著者
金子 熊夫
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
動力・エネルギー技術の最前線講演論文集 : シンポジウム
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

<p>The current Japan-US nuclear cooperation agreement, which is the result of strenuous diplomatic negotiations in the 1970s-80s, should best be extended beyond July 2018 as it stands now. However, in view of various unfavorable circumstances (such as the delayed operation of the Rokkasho-mura Reprocessing Plant, Monju, MOX programs), further determined efforts are needed on the Japanese side to improve the domestic climate by removing as much as possible the existing negative factors. Above all, Japan should endeavor to dissipate misgivings abroad about clandestine military diversions, somewhat provoked by Mr. Donald Trump's recent statements as well as Chinese accusations.</p>
著者
金綱 知征
出版者
日本感情心理学会
雑誌
エモーション・スタディーズ (ISSN:21897425)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.17-22, 2015-10-01 (Released:2017-04-24)
参考文献数
21
被引用文献数
3

This paper aimed to give an overview of a series of cross-national studies on children’s perception and understanding of bullying in England and ijime in Japan, and to see the nature and the characteristics of ijime and its possible social and cultural background factors. Ijime in Japan, compared to bullying in Western countries, is often considered to be more indirect in nature, and often conducted as a group aggression by victims’ classmates or someone victims know very well. Although students in both countries had similar perceptions of typical characteristics of bullies and victims, and many students had anti-bully and pro-victim attitudes, victim-blaming tendency appeared to be more salient in Japan. These characteristics may partly be explained by the school systems and pupils' friendship formations within the system in each country. Compared to English pupils, Japanese pupils formed their friendships on the basis of the class they belonged to, and spent most time with them in the classroom. Thus, more class-based prevention and intervention approaches would be necessary.
著者
太田 慧
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

1.研究目的<br>&nbsp; 本研究は,大都市周辺である千葉県館山市を事例として,海岸観光地における土地利用パターンとその変化プロセスを,時間的・空間的観点から明らかにしたものである.大都市周辺では,都市化と共に農業的土地利用が維持される傾向にある(菊地,1994).さらに,海岸観光地においては,ビーチを中心として都市的土利用が増大する傾向にあるという形態的研究がある(Pearce, 1994).以上のことから,大都市周辺としての都市化の影響と,ビーチ周辺の都市化という2つの影響を考慮し,海岸観光地の土地利用をミクロな視点でとらえ,土地利用変化プロセスのドライビングフォースを時間的・空間的な観点から明らかにすることを研究目的とした. <br>2.千葉県館山市北条地区<br> 房総半島南部に位置する千葉県館山市は,東京都心から約100kmに位置し,大都市周辺に位置づけられる.館山市の北条地区は,JR内房線館山駅が立地するほか,館山市役所やその他の行政機能が集中する南房総地域を代表する都市である.北条海岸海水浴場が立地するJR館山駅の西口は,民宿や宿泊施設が多く立地する観光地として発展している一方,駅東口は従来からの市街地と農地が中心の土地利用である.館山市の観光の歴史は古く,1915年の北条海岸海水浴場の開設にまでさかのぼる.その後,第2次世界大戦以降は観光客数が増加傾向にある.しかし,1990年代以降は人口が徐々に減少し,2010年現在では市の設置要件の基準である5万人を下回った.<br>3.考察<br> 館山市の産業別人口を参照すると,飲食・宿泊業の従業者数が最多である.さらに,産業別人口について特化係数を算出した結果,全国と比較して館山市の産業別人口は飲食・宿泊業が最も特出した産業であり,次いで農林漁業の従業者数が多いことが明らかになった.このため,本研究においては主に観光業と農林漁業に着目して,土地利用変化の要因を明らかにしていく.<br> 館山市の北条地区は,民宿を中心とする個人経営の宿泊施設によって東京からの観光需要を受け入れてきた.民宿を主体とする宿泊施設は,2010年現在ではJR館山駅の西口に集中しており,海岸線沿いを走る内房なぎさラインに沿って立地している.しかし,1993年の館山バイパスの開通や,1997年の東京湾アクアラインの開通によるアクセシビリティの向上によって,館山市の観光客数が増加した一方で,宿泊をともなう観光客が減少した.その結果,民宿数が最多であった1980年の227戸から2010年には55戸にまで減少した.<br> 館山市の農地の現状は,農業地区域のものとその他の農地に分類される.農業地区域においては,大型機械に対応して整備された農地となっており,主に水田として利用されている.一方,その他の農地については,市街地に取り囲まれる形で残存しており,小規模な農地を利用して花卉を中心としたハウス栽培が立地している.しかし,館山市北条地区における農家数は1970年の402戸から2010年には74戸にまで減少し,経営耕地面積についても1970年から2010年にかけて約3分の1にまで減少した.このような農地の減少は,多くのロードサイド店舗が館山バイパス沿いに出店することでさらに促進された.そして,これらの商業地の発展は,JR館山駅前の中心市街地の衰退をもたらした.<br>
著者
太田 慧
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014

<b>1</b><b>.</b><b>研究背景と目的</b><br> 大都市周辺の海岸観光地は,数ある海岸観光地の中で最も古い形態の観光地である.このため,近年の大都市に近い海岸観光地では衰退傾向が指摘されており,観光地における新たな地域問題となっている(Urry, 2002; Agarwal, 2007).東京大都市圏に位置する千葉県の南房総地域は,第2次世界大戦以前から海水浴客が訪れていた地域であり,海岸観光地としての長い歴史がある地域である(山村,2009).従来,南房総地域は東京方面からのアクセスが長年の課題であった.しかし,1990年代以降になると,東京湾アクアラインや館山自動車道の開通によって,東京や神奈川方面からのアクセスが著しく改善した.その結果,1980年代をピークに宿泊客数が減少した一方,日帰り観光客が増加傾向にある.このような状況から,南房総地域は日帰り観光地としての性格を強めており,従来の民宿地域は衰退傾向にある.そこで,本研究では房総半島有数の民宿集積地である南房総市の岩井地区を事例として,民宿地域の変容を明らかにすることを研究目的とした.&nbsp; <br>&nbsp;<b>2</b><b>.</b><b>研究方法<br></b>&nbsp; 本研究では,千葉県民宿組合連合会のデータから,房総半島における民宿の最大の集積地として南房総市の岩井地区を選定した.南房総における民宿地域の形成について,町史や地誌をなどの文献から示した.さらに,宿泊客数が最大であった1980年代と現在の民宿地域の構造の変化を,聞き取り調査や土地利用をもとに示し,民宿地域の変容について検討した. &nbsp; <br><b>3</b><b>.</b><b>岩井地区における民宿地域の形成<br> </b> 現在の岩井地区は南房総市の一地区であるが,2006年の町村合併以前は富山町に属していた.旧富山町は海岸側の岩井地区と山側の平群地区からなり,町の中央には南総里見八犬伝の舞台となった富山がそびえている.岩井地区に初めて海水浴客が訪れるようになったのは,明治時代のことである.明治時代の半ばになると,穏やかな海である岩井海岸が中学校の水泳訓練場として利用されるようになった.1918年に北条線(現・JR内房線)が那古船形駅まで延伸されると同時に岩井駅が開業すると,海水浴客や避暑客が増加していった.第2次世界大戦以降には,東京や埼玉などの臨海学校が次々に開設され,1964年にピークに達した(『富山町史』,1993).&nbsp; <br>&nbsp;<b>4</b><b>.</b><b>岩井地区における民宿地域の変容</b> <br> 富山町における海水浴客数は1980年代をピークに減少し続けている.南房総市の岩井地区では,2014年現在における民宿数は最盛期よりも減少したが,現在でも房総半島で最大の民宿地域として維持されている.この要因には,岩井海岸の海水浴場が内房の穏やかな海として臨海学校に利用されているほか,大学生のサークルや臨海学校などの団体客の合宿場として音楽スタジオや体育館や多目的ホールなどを積極的に設置することで,季節型の民宿から通年型の民宿への転換を図ってきた.宿泊客数は夏季の方が多いものの,大学生のサークルが利用することで冬季や春季にも一定の宿泊客が訪れている. さらに,学生の団体客を対象とした「ビワ狩り」などの農業体験や,地域に伝わる昔からの漁法である「地曳網」体験など,農業や酪農や漁業の体験教室を開設することで,従来観光客が集中していた夏季以外の春季や秋季の集客を図っている.また,岩井地区の農家で生産されたビワを使ったワインづくりが行われ,有料道路と一般道の両方から利用できる「ハイウェイオアシス・道の駅富楽里とみやま」で販売されている.以上のように,岩井地区における民宿地域の維持システムには,合宿客をターゲットとした施設改修や農業や漁業をはじめとした地元の産業を活かしたイベントが関わっている.&nbsp; <br><b>[</b><b>参考文献]</b> <br>富山町 1993. 『富山町史 通史編』, pp.476-484. <br>山村順次 2009. 5)南房総地域, 『日本の地誌5 首都圏Ⅰ』朝倉書店, pp.552-567.<br>Agarwal, S. and Shaw G. 2007. Managing Coastal Tourism Resorts &ndash;A Global Perspective.<br>Urry J. 2002. The Tourist Gaze Second Edition, pp.32 Sage.
著者
榊原玄輔
出版者
巻号頁・発行日
vol.[15], 1000

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1948年12月14日, 1948-12-14
著者
土山 玄
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.8, pp.756-757, 2018-07-15

1 0 0 0 OA 通志200卷

著者
宋鄭樵撰
出版者
謝氏彷武英殿本刊
巻号頁・発行日
vol.[82], 1859
著者
板倉 勝高
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟論集
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.57-68, 1969-08
被引用文献数
1

以上によって東京の日用消費財工業には分散型と集中型があり,全国市場に結合する集中型は卸問屋-製造卸(メーカーエ場)-加工業という結合関係を持っていることが知られ,工業の研究に流通段階を合わせみることが必要であることが明白になった。この集中型を量産の段階によって整理すると,おのずから発展段階の順序に並び,これらの作業地域が,Complex Areaをなすことが明らかになる。このComplex Areaこそが東京工業,つまり大都市工業の本質的部分である。わたくしは,今後一方で組立機械工業の底辺部分の研究をなすと同時に,このComplex Areaの調査を行なって,さらに大都市工業の持つ論理を明らかにしなければならない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.572, pp.44-47, 2013-07-22

たかが積算ミス、されど積算ミス──。一昔前と違い、積算ミスが入札の中止や取り消し、訴訟などの重大トラブルに発展している。発注者がトラブル回避に躍起になる一方、設計変更でスムーズな交渉を図るために、積算を学ぼうとする受注者も出てきた。

1 0 0 0 OA 諸宗作事図帳

出版者
巻号頁・発行日
vol.[97] (百六十五) (浄土宗),

1 0 0 0 OA 江戸暦

出版者
巻号頁・発行日
vol.[24],
著者
岡田 悟 飯淵 康一 永井 康雄
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.527, pp.233-240, 2000-01-30 (Released:2017-02-03)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

Sendai was the capital of Sendai-Han. "Gaijin" means a foreigner and "Gaijin-ya" means a guest house for foreigner. Through the examination of historical mateials, following results are ascertained; (1)Gaijin-ya was built at first in 1632-1641. (2)There were 5 Gaijin-yas in the latter half of 17th century, but 4 of them were disposed in 1694 and only one had existed until the end of Edo-Era. (3)Gaijin-ya was composed of Goza-no-ma(main guest room), Shisha-no-ma(room for messenger), Hiro-ma(entrance room) and cookroom.
著者
Feng Jin Ji Wang Joe M. Regenstein Fengjun Wang
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
Journal of Oleo Science (ISSN:13458957)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.813-822, 2018 (Released:2018-07-01)
参考文献数
50
被引用文献数
11

Volatile compounds and quality changes of bitter apricot (Armeniaca sibirica L.) kernel oil (AKO) with different roasting conditions were determined. Bitter apricot kernels were roasted at 120, 130, 140 and 150°C for 15 min. Unroasted bitter apricot kernel oil was used as the control. Quality indicators included color, acid value and peroxide value, fatty acids, total phenols and oxidative stability. Peroxide values of the tested oils were 0.46-0.82 meq/kg, acid values were 0.60-1.40 mg KOH/g, and total phenol contents were 54.1-71.5 μg GAE/g. Oleic acid was the major fatty acid, followed by linoleic, palmitic, stearic and palmitoleic acids. Roasting increased the oxidative stability of bitter AKO. Volatile compounds were tentatively identified and semi-quantified. Among the 53 volatiles identified, benzaldehyde and benzyl alcohol were the major components. These two aroma compounds increased significantly during roasting and contributed sweet and almond flavors. Pyrazines were also prevalent and significantly increased with roasting. Sensory evaluation showed that roasted, nutty, sweet and oily aromas increased as roasting temperature increased.Practical applications: Bitter apricot kernels cannot be consumed directly, thus it is potentially beneficial to find uses for them, especially in China where bitter apricot processing is a significant industry. Roasted bitter AKO with a pleasant aroma could be prepared and might find use as an edible oil. The roasting process gave the bitter AKO a pleasant flavor. This study provided preliminary information on production parameters and potential quality control parameters.