著者
色川大吉責任編集
出版者
大和書房
巻号頁・発行日
1979

1 0 0 0 東北

著者
色川大吉 逸見秀雄 佐藤憲一編
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
1978
著者
針替 明世 藤原 健一 葛西 真理 岩佐 博人 吉村 哲明
出版者
弘前医療福祉大学紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学紀要 (ISSN:21850550)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.27-32, 2015-03-31

死生観とは生と死についての個人の考え方であり、独自の死生観の形成は、患者の捉え方や接し方等の医療の質の向上につながる。一方、死生観は生きがい感や自殺関連行動と関連すると言われており、作業療法教育において学生の死生観を育む意義は大きいものであると推察される。そこで本研究では、作業療法学生を対象に死生観と関連要因について、生きがい感、不安感、感情調整能力として感情労働を調査した。その結果、死生観は、生きがい感、不安感、感情調整能力と相関関係が認められた。しかし、死生観は、死別経験や介護経験、長期臨床実習の経験の有無では有意差が認められないことから、死生観は死別や臨床実習といった経験からの影響を受けにくいことが考えられ、死生観教育の必要性が示唆された。
著者
安元 純 広城 吉成 末益 大嗣 高岡 秀朋 神野 健二
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B1(水工学) (ISSN:2185467X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.I_589-I_594, 2011 (Released:2012-03-14)
参考文献数
17

Submarine Groundwater Discharge (SGD) is now recognized as a significant role to the ecology of coastal environment as well as river discharge. This paper takes a first step for highlighting nutrient transport through SGD to volcanic rock area along the Ariake Bay. SGD rates and their qualities along the coastal area of the Ariake Bay, Ohura, Saga Prefecture, Kawachi, Kumamoto Prefecture, and Fukae, Nagasaki Prefecture regions are investigated. As a result, SGD generally decreased with the distance from the shoreline except Ohura point where large seepage rate is observed. It is presumed that SGD could be classified into two types based on the rate of SGD and the geological structure. Then, it is indicated that the SGD oxidation-reduction condition varied with seepage rate and path way. The results of this study demonstrate that SGD may be considered as a significant source of nutrient to the coastal area in Ariake Bay.
著者
梅原 克彦
出版者
公立大学法人 国際教養大学 アジア地域研究連携機構
雑誌
国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要 (ISSN:21895554)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.11-25, 2015

筆者が本学に着任した2012年1月当時、東南アジア諸国からの観光客誘致についての問題意識は、秋田県内でほとんど共有されていなかった。本稿は、「行動するシンクタンク」として設立された東アジア調査研究センターの一員として行った、東南アジア諸国とりわけタイからの観光客誘致に関する調査成果について整理、記録するとともに、その過程で明らかになった課題等について論じるものである。まず、観光客誘致のターゲットとしての東南アジアの観光市場と仙台市の先進事例を参考に、タイ、シンガポールで行った聞き取り調査成果を踏まえて、「ASEAN諸国との観光交流促進について」行った政策提言について論じる。次いで、タイからの観光客誘致に向けて実施され、筆者も参加したタイ商談会と、タイ旅行業協会による秋田調査について紹介する。また、これらの成果によって実現した本県知事によるトップ・セールス及び観光セミナーと、タイ国際航空チャーター便による東北一周ツアーについて論じる。最後に、今後の東北地方全体の広域連携を見据えて、「街道」コンセプトを全面に押し出したツアープラン等、幾つかの具体的提言を行う。
著者
枡井 雅一郎 細見 克子 土田 圭一 尾崎 茂子
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.4798-4802, 1985-11-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
32
被引用文献数
15 46

Electrochemical oxidation of olefins using N-hydroxyphthalimide as a mediator was studied. Allylic methylene and allylic methine groups were oxidized to give the corresponding enones, while allylic methyl groups were not readily oxidized except for those of 2, 3-dimethyl-2-butene. The product distribution was similar to that observed in free radical autoxidation of olefins. A possible mechanism of the oxidation is proposed.
著者
枡井 雅一郎 原 晴次郎 上嶋 孝博 川口 哲央 尾崎 茂子
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.31, no.11, pp.4209-4211, 1983-11-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
9
被引用文献数
12 61

Benzylic, allylic carbons and the carbon α to hetero atoms are electrochemically oxidized to the corresponding carbonyl group in the presence of N-hydroxyphthalimide under mild conditions.
著者
小林 信彦 Nobuhiko KOBAYASHI
出版者
桃山学院大学総合研究所
雑誌
桃山学院大学人間科学 (ISSN:09170227)
巻号頁・発行日
no.17, pp.1-24, 1999-07

Sagara's daughter reaches the ultimate truth, as soon as she learns the Saddharmapndarika. This episode exemplifies the supernatural speed with which the ultimate truth is reached. Saicho interpreted this episode as a case of "a woman's becoming a butsu". However, a male organ having already appeared on the body, Sagara's daughter is no longer female at the time of becoming a buddha.
著者
Emi Ito Tomohiro Uemura Takashi Ueda Akihiko Nakano
出版者
日本植物細胞分子生物学会
雑誌
Plant Biotechnology (ISSN:13424580)
巻号頁・発行日
pp.16.0218a, (Released:2016-04-09)
参考文献数
41
被引用文献数
9

In plant cells, the trans-Golgi network (TGN) is known to act as the early endocytic compartment, whereas RAB5-localizing multivesicular endosomes (MVEs) act as the later compartment. Land plants and certain green algal species possess plant-unique RAB5 homologs (ARA6/RABF1 in Arabidopsis thaliana) in addition to the orthologs of animal RAB5 (RHA1/RABF2a and ARA7/RABF2b in A. thaliana), and these two RAB5 members reside in substantially overlapping but different subpopulations of MVEs. Several studies indicate that the TGN and MVEs are closely related; however, the distribution of the two RAB5 groups in relation to the TGN remains elusive. Here, we quantitatively showed that ARA6 and ARA7 are closely associated with the TGN, and the subpopulation of ARA6 and ARA7 overlaps with the TGN in the root epidermal cells of A. thaliana.
著者
鶴見 介登 平松 保造 林 元英 山口 東 呉 晃一郎 藤村 一
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.261-283, 1974
被引用文献数
1

新規化合物K-308およびその側鎖の酢酸をプロピオン酸に代えたK-309について,抗炎症作用ならびに鎮痛作用をibufenac(IF),ibuprofen(IP)等と比較検討した.1)血管透過性充進ならびに浮腫などの急性炎症反応に対して,K-308はK-309と同等の抑制作用を示し,IFおよびIPと同程度の効力が認められた.2)紫外線紅斑に対してK-308はIFと同程度の抑制作用を示し,K-309はそれらよりわずかに弱かった.3)持続性浮腫および肉芽増殖などの亜急性炎症反応に対して,K-308は明らかな抑制作用を示しIFとほぼ同等の効力が認められた.K-309はそれらよりやや強い効力を示した.4)Adjuvant炎症における予防的ならびに治療的投与法において,K-308はいずれに対しても有意な抑制作用を示したが,K-309の方がやや強力であった.K-309はIPと同等の効力を示したが,Phenylbutazoneよりわずかに弱かった.5)胃粘膜障害作用はK-308とK-309は同等でIFやIPより弱く,胃腸障害は比較的弱いものと考えられた.6)鎮痛作用はK-308がAminopyrineよりわずかに弱い効力を示し,K-309はK-308より弱くIPと同程度であった.特に炎症性落痛Yom..対して有効のようであった.7)PSP排泄に対してK-308とK-309は同程度の抑制作用を示し,軽度な尿酸排泄促進作用が推測された.以上の成績からK-308およびK-309は,急性慢性の炎症性疾患に対してIFおよびIPと同等の効果が期待され,しかもそれらより胃腸障害は少なく,鎮痛抗炎症薬として臨床上価値のあるものと思われる.
著者
Sugahara Michihiro Song Changyong Suzuki Mamoru Masuda Tetsuya Inoue Shigeyuki Nakane Takanori Yumoto Fumiaki Nango Eriko Tanaka Rie Tono Kensuke Joti Yasumasa Kameshima Takashi Hatsui Takaki Yabashi Makina Nureki Osamu Numata Keiji Iwata So
出版者
Nature Publishing Group
雑誌
Scientific reports (ISSN:20452322)
巻号頁・発行日
vol.6, 2016-04-18
被引用文献数
45

結晶を損傷しない新しいタンパク質結晶の輸送媒体を発見-タンパク質の結晶構造解析で新薬創生に一歩近づく. 京都大学プレスリリース. 2016-04-22.

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出版者
鳥取県
巻号頁・発行日
1907
著者
杉本 秀樹 佐藤 亨
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.39-44, 1999-03-05 (Released:2008-02-14)
参考文献数
16
被引用文献数
3 6

夏季における新ソバ供給と水田の高度利用を目的にした, 西南暖地における夏ソバ栽培技術の確立に関する研究の一環として, 播種期の違いが夏ソバの生育ならびに収量に及ぼす影響について調査した. 普通ソバ品種キタワセソバの種子を, 愛媛大学農学部内の雨よけビニルハウスに設置したポットに3月中旬から6月初旬まで10日ごとに播種した. 播種期が遅くなるほど開花数は増加したが, 結実率の著しい低下により粒数が減少し, さらに千粒重も低下して子実重は減少した. 特に, 開花始~成熟期における日最低気温の平均値が17.5℃を越えると結実率は顕著に低下した. したがって, 西南暖地における夏ソバの播種は, 遅霜の心配がなければできるだけ早く, かつ開花始~成熟期における日最低気温の平均値が17.5℃を越えない時期までに終える必要があることが明らかになった. さらに, 瀬戸内地域においては遅霜と梅雨入り時期ならびに上記臨界温度を考慮すると, 播種期は3月下旬から4月中旬に限定されること, 4月中旬までに播種すれば収穫は6月初旬となり, 初夏には新ソバの供給ができるばかりでなく, その後作に水稲はもちろんダイズ, 飼料作物などの栽培も可能となり, ソバを水田における輪作体系に組み込むことができることも明らかになった.
著者
森井 俊廣 門口 隆太 小松 元太 松本 智
出版者
新潟大学農学部
雑誌
新潟大学農学部研究報告 (ISSN:03858634)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.99-107, 2011-03

砂層とその下部に礫層を重ねた単純な構造の土層地盤では、互いの層の土粒子の大きさあるいは間隙サイズに伴う保水性の違いにより、砂層と礫層の境界面の上部で降下浸潤水が保水され、集積する。境界面に傾斜をつけると、集積水は傾斜方向に流下していくため、境界面はあたかも不透水性の障壁として機能し、それ以深の領域への水の浸入が抑制される。また、境界面に沿って流下した水は、末端で集水することにより、貴重な雨水資源として捕獲することも可能である。砂層と礫層を重ねた単純な土層地盤にみられる浸潤水の遮断・捕獲の機能を、土の毛管障壁あるいは土のキャピラリー・バリア(Capillary barrier of soil)と呼ぶ。傾斜したキャピラリー・バリアのもつ浸透抑制機能を利用すれば、地盤に浸透した降雨水を表層部で効果的に捕捉し、地盤深部への浸潤を低減できるため、地山斜面やため池堤防斜面などの斜面すべり防止技術への展開が可能となる。一方、キャピラリー・バリアを地表面の近傍で平面上に敷設すれば、土壌水を根群域に保水できるため、節水かんがいが可能となる。このような土のキャピラリー・バリアがもつ応用展開の可能性に着目し、まず、土のキャピラリー・バリアの技術的特徴を紹介したのち、野外実験および圃場実験にもとづき、傾斜したキャピラリー・バリア地盤における雨水遮断機能ならびに水平状に敷設したキャピラリー・バリア地盤における節水かんがいの可能性を調べる。