奥村 彰久
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.110-116, 2011 (Released:2014-12-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1

急性脳症において脳波は注目がやや集まりにくい検査法であるが, その臨床において脳波が果たし得る役割は小さくない. 熱性けいれん重積と急性脳症との鑑別に脳波は有用で, 急性期に施行した脳波に異常を認めない場合には, 急性脳症である可能性は低い. 近年注目されているbright tree appearanceを呈する急性脳症においても, 脳波では発症後早期から高率に異常を認め, 早期診断に有用である可能性があり, 脳波異常の重症度は予後と相関する. Amplitude-integrated EEGを用いた持続脳波モニタリングでは, しばしばsubclinical seizuresが認められ, 病態への洞察を得ることができる.
著者
日本顎咬合学会
出版者
日本顎咬合学会
巻号頁・発行日
1982

1 0 0 0 OA 国勢調査報告

著者
内閣統計局 編
出版者
内閣統計局
巻号頁・発行日
vol.大正9年 府県の部 第47卷 北海道, 1929
著者
中尾 亮
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.175-179, 2019-12-25 (Released:2019-12-25)
参考文献数
47

Tick cell lines are invaluable tools for research on ticks and tick-borne pathogens. The range of their applications is constantly being expanded. Tick cell lines have some common characteristics, some of which are different from insect and vertebrate cell lines. In this review, the characteristics of tick cell lines and their applications to studies of ticks and tick-borne pathogens are introduced.
著者
瀬戸内 秀規
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A2(応用力学)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.I_301-I_311, 2019

<p>Cam-clay モデルの硬化則に対する対数間隙勾配のべき乗則の適用性を検証した.また,地盤材料の圧縮に伴う密度の増加を考慮した圧縮剛性を提案するとともに,せん断に伴って同じ定常状態に遷移するダイレイタンシー特性を表現できるモデルを対数間隙ひずみに基づいて提案した.</p><p>その結果,硬化則に対する対数間隙勾配のべき乗則の適用性が示された.また,圧縮剛性を記述する硬化係数を初期相対塑性ひずみの関数で与えることで任意土粒子構造土の初期圧縮剛性を表現でき,硬化係数を塑性ひずみと同期させることで間隙空間の減少に伴う圧縮剛性の増加を表現できた.さらに,せん断に伴って相対塑性ひずみが解消するように相対塑性ひずみの発展則を与えることで,任意土粒子構造土のダイレイタンシー特性を表現できた.</p>
著者
萬代 博行 坪内 秀嘉 深田 信之
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.227-230, 1978-05-01 (Released:2011-10-11)
参考文献数
10

胎児体重の推定方法は従来よりいろいろ研究され, 最近では超音波断層法を用いた報告がみられるが, いまだ正確であり簡易な方法はみられない. われわれは予定日±2週間の範囲で昭和49年1月より昭和52年9月までの間に当院で分娩した1213例について通常の妊婦検診で行なわれる子宮底長, 腹囲を変数として電算器を用い, 重回帰式を求める簡易児体重推定表を作製した. その結果, 児体重をY, 子宮底長を×1, 腹囲をx2としてY=-1370.8+71.488×1+24.258×2の重回帰式を得た. 重相関係数は0.58であった. また適中率は生下時体重と推定体重の誤差を±100gとすると26%, ±200gでは50%, ±300gでは69%, ±400gでは80%, ±500gでは90%であった.
著者
小林 一貴 竹本 稔
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究の目的は我々が同定した筋芽細胞分泌たんぱくであるR3hdmlの骨格筋における糖取り込みにおける役割ならびにマイオカインとしての機能を明らかにすること目的としている。本年度は計R3hdmlをアデノウイルスベクターを用いて肝臓に過剰発現させた後、ストレプトゾトシン(STZ)を投与し糖尿病を惹起した際の糖代謝や生存曲線に与える影響を検討した。その結果、R3hdml過剰の有無により空腹時血糖値に差はなかったものの、R3hdml過剰マウスで有意な生存曲線の延長が観察された。以上より肝臓で過剰発現され分泌されたR3hdmlが全身の組織、細胞に影響を与える可能性が示唆され、さらに分泌されたR3hdmlと脂質代謝との関連を調べた。R3hdmlを過剰発現した肝臓では脂質代謝のマスターレギュレーター膜結合型転写因子SREBPの発現が低下することやR3hdmlを過剰発現したAd293細胞では飽和脂肪酸の一種、パルミチン添加に伴う細胞障害が軽減されることが明らかとなった。R3hdmlと全身の脂質代謝との関連が示唆され、今後さらに研究を進めてゆく予定である。
著者
山澤 恵理香 大野 誠 里見 介史 吉田 朗彦 宮北 康二 高橋 雅道 浅野目 卓 里見 奈都子 成田 善孝
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.27-32, 2019 (Released:2019-01-25)
参考文献数
12

Multinodular and vacuolating neuronal tumor of the cerebrum (MVNT) は比較的新しい疾患概念のため, 長期観察された報告は少ない. 今回われわれは再発なく5年経過した自験例と, これまでに報告された31例を対比しながら, MVNTの画像所見・治療経過をまとめた. これまでのところ年齢中央値は41歳であり, 男女差はない. 病理組織のみでなく画像上も結節を認めるものが約半数存在した. MVNTの症候性てんかんは手術により改善することが多い. これまでのところMVNTの悪性転化は報告されておらず, MVNTの予後は良好である.