著者
伊藤 達夫 松尾 邦夫 大野 良樹
出版者
筑波大学研究協力部
雑誌
技術報告
巻号頁・発行日
no.3, pp.73-78, 1983-03-01
著者
松澤 孝明
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.222-235, 2013
被引用文献数
6

本報告は,研究不正に対する関心の高まりを受け,その低減を図る観点から,わが国の研究不正についてマクロ分析を行ったものである。データの捏造,改ざんおよび盗用を含む研究不正についての公開情報を収集し,主として研究不正が発生した機関の特徴や研究不正の責任が問われた研究者の役職や年齢構成,研究不正の動機などに着目した分析を行い,わが国の研究不正の特徴,および研究不正低減のための取り組みについて考察を行った。
著者
村上桂秋 著
出版者
堀田航盛館
巻号頁・発行日
vol.常陸丸 (池辺義象), 1913
著者
岡田 郁之助
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.325-335, 1944

1. 實驗に用ひた罐詰は枇杷,林檎,和梨,洋梨,桃(アーリー・エルバーター),桃(傳十郎),栗,蜜柑(試料A),蜜柑(試料B)トマトジュース,トマト(ソリツドパツク),オレンジジュース,クリームスタイルコーンの13種類及び林檎ジュース壜詰1種である.<br> 2. 罐詰中のビタミンCは果肉の完全な蜜柑罐詰(試料A)に最も多く,その液汁中には36.96mg%を含み,崩肉蜜柑罐詰(試料B)の2倍以上も含有してゐる.即ち蜜柑罐詰に於ては内容果肉の完全なものの方が含有量が多い.トマト(ソリツドパツク)罐詰は23.75mg%を含み,トマトジュース,栗,オレンジジュース,クリームスタイルコーン罐詰の順に含量は低下してゐるが尚相當の量を含有してゐる.林檎,和梨,桃(アーリーエルバーター),桃(傳十郎)罐詰は極く少量を含有し,その量は3~4mg%である.枇杷罐詰及び林檎ジュース壜詰には含有しない.林檎及び桃(アーリーエルバーター)罐詰は液汁には含有するが,果肉には存在しない.<br> 3. 罐詰中のビタミンCは+0.020~-0.040voltにて酸化波を生じた.<br> 4. 林檎罐詰果肉は-0.162voltにて,又林檎ジュース罐詰液汁は-0.123voltにて多少の酸化波を生じた.これは他のものに比較して約0.1volt以上その酸化壓が異り,ビタミンC以外の物質の存在によるものと思はれるので,少量のアスコルビン酸を添加して見た見處2段の酸化波を生じた.即ち-0.162volt及び-0.123voltに生ずるものはビタミンCの酸化波ではないことが確められた.これによつて見るに林檎中には何等かビタミンCに附隨して而もビタミンCに似た酸化壓を示すものの存在が豫想される.<br> 5. 本研究はビタミンCの還元型のみに就いて行つた結果である.<br> 本研究を行ふに當り常に御懇篤なる御指導を賜つた京都帝國大學教授舘先生に對し深く感謝し,終始實驗に助力されし小池三郎氏に對し謝意を表す.<br> 本研究に用ひたる罐詰は農商省農村工業指導所に於て製造されたものであつて,同所岩崎技師並に農商省食品局技師横山博士の御盡力により提供されたものである.兩氏に對し深謝の意を表す.
著者
橋口 捷久
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.123-131, 1974

本研究は, リスキー・シフト現象を解明することを目的とした. すなわち, 集団内の意思決定者の数を変えることによって, その意思決定看が自分も含めて他の集団成員に対して感じる責任の程度を操作して, 集団討議状況に存在すると仮定されている責任の拡散のメカニズムを探索しようとしたものである. 課題は簡単な確率選択をする賭けである. 被験者は女子商業高校1年生 (15~16才) の130名, である. 本研究結果を要約すれば, つぎのとおりである.<BR>1. 集団内の意思決定者数が多くなるにしたがって, 換言すれば, 意思決定者が自分も含めて他の集団成員に対して感じる責任が小さくなるにしたがって, その決定内容はよりリスキーとなった.<BR>2. 集団内の意思決定者が唯一人の場合, その意思決定者は集団状況以前の個人決定よりも, コーシヤスな決定を行なった.<BR>以上の結果は, 集団討議状況には責任の拡散のメカニズムが存在し, リスキー・シフト現象はそのメカニズムによっておこることを示唆している.
著者
渡辺 聡
出版者
社会・経済システム学会
雑誌
社会・経済システム (ISSN:09135472)
巻号頁・発行日
no.17, pp.87-92, 1998-10-24

Risk judgement involved with the development and the management of today's technology is usually made by plural persons. It is because a group of persons is assumed to be able to make wiser judgements or decisions than a single person. But many researches of social psy-chology have shown that groups often make some deficient decisions. Cohesiveness of a group has been thought to be the key factor that brings about such deficiency. In the meantime Gibbons et al. argue that a new mode of knowledge production is emerging. This new mode is characterized by the participation of various persons loosely related to one another in a temporal network. A group formed under this mode seems to be free from the deficiency that is assumed to accompany group decision making. Because it is difficult to presume that there is strong cohesiveness among a group of dissimilar persons related to one another only in a temporal network. But in this article the author argues that it is social identity based on social categorization that makes a group decision making biased and distorted. Social categorization won't dis-appear even in a network-type new society. For this reason, group decision making will show the same deficiency as ever even under the new mode of knowledge production.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1905年07月01日, 1905-07-01
著者
宮原 ひろ子 門叶 冬樹 堀内 一穂 横山 祐典
出版者
東京大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

マウンダー極小期(西暦1645-1715年の黒点消失期)において発生していた約28年に一度の宇宙線の1年スケールの異常増加の正確な年代を決定するため、山形大学高感度加速器質量分析センターに導入された加速器質量分析計を用いて、樹木年輪中の炭素14の測定精度を向上させるための基礎実験を行った。多重測定によって加速器質量分析計の安定性の検証と測定精度向上のためのメソッド開発を行い、従来の1/4以下の測定誤差を達成することに成功した。