著者
John M. NORRIS
出版者
Japan Language Testing Association
雑誌
日本言語テスト学会誌 (ISSN:21895341)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.3-20, 2018 (Released:2018-12-24)
被引用文献数
11

Constructed-response tasks have captured the attention of testers and educators for some time (e.g., Cureton, 1951), because they present goal-oriented, contextualized challenges that prompt examinees to deploy cognitive skills and domain-related knowledge in authentic performances. Such performances present a distinct advantage when teaching, learning, and assessment focus on what learners can do rather than merely emphasizing what they know (Wiggins, 1998). Over the past several decades, communicative performance tasks have come to play a crucial role in language assessments on a variety of levels, from classroom-based tests, to professional certifications, to large-scale language proficiency exams (Norris, 2009, 2016). However, the use of such tasks for assessment purposes remains contentious, and numerous language testing alternatives are available at potentially lower cost and degree of effort. In order to facilitate decisions about when and why to adopt task-based designs for language assessment, I first outline the relationship between assessment designs and their intended uses and consequences. I then introduce two high-stakes examples of language assessment circumstances (job certification and admissions testing) that suggest a need for task-based designs, and I review the corresponding fit of several assessments currently in use for these purposes. In relation to these purposes, I also suggest some of the positive consequences of task-based designs for language learners, teachers, and society, and I point to the dangers of using assessments that do not incorporate communicative tasks or do so inappropriately. I conclude by highlighting other circumstances that call for task-based designs, and I suggest how advances in technology may help to address associated challenges.
著者
嶽 俊太郎 金子 知適
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.250-257, 2017-11-03

ゲームAI分野において,自己対戦により強化学習を行って評価関数を作成する手法は,AlphaGoに代表されるように大きな成功を収めてきた. しかし,強化学習で学習した評価関数は,当然のことながら最適価値関数とは限らず,また最適価値関数からどの程度離れているかもわからない. この研究では、強化学習により学習した評価関数が、最適評価関数と比べてどの程度精度の面で離れているか一定の判断基準を与えることを目的とする. 実験は最適評価関数が解析されているどうぶつしょうぎを用いて行う. 完全解析データにノイズを加えて学習させた評価関数を強化学習による評価関数と見立て,これと最適評価関数との精度を比較をする. 実験から,評価関数のモデルの種類によっては40%のノイズを加えても精度があまり落ちず,想定していたよりもノイズに対して頑丈であることを示す結果が得られた. また,より高度なモデルの方がノイズの影響を受けやすいことを示唆する結果も得られた. この結果は,より高度で正確な評価関数を作成・学習させるには,学習データの精度もより正確でなければならないということ指し示していると考えることができる.
著者
Minoru Matsubara Shoji Hirasaki Seiyuu Suzuki
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
vol.46, no.13, pp.971-974, 2007 (Released:2007-07-02)
参考文献数
12
被引用文献数
17 22

A 31-year-old woman who had ingested a toothpick consulted our hospital because of epigastralgia. An abdominal computed tomography (CT) demonstrated a toothpick penetrating the gastric wall. Endoscopic examination demonstrated an ingested toothpick protruding from the prepyloric antrum. The whole toothpick was removed using a basket catheter without complications. CT images were useful to acquire clinical information such as location of the toothpick end. Unintentional ingestion of toothpicks must be considered potentially dangerous. The locations of both ends of the toothpick should be confirmed by CT or ultrasonography;and then, the toothpick should be removed as soon as possible.
著者
野原 真理 宮城 重二
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.849-862, 2009

<b>目的</b>&emsp;本研究では,妊産婦に対する親族サポートの実態を確認し,妊産婦の QOL と親族サポートとの関連性を明らかにする。<br/><b>方法</b>&emsp;都心にある病院産科の母親学級に参加した妊婦362人を対象に自己記入式質問紙を配布し,妊娠後期・生後 1 か月・生後 6 か月(以下妊娠育児 3 時期)に郵送法にて調査した。有効回答を得た151人を解析した。調査内容は,属性,親族サポート,育児,健康状態,QOL である。QOL に関してはオリジナルスケールを使用した。分析方法としては,特に QOL 等の要因分析については,パスモデルによる重回帰分析を行った。<br/><b>結果</b>&emsp;1) 夫のサポートは妊娠育児 3 時期を通して徐々に高まり,親のサポートは生後 1 か月で最も高かった。しかも,親族サポートが夫や親の協働の中で進められていた。<br/>&emsp;2) 親族サポートを 4 類型化し,タイプI(夫・親とも高得点群)の割合は妊娠後期より出産後に増え,逆に,タイプIV(夫・親とも低得点群)は減る。しかも,タイプIではタイプIVに比べて,妊娠育児 3 時期において,育児要因,健康状態,QOL の平均得点が高かった。<br/>&emsp;3) QOL のオリジナルスケールは因子分析をした結果,第 1 因子(心理ポジティブ因子),第 2 因子(物的生活因子),第 3 因子(日常生活因子)が抽出・命名された。<br/>&emsp;4) QOL の 3 因子に対する要因分析の結果,心理ポジティブ因子では,妊娠育児 3 時期を通して,夫サポートが,物的生活因子では,妊娠後期,生後一か月で夫サポートが,日常生活因子では,生後 6 か月に夫サポートが強い影響要因となる。<br/><b>結論</b>&emsp;妊産婦への親族サポートの存在とその意義が実証され,しかも,親族サポートと妊産婦の QOL との関わりが確認された。良好な親族サポートが維持されれば,妊産婦の育児,健康状態,QOL も良好であることが示された。
著者
岩橋 尊嗣
出版者
社団法人 におい・かおり環境協会
雑誌
におい・かおり環境学会誌 (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.75-75, 2009

本誌では,これまでに光触媒に関する情報についての,企画特集をしている.たとえば,1998年11月号(Vol. 29, No. 6)"21世紀に向けての新しい脱臭装置開発"の中で「最新の光触媒技術開発の動向」「光触媒脱臭ユニットの開発」,2001年5月号(Vol. 32, No. 3)"酸化チタン光触媒の現況",2002年11月号(Vol. 33, No. 6)"可視光型光触媒の動向"などについて掲載している.さらに,1999年第12回臭気学会では酸化チタン光触媒の発見者でもある藤嶋 昭氏(現・(財)神奈川科学技術アカデミー理事長)を迎え,特別講演を催している.<BR>酸化チタンの光活性機能が,1972年"Nature"に掲載されてから,早くも37年の月日が流れた.その間にも超親水性能,抗菌・防カビ性能などの新しい機能性が次々と見出され,関連産業が1兆円市場に成長するのも夢ではないとの予測も様々なシンクタンクから出された.1999年,市場は急激に拡大し,その後も順調な増加傾向を示しているが,ブレークスルーには至っていないのが現状であろう.2006年以降はヨーロッパ,米国市場などを合算して1000億円規模とも言われている.<BR>1990年代,光触媒の用途開発が積極的に行われ,一般消費者を対象にした市場でもTV, 店頭,雑誌などで光触媒の記事を目にし,耳にする機会が確かに多くなった.一方,光触媒の原理を正確に理解せず,ただ商品開発に猪突猛進した一部の企業から,室内での光触媒活性のない商品が市場に出回るなどし,消費者の光触媒製品に対する信頼性を著しく損なってしまったことも事実である.そこで,2002年9月に光触媒標準化委員会が発足し,光触媒材料の評価に関する試験法の標準化が進められることになった.すなわち,市場から"まがい物"を追放しようという意図が読み取れる.<BR>本特集では,まず2002年発足以来の光触媒標準化委員会が中心となり,実務としては分科会が行ってきた様々な業務内容および成果について,竹内氏・松沢氏・佐野氏((独)産業技術総合研究所)らに執筆していただいた.特に,現時点でのJISやISOについての記述が詳細に説明されており,貴重な情報である.<BR>砂田氏(東大先端科学技術研究センター)・橋本氏(東大先端科学技術研究センター・同大大学院工学系研究科)らには,NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」の受託研究で行っている研究成果について執筆していただいた.切望されている可視光下で活性の強い光触媒の開発が,着実に進行していることがうかがわれる.<BR>阿部氏(北大触媒化学研究センター)には,白金と酸化タングステンの複合型可視光応答型光触媒の研究成果について執筆していただいた.これは,砂田氏・橋本氏らの研究とも共通した酸化タングステンを利用した,極めて活性の高い新規触媒の開発である.酸化タングステンのアルカリに弱いという弱点を,今後どのように解決していくのかが課題でもあるが,楽しみでもある.<BR>村上氏・中田氏((財)神奈川科学技術アカデミー)には,酸化チタン光触媒の応用研究の一つとして,オフセット印刷版の開発に関する研究成果について執筆していただいた.光触媒の原理をしっかり理解することで,多分野への応用展開が可能であることを示唆する貴重な研究の一つである.是非ともヒントを得ていただきたい.<BR>2007年,光触媒に関わる市場の内訳は,タイルやガラスなどの外装材がおよそ60%を占める.これに対し,内装材や生活用品であるインドア分野では,10%前後とかなり低い.この分野を活性化するには,紫外光が極めて少なく,可視光エネルギーしか存在しない状況下で,実用可能な活性を持つ光触媒(可視光応答型光触媒)の上市に掛かっていると言っても過言ではない.日本発の光触媒技術が,地球環境の改善に大きく貢献できる日の到来もそう遠くはない気がしてきた.世界との競争が熾烈になってきた今こそ,オールジャパンとしての正念場かもしれない.<BR>最後に,ご多忙極まる中で,諸先生方には本特集にご賛同いただき,執筆をご快諾いただいたことに対しまして,本紙面を借り深謝申し上げます.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1017, pp.52-56, 1999-11-22

富士写真フイルムのデジタルカメラ、「ファインピックス」シリーズが順調に市場シェアを伸ばしている。 同社の調べによれば、同シリーズのシェア合計は、1999年3月に約35%と、カシオ計算機が96年に一時50%以上を占めたとき以来の高シェアを記録した。過去1年にわたるオリンパス光学工業とのトップ争いでも、7月に4ポイントの差を付け突き放し、4カ月連続でトップを快走している。
著者
明許以忠集
出版者
開益堂刊
巻号頁・発行日
vol.[2], 1750
著者
福井 孝志 安藤 精後
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.141-144, 1992-02-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
13

有機金属気相成長法による選択成長を用いた新しい量子細線・量子ドット構造として,ファセット量子細線,ラテラル量子細線および四面体量子ドット構造を作製した.他の方法と比較した利点は,lOnm以下の半導体極微構造が,加工ひずみなしに得られることにある.
著者
荒川 泰彦
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.800-804, 1992-08-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
12

半導体微細加工技術の進歩に伴い,最近量子細線,量子箱構造が広く注目を集めている.展望では,有機金属気相選択成長法(MocVD選択成長法)によるGaAs量子細線の作製技術について,著者らの最近の研究成果を中心に議論する.われわれが作製したGaAs量子細線は,SiO2パターン上の選択成長により形成され,一辺20nm以下の三角形状の断面を有している.キャリアの二次元的量子閉じ込め効果は,フォトルミネッセンスや磁気フォトルミネッセンスなどの測定によりその存在が確認された.また,キャリア寿命や時間分解スペクトルなどの観測も行い,キャリアの低次元性に起因すると思われる結果を得た.ざらに岡様な手法を用いてGaAs量子ドット構造の作製も試みている.
著者
和田 一実
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.653-659, 1995-07-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
31

半導体量子微細構造制御には,克服すべきいくつかの基本的な限界がある. (1) 表面・界面のステツプ, (2) 加工により誘起される損傷, (3) 表面でのフェルミ準位ピニング, (4) 表面張力による歪み,および (5) 電子励起による原子移動などがおもなものである.本稿では,化合物半導体,おもにGaAsを舞台に,基本的限界として(1)表面ステップおよび (2) 加工損傷にっいて解説するとともにブレークスルーへのアプローチとその最近の進展に触れる.
著者
福井 孝志
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.13-18, 2010-01-10 (Released:2010-01-26)
参考文献数
25

Recent advance in semiconductor hetero-structure formation technology using crystal growth enabled us to form quantum wires and quantum dots, as well as quantum wells. Here, we review the quantum wire formation technologies which confine an electron or a hole within one-dimension, and their physical properties and device applications. We also introduce recent progresses of semiconductor nanowire fabrication by using crystal growth and their device applications.

1 0 0 0 OA 玉川上水留

出版者
巻号頁・発行日
vol.[92] 御本丸掛吹上掛玉川上水麹町拾弐丁目通其外樋筋御普請一件 文久ニ戌年閏八月より同三亥年三月 分冊ノ一,

1 0 0 0 OA 栄花物語

出版者
巻号頁・発行日
vol.[19], 1691