1 0 0 0 OA 農桑輯要7卷

著者
元司農司撰
出版者
杭州府刊
巻号頁・発行日
vol.[4], 1777
著者
奈良学芸大学庶務課
出版者
奈良学芸大学
雑誌
奈良学芸大学学報
巻号頁・発行日
vol.69, 1959-01-15

人事/中森助教授に栄誉/大臣の念頭の辞/全国学芸大学長会議から文部大臣への要望書/共済組合法の改正(その7)/通勤手当の改訂について/国家公務員退職年金制度実施に一歩前進/昭和34年度入学学生募集
著者
溝口 正
出版者
大手前大学
雑誌
大手前大学社会文化学部論集 (ISSN:13462113)
巻号頁・発行日
no.6, pp.147-166, 2005

大手前大学ならびに大手前短期大学の講義において、毎回暫定的な試験を実施してきたが、その際、朝食にご飯食またはパン食を摂取しましたか、とのアンケートもおこなった。毎週得られた評点と朝食摂取の結果を刻銘に学籍簿に記入して保存してきた。それは1999年から2005年の7年間(但し、平成16年度はマークシート自動採点様式のため残念ながら欠落)に亘って301週、27教科の集計である。対象学生数は24,928名に達した。朝食摂取の状況を要約すると、大手前大学ならびに大手前短期大学の男女学生は主としてご飯食、パン食を摂取し、その他を含めると凡そ90%が何らかの形で朝食を摂取している。パンを食べた学生とご飯を食べた学生を抽出してその割合を求めてみると前者は35%から39%であり、一方、後者は22%から28%であった。パンを食べた学生数はご飯を食べた学生数より1.6倍ほど多い。暫定的な試験の評点を集計し、今回はセメスター内の総回数12回、全てに出席した者および2日まで欠席した者を対象学生として選び、パンを食べた学生とご飯を食べた学生に分けてその評点を比較した。その数は27教科、301週において総数1,385名であった。言い換えれば熱心に受講した学生の集計である。残りの学生総数、23,543名は、出席日数8-10回の者、5日-7日の者、4日以下の者のいずれかに全て分別されるが、どの学生も暫定的な試験を受験し同時に朝食摂取のアンケートに回答しているのでそれらの調査・集計も可能である。朝食としてご飯を食べた学生の平均評点がパンを食べた学生の平均評点より高レベルであった教科は総数27教科の内16科目だった。教科7科目では双方とも同じレベルであった。低レベルであった教科は4であった。以上のことから講義を熱心に聴講し試験に良好な成績を収めるためには平素ご飯を食べる方がパンを食べる方より望ましいと考えられる。
著者
中嶋 節子
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.59, no.459, pp.185-193, 1994-05-30 (Released:2017-01-27)
参考文献数
52
被引用文献数
1 4

At the beginning of Showa era, surrounding mountains were highly noticeable factors in the landscape of Kyoto. There were two reasons for this. Firstly, the mountains became more important from the viewpoint of urban development. And lastly, the mountains attracted tourists and gained economic value. However, a new idea of forestry was required to maintain the ideal landscape because of the gradual changes in the landscape of forests. Artificial forests as well as cities were for the first time considered necessary in creating an ideal landscape. This paper examines that the early Showa era marked an epoch in the cityscape conservation.
著者
川崎公平著
出版者
水声社
巻号頁・発行日
2014
著者
藤岡 阿由未
出版者
明治大学文芸研究会
雑誌
文芸研究 (ISSN:03895882)
巻号頁・発行日
no.107, pp.75-91, 2009

一九六七年に刊行されたローレンス・オリヴィエ(一九〇七~八九年)、ジョン・ギールグッド(一九〇四~二〇〇〇年)ら俳優へのインタヴュー集の序文には、次のようなくだりがある。一九六三年の国立劇場設立までに「スターが自分の才能を使いながら、すすんでアンサンブルの一部となる演技は完全に確立されていた」。これは英国演劇のアンサンブルが、スターという突出した存在を抱えながら、逆に演技全体の調和を目指すというアンビヴァレンツと不可分であり、それが一つのタイプとして定着したという見方である。インタヴューにおけるスター俳優たちの証言によって、序文の見解の妥当性がここでは示されている。しかし、そうであるなら、英国演劇におけるアンサンブル演技はいったい、どのように発展し定着に至ったといえるだろうか。
著者
三好 昭子
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.286-297, 2011

本研究では,Eriksonの漸成発達理論における第IV段階の活力(virtue)である有能感(competence)について両極端な2つの事例から,有能感の生成要因を明らかにし,有能感がアイデンティティに基づいた生産性にどのように影響するのかを示した。明治時代の東京で,学童期から抜群の学業成績を収め,若くして小説家としての地位を確立した作家谷崎潤一郎と芥川龍之介の有能感の様相が対照的だったことを示し,同じような経歴を重ねながら,どうして有能感の様相が対照的であったのかという観点から比較分析を行った。谷崎の場合は無条件に愛され,寛大にしつけられた結果,第IV段階以前の活力を基盤とした確固たる有能感が生成された。それに対して芥川の場合は,(1)相互調整的でない養育環境と(2)支配的なしつけを受け,初期の活力の生成が阻害され,早熟な良心が形成された。その結果,芥川は(3)主導性を発揮することができず,目的性が過度に制限され,有能感の生成が妨げられたことを明らかにした。そして谷崎は作家としてのアイデンティティに基づいた生産性を発揮し続けたが,作家としてのアイデンティティを主体的に選択しえなかった芥川は,義務感によって生産に従事し続けたことを示した。さらに初期の発達段階における活力の生成を阻害されると,どんな才能・能力に恵まれても自分の才能・能力が何に適しているのかを見出すことができなくなる可能性を指摘した。
著者
五福 明夫 単 万里 柴田 光宣 山西 輝裕 亀川 哲志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集C編 (ISSN:18848354)
巻号頁・発行日
vol.77, no.778, pp.2400-2406, 2011 (Released:2011-06-25)
参考文献数
13
被引用文献数
2

This study develops a mixing machine driven by a spherical motor that can rotate around any axis. The developed mixing machine is composed of a rotor, a stator, a control PC, an electro-magnet excitation circuit, and a power supply. The rotor that its outer diameter is 200 [mm] is composed of double spherical shells in order to contain liquid in its inner spherical shell. Totally 91 permanent magnets are arranged in almost spherical symmetry on the inner surface of the outer spherical shell. On the other hand, 80 electro-magnets are arranged on the stator of a semi-spherical shell. The applicability of the mixing machine to material production under the condition of small influence of gravitational force is evaluated by mixing experiments to dissolve salt of 50 [g] in water of 200 [g]. The mixing performance is compared for five mixing methods. The results show that the mixing performance of the method to change randomly the rotation direction is only slightly lower than that of the method of rotating continuously around a horizontal axis that exhibits the highest mixing performance.
著者
山口 晴幸 横山 芳春
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地球環境シンポジウム講演論文集 (ISSN:18848419)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.269-278, 1998

In this report, the present authors discussed on the coastal pollution by foreign drifted garbages. The field investigations were carried out at the points of 224 in Japanese seashore-lines. The type and classification of foreign drifted garbages were investigated. It was points out from the results of field investigations that the coastal pollution by foreign drifted garbages was very important environmental problem in Japan.
著者
加藤 伸行
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.85-99, 2013-05-25 (Released:2017-05-17)

関西蚕糸業が優等糸生産によって1900年代以降に発展することは,石井寛治の指摘によって広く認識されてきた。石井はその発展を自主的な努力によると評価したが,本稿では発展の契機として蚕糸業規制の導入に注目した。まず,明治中期の蚕糸業規制をめぐっては,従来指摘されてきた生糸直輸出奨励とは別に,関西地方を中心とした後進地域の蚕糸業者が,蚕種検査や組合組織の強化など蚕糸業改良に関する規制を求める運動を展開し,結果的に前田正名の全国実業団体運動と合流してその導入を達成したことを示した。なお,関西地方の蚕糸業者は,従来指摘されていた生糸直輸出よりも神戸からの生糸輸出体制確立への指向をもっていた。また,運動の結果導入された蚕糸業規制を契機にして,関西地方で優等糸生産を可能とする質的な発展が達成されたことを明らかにした。具体的には,関西地方での蚕種の質的向上や蚕種統一が進んだこと,組合規制により繭取引が合理化され,製糸家が地元の優良繭を安定的に確保することが可能になったことなどを示した。
著者
山根 拓
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2017年度日本地理学会秋季学術大会
巻号頁・発行日
pp.100105, 2017 (Released:2017-10-26)

前田正名は近代日本の産業地域形成に大きく寄与した人物である。彼はその生涯の前半に政府官僚の立場でわが国の地方在来産業の育成振興政策を牽引し、1890年頃に官職を辞して以降は民間の立場から全国の在来産業の指導、育成、振興に心血を注いだ。各地の在来産業振興を目指し、前田行脚と呼ばれる全国巡回指導を頻繁に行った。在来産業振興が国力増強に資するというのが、彼の見通しであった。前田は1890年頃から地方在来産業者の全国組織化を図るため、様々な全国的同業者組織の結成に乗り出す。五二会もその一つである。五二会は前田と京都の在来産業家らを中心に1894年に結成され、その名の五は織物、陶磁器、漆器、金属器、製紙を、二は雑貨、敷物を指す。これらは在来産業由来の伝統的美術工芸品である。五二会は全国各地の産物を一堂に会し、それらの高品質化、生産強化を図るための大規模な品評会であった。美術工芸品の品質向上とそれらの全国的生産流通構造の確立が我が国の輸出貿易振興をもたらし、国力増進を図ることが、五二会会頭の前田の目指すところであった。本報告では、五二会資料(正田1979)の分析を通じ、19世紀末のわが国の在来産業の地域形成や地域編成の実際的側面を解明したい。第1回五二会大会は、1894年4月に京都市で開催された。開会式で前田は、五二会の組織を通じた在来産業振興の論理を次のように展開した。国内在来産業主体が個別に事業を行う現状では当該産業は国際貿易市場での敗北は必至で、結果的に国力は減衰する。国産品が貿易市場で優位性を得るためには国内在来産業の全国的組織化が必要だ。その組織下で国内産地産品間の比較競争を行い国産品の質の向上を図るとともに、事業者の団結と製品輸出系統の統合により外国市場での競争を優位に進める必要がある。五二会はこれら国内産業の統合と団結の中核にある。では、五二会によって国内の在来産業空間はどのように編成されたのであろうか。図1に五二会の府県本部等の分布を示した。五二会中央本部は美術工芸品生産の中心であった京都にあり、各府県には府県本部、事業部、支部が置かれた。県本部等の立地は県庁都市が主だが、五二の在来産業発達地域に立地する場合も見られた。その分布は東北以北で少なく、関東以西(関東、東海、北陸、近畿、山陽、四国、九州)が主であった。この傾向は、旺盛な生産活動の地域指標とも見られる五二会への出品者数にも表れる。図2は、1895年に神戸で開催された第2回五二会大会への出品者の府県別分布を示す。近畿、東海と北部九州への偏在傾向がみられる。これは前田正名が重視した当時の輸出志向型在来産業の生産の卓越した地域を示すものと考えられる。図2の出品者数と出品商品の売却金額・売却点数の地域分布傾向は類似パターンを示すが、後者ではより京阪神、とくに京都への集中傾向が強い。図1と図2から、当時の輸出型在来産業発達の地域的傾向について、京都など関西中心の西日本優位の産業空間構造の存在が判る。五二会等を通じ、前田はこの空間構造を分散的形態から統合的形態へと変革するオーガナイザーの役割を果たそうとした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1538, pp.8-9, 2016-11-21

無料BS放送チャンネル「Dlife」を運営するブロードキャスト・サテライト・ディズニーの代表取締役社長の小林信一氏は2016年11月17日の記者説明会で、開局5周年を迎える2017年の基本戦略を発表した。 同社は今回の基本戦略策定に先立ち、Dlifeの魅力を確認するため…
著者
大野 拓恵 柳本 ひとみ 板倉 宏予 梅田 純代 グレゴリー サムソノー 加藤 隆治 山田 惠 黒澤 菜穂子
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.62-70, 2017-12-10 (Released:2018-01-05)
参考文献数
8

PEP (the study group of Practical English for Pharmacists) was started by teachers from different fields at Hokkaido Pharmaceutical University, and has been offering English conversation class for local pharmacists. As with its turning point of three years, in January 2016, it conducted an online questionnaire survey for pharmacists all over Japan. The purpose was to find their needs for learning English, as well as to make sure if PEP teaching materials were proper enough for them. The questionnaires consisted of five areas: current working situation in terms of using English; self-evaluation for their attitudes towards English-speaking customers/ patients; their preference in learning English; their foresight into the English-related situation around their job; and evaluation on PEP sample materials. Participants were 220 pharmacists at work who were interested in learning English. They were divided into two groups (Yes-group and No-group) according to the answer to the question of whether they, as a pharmacist, thought it necessary to learn English or not. The groups were compared with each other within each of the five areas mentioned above. The results showed the overall illustrations of the pharmacists today and positive evaluation for a PEP material. Most importantly, however, contrastive difference between Yes-No groups for the type of English needed was revealed (p<0.01). This was interpreted as an evidence that No-group just have a naive intention to learn English, while Yes-group have already been involved in the situations where rather high English proficiency is required for their pharmacy jobs.
著者
松原 慎
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.993-1000, 2016

<p>機能性消化管疾患 : 診療ガイドライン2014が上梓された. その中でも過敏性腸症候群 (IBS) の治療の第3段階においては, 催眠療法, 認知行動療法 (CBT), 弛緩法がエビデンスのある有効な治療として推奨された<sup>1) </sup>. これらは心身医学の専門医が積極的に適用すべき治療法である. しかし一方で, 第3段階の治療を複数はおろか一つでも縦横に使いこなせる心療内科医もまだ十分には育成されていないと思われる. 従来の常識とは異なり, 現代の催眠は, オーダーメイドが可能なことから自律訓練法 (AT) より支配性が少なく安全に用いることができる. しかし, エビデンスのある腸指向催眠療法 (GDH) は伝統的催眠の手法を用いている. またCBTも瞑想およびリラクセーションを取り入れ, 催眠もCBTも変性意識を扱うようである. 本稿では, 催眠療法およびその近縁であるATとCBTのエビデンスの紹介および実践上の注意点, 各治療法の長短について, 横断的に比較検討して概説した.</p>