著者
岩津 航
出版者
関西学院大学
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.99-115, 2004-09-25

1 0 0 0 IR 謹賀新年!

出版者
フレーベル會
雑誌
婦人と子ども
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, 1910-01

1 0 0 0 OA 水族写真鯛部

著者
奥倉辰行
巻号頁・発行日
vol.[2], 1855

1 0 0 0 OA 分類紀事大綱

出版者
巻号頁・発行日
vol.[26],
著者
倉田 量介
出版者
獨協大学国際教養学部言語文化学科
雑誌
マテシス・ウニウェルサリス = Mathesis Universalis (ISSN:13452770)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.159-180, 2015-03

Summary: This paper is the result of participant observation of the musical and dance practice of “salsa”.Its origin is said to be in Cuba. By comparing it and historical documents, the semantic contrast of “folk” and “popular” is examined. The point is analyzed by dealing with the style of entertainments born in Cuba and developed in New York. First, the history of Cuban musical genres, for example son, danzón, mambo, cha-cha-chá etc., is investigated. Next, the popularity of a Cuban social dance style “casino” is considered. Orquesta Aragón from Cuba, one of famous traditional“charangas”, and Fania Records in New York, a company founded by Dominican musician Johnny Pacheco, are taken up as concrete cases. I pay attention to an identity called “Nuyorican”. There we can see a principle of glocalization.
著者
西谷 大
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.90, pp.79-150, 2001-03-30

豚便所とは畜舎に便所を併設し,人糞を餌として豚を飼養する施設である。豚便所形明器の分析からその分布には偏りがあり,成立の要因も地域によって異なることを明らかにした。豚便所は黄河中下流域で,戦国期の農耕進展による家畜飼養と農耕を両立させるため,家屋内便所で豚の舎飼いをおこない,飼料のコスト削減を目的として成立したと考えられる。一方豚便所のもう一つの重要な機能である廏肥の生産と耕作地への施肥との積極的な結びつきは,後漢中期以降に本格化する可能性が高いと推定した。黄河中下流域で成立した豚便所は,周辺地域へと広がるが,各地の受容要因は地域性が認められる。長江流域の水田地域の豚便所普及は,華北的農耕の広がりに伴う農耕地への施肥が,水田地にも応用されたことが契機になっている。一方,華南の広州市地域における豚便所の受容は,華北の豚便所文化を担った集団の移住による強制的な受容形態である。中国における豚飼養は,人糞飼料・畜糞・施肥を媒体とし,農耕と有機的に結合したシステムを形成しただけでなく,さらに祭祀儀礼などと複雑に結びつく多目的多利用型豚文化を展開した点に特質がある。一方日本列島で,中国的豚文化を受容しなかった一つの要因として,糞尿利用に対する拒否的な文化的態度の存在が指摘できよう。弥生時代には,豚は大陸からもちこまれ,食料としてだけでなくまつりにも重要な役割をはたした。しかし弥生時代以降の豚利用は,食料の生産だけにその飼養目的を特化した可能性が高い。その後奈良時代になると,宗教上の肉食禁忌の影響・国家の米重視の政策など,豚飼養を維持する上で不利な歴史的状況に直面する。食料の生産以外に,農耕・祭祀など多目的な結びつきが希薄だった日本列島の豚文化は,マイナスの要因を排除するだけの,積極的な動機づけを見いだせず,その結果豚飼養は衰退への道をたどっていったのではと考えられる。
著者
渡邉 亮
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.168-178, 2013-04-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
15

LPC法など過去に提案されたホルマント推定法と同様に,我々が提案,開発した逆フィルタ制御(IFC)によるホルマント推定法では,分析次数(推定すべきホルマントの個数に関する次数)をあらかじめ指定する必要がある。本研究はIFC法の最適分析次数を自動的に推定し,話者情報が未知の音声から,適正なホルマント軌跡を得る方法を提案したものである。その方法では,可能性のある三つの次数における分解信号のそれぞれから零交差周波数分布のまとまりの度合いと平均ホルマントレベルを計算し,それらの荷重和が最大のものを選択する。まず,合成音声でその有効性を示し,実音声に適用したときの分析結果,すなわち,話者が入れ替わる複数の発話のホルマント軌跡を例示する。
著者
金 哲彦 安原 ゆかり
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
pp.112-114, 2012-03

今年の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は東洋大学の柏原竜二選手らに注目が集まり、テレビ中継の平均視聴率は28%。正月番組の中で最高の数字となった。2月末の東京マラソンは定員3万6000人に34万人の応募が殺到するなど、今や空前のランニングブームだ。活動人口は800万人超ともいわれる。そのブームの中心人物のひとりがプロ・ランニングコーチの金哲彦さん。
著者
松山 辰男
雑誌
四條畷学園大学リハビリテーション学部紀要 = Annual reports of Faculty of Rehabilitation, Shijonawate Gakuen University
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-12, 2011

グルカゴンは膵ランゲルハンス島のα細胞から分泌される強力な血糖上昇作用ホルモンで、血糖を下げるインスリンと共に血糖値を調節している.消化管にもα細胞が存在し、特にインスリン欠乏状態で血中に分泌され、膵α細胞グルカゴンとともに、糖尿病の高血糖状態の重大な原因になっている.消化管L細胞からは多量のグルカゴン様物質エンテログルカゴンが分泌され、平行して分泌されるグルカゴン様ペプチドGLP-1,GLP-2の分泌を表しているが、エンテログルカゴンそのものにも何らかの活性が存在していると思われる.GLP-1は生体内でインクレチンとして働いており、日本でも昨年から理想的な糖尿病治療薬として使用されるようになった.以前の私どもの研究を中心に、グルカゴンの糖尿病における重要性を紹介したい.
著者
宇都宮 由佳 伊尾木 将之 瀬尾 弘子 江原 絢子 大久保 洋子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.29, 2017

【目的】日本人の食文化は年中行事と密接に関わって育まれてきた。2015年度農水省「「和食」の保護・継承推進検討会」が実施した「食生活に関するアンケート調査」(10,235人)データを分析した結果、「正月・大みそか」が最も実施され、行事食を食べていることが分かった。そこで本研究では、和食の保護・継承のため正月行事及びその食について、より詳細な現状を把握することを目的に、2017年の正月に関するアンケート調査を実施した。<br /><br />【方法】調査は2017年1-2月全国の和食文化国民会議のメンバーおよび本研究に賛同を得た大学教員・学生を対象に実施した。調査票2047件回収しデータクリーニングをしたのち統計分析を行った。世代別、性別、地域別、子の有無でクロス分析、相関分析等を行った。<br /><br />【結果】正月への準備は、大掃除が最も多く、次いで年越しそば、年賀状、雑煮、おせち料理であった。食関連では祝箸、鏡餅、お屠蘇が、年齢の高い世代ほど準備をしており有意な差がみられた。2017年正月、雑煮とおせち料理は8割以上の人が食べていたが、お屠蘇は全体で約2割、世代差があり50歳以上で4割弱、20歳未満は約1割であった。子の有無による違いをみると雑煮やおせちは、子有または子の年齢が若い方が喫食する率が高い傾向がみられた。雑煮の餅、調理法、調味料については地域差があり、特に餅の形状は東側(角餅)と西側(丸餅)で明確な違いが見られ、地域の食文化継承の様子が伺えた。一方、お屠蘇や祝箸は若年層で準備や実施率が低く、薄れつつある現状が明らかとなった。学校の授業では雑煮やおせちは取り上げることが多いが、今後は屠蘇や祝箸、鏡餅などについても意味等伝えていく必要があろう。
巻号頁・発行日
vol.第34冊, 1000