著者
向本 敬洋 韓 一栄 大野 誠
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.349-364, 2008-06-01 (Released:2008-08-13)
参考文献数
34
被引用文献数
1

The purpose of this study was to investigate the acute effects on excess post-exercise oxygen consumption (EPOC) of low intensity and slow-movement repetitive resistance exercise in moderately trained young men. Seven healthy trained young men (age=22±3 yr ; height=172.5±4.0 cm ; weight=69.5±8.3 kg ; VO2max=47.3±6.0 ml/kg/min) performed the following three exercise patterns on separate days : 1) high-intensity (80% one-repetition maximum : 1RM) and regular-movement repetitive exercise (1 second each of concentric and eccentric action, termed high and regular exercise (HRE) ; 2) low-intensity (50%1RM), regular-movement repetitive exercise (same movement speed as for HRE but termed low and regular exercise (LRE); and 3) low-intensity (50%1RM), slow-movement repetitive exercise (4 sec each of concentric and eccentric action, termed low and slow exercise (LSE). These three exercise patterns consisted of three sets of four exercises performed to maximum repetition. All subjects completed the three exercise sessions in a randomized and counterbalanced fashion. Oxygen consumption (VO2) and heart rate (HR) were continuously monitored during the exercise sessions and for 90 min afterwards. EPOC over 90 min was thus observed after completing the three exercise patterns. However, there were no significant differences in EPOC among the three exercise patterns. The results of this study suggest that low-intensity and slow-movement repetitive resistance exercise with maintaining muscular tension (LSE) is likely to increase EPOC to the same extent as HRE and LRE exercise patterns.
著者
大野 誠
出版者
化学史学会
雑誌
化学史研究 (ISSN:03869512)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.143-153, 2011-09-15
被引用文献数
1
著者
杉浦 正利 木下 徹 山下 淳子 滝沢 直宏 藤村 逸子 成田 克史 大室 剛志 大野 誠寛
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

第二言語(外国語)で、読んだり書いたりする際に、単語の連続(連語)をどのように処理しているのかを観察した。読解時の視線をミリ秒単位で記録する視線計測装置による実験で、英語では連語の頻度の差により母語話者と学習者の処理は違うという結果が得られたが、フランス語では頻度の差は影響するが母語話者と学習者で処理に差はなく、ドイツ語では頻度の差は母語話者にも学習者にも影響しないという結果が得られた。また、英文を書く際には、書く過程と書いた結果とでは必ずしも連語は一致しないという結果が得られた。
著者
杉 直樹 清水 昭彦 上山 剛 吉賀 康裕 沢 映良 鈴木 慎介 大野 誠 大宮 俊秀 吉田 雅昭 松崎 益徳
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.40, no.Supplement4, pp.34-40, 2008-11-30 (Released:2013-05-24)
参考文献数
4

症例は32歳,男性.主訴は動悸.心電図で左脚ブロック型のwide QRS tachycardiaを指摘された.電気生理学的検査ではHRAからの期外刺激法にてnarrow QRS tachycardiaが誘発され,心房最早期興奮部位は僧帽弁輪後壁で,心房早期捕捉現象がみられることからAVRTと診断した.RVAからの期外刺激法では臨床的に認められたwide QRS tachycardiaが誘発された.同頻拍はすぐにnarrow QRStachycardiaへと変化し,AH間隔およびVA間隔の延長により頻拍周期は延長した.最終的に副伝導路への2回の通電によりwide QRS tachycardiaおよびnarrow QRS tachycardiaはともに誘発不能となった.一般にAVRT中に副伝導路と同側の脚ブロックとなった場合頻拍周期は延長を認めるが(Coumel現象),本症例では房室伝導路および副伝導路の特性のために脚ブロックにより逆に頻拍周期は短縮したと考えられた.
著者
外山 勝彦 小川 泰弘 大野 誠寛 中村 誠 角田 篤泰 松浦 好治
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究の目的は,日本法の動きに関する情報を即時に,分かりやすく国際発信するための支援環境の構築である.特に,統計的機械翻訳の利用とターミノロジーの構築により,法令の要約である「法令のあらまし」の翻訳・理解・発信を支援する手法とその有効性を示す.本研究の結果,「法令のあらまし」に対する日英統計的機械翻訳手法と文書構造化手法,複単語表現対訳辞書の構築手法とそれを用いた統計的機械翻訳手法の開発,法令改正に伴う法令ターミノロジーの経時変化の抽出・可視化手法などを開発した.また,「英文官報」からの対訳法令用語2,750語の抽出や,現在有効な定義語6,890語からなる法令ターミノロジーの構築も行った.
著者
村田 匡輝 大野 誠寛 松原 茂樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition) (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.92, no.9, pp.1621-1631, 2009-09-01
参考文献数
22
被引用文献数
3

リアルタイム字幕生成とは,講演や解説などの音声をテキストで提示するものであり,聴覚障害者や高齢者,外国人らによる講演音声の理解を支援するための技術である.講演では一文が長くなる傾向にあり,多くの文がスクリーン上で複数行にまたがって表示されることになるため,テキストが読みやすくなる位置に改行が挿入されている必要がある.本論文では,読みやすい字幕を生成するための要素技術として,日本語講演文への改行挿入手法を提案する.本手法では,係り受け,節境界やポーズ,行長などの情報に基づき,統計的手法によって改行位置を決定する.日本語講演データの1,714文を使用した実験では,改行挿入の再現率で82.66%,適合率で80.24%を達成し,本手法の有効性を確認した.
著者
大野 誠吾
出版者
東北大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究ではメタマテリアルを用いてテラヘルツ帯の光学応答が動的に自在に変えられるデバイス、プログラマブルメタマテリアル回路の実現をめざし開発を行った。半導体基板上に作製したスプリットチューブ配列構造と、CW光源で励起した光励起キャリアを組み合わせることで、その共鳴周波数付近で、透過するテラヘルツ波の振幅、および位相が変調できることが、シミュレーションから予想でき、実験においてもわずかではあるがそれらのパラメータが制御できることが分かった。
著者
大野 誠 成田 善孝
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.82-90, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
31

グレード2・3神経膠腫はWHO2016分類ではIDH遺伝子変異と1p/19q共欠失の有無に基づいて分類されるようになった. グレード2・3神経膠腫は緩徐であるが直線的に増大し, 悪性転化をきたす. 早期手術および手術摘出率を上げることは生存期間延長に寄与する可能性があるが, 手術のみでの腫瘍制御には限界があることも留意する必要がある. グレード2・3神経膠腫に対する放射線治療は重要な役割をもつが, 治療から長期経過後の高次脳機能障害が問題である. 近年化学療法による生存期間延長効果が示され, 現在欧米および本邦において適切な化学療法を検討する臨床試験が進行中である. 今後は, 分子遺伝学的な解析が進み治療効果を予測するバイオマーカーの同定や新規治療の開発が行われ, 治療成績が改善することが期待される.
著者
山澤 恵理香 大野 誠 里見 介史 吉田 朗彦 宮北 康二 高橋 雅道 浅野目 卓 里見 奈都子 成田 善孝
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.27-32, 2019 (Released:2019-01-25)
参考文献数
12

Multinodular and vacuolating neuronal tumor of the cerebrum (MVNT) は比較的新しい疾患概念のため, 長期観察された報告は少ない. 今回われわれは再発なく5年経過した自験例と, これまでに報告された31例を対比しながら, MVNTの画像所見・治療経過をまとめた. これまでのところ年齢中央値は41歳であり, 男女差はない. 病理組織のみでなく画像上も結節を認めるものが約半数存在した. MVNTの症候性てんかんは手術により改善することが多い. これまでのところMVNTの悪性転化は報告されておらず, MVNTの予後は良好である.
著者
大野 誠 池田 義雄
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.317-325, 1993-06-01 (Released:2010-09-30)
参考文献数
15
著者
太田 啓介 久野 伸夫 衛藤 理砂 大野 誠 日吉 徹 吉次 通泰
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.91, no.5, pp.1601-1603, 2002-05-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
4

症例は44歳,女性.月経中にタンポンを使用していた所,嘔気,嘔吐,下痢,高熱,紅斑を来たし,短時間にショックに陥ると共に多臓器不全の様相を呈した.急性期に施行した咽頭,血液,尿培養は全て陰性であったが,月経血培養にて黄色ブドウ球菌が検出され,またエンテロトキシンB抗原が陽性であった.エンテロトキシンBが起因毒素と考えられるトキシックショック症候群の症例は稀であるため報告した.
著者
阪本 要一 西澤 美幸 佐藤 富男 大野 誠 池田 義雄
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.38-41, 1993-10-20 (Released:2012-08-27)
参考文献数
14
被引用文献数
3

体脂肪の測定法として,近年いろいろな簡易法が開発されてきている。今回,生体インピーダンス法の応用として,立位で測定した両足間の生体インピーダンスから体脂肪を推定する方法を新たに考案し,皮脂厚法及びBMIとの相関性について検討した。その結果,皮脂厚法及びBMIのいずれとも高い相関性を示し,体脂肪の評価に有用である事が確認された。
著者
大野 誠寛
出版者
東京電機大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究では、話し言葉や、即興で生成された書き言葉を入力とする言語アプリケーションのための基盤技術として、読みにくい語順を持った文に対する高性能な係り受け解析器を開発する。平成29年度は、以下の4項目を実施した。(1)これまでに開発済みの語順整序・係り受け解析の同時実行手法を、節内部と節間の2段階に分けて適用する解析器の開発を推進した。具体的には、その前処理として、読みにくい文に対する節の始境界検出手法を開発した。昨年度構築した読みにくい文のデータを分析した結果、読みにくい文には埋め込み節が頻出することが分かり、節ごとに分割実行するには、節の始境界の検出が必須となることが判明したためである。(2)本研究では、人が漸進的に係り受け構造を把握する過程を分析し、その振舞に関する知見の獲得を試みる。その分析用データとして、これまでに作業者1名が漸進的係り受け解析を実行したデータを構築していたが、本年度は昨年度に引き続き、当該データの増築を実施した。具体的には、異なる別の作業者1名によるデータ構築を推進し、3,639文に対する作業が完了した。(3)漸進的係り受け解析では、入力に対して同時的に処理を行う必要があり、処理の正確さを保ちつつ、遅延時間を抑えることが求められる。そのため、意味的なまとまりをもつ文が今後どれだけ続くかという情報は重要な手がかりとなりうる。そこで、漸進的係り受け解析の関連研究として、文節が入力されるごとに残存文長を推定する機構の開発に取り組んだ。(4)読みにくい文に対する係り受け解析の関連研究として、昨年度に引き続き、法令文に対する並列構造解析手法の開発を推進した。本年度は、ニューラル言語モデルを用いた法令文の並列構造解析技術の精緻化を新たに実施した。昨年末時と比較して、適合率は65.2%から66.1%に、再現率は62.5%から65.2%に、それぞれ向上した。
著者
大野 誠司 一井 麻理子 間宮 勝 大田 建久 一ノ瀬 琢美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-I, エレクトロニクス, I-光・波動 (ISSN:09151893)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.81-90, 1996-03-25
参考文献数
10
被引用文献数
4

光メモリとしての応用が可能な双安定光スイッチングは光情報処理システムに不可欠な技術である. また偏光スイッチングは入力に対する反転出力と非反転出力を同時に得ることができる. これをふまえ本論文では双安定性を示すモードホッピングを有する半導体レーザ(マスタレーザ)を光源とし, 発振しきい値電流付近で定バイアス電流駆動とした別の半導体レーザ(スレーブレーザ)に対してTM偏光波注入を行う. これら二つのレーザからなる系を一つのシステムと見なしたとき, システムへの電流入力とシステムからの出力光の偏光状態の間に双安定な偏光スイッチングが実現できることを提案し, それを実験において確認した. まずこのスイッチングの原理として半導体レーザ増幅器の増幅率の注入光波長依存性, TM波注入による偏光出力の制御, モードホッピング等に関して説明し, 次いでこの原理に基づいた実験とシミュレーション結果をもとに双安定特性に関して検討した. この双安定偏光スイッチングの利点としてマスタレーザとスレーブレーザの特性に応じてON/OFF出力の差, 双安定ループの回転方向が設定可能であることを理論的, 実験的に示した. 更にスレーブレーザの多段接続が可能であることを推察した.