著者
唐 麗燕 陳 月吾
出版者
福井工業大学
雑誌
福井工業大学研究紀要. 第二部 (ISSN:02868571)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.73-80, 2003-03-20

Mr. Kan Kikuchi described various images of Japanese women in a series of his lengthy novels from Shinjiu Fujin (Pearl Lady)(June, 1920) to Utsukusiki Shokunou(Beautiful Working Ladies)(January, 1941). At the time when Shinju Fujin was published it was still generally considered that women remained weaker than men in many respects. However, the ladies in his many novels claimed their own dignity, dependence and freedom. I would like to analyze the many images of Japanese women whom Mr. Kan Kikuchi describes in his novels from points of view such as women and employment.

1 0 0 0 OA 農政全書60卷

著者
明徐光啓撰
出版者
王氏曙海樓重刊
巻号頁・発行日
vol.[13], 1843
著者
一棟 宏子/萩原 美智子/中野 迪代/若井 希水子/金 貞仁/崔 在順 イチムネ ヒロコ/ハギワラ ミチコ/ナカノ ミチヨ/ワカイ キミコ/キム ジュンギン/チョイ ジェソン ICHIMUNE Hiroko/HAGIWARA Michiko/NAKANO Michiyo/WAKAI Kimiko/KIM Jungin/CHOI Jaesoon
雑誌
大阪樟蔭女子大学学芸学部論集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.171-186, 2008-01-31

本研究は、分譲マンションの管理組合活動への参加困難層の負担を軽減しつつ組合の弱体化に対する支援と、建物と居住環境の管理レベルを一定に維持するしくみの検討を目指して、2005年度から取り組んでいる。その一環として、本報では2006年11月に京滋阪奈地区の管理組合(築30年以内)理事長を対象に実施したアンケート調査(有効回収59件、41.3%)とヒアリング事例調査(5件)による組合活動の実態を報告する。 アンケート調査の結果をみると、新築当初からの住民比率は、10年を超えた時点で新規居住者との入れ替えが急速に進むマンションとそうでないものに分かれる。賃貸住宅や空き家・事務所を抱えるマンションも多く、中には欠陥が疑われる工事の発見とその対応など、管理組合がかかえる問題は多様である。その中で、(1)築年数が古いマンションほど理事長は高齢化する傾向にあり、役員の世代交代をどのように進めていくか、(2)危機管理について理事長が居住者の基本的情報を把握していない事例が多く、どのようにリスク管理を進めていくか等が課題とされる。また、聞き取り調査から、(3)組合運営のための情報収集や支援に、専門家やNPO、他のマンションとの交流が大きな役割を果たしており、(4)当初設定された管理費用の見直しを行った事例も多い。マンション管理には経営的視点、技術的視点、危機管理とコミュニティ育成の視点が重要といえる。さらに、これまでの研究成果とあわせて検討し、改めて日本における分譲マンションの今後の課題を整理した。
著者
岸下 直弘 オーロスキ ジェーソン 清川 清 間下 以大 竹村 治雄
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.121-130, 2014

Wide-view HMDs allow users to use their peripheral vision in a wearable augmented reality (AR) system. However, there have been few studies on information display methods that make use of a wide FOV in AR environments. In this study, we discuss and implement types of information display methods that make good use of a few types of wide FOV HMDs, and then we evaluate the effectiveness of these methods through a user study with real and virtual wide FOV see-through HMDs. In one of these methods, an annotation is presented near the border of the HMD's view with a lead line connected to the annotated object (outside of the HMD's viewing plane). An immersive CAVE-like environment is used to simulate a virtual see-through HMD as well as a virtual walk-through environment, and a prototype of a hyperboloidal head mounted projective display (HHMPD) is used as a real see-through HMD. Experimental results show that the methods with lead lines improve target discovery rates compared to a method that overlays annotations directly over the target's position. Additionally, it was shown that annotations with an added blinking effect have little effect on target discovery rates regardless of viewing angle.
著者
伊丹 伸 福田 耕治 杉野 隆三郎 三宅 修平 Itami Shin Fukuda Koji Sugino Ryuzaburo Miyake Shuhei 阿南工業高等専門学校創造技術工学科 東京情報大学総合情報学部 Department of Creative Technology Engineering National Institute of Technology Anan College/ Faculty of InformaticsTokyo University of Information Sciences
巻号頁・発行日
vol.21(1), 2017-09-30

生物の複雑な行動を定量化する手法の確立は,数理情報学の産業応用上重要な課題である.本研究では,カオス・フラクタル解析を用いて,光刺激に対する魚群の遊泳行動の定量化を試みる.試験魚は水産学上有益性の高いマアジとし,LEDによる光刺激は赤色・緑色・青色・白色と4種類の波長を与え,異なる光刺激に対する魚群行動パターンの相異をみるために実験を行った.水槽実験から取得した動画像データより,個々のマアジの遊泳軌跡を抽出して時系列データに変換,その群行動パターンの特徴量として最大リアプノフ指数とHiguchi法によるフラクタル次元を算出した.その結果,魚群行動の定量化に成功し,特に赤色時の遊泳行動にカオス・フラクタルによる特徴量の大きさの違いが確認できたことを報告する.
著者
石原 孟 ユン ジェソン 福王 翔
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.281-286, 2012
被引用文献数
1

本研究では物理モデルに基づいた風車のモニタリング手法(PCM)を提案し,400kWストール制御風車の観測データを用いて検証を行い,以下の結論を得た.まず発電機支承を組み込み,また低速・高速シャフトの剛性を考慮することにより風車ナセルのモデルを改良し,SCADAデータを用いてこの構造部材の剛性を同定した.改良モデルを用いることによりローター及びタワーの振動モードについての解析精度を向上させるとともに,低速シャフト,高速シャフトおよび発電機支承に起因する振動モードの同定に成功した.次に風車ナセル内の可動部を記述するための等価モデルを提案し,動吸振器の理論を利用してその質量,剛性,減衰を同定することにより.風車の回転軸に平行するX方向の減衰の同定に成功した.可動部の等価モデルを用いることにより, X方向における風車タワー1次モードのピーク値が観測値とよく一致した.<br><br>

1 0 0 0 OA 毎日記

出版者
巻号頁・発行日
vol.[256],
著者
熱田 順
出版者
中央大学
雑誌
中央史学 (ISSN:03889440)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.42-64, 2014-03
著者
横山 光子 宮崎 礼子 伊藤 セツ 相馬 信子 今城 治子 武長 脩行 内藤 道子 森 ます美
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.126-128, 1980

1) 人事院標準生計費の食料費マーケットバスケットを一部修正し, 18歳程度男子 (東京) の1ヵ月の食料費を求めたところ, 24,362円であった.<BR>2) これを標準家族の消費単位 (女子栄養大学算定) で処理すれば, 24,362円× (4.63/1.34) =84,176円となる.<BR>3) これに加算すべき, 酒類, 飲料, 菓子の世帯合計が9,914円であるから, 合計94,090円が得られる.<BR>4) 第二子昼食の給食分を22食として, それを1) で得られた24,362円をもとに {24,362円× (1.36/1.34)} × {22/ (30.4×3)} =5,965円と推定し, 3) からさし引けば, 標準世帯の1か月の食料費88,125円が出される.
著者
古牧 徳生
出版者
神戸市看護大学短期大学部
雑誌
紀要 (ISSN:13428209)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.131-150, 2003-02-28

サルからヒトヘの進化が事実であるなら,個体間の協力行動も,サルに見られる協力関係から人間独自の道徳へと進化したと考えるのが自然であろう。内容は次の通りである。(1)オスとメスの繁殖戦略から家族が成立し黄金律が意識されるようになったこと。(2)単なる二重基準の禁止でしかない黄金律が,直接の見返りの有無を超えて集団内の個体に等しく妥当するためには,死の発見が必要であったこと。(3)死の意識から,宗教感情が芽生え,それが世代間に見かけ上は一方的に見える変則的な相互協力関係を成立せしめたこと。(4)そうした関係の深化によって無条件の道徳的行動へとつなかっかこと,などである。結論として,人間だけが持つとされる道徳や宗教などは,動物にも見られる「相互協力」から決して断絶しているわけではないことが述べられる