著者
後藤世鈞 編次
出版者
菱屋孫兵衛
巻号頁・発行日
vol.[1], 1860
著者
秋山 晶則 篠宮 雄二 森下 徹
出版者
岐阜聖徳学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、災害と地域の関係性を探る一環として、木曽三川流域での「宝暦治水」事業(1754-55年)を中心に検討を行ったものである。関連史料の収集・分析を通して、大規模普請の措定・実施には、地域社会の利害と共同性が深く関わっていたことを明らかにするとともに、労働編成や技術面での検討課題を整理した。
著者
新井君美
出版者
巻号頁・発行日
vol.[17],
著者
小松 包治
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会雑誌 (ISSN:18849636)
巻号頁・発行日
vol.7, no.12, pp.39-58, 1954 (Released:2011-03-14)
参考文献数
15

本文は50kW級の大電力TV送信管に関する技術的事項をやや系統的にとりまとめ, その間において多少筆者の考を述べてみたものである。
著者
Momoko Onda Wataru Hakamata
出版者
FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)
雑誌
Trends in Glycoscience and Glycotechnology (ISSN:09157352)
巻号頁・発行日
vol.30, no.176, pp.E139-E145, 2018-09-25 (Released:2018-09-25)
参考文献数
26
被引用文献数
3

Antivirals are used to treat viral infections, and antibiotics are used to treat bacterial infections. However, the mechanisms of action and number of commercially available antivirals are very limited compared to those for antibiotics. Accordingly, our group is engaged in ongoing research to develop host-targeting antivirals for the virus infections. This work is primarily focused on the endoplasmic reticulum (ER) glucosidases involved in N-glycan synthesis as the host-dependent factors of viral infection. It is widely accepted that a key mechanism by which those inhibitors act as antivirals is their ability to disrupt virus glycoprotein folding via their inhibition of ER glucosidases. Importantly, very few virus strains are resistant to ER glucosidase inhibitors because ER glucosidase enzymes are not encoded on virus genomes. This avoids problems arising from resistance mutations occurring in the viral target. A number of ER glucosidase inhibitors with antiviral activity have been reported in the past, and several clinical trials of these have been performed. In this paper, we examine the factors preventing the development of these inhibitors as antivirals and our attempts to overcome them.
著者
八村 敏志
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.814-818, 2014

近年,食品成分が免疫系に作用することが示され,これらを利用した新規機能性食品の開発が進められている.腸管には最大級の免疫系が存在し,食品成分の作用を受けるのはこの腸管免疫系である.腸管においては,(1)経口摂取されたタンパク質抗原に対して免疫応答が抑制され,食物アレルギーの抑制機構とされる「経口免疫寛容」,(2)腸管粘膜における感染防御を担い,腸内共生菌を制御するIgA抗体分泌,そして(3)腸管バリアの防御に働くTh17細胞が誘導される,といった特徴的な免疫応答が誘導されることが知られるが,このような応答は,腸管に存在する独特の性質を有する免疫細胞によって担われることが最近の研究で明らかになってきた.本稿では,これら腸管特有の細胞群について紹介する(図1, 概念図で組織的な配置は考慮されていない).特にIgA抗体産生,および「経口免疫寛容」それぞれに重要な腸管樹状細胞について詳細に解説する.また,IgA抗体産生を増強することを見いだしたCD3<sup>-</sup>IL-2R<sup>+</sup>細胞や最近注目されている非血球系細胞として腸管免疫組織を構築するストローマ細胞についても紹介したい.また,これら腸管免疫細胞は,腸内細菌および食品成分の作用が注目される.腸内には,100兆個とも言われる腸内共生菌が生息しており,これらが免疫系の正常な発達,生体の恒常性に重要であることが明らかになってきている.これら腸内共生菌,さらに,プロバイオティクス,プレバイオティクスをはじめ,種々の食品成分は,これら腸管免疫細胞に少なからず作用すると考えられる.
著者
長谷川 聡
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.185, 2012 (Released:2012-06-11)

インターネットを通じリアルタイムであらゆる情報を入手できる現代の生活環境は場所性を薄れさせ、デザインにおけるグローバリゼーションをもたらした。それは、独自の技術や材料といった国際的競争力を持つことが不可欠だ。そして、大きなパイではなくとも、特異なデザイン資源を引き立てる製品のデザインは土着的なデザインの考え方や在り方が必要且つ、重要になってくるのではなかろうか。ここでは、絹織物を取り扱う企業が、ものづくり企業としてとりまとめ、自らの商材を引き立てるために木工製品としての試作を行い、展示会や専門家の評価を受けるとともに、ビジネスとしての可能性を検証した。
著者
萬里 編
巻号頁・発行日
vol.[15], 1600
著者
池田 謙一
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.109-121,188, 2000

本論文は社会心理学的な二つの投票行動モデルに基づき,1998年の参院選比例区での投票行動に対して,96年の政党スキーマ,98年の政治•経済の状況に対する「ソシオトロピック」な判断•内閣業績評価が及ぼす効果を検討したものである。用いたデータは1996-98年のJEDS全国パネル調査であり,分析の結果は仮説に支持的であった。<br>ここでは,業績評価が社会心理学的な視点から持つ意味,また業績評価や投票行動の規定要因としてのソシオトロピックな判断の持つ意味を検討し,これらを踏まえて分析が行われ,業績評価が投票行動に効果を持つことが明瞭に示された。一方,ソシオトロピックな判断は内閣の業績評価に対しては米国と同様の効果を示したものの,投票行動に対しては異なる効果を持っていた。これらの結果は,個人の経済状況認知の持つ自己利害的な効果と関連させて考察された。
著者
高橋 康造 佐渡 一成
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.56-65, 2002-07-10
参考文献数
13

目的:老視に対するコンタクトレンズ(CL)として多数の累進多焦点(遠近両用)コンタクトレンズ(以下BFCL)が存在する.それぞれのBFCLに対し視機能検査を行い比較検討した.対象:順天堂大学医学部付属医院コンタクトレンズ科において老視対策としてBFCLを処方した120例(224眼),(男性17例女性103例・平均年齢51.7±8.5歳<40〜64歳>).方法:視機能検査として遠見・近見視力,コントラスト感度およびBFCL装用者による装用状況またその満足度を聴取し検討した.結果:BFCL全体の平均では遠見視力0.93±0.07近見視力0.78±0.15と良好であった.処方変更回数は1.46±0.45回.コントラスト感度は,中間周波数領域および高周波数領域での低下をどのBFCLにおいても認めた.視力は遠方・近方ともに比較的良好であった.結論:現状のBFCLは十分に日常生活に有用なレベルに達していると思われた.しかし,コントラスト感度の低下は否めなく,いわゆる鮮明さは単焦点CLあるいは眼鏡に比較し劣る.現在のところハード系BFCLではコントラスト感度の点では交代視型の方が有用な視機能が得られ,ソフト系BFCLは,照準線共軸型同時視型ソフトコンタクトレンズが良好な視機能を得られるようである.
著者
河野 南雄 佐々木 則子 棚橋 豊子 村岡 祝子 東 ちえ子
出版者
社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.742-752, 1975

There are many reports on the relationship among malignant tumors, blood clotting and fibrinolytic enzyme system. The present report describes the fibrinolytic enzyme system in plasma of rats with experimental urinary bladder tumor. The plasma was separated into three fractions with lysinesepharose affinity chromatography. The materials were Wistar-Imamichi strain male rats which had been administered a dose of 0.02mg/head/day of N-butyl-N-(4-hydroxybutyl)-nitrosamine (BBN) from 8 weeks old to 16 weeks old and then sacrified at 28 weeks old. Fraction-I did not contain either plasmin (PL) or plasminogen activator (PLg-act). Though the normal rat plasma sometimes has a slight antiplasmic action, the plasma of rats which had been administered BBN had a marked antiplasmic action. However, the action did not correspond with bladder tumor and hyperplasia. The rat plasma had an antiurokinase activity irrespective of BBN-administration. Sometimes fraction-II had also PLg-act irrespective of BBN-administration. On the rats which had been administered BBN, the activity of PLg-act in the bladder tumor-group and in the hyperplasia-group had an increasing tendency which was more marked than that in the unchanged group. Fraction-III revealed mainly the PL-activity. Normal rats had no activated PL, but the animals administered BBN revealed PL-activity. The PL-activity in the unchanged group had a more marked increasing tendency that in the bladder tumor group and hyperplasia group.