1 0 0 0 OA 九部經解166卷

著者
明〓敬撰
出版者
〓千秋千石刊
巻号頁・発行日
vol.[5], 1619
著者
三瀬 純 下村 真弘
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会講演概要
巻号頁・発行日
vol.13, pp.69-72, 1974

広島大橋は広島市と呉市を結ぶ国道31号のバイパス「広島呉道路」の一環として, 広島湾奥部の海上約/Kmを横断する橋梁で, 上部工は鋼床版箱桁, 下部工はT型壁式橋脚, 基礎工は円形オープンケーソンである。本橋はきわめて地質条件の悪い地盤に設置された橋梁であり, 基礎底面から構造天端まで高さ80mを超える長大構造物であるところから, その耐震設計については慎重な検討が必要であった。本文はこでいわれた修正震度法による静的設計, 動的地震応答解析および強制震動実験の結果を報告するものである。
著者
岡部 光明
巻号頁・発行日
(Released:2018-07-10)

主流派経済学において前提される人間は、利己主義的かつ合理的に行動するという単純な人間像であるが、人間の本性はもっと多面的である。このため、人間の一面だけに焦点を当てつつ社会を理解しようとする主流派経済学は、社会科学として本質的な問題を抱えている。経済学のこうした状況を手厳しく批判するとともに、新しい研究方向を提示したのが経済学者・哲学者アマルティア・センである(1998 年にノーベル経済学賞を受賞)。本稿では、人間の幸福と社会のあり方を理解するために彼が提示した潜在能力論(capabilities approach)という枠組みを概観した。次いで、その人間観を発展的に応用したものとして位置づけることが可能な一つの人間論ないし実践哲学を紹介するとともに、それが持つ社会的含意を論じた。主な論点は次のとおり:(1)人間の幸福あるいは善い生活(well-being)を捉える方法として従来、効用(utility)を基礎とする主観的アプローチ、財産(resource)を基礎とする客観的アプローチが標準的なものとして存在した、(2)それらの欠陥を補正するためにセンが開発したのが潜在能力アプローチでありそれは主観的要素と客観的要素の両方を含む、(3)人間の潜在能力の開放を重視するその思想は自己実現を重視する現代の一つの実践哲学と重なる面がある、(4)その実践哲学は、普遍性、現代性、社会性、そして実証性を備えているので今後の展開が注目される。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1555, pp.9-10, 2017-04-03

フジテレビジョンと日本マイクロソフトは2017年3月29日に会見を開き、クラウド/AI技術の分野で連携すると発表した。連携の第一弾として、フジテレビが運営する動画投稿サイトの「DREAM FACTORY(ドリファク)」の基盤として日本マイクロソフトが提供する「Microsoft…

1 0 0 0 OA 鶯宿雑記

著者
[駒井乗邨] [編]
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻338-339,
著者
兒玉 直樹 高橋 昌稔
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.730-735, 2017 (Released:2017-07-01)
参考文献数
34

人間の脳活動の複雑な変化をとらえる方法としてMRI画像に対する機械学習の応用が注目されている. 医学の分野でも認知症, 統合失調症, うつ病など中枢神経疾患の診断や病態解析に用いられている. 心身医学関連の分野でも有効性が報告されており今後の研究の発展が期待される.

1 0 0 0 OA 飼籠鳥

著者
佐藤成裕 著
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻5-6,
著者
小平 英志 末盛 慶 鈴木 佳代
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.170-172, 2017-11-01 (Released:2017-11-04)
参考文献数
11

This study investigated the effect of work-family conflict of single mothers on family image and attitude of their adolescent children towards marriage. Participants were 219 pairs of mothers and their adolescent children, and 103 pairs of those were single-mother families. They completed the questionnaire about work-family conflict of mothers and children's family image and hopes about getting married. Structural equation modeling analysis showed that work-family conflict was negatively associated with family image and hopes about getting married among adolescent children in single-mother families. The formation of families of children from single-parent families was discussed.
著者
Yuji Ikegaya Norio Matsuki
出版者
The Japanese Pharmacological Society
雑誌
The Japanese Journal of Pharmacology (ISSN:00215198)
巻号頁・発行日
vol.89, no.3, pp.324-326, 2002 (Released:2002-07-22)
参考文献数
10
被引用文献数
8 12

This paper reports that vasopressin is emetogenic in the house musk shrew Suncus murinus. Either intravenous or intracerebroventricular administration of vasopressin caused vomiting within a few minutes. The ED50 of intravenous vasopressin was as high as 4.67 μg/kg, whereas intracerebroventricularly injected vasopressin was effective at a low dose of 20 ng/brain. The emetogenic target of vasopressin may therefore be present in the central nervous system. We propose the Suncus as a useful animal for investigation of vasopressin-mediated emesis, including motion sickness.

1 0 0 0 熊谷市史

著者
熊谷市教育委員会編
出版者
熊谷市
巻号頁・発行日
2013
著者
熊谷市教育委員会編集
出版者
熊谷市
巻号頁・発行日
2016
著者
菊地 暁 Kikuchi Akira
出版者
神奈川大学 国際常民文化研究機構
雑誌
国際常民文化研究叢書4 -第二次大戦中および占領期の民族学・文化人類学-=International Center for Folk Culture Studies Monographs 4 ―Ethnology and Cultural Anthropology during World War II and the Occupation―
巻号頁・発行日
pp.269-451, 2013-03-01

1943 年に国立研究機関として設置された民族研究所は、民族学・文化人類学の戦中と戦後を考える上で看過できない組織である。この研究所が孕む問題の一つに接収図書がある。日本軍によって中国大陸から接収された大量の図書が、研究所に運び込まれ、国策研究に活用されていたのだ。 松本剛(1993)、中生勝美(1997)、廣庭基介(2009)、鞆谷純一(2011)などの先行研究がその概要を明らかにしている。民族研究所は、海軍により接収された英国王立アジア協会上海支部、中山大学、南開大学などの蔵書を受け入れた後、東京大空襲による被災のため彦根に疎開、そのまま終戦を迎え、同年10 月に廃庁となる。彦根に残された蔵書は1946 年2 月に京都大学に移送、同年8 月、GHQ より民研旧蔵書に含まれる接収図書の調査依頼がなされ、1947 年4 月、神戸港にて中華民国代表に接収図書3 万冊余りを返還、これによって民研に関わる接収図書の戦後処理は一応完了する。 この結果、民研旧蔵書から接収図書を除いた残余が京大に残されることとなった。文学研究科図書館の特殊コレクション「民研本」と「米田文庫」、附属図書館の登録図書および未登録資料である。この悉皆調査を実施した結果、以下のことが分かった。①民研旧蔵書は必ずしも民族学・民族論に特化したものではなく、中国を中心に広く大東亜共栄圏に関わるさまざまなジャンルの図書・雑誌を含んでいる。②現存する民研旧蔵書は寄贈・購入本が大半で、接収図書と推定されるものは全体の1 パーセント程度であり、不注意な「返し忘れ」と推測される。③図書と同時に研究所の内部文書の断片が運び込まれており、研究所の活動を考える端緒となる。④民研旧蔵書の保管状況は、文学研究科と附属図書館、登録資料と未登録資料という具合に分かれたが、これは図書の内容による区分とは考えがたく、未完了な図書整理プロセスを反映していると考えられる。以上から、民研本は、20 世紀の激動とその未解決な「戦後」を物語る「生証人」といえそうである。

1 0 0 0 OA 武鑑

出版者
巻号頁・発行日
vol.巻之2分冊ノ1, 1781
著者
鈴木 由美
出版者
北海道大学
巻号頁・発行日
2017-03-23

背景 レビー小体型認知症(DLB)はパーキンソニズム,幻視,認知の変動を三主徴とする変性疾患である.幻視とは,実在しない対象が見える現象である.幻視はDLBと臨床診断された患者の70%にみられ,DLBの病初期から認められる重要な問題である.錯視とは,実在する対象が実際とは異なって見える現象である.DLBには錯視もみられるが,頻度の高い錯視にパレイドリアがある.パレイドリアとは,壁の染みやシーツの皺が人や動物の全身や顔に見えるなど,光景の中の不明確な形から実体的で明瞭な対象の錯視が形成される現象のことである.Uchiyamaらは,適切な視覚刺激(パレイドリア誘発刺激)を用いれば,パレイドリアを再現できることを示し,その検査をパレイドリアテストと名付けた.幻視とパレイドリアとは,視覚像として生じる対象,生じる場所などが類似しており,両者に共通の神経基盤がある可能性が論じられている.したがって,パレイドリアの神経基盤を解明することはDLBの幻視を研究する上でも重要である.しかし,パレイドリアテストでは対象者に画像の中にある対象を指さし口述するように求めるため,パレイドリアが生じているか否かの判断は,患者の主観的な報告のみに依存する.パレイドリアが生じていることを示す外から観察可能な生理学的指標のないことが,その神経基盤を解明するための研究,たとえば機能的MRIの施行を困難にしている.瞳孔径は,網膜に届く光の強さなどにもとづいて反射的に変動するだけでなく,より高次な脳機能とも関連して変動することが報告されている.アイマークレコーダーを用いれば,対象者が刺激のどこをみているのか,どのように視線を動かしているのかの情報と同時に,瞳孔径についての情報も得ることができる.目的本研究の目的は,アイマークレコーダーを用いてパレイドリアテスト実施中のDLB患者の発言と画像刺激の注視位置,衝動性眼球運動,瞳孔径を記録し,パレイドリアの出現と瞳孔径変動など生理学的指標の特徴との関係を明らかにし,パレイドリアが生じていることを示す外から観察可能な生理学的指標を見出すことである.方法DLB患者8名と,年齢,性比,教育年数を合わせた健常対照者9名を対象とした.対象者にアイマークレコーダーを装着,ビデオ撮影をしながら,Uchiyamaらのパレイドリアテストを行った.これにより,パレイドリア誘発画像を見ているときの注視位置,衝動性眼球運動,瞳孔径,および言動を記録した.みられた発言を,刺激画像の中にはないものがあると誤って言うパレイドリア発言と刺激画像の中にあるものをあると言う正しい発言とに分類した.DLB患者のパレイドリア発言に先行する瞳孔径変動,DLB患者の正しい発言に先行する瞳孔径変動,および健常対照者の正しい発言に先行する瞳孔径変動の時間周波数を,高速フーリエ変換プログラムを用いて分析した.結果発言に先行する1秒間の0~0.46Hzの低い時間周波数帯域のパワーの変化量には,DLB患者のパレイドリア発言,DLB患者の正しい発言,健常対照者の正しい発言の三者で有意差があった.すなわち,DLB患者のパレイドリア発言前が最も大きく,DLB患者の正しい発言前が次に大きく,健常対照者の正しい発言前が最も小さかった.また,健常対照者の正しい発言前のパワーの変化量の中央値を基準にして,DLB患者の発言を開始直前の1秒間のパワーの変化量がそれより大きい群と,それより小さいか等しい群の2群に分けると,発言前のパワーの変化量が基準より大きいときはパレイドリア発言が正しい発言より有意に多かった.また,変化量が基準に等しいかより小さいときは,正しい発言がパレイドリア発言より有意に多かった.また,同じDLB患者が同じ刺激画像の同じ位置を見ているケースの対を全て拾い出し,その直前1秒間のパワーの変化量を調べても,ほとんどの場合にパレイドリア発言の直前のパワーの変化量は健常者の中央値より大きく,正しい発言の直前のパワーの変化量は健常者の中央値より小さかった.しかし,発言開始直前1秒間の衝動性眼球運動については,頻度にもついて角速度についても,DLB患者のパレイドリア発言とDLB患者の正しい発言の間に有意な差はなかった.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1638, pp.52-55, 2012-04-23

2月28日。AIJ投資顧問に業務停止命令が下った4日後に、富士電機は1枚のプレスリリースを公表した。 同社企業年金基金におけるAIJへの運用委託資産は約93億円に達するというものだ。業績への影響は不明としたが、資金が戻る見込みはほぼなく、大半が損失となるだろう。AIJ事件で判明した被害額としては最大だ。