著者
楢崎 達也 美濃島 浩 廣田 智行 森下 勝典 林 貴康
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.124, 2013

団地化は20年前から必要性が叫ばれている林業振興に必要不可欠な取組だが、進捗は全く芳しくない。理由の一つは団地化のための手法が見出されなかったことである。森林組合の業務を「森林管理サービス」業と定義し、団地化を民間企業で行われる「営業活動」だと定義すれば手法が見える。計画的且つ効率的な団地化を行う上では、森林所有者が納得しやすい施業提案が必要。現在の課題は次。①紙プラン書ではプランナーは説明しにくく所有者は理解しにくい、②作業Before、作業内容、作業Afterを十分に見せてない、③プラン書の作成がシステム化されておらず非効率、④「提案型」としながら1つの提案の「押し付け営業」、⑤お客様の要望に応える仕組みでない。解決のため「真の提案型営業」をコンセプトに,タブレットPCによる提案営業支援アプリを開発。これにより、視覚的にわかりやすい提案を、森林所有者と相談し妥協点を探り、その場でプラン書を修正し、仮契約を結ぶ。プランナーには、無理なプラン書作成の軽減、ポイントを得た定型的な説明等のメリットがある。説明をしにくい「森林管理サービス」業であるからこそ、ITの活用が有効である。
著者
片桐 護八
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.328-331, 1998-12-25 (Released:2011-08-11)

カメラの動力伝達手段として通常使用される平ギヤにかわり, ネジギヤと長軸シャフトによるシャフト・ドライブ機構を新開発し, 新製品のフィルム給送機構に採用した。小型で汎用性のある動力伝達機構を実現し, カメラの小型化を達成した。
著者
倉橋 惣三
出版者
日本幼稚園協会
雑誌
幼児の教育
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.2-3, 1955-01-01
著者
岡田 泰介
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.124, no.12, pp.1-36, 2015 (Released:2018-10-05)

I G . I 31 0 3 2、いわゆる A t h e n i a n N a v a l C a t a l o g u e は、古典期アテナイの軍船乗組員の構成を詳細かつ具体的に伝える、現在のところほぼ唯一の史料である。この碑文は、乗組員中に奴隷(t h e r a p o n t e s)が高い比率を占めていることなど、前五世紀アテナイ社会の理解に深くかかわる可能性のある注目すべき情報を含んでいるが、保存状態が悪いうえ、比較すべき類例がほとんどないため、歴史的文脈への位置づけがむずかしい。そこで、現時点でもっとも信頼性が高いと思われる断片配置とテクスト復元にもとづいてこの碑文をあらためて吟味し、そこから知り得ることを確認するとともに、その歴史的意義をあきらかにすることが、本稿の目的である。 まず、年代としては、碑文に内在する手がかりからは、前五世紀末、おそらく前四一二年以前という推定が可能だが、外部史料との照合によっても、それ以上の絞り込み、特定の歴史的 事件との関係づけはむずしいことを確認した。つ ぎに、この碑文から読みとれるアテナイ海軍の状態を一般化できるか否かを、多数の奴隷乗組員の存 在、海兵(e p i b a t a i )の社会的地位、乗組員の徴募方法という三つの指標にそくして考察した。その結果、奴隷と海兵の様態、乗組員の徴募方法のいずれにも、なんらかの特殊な事態を示唆する要素はみられないことがあきらかになった。以上から、この碑文は、例外的な状況ではなく、むしろ、ペロポンネソス戦争期アテナイ海軍の常態を反映した史料と評価することができるとの結論が導かれた 。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.687, pp.108-111, 2001-03-05

s自分の暮らしにこだわりがある人のなかには,住宅メーカーの商品に飽き足らない建て主がいる。sそんな建て主のニーズをくみ取り,設計者を紹介して家が完成するまで見守るプロデューサーと呼ばれる職業がある。メーカーに何回もプランを出させたが満足できない,仮契約を交わしたが違約金を払ってでも最初から考え直したい——。そんな相談が実に多い。
著者
小阪修平著
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
2006

1 0 0 0 ずばり東京

著者
開高健著
出版者
光文社
巻号頁・発行日
2007
著者
Yoshihisa Suzuki Sayoko Tanaka Shuichi Ichiura Hiroki Takao Satoru Ohnuki
出版者
The Magnetics Society of Japan
雑誌
Transactions of the Magnetics Society of Japan (ISSN:13467948)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.290-293, 2002-10-01 (Released:2010-08-04)
参考文献数
6
被引用文献数
3

OLYMPUS OPTICAL Co. Ltd., Hitachi Maxell Ltd. and SANYO Electric Co. Ltd. have developed a Magnet-Optical disk system, iD (Intelligent, Image) PHOTO disk as a next generation system for data storage. The iD PHOTO system is based on the AS-MO (Advanced Storage Magneto-Optical disk) and its media has a high capacity of 730 MB in a 50.8mm diameter single-sided disk. The storage capacity exceeds that of a CD (compact disc), while being the world's smallest rewritable optical disk.Considering its intended role as a portable application, it is important to evaluate its various characteristics under a variety of environmental conditions for its reliability. In this paper, we evaluated the recording and readout characteristics of the iD PHOTO disk under environmental temperatures ranging from -5°C to 60°C and under an accelerating condition. The obtained results proved the iD PHOTO disk to be a suitable recording medium for use as a mobile storage device with a high level of reliability and performance.
著者
東出 忠桐 後藤 一郎 鈴木 克己 安場 健一郎 塚澤 和憲 安 東赫 岩崎 泰永
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.523-529, 2012-10-15

キュウリ短期栽培においてつる下ろし法および摘心法が乾物生産や収量に及ぼす影響を収量構成要素から解析した。太陽光利用型植物工場内で噴霧耕方式の養液栽培により,3品種のキュウリについて,4本の側枝を伸ばしてつる下ろしを行う場合と,主枝を第20節および側枝を第2節で摘心する場合とを比較した。2011年7~10月に比較実験を行ったところ,果実生体収量は,すべての品種でつる下ろし区に比べて摘心区の方が多かった。収量の多少の原因について収量構成要素から解析すると,果実生体収量が多かった摘心区および品種では果実乾物収量が多かった。果実乾物収量が多い理由は,果実への乾物分配率およびTDMがともに多いためであった。実験期間全体のTDMの違いは光利用効率の違いに関係していた。ただし,定植後40日までは積算受光量の違いがTDMや収量に影響していた。
著者
島浦 一博
出版者
九州国際大学
雑誌
教養研究 (ISSN:13410504)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.47-62, 2011-03
著者
村上 晴美
出版者
法政大学地域研究センター
雑誌
地域イノベーション (ISSN:18833934)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.119-126, 2017-03-31

本研究は、アクティブラーニングを実施する前に、効果的な動機付けを生む手順・方法を探ることを目的にしている。神奈川県三浦学苑高等学校の普通科特進コースを事例にアンケート調査を実施した。その結果 ①プログラムの事前説明で目的や効果を共有することが生徒の学習意欲や動機付けを生むこと、②講師の人柄を説明することで、生徒がプログラムに対する期待を持つことがわかった。また、プログラムの事後調査から、プログラム実施中の生徒と講師の距離や関わり方が、生徒の満足度に影響を与えることも示された。This study explores procedures and methods to effectively generate motivation prior to programimplementation. We conducted a questionnaire survey using case examples of general courses promoted by Miura Gakuen High School in Kanagawa Prefecture. The results showed the following: (1) sharing the aims and outcomes in the program's preliminary lecture will prompt students' motivation and their desire to learn and (2) describing the lecturer's personality will give students expectations about the course. The post-program survey showed that the distance and engagement between students and lecturers during the program impacted students' satisfaction levels.