著者
中田 敦
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.949, pp.52-55, 2017-10-12

メインフレームやストレージの販売で名をはせた、日立製作所の米国IT子会社、日立データシステムズ(HDS)が勝負に出た。社名を「日立ヴァンタラ」に変更し、IoT(インターネット・オブ・シングズ)で顧客の課題を一緒に解く「協創」ビジネスに全力を投じる。IoT基盤「Lumada(ルマーダ)」も米国で流行するOSS(オープンソースソフトウエア)で全面刷新した。

1 0 0 0 OA 宋史新編200卷

著者
明柯維騏撰
出版者
河内屋吉兵衞等刊
巻号頁・発行日
vol.[20], 1835
著者
塚井 誠人 井上 英彦 奥村 誠
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木計画学研究・論文集
巻号頁・発行日
vol.21, pp.443-448, 2004

トリップメーカーの目的地における活動時間の決定要因を分析するための滞在時間モデルを推定するためには、通常サンプルごとの到着時刻と出発時刻のデータが用いられるが、その調査には多くの手間と費用が必要である。本研究は集計的な到着・出発時刻分布のみを利用して、時間的変動要因を含む生存関数モデルの推定を行う方法として、出発交通量残差最小化法, および交通量分布発生法の2つの方法を提案した。また、本州四国連絡橋の日別断面交通量データを用いて、本州から四国を訪れる観光客の滞在日数を説明する滞在時間モデルの推定を行い、提案した方法の適用性を示すとともに、曜日や天候による影響を明らかにした。

1 0 0 0 OA 大成武鑑

出版者
出雲寺万次郎
巻号頁・発行日
vol.巻之二下, 1865
著者
黒田 勇
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Sociology, Kansai University (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.161-190, 2018-03

東京五輪開催後の1966年は、メディアスポーツビジネスの拡大やスポーツ観戦文化の普及などが重なり合い、アマチュア至上主義への疑いが生まれた年である。そうした転換期に初の「プロ」サッカーチームとしてスターリング・アルビオンが来日した。 本稿においては、スターリング・アルビオンの来日の前提となる日本のサッカー文化発展の経過を簡単に振り返り、1966年の「英国プロ・チーム初の来日」報道と、それに関わる議論を、新聞報道を中心に明らかにする。それに加えて、スターリング・アルビオン側からの「極東遠征」意味付け資料を提示したい。This essay is to describe on the first contact to the world's professional football of Japan's football regarding "professional -amateur problem" which was very controversial among sport society in Japan. In 1966, the Stirling Albion, the Scottish "semi-"professional football club, as the first British professional club to visit Japan, traveled to Japan to play two matches against Japan's team, while Japanese media and public welcomed them enthusiastically. It was just one month before their arrival that the matches were allowed to play because Japan Amateur Sports Association had strictly maintained to apply the rule of amateurism to its sports societies. The essay follows how the Japan's media made reportages on their visit and what implication the Albion gave to their own visit.
著者
中丸 禎子
出版者
北ヨーロッパ学会
雑誌
北ヨーロッパ研究 (ISSN:18802834)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.51-60, 2009

現在の日本において、北欧には「理想的・牧歌的な福祉国家」、ラーゲルレーヴには、そのイメージに合致する「母性的な平和主義者」というステレオタイプ・イメージがある。<改行>本論文では、このようなイメージの起源を明らかにすることを目的に、ラーゲルレーヴの邦訳作品の傾向・翻訳者の関心のあり方と日本史・日本文学史上の立場を関係付けながら、明治から戦後までの日本における北欧文学の受容史を概説する。<改行>まず、1905年にラーゲルレーヴを日本で初めて翻訳した小山内薫と、1908年に訳した森鷗外の当時の接点として、新劇運動に着目する。同運動においては、日本の近代化・西欧化の一環として、イプセンなどの北欧演劇が最新のヨーロッパ演劇として紹介された。<改行>第二に、1920年前後に児童文学作品が翻訳されていることと、その訳者の多くが〈青鞜〉と関わっていたことから、大正期の女性解放運動・児童教育運動に着目する。ここには、平塚らいてうが理論的なよりどころとした、スウェーデンの女性解放運動家・教育学者のエレン・ケイの影響を見て取ることができる。<改行>第三に、「キリスト教文学」として訳された作品が多いことに着目する。ラーゲルレーヴを複数冊訳した人物には、無教会グループのメンバーをはじめとするキリスト教徒が多い。この背景には、内村鑑三のデンマーク受容があることが推察される。彼らは反戦運動の中で、ラーゲルレーヴを平和主義者として理想化した。<改行>最後に、日本において初めて包括的・体系的に北欧文学を受容した山室静に着目する。山室は、戦前にマルクス主義運動に身を投じたが転向し、戦後、雑誌〈近代文学〉を創刊した。山室は西欧や日本の「近代」を疑問視する立場から、近代北欧文学を受容したが、その際に、ラーゲルレーヴを「近代的」ではないと捉え、「牧歌的な児童文学作家」へと局限した。<改行>これらの例からは、北欧が、最初は「欧米」の一部でありすぐれた近代化モデルとして、次いで、受容者たちが抱いた日本の近代化のあり方への疑問から、西欧やアメリカとは別の近代化モデルとして受容され、理想化されたこと、そのことが現在の理想化・牧歌化の一因であったことがうかがえる。
著者
中嶋 彩乃 古屋 正貴
出版者
宝石学会(日本)
雑誌
宝石学会(日本)講演会要旨
巻号頁・発行日
vol.36, 2014

ルビーとレッドスピネルを現在の一般的評価で比較すると,ルビーはいわゆる貴石に含まれ,スピネルは半貴石に含まれるなど,評価はルビーの方が高いと言えよう.<br>しかし,歴史を振り返ると多くの人々を魅了してきたロイヤルジュエリーに使用されてきた宝石が,実はルビーではなくレッドスピネルであったことが,後に判明したことが何度もあった.後にスピネルと判明したロイヤルジュエリーとしては,Imperial State Crownの黒太子のルビー,エカチェリーナ2世の王冠のレッドスピネル,チムールルビーなどが挙げられる.これらはスピネルと分かるまでルビーとして人々のあこがれを集めてきた.<br>一方,ルビーでは,196.10ctsのHixon Rubyや,The Rosser Reeves Star Ruby 138.7cts など100ctを超えるような原石やスタールビーも知られているが,これらはルースや原石自体として博物館に所蔵・展示されているものであり,王室など著名人のジュエリーとしては使われてはいない.<br>ロイヤルジュエリーとして人々の目に触れてきたものとはしては,10~15ctsと推測されるStuart Coronation ringのルビーや,ナポレオンの妹ポリーヌ・ボナパルトのためにつくられたパリュールに使われた数ctsの複数のルビーからなるBorghese Ruby等があり,どれも素晴らしいものであるが,ルビーの大きさも限られており,レッドスピネルのように一つの石が大きく,一石がジュエリーに強いインパクトを与えられるものではなかった.<br>このようなことから,ロイヤルジュエリーに用いられてきた有名なルビーと言われてきたものの中には,レッドスピネルだったものがあり,それらがルビーとして人々の羨望を受け,人々のあこがれを喚起されてきた.ロイヤルジュエリーにおいて,ルビーとして活躍したスピネルの役割は大きいと言えるだろう.<br>謝辞)<br>アルビオンアート株式会社<br>Dr. Jack Ogden
著者
晉張華撰
巻号頁・発行日
vol.[3], 1000
著者
Pillay Ruby Moothien 寺島 裕晃 川崎 博之
出版者
日本サンゴ礁学会
雑誌
日本サンゴ礁学会誌
巻号頁・発行日
vol.2002, no.4, pp.43-52, 2002
被引用文献数
13

大規模なサンゴ白化現象が1998年にアジア、インド洋、カリブ海など世界各地で観察・報告された。このような状況下、モーリシァスでは、サンゴ白化状況の把握、定量化を図るため、1998年3月から5月にかけて3期の潜水観察調査を沿岸8ヶ所の礁原と礁外縁斜面で行なった。初回はモーリシァスで白化現象が観察されてから2週間以内の3月初旬にクオドラットを用いた調査を4地点で行なった。初回調査が終了してから約1ヶ月後にあたる3月末からライントランセクトによる第2回目の調査を5地点で行ない、第2回目の調査が終了してから1週間後に第3回目の定性的な調査を2地点で行なった。サンゴ白化現象は、調査を行なった全ての地点で観察されたが、サンゴ群体全体が白化していることは少なく、モーリシァスのサンゴ白化現象は他のインド洋の島々と比べ軽微なものであった。礁原上で観察されたミドリイシ属サンゴはその他のサンゴに比べて相対的に白化している割合が高かった。しかし、対照的に礁外縁斜面では、ミドリイシ属以外のサンゴ類の白化傾向が強かった。このようなモーリシァスのサンゴ白化は、水温上昇や塩分濃度の減少などに起因するものと推測される。

1 0 0 0 OA 五經大全

著者
明胡廣等奉敕撰
巻号頁・発行日
vol.[18], 1653
著者
池 絵里子
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.37-43, 2012

筆者が勤務していた米国の小規模大学は,漢字指導,漢字学習に充てられる時間が十分に確保しにくい環境下にあった。そこで,短時間で効果的に漢字を導入し,自律的な漢字学習にも利用できるよう,パワーポイントを用いて教材を開発した。本稿では主に,1)教材開発の目的,2)教育実践,3)学習者アンケートの結果について報告する。そして,これらを踏まえパワーポイント教材の効果と利用の可能性について考察する。
巻号頁・発行日
vol.第45冊, 1000