著者
小曽戸洋
雑誌
現代東洋医学
巻号頁・発行日
vol.6, pp.111-117, 1985
被引用文献数
1
著者
石田 秀実
出版者
東北大学文学会
雑誌
文化 (ISSN:03854841)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.p1-16, 1986-09
著者
小曽戸 洋
出版者
日本医史学会
雑誌
日本医史学雑誌 (ISSN:05493323)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.p1-25, 1986-01
被引用文献数
1
著者
広田 曄子 星山 佳治 川口 毅
出版者
The Showa University Society
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.30-36, 1997

初生養護が小児科領域の医書の中でどのように記載されているかについて歴史的流れの中で文献学的に検討した.その結果, 初生養護は小児科領域の医書において治療や臨床医学的処置だけでなく予防医学の観点からも重要なこととして古くから詳細な記載がされてきた.中国の「千金方」をはじめ「小品方」などの医学の伝承を受けて平安時代に丹波康頼によって我が国で最初に編纂された「医心方」に記載されており, 以来江戸時代にいたるまで多くの医書においてもほぼ同様の記載となっている.しかし, 江戸時代後期になると従来の初生養護にかかわる処置を継続しようとする古方派と従来の考え方を否定し新しい知見に基づいた有持桂月等をはじめとする新しい日本独自の初生養護に対する考え方の台頭など江戸時代にはかなり自由な思考が数多くなされており, まさに百家争鳴の感がある.さらに, この時期には離乳や臍ヘルニアの治療といった新しい治療などの記載や予防的観点から厚着をさせないことや満腹するまで乳を与えない, あるいは日光浴をさせ風邪の予防に心掛けるなど今日の予防医学においても通用するいくつかの知見がみられた.このように我が国の医書にみる初生養護の変遷について振り返ってみることにより現在の新生児に対する保健予防や治療においても通用する知見も多く見られ今後の医療発展にも大きく貢献する事が期待された.
出版者
熊本県水産研究センター
雑誌
熊本県水産研究センター研究報告 (ISSN:09181210)
巻号頁・発行日
no.7, pp.53-65, 2007-03

有明海の湯島周辺海域で、平成12-18年に実施された、外敵駆除を目的とし、大型鮫類を対象とした延べ縄で捕獲された鮫類について、その捕獲状況を調査し、生物学的な特徴について検討した。調査期間中、計111尾の鮫が漁獲された。年度毎の漁獲尾数は、平均15.9尾で、平成13年の3尾が最も少なく、平成14年の23尾が最も多かった。漁獲された鮫類は以下の5種類であった。カマストガリザメCarcharhinus limbaus、スミツキザメCarcharhinus dussumieri、クロヘリメジロCarcharhinus brachyrus、アカシュモクザメSphyrna lewini、シロシュモクザメSphyrna zygaena。種類毎の尾数は、アカシュモクザメが、計96尾と最も多く、全体の漁獲尾数の86.5%を占めた。シロシュモクザメ、スミツキザメが6尾、クロヘリメジロザメが2尾、カマストガリザメが1尾であった。カマストガリザメ及びスミツキザメからは、産出間近と思われる胎仔が確認された。調査海域においては、6月頃には、アカシュモクザメは大型の雄個体が、シロシュモクザメは小型の雌個体が、スミツキザメは大型の雌個体が、それぞれに雌雄・大きさの異なる群れを形成していた。

1 0 0 0 OA 葉隠

著者
山本常朝 著
出版者
三教書院
巻号頁・発行日
vol.中, 1937
著者
福永 聖子 清 竣喜 冨永 美穂子 庄山 茂子
出版者
人間-生活環境系学会
雑誌
人間-生活環境系シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.137-138, 2014-11-20

中華の料理番組のテロップの文字色を変えた8動画について、女子学生を対象に印象や味覚にどのような違いがみられるか調査した。テロップの背景色は白に統一し、文字色は刺激純度100%の7種の有彩色(赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青、青紫)と無彩色(黒)を用いた。8動画の印象について因子分析を行った結果、「雰囲気」、「可読性」、「自然志向」、「料理との調和」の4因子が抽出された。「雰囲気」は、黄赤、赤の暖色系の評価が高く、「可読性」は、背景色と文字色の輝度差の大きい緑、黒、青の評価が高かった。「自然志向」は、緑の評価が高く、「料理との調和」は、赤の評価が高かった。赤は日本人が中国を連想する色であり、材料の緑に調和する色でもある。
著者
小田切 歩
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.1-16, 2013 (Released:2013-09-18)
参考文献数
13
被引用文献数
2 3

本研究では, 授業場面における集団での多様な考えの統合過程(協同的統合過程)を通じて, 個人が多様な知識をどのように関連づけていくのかという個人の知識統合のメカニズムを検討した。その中でも, 教科内容の知識と日常的な知識の関連づけに着目し, 高校生が理解に困難を抱えている三角関数と回転運動との関連づけに関する問題解決過程を, 事前課題—授業(協同的統合過程の有無)—事後課題のデザインで検討した。分析の結果, 多様な解決方略が可能な課題を設定し, 教師の支援のもとで生徒がそれらの方略の構造化を集団的に行うような協同的統合過程において, 個人が発言あるいはワークシート上で日常的な知識と教科内容の知識を用いて方略間の関連に関する説明を構築することで, 円という共通点による, 回転運動という日常的な知識と単位円という具体的な教科内容の知識との関連づけをもとに, 高さの変化を表すものとして, 回転運動と三角関数という抽象的な教科内容の知識が関連づけられ, さらに半径や高さの基準という, より具体的な教科内容の知識が関連づけられていくというプロセスで知識が構造化されていき, 事後課題において知識統合が促進されることが示された。
著者
大矢根 聡 山田 高敬 石田 淳 宮脇 昇 多湖 淳 森 靖夫 西村 邦行
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

日本の国際関係理論は海外の諸理論の輸入に依存し、独自性に乏しいとされる。本研究は、過去の主要な理論に関して、その輸入の態様を洗い直し、そこに「執拗低音」(丸山真男)のようにみられる独自の問題関心や分析上の傾向を検出した。日本では、先行する歴史・地域研究を背景に、理論研究に必然的に伴う単純化や体系化よりも、現象の両義性・複合性を捉えようとする傾向が強く、また新たな現象と分析方法の中に、平和的変更の手がかりを摸索する場合が顕著にみられた。海外の理論を刺激として、従来からの理念や運動、政策決定に関する関心が、新たな次元と方法を備えたケースも多い。
著者
斎藤 隆 伊東 秀夫
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.278-290, 1963
被引用文献数
2

キユウリの花の性の分化に関する生理的機構を明らかにする目的で, 花の性の分化に対する Gibberellin の影響について調べた。<br>1. Gibberellin 施与濃度の影響 5, 20, 50および100ppm 溶液を施与した結果, 濃度の高いほど生育が旺盛となり, 雌花の着生節位が上昇してその節数が減少し, 雄花節数が増加している。<br>2. Gibberellin 施与頻度の影響 50ppm 溶液を施与する期日の間隔を12日, 8日, 4日および2日と変えた場合および4日間隔で施与回数を2回, 4回, 6回,8回および10回と変えた場合, 施与頻度の高まるのに伴なつて生育は旺盛となり, 雄花の発現が増加し, 雌花の発現が滅少している。<br>3. Gibberellin 施与部位の影響 50ppm 溶液を施与する場合, その施与部位を生長点部のみ, 成熟葉のみ, あるいは全面と異ならしめた場合, いずれの部位に施与しても生育は促進され, 雌花の着生節位は上昇して, その節数が減少し, 雄花節数が増加している。<br>4. Gibberellin 施与時期の影響本葉0, 1, 2, 3, 4, 6, 8および10枚展開時にそれぞれ 100ppm溶液を4日間隔で2回施与した結果, いずれの時期に施与しても生育が促進され, 雌花の発現が抑えられて, 雄花が発現している。Gibberellin 施与の影響が現われる部位は, 処理時期が1期遅れるごとにそれぞれ3~5節ずつ上節位に移動して行き, いずれの時期の処理でも7~8節ずつの雄花が発現している。<br>5. かんざし苗に対する Gibberellin 施与の影響 生育が全く抑えられ, 雌花が生長点部近くまで連続して着生してかんざし状になつた苗に, Gibberellin 100ppm溶液を施与した結果, 生育が促進されて正常な発育状態に戻り, 雌花の発現が抑えられて, 雄花の発現が誘起された。<br>6. 大苗に対する Gibberellin 施与の影響 雌花が相当数連続して着生している大苗に対し, Gibberellin 100ppm 溶液を施与した結果, 無処理区では雌花を連続して発現しているのに対し, 施与区では雌花の発現を抑え, 雄花の発現を誘起した。<br>7. 短日処理感応に対する Gibberellin 施与の影響短, 日処理によつて雌花の発現が誘起されるが, 短日処理前あるいは処理中に Gibberellin 100ppm 溶液を施与すると, 雌花の発現が全く抑えられ, 短日処理の効果は全然現われない。短日処理後に施与した場合には, 雌花は発現するがその数は少ない。<br>8. Gibberellin 施与に対する品種間差異 相模半白, 加賀節成, 刈羽節成, 聖護院節成および四葉の5品種を用い, Gibberellin 50ppm 溶液を施与した結果, いずれの品種においても生育が促進され, 雌花の発現が抑えられ, 雄花の発現が助長されている。<br>9. 摘葉と Gibberellin 施与との組合わせの影響 相模半白, 落合および青葉は, 高温連続照明下では葉が存在しても第40節までは雌花が全然発現せず, 摘葉, Gibberellin 施与区ではもちろん雌花が全然発現しない。加賀節成, 刈羽節成, 聖護院節成および夏節成は, 高温連続照明下でも雌花が相当数発現するが, 摘葉処理によつて雌花の発現が著しく減少し, これに Gibberellin を施与するとさらに雌花の発現が減少する。<br>10. 花の性の分化に対する Gibberellin の作用機作<br>Gibberellin の施与量, 施与部位, 施与時期等を変えたいずれの場合も, それぞれの処理に対応して植物体の生点長部における Gibberellin 量が増加して, 植物体の生育が旺盛となり, 作用部位における花成物質の集積量が減少して雌花の分化が抑えられるものと考えられる。

1 0 0 0 OA 東洋社会党考

著者
田中惣五郎 著
出版者
一元社
巻号頁・発行日
1930

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1887年05月06日, 1887-05-06

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1941年10月04日, 1941-10-04