著者
須賀 恭一 渡辺 昭次 藤田 力 稲葉 昭彦
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
油化学 (ISSN:18842003)
巻号頁・発行日
vol.26, no.8, pp.479-480, 1977-08-20 (Released:2009-10-20)
参考文献数
10

Various 1, 4-diketones were prepared from carboxylic acids via two steps : Grignard reaction with vinylmagnesium chloride and oxidation with Jones reagent catalysed by mercuric propionate. For example, 2, 5-undecanedione was prepared from heptanoic acid via 1-undecen-5-one.
著者
五百井 清 大坪 義一 辻合 真也
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.856, pp.17-00346-17-00346, 2017 (Released:2017-12-25)
参考文献数
19

This paper analyzes metal-mold polishing by human hands. The metal-mold polishing generally requires long experiences about polishing works. Although experienced persons have many excellent skills, it is a little difficult to evidently teach them to beginners in words because most skills are considered to depend on their physical and intuitive memories. Thus we attempt to bring out the characteristic skills about metal-mold polishing by human hands. This paper mainly discusses the difference of polishing skills between experienced persons and beginners. First, a new data acquisition tool is developed to obtain polishing data, which is designed similar to old tools used by experienced persons. The tool basically consists of a small grasping spatula, a grindstone chip, a force sensor, and a 3D motion sensor. Second, basic data acquired from the developed tool are explained, and the estimation method about some kinds of data is proposed, which are not directly obtained from the sensors attached to the tool. Third, the characteristics between experienced persons and beginners are carefully compared from the view of the tool angle, the polishing velocity, the pressing force, and the mean power of polishing. Then, we focus on the phase trajectories between the polishing position and velocity, and the resistant forces appeared in forward and backward polishing. In order to understand the interesting phenomena about the phase trajectories and resistant forces, a simple dynamical model is newly assumed, and the model evidently explains the phenomena. Finally, the main results and future works are summarized.

1 0 0 0 OA 偉人修養史

著者
破摩禅 著
出版者
東亜堂
巻号頁・発行日
1908

1 0 0 0 OA 記事条例 78巻

出版者
巻号頁・発行日
vol.[65] 六十四 似セ役衒事訴之部,
著者
浅川 康吉 遠藤 文雄 山口 晴保 岩本 光一
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.E1129-E1129, 2006

【目的】デイサービス施設は通所リハビリテーション施設のひとつとして介護予防機能を担っている。本研究の目的はデイサービス利用者への簡易運動プログラム提供が利用者の要介護度の維持あるいは改善に与える効果を明らかにすることである。<BR>【対象】群馬県鬼石町デイサービスセンター利用者のうち、簡易運動プログラム参加のためのコミュニケーション能力などを勘案して34名に本研究への参加を呼びかけた。このうちデイサービス利用時にほぼ毎回簡易運動プログラムに参加した者22名を簡易運動プログラム参加群、中断あるいはほとんど参加しなかった者12名を対照群とした。中断や不参加の理由が明確な者は5名で認知症の悪化などであった。簡易運動プログラム参加群の構成は男3名、女19名で、研究開始時における年齢は84.4±8.0歳であった。対照群は男4名、女8名で、年齢は86.3±7.1歳であった。要介護となった主要な原因疾患は両群ともに運動器疾患がおよそ半数を占め、他に脳梗塞や認知症が多くみられた。<BR>【方法】平成14年7月から平成16年5月までの約2年間にわたりデイサービス利用時に簡易運動プログラムを提供した。簡易運動プログラムの内容は坐位での膝伸展と上肢挙上および立位での足底屈(背伸び)と股外転の4つの種目を15分程度かけて行うものであった。運動指導はデイサービススタッフが行い、運動が困難な参加者には適宜介助を行った。簡易運動プログラム提供の効果は提供開始時(平成14年7月)と提供終了時(平成16年5月)との2時点間における要介護度の変化により判定した。統計学的検定にはカイ二乗検定を用い、有意水準は5%未満とした。<BR>【結果】簡易運動プログラム参加群における提供開始時の要介護度は要支援が8名、要介護度1が11名、要介護2が3名であり、提供終了時はそれぞれ5名、15名、2名であった。要介護度が維持あるいは改善できた者は18名で、悪化は4名であった。対照群における提供開始時の要介護度は要支援が4名、要介護度1が3名、要介護2が2名、要介護3と4が計3名であり、提供終了時には要支援はゼロ、要介護1が5名、要介護2が2名、要介護3と4が計5名であった。要介護度が維持あるいは改善できた者は4名で、悪化は8名であった。カイ二乗検定の結果、運動プログラム参加群は対照群に比べて維持あるいは改善された者が有意に多かった(P=0.01)。<BR>【まとめ】デイサービス利用者に簡易運動プログラムを提供することは、利用者の要介護度を維持あるいは改善する効果があると考えられる。
著者
坂井 美恵子
出版者
ろう教育科学会
雑誌
ろう教育科学 (ISSN:02871548)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.131-157, 2014-03
著者
宮崎 哲哉 松井 知之 東 善一 平本 真知子 瀬尾 和弥 森原 徹 堀井 基行 久保 俊一
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.42 Suppl. No.2 (第50回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1365, 2015 (Released:2015-04-30)

【はじめに】体幹深層筋である腹横筋は,脊柱の安定性向上,腰痛予防や立位バランス向上などにおいて重要である。Richardson(2002)は,腹横筋による胸腰筋膜の緊張と腹腔内圧の増加が脊柱の安定性に寄与すると報告している。また,太田(2012)は慢性腰痛者に対する体幹深層筋トレーニングで疼痛が有意に軽減したとし,種本(2011)は体幹深層筋への運動介入で重心動揺が安定したと報告している。しかし,腹横筋のみを意識的に収縮させる選択的収縮の獲得は時間を要し,指導も困難である(村上2010)。今回,われわれはテーピングを腹横筋の走行に沿って貼付することで無意識的に腹横筋の収縮を誘導する方法を考案し,テーピングが腹筋群に及ぼす影響について検討した。【方法】対象は,健常男性20名(平均年齢:17.9±2.2歳,平均身長:175.49±6.48cm,平均体重:72.15±10.06kg)とした。超音波画像診断装置(日立メディコ:MyLab Five 10MHz)を使用し,外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋の筋厚をテーピングなし,プラセボテーピング,腹部賦活テーピング(abdominal musculature activation taping:AMAT)の3条件において0.1mm単位で測定した。測定中は通常呼吸を行わせ,呼気終末の筋厚を測定した。テーピングはキネシオオロジーテープ50mm(ニチバン株式会社)を使用し,1.4倍の長さまで伸張し貼付した。測定部位は,過去の報告に従い左側前腋窩線上の第11肋骨と腸骨稜との中央部より下部で,筋厚が最も明瞭に描写できる位置とした(犬飼2013)。プラセボテーピングは,臍部から3横指遠位を開始位置とし,腹直筋の走行に沿って剣状突起レベルの高さまで左右1枚ずつ貼付した。AMATは,臍部から3横指遠位を開始位置とし,第11肋骨下端を通り背側上方に押し上げるよう左右2枚ずつ半円状に貼付した。測定肢位は安静立位とし,貼付したテーピングに抵抗しないように指示した。なお,筋厚測定およびテーピング貼付は検者間誤差をなくすため,すべて同一検者で行った。統計は,各測定値の被験者内比較には繰り返しのある一元配置分散分析を行い,主効果が有意である場合にはTurkey-Kramer法の多重比較検定を行った。【結果】外腹斜筋の筋厚は,テーピングなし10.64±2.51mm,プラセボテーピング10.73±2.44mm,AMAT 12.36±2.36mmであり,3条件で一元配置分散分析を行った結果,有意な主効果を認めなかった。内腹斜筋の筋厚は,テーピングなし18.00±3.82mm,プラセボテーピング18.00±3.16mm,AMAT 17.70±4.07mmであり,有意な主効果を認めなかった。腹横筋の筋厚は,テーピングなし6.21±1.21mm,プラセボテーピング5.93±0.86mm,AMAT 8.02±1.53mmであり,有意な主効果を認め,テーピングなし,プラセボテーピングに比べAMATが有意に高値を示した(p<0.05)。【考察】有意な主効果を認めたのは腹横筋のみで,テーピングなし,プラセボテーピングと比較してAMATで筋厚が増加した。Urquhart(2005)は体幹深層筋トレーニングのドローインによる外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋の筋厚変化を検討し,腹横筋の筋厚のみ有意に増加すると報告した。腹横筋の収縮を得るためには,表層の腹筋群が活動しないことが重要であると考えた。今回,AMATでは貼付したテーピングに抵抗しないように指示したことで,無意識的にドローイン状態を維持し,腹横筋の選択的収縮を促すことが可能であると考える。体幹トレーニングを行う上で,初期段階は,腹横筋の選択的収縮(小泉2009,村上2010)を行わせ,最終段階では,無意識下での腹横筋収縮活動の獲得が重要である。AMATは腹横筋の選択的収縮が可能,かつ無意識下で収縮を獲得できる方法であり,体幹トレーニングにおいて有効な方法と考えた。【理学療法学研究としての意義】腹横筋は,脊柱の安定性向上,腰痛予防や立位バランス改善などにおいて重要である。体幹深層筋トレーニングとして代表的なドローインでは,意識的に腹横筋を収縮させるのに時間を要す。しかし,AMATは対象者にテーピングを貼付することで,無意識的な腹横筋の収縮が可能である。評価においては,理学療法士が短時間,かつ,意図的に腹横筋を収縮させることができるため,貼付前後の疼痛,動作機能の変化をとらえ,問題点の抽出に有用であると考える。治療においては,AMATを貼付した状態で日常生活が可能なため,腰痛や動作機能を改善できる可能性がある。また,持続的に腹横筋を収縮させることが可能であり,学習効果を得られると考える。

1 0 0 0 OA 平家物語 12巻

出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.[3], 1628
著者
武田 正倫
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.141-144, 1985
被引用文献数
1

東京大学海洋研究所所属の調査船「淡青丸」によって(TK75-6次航海), 富山湾と付近海域から採集された甲殻類資料中に, ホンヤドカリ科カイガラカツギ属 Porcellanopagurus のヤドカリ1個体が見出された。採集地点は能登半島東側の飯田湾, 水深36m である。この属には従来5種(ニュージーランド南方海域に分布する P. edwardsi FILHOL, オーストラリア東南部産の P. tridentatus WHITELEGGE, チリー沖ファンフェルナンデス諸島産の P. platei LENZ, 相模湾から東支那海にかけて分布するカイガラカツギ P. japonicus BALSS, 小笠原諸島産のチビカイガラカツギ P. truncatifrons TAKEDA)が知られている。これらはヤドカリとはいえ, その和名が示すように, 巻貝を利用することはなく, 二枚貝の半片や破片を背負うという特異な習性をもっている。腹部は短小で, 尾節および尾肢は左右相称である。 飯田湾産の標本はいわゆるカイガラカツギよりもチビカイガラカツギに近い。しかし, 額が発達し(チビカイガラカツギでは完全に切断された状態), 眼窩上縁が深くくぼみ, 額の幅と等長(ごく浅く, 額の幅より明らかに広い), 側縁が後方に開くため甲の輪郭は五角形に近い(後縁がほぼまっすぐであるため輪郭は横長の四角形)。甲の側縁最後歯は横に著しく突出しているのに対し, チビカイガラカツギではほとんど突出していないが, これが種の特徴といえるかどうか現在は断定できない。結果として, 飯田湾の個体はチビカイガラカツギに近縁の別種と考えられ, P. nihonkaiensis という学名を与えた。