著者
森 臨太郎
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.88, no.Extra1, pp.E10-E15, 2018-01-31 (Released:2018-02-28)
参考文献数
6

It has been 15 years since clinical practice guidelines were introduced and implemented in Japan, and the quality of the guidelines has dramatically improved. Clinical practice guidelines, health technology assessments, and systematic reviews share common methodologies, and combinations of these programs have flourished and/or been explored in many organizations and countries such as the National Institute of Clinical and Care Excellence (United Kingdom). In this review, the relationship among the three programs in Japan was explored. Systematic reviews are an essential methodology for both clinical practice guidelines and health technology assessment. Promoting the collaborative use of the three programs in Japan should be encouraged, and the minimum requirements for a "systematic review" should be determined. The role of clinical practice guidelines in the national health policy should also be determined to check whether Japanese clinical practice guidelines should be assessed against the advancing guideline development, reporting and evaluation in health care (AGREE) II and whether they should incorporate economic analyses.
著者
中谷 亮介 満田 正樹 稲葉 静香 早田 修平 中村 俊介
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.28-32, 2018-02-28 (Released:2018-02-28)
参考文献数
3

今回,院内急変対応時に薬剤師に求められる役割を見出し,急変対応に必要な知識および技能の習得を目的として,医師および看護師を対象に急変対応時の薬剤師の必要性についてアンケート調査を行い,薬剤師を対象に院内急変対応シミュレーション研修や急変対応アクションカードの作成,急変対応に関するアンケート調査を行った。8割以上の医師,看護師が院内急変時に薬剤師が必要と回答し,急変対応時に薬剤師に期待する役割として,「使用薬剤の提案」,「薬剤の搬送」,「薬剤の取り出し」,「使用薬剤の記録」の4つの項目が主にあげられた。取り組み前は院内緊急コールに駆け付けることができていなかったが,取り組み後は全症例に対して薬剤師が介入できていた。今回の取り組みにより急変対応における薬剤師の役割が明確となり,急変対応への積極的な参画が可能となった。
著者
力石 サダ 志賀 康造 金子 精一
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.377-382, 1996

自然農法と慣行農法によって栽培した米の品質について, 官能検査と機器分析によって検討し, 次の結果を得た。<BR>1) 官能検査結果は, 自然農法米は香りを除き, 外観, 味, 粘りの評点が慣行農法米を上回り, おいしい米と立証できた。<BR>2) 機器分析結果では, 自然農法米はアミロース, たんぱく質の値が小さく, このことは粘りのある食味のよい米であることを示していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイオビジネス (ISSN:13464426)
巻号頁・発行日
no.38, pp.81-83, 2004-07

しかし参入も多く、価格競争も始まりつつある。「勝負はこの数年」という見方が強い。検査の付加価値を上げる工夫を各社進めるも、当面の関心事は行政の大規模検査の受託動向だ。 魚沼産コシヒカリに代表されるブランド米が脚光を浴びるとともに、「コシヒカリ」とうたいながら中味は異なる品種が混入しているという偽装表示が増えている。
著者
佐藤喬ほか著
出版者
開隆堂
巻号頁・発行日
1989

1 0 0 0 OA 五經大全

著者
明胡廣等奉敕撰
巻号頁・発行日
vol.[33], 1653
著者
齋藤 昭彦
出版者
日本小児耳鼻咽喉科学会
雑誌
小児耳鼻咽喉科 (ISSN:09195858)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.295-300, 2013 (Released:2014-03-20)
参考文献数
13

2008年以降,国内には 8 つの新しいワクチンが導入され,乳幼児期の予防接種スケジュールは,過密を極めている。ワクチンで予防できる疾患(VPD : Vaccine Preventable Diseases)が増え,国内で接種できるワクチンが増えてきた。また,2013年 4 月には,ヒブワクチン,肺炎球菌ワクチン,ヒトパピローマウイルスワクチンの 3 つのワクチンが,任意接種のワクチンから定期接種のワクチンへ変更された。これらの新しい動きは,日本の予防接種制度の歴史の中でも画期的なことであり,ワクチンギャップを埋める大きな動きであることに間違いない。しかしながら,その具体的な接種方法に関しては,様々な問題点が出てきている。すなわち,元来存在する予防接種制度が,その速い流れに追いついていない現状がある。例えば,水痘ワクチン,おたふくかぜワクチン,B 型肝炎ワクチンなどは,未だに任意接種のワクチンであり,接種する場合には,費用負担が極めて大きい。また,国際的に標準的な医療行為である同時接種が十分に普及していない現状がある。更には,接種部位と接種方法,異なるワクチンの接種間隔,予防接種に関する教育,そして,予防接種の諮問委員会のあり方など,課題は多い。実際の接種をできるだけ実行可能とするために,日本小児科学会は,同時接種に関する考え方,学会推奨のスケジュールを提示したが,その普及にはまだ多くの解決しなくてはいけない課題が存在する。  予防接種の最終的な目的は,予防接種を早期に行い,子どもたちを VPD から守ることである。これを可能にするためには,医療関係者の予防接種に対する正しい理解が必要であり,同時に,予防接種制度の更なる改革が必要である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1385, pp.80-83, 2007-04-02

突然の猛吹雪で町中が白一色に染まった3月14日。町役場の外れにあるガレージの中では、マスクをかけた職員が何やら作業をしていた。ガレージの中には、ガスコンロに載った大鍋や電気ドリルを改造して作った撹拌機などが転がっている。

1 0 0 0 OA 勝海舟伝

著者
徳富猪一郎 著
出版者
改造社
巻号頁・発行日
1932

1 0 0 0 OA 町方書上

出版者
巻号頁・発行日
vol.[49] 芝町方書上 参,
著者
若林 上総 中野 聡 加藤 哲文
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.145-156, 2016-03-25 (Released:2017-06-22)
参考文献数
15

研究の目的 定時制課程の高等学校において、生徒の課題遂行を高めることを目的とした行動コンサルテーションを実施し、介入厳密性(treatment integrity)を保つのに必要となる支援の検討を行った。研究計画 2学級を対象としてA-B-C-CD-CDEデザインで実施した。場面 定時制高等学校の数学Iの授業に介入した。参加者 コンサルタントとして特別支援教育コーディネーター、コンサルティとして教職経験4年目の数学Iの教科担当、クライエントとして教科担当が指導する2つの学級に在籍する生徒35名が参加した。介入 教科担当の介入厳密性を高めるために、2度の打ち合わせ、遂行する教授行動の毎朝の確認、パフォーマンス・フィードバック、台本の提示を行った。行動の指標 授業ごとの生徒の課題遂行率および教師の教授行動の遂行率を測定した。結果 介入とともに発達障害の生徒を含む各学級の生徒の期間ごとの課題遂行率が上昇の傾向を示した。それに応じて教師の介入厳密性も高まった。結論 コーディネーターの働きかけが教師の教授行動に与えた影響が示唆された。考察 コンサルテーションで生じた教師の教授行動の変容の要因、生徒の課題遂行率の上昇との関連を議論した。研究の限界として厳密な場面の統制ができなかった。
著者
Henderson Jr. John W. Long William J.
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.90-95, 2007

窒素を含有する数種の心臓病治療薬について,ZORBAX Rapid Resolution (RR) 3.5 μm カラムと,Rapid resolution HT (RRHT) 1.8 μm カラムで,分離検討を行いました。分析メソッド開発の上で重要なポイントは分析時間,分離,感度ですが,RR カラム,RRHT カラムを使用してメソッド開発することで,これら 3 項目について最も満足できるメソッドを,素早く構築することができます。このアプリケーションノートでは,RR カラムと RRHT カラムを使い,分析時間,分離,感度の比較を行いました。更に,3 項目で最善の結果が得られた条件について,カラム温度を変更して分析することで,分離がシビアな成分の選択性の変更,分離の改善が行えるかを検討しました。<br>
著者
有馬 佑輝
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.P02-P02, 2010

近年、日本の地域は、少子高齢化、過疎化、或いは平成大合併などにより地域格差が生じている。このような中で、地域のイメージを向上させ、地域再生、活性化に繋げるためのひとつの解決方法として地域ブランドの確立がある。これまでも県産品ブランドとしては、大分の「関サバ、関アジ」、三重の「松坂牛」、新潟の「魚沼産コシヒカリ」などがあり、ブランドとして広く認知されている。これらの多くは"商品ブランド価値"の構築を目的としたものと考えられるが、結果的には同地域のイメージ向上に大きく寄与していると言える。このように近年では地域を活性化させる牽引役として地域の県産品を利用した地域ブランドへの関心が強まっている。県産品のブランドイメージが地域の印象形成に影響を与え、地域の価値や信頼を高めると考えられるからである。しかし、日本の各地域には各々の産品はあるものの必ずしも地域ブランドの資源として効果的に活用されているとは言えない現状がある。 そこで、県産品のイメージを向上させることにより、地域自体のイメージ向上に繋げる展開方法を検討する。また、具体的な題材として千葉県の県産品である落花生を取り上げる。

1 0 0 0 OA 維新日乗纂輯

著者
大塚武松 編
出版者
日本史籍協会
巻号頁・発行日
vol.第4, 1928

1 0 0 0 OA 成形図説 30巻

著者
曽槃
出版者
巻号頁・発行日
vol.[30],
著者
長谷川 紀子
出版者
北ヨーロッパ学会
雑誌
北ヨーロッパ研究
巻号頁・発行日
vol.12, pp.67-76, 2016

ノルウェー、ヌーラン県ハットフェルダル・コムーネ(kommune)に、少数先住民族サーメ児童・生徒のための基礎学校がある。1951年、国立の寄宿制サーメ学校として創立され、特に1980年以降、南サーメ言語・文化教育をノルウェーの普通教育に取り組んだ独自の教育を展開してきた。しかし、2000年以降、徐々に児童・生徒数が減少し、現在は通年の学校として機能していない。本稿の目的は、スウェーデンにあるサーメ学校と比較の観点から、学校の教育的特徴を分析し、児童・生徒数減少の要因と実情について明らかにすることである。学校は、現在、短期セミナーや遠隔教育を駆使して南サーメ言語・文化を伝承する役割を果たしている。しかし、通年で 通う児童・生徒を確保できないがために新たな課題に直面している。この学校は、今後どのような教育機関として位置づけられていくのだろうか。