著者
Takeshi YOSHINARI Thillaiampalam SIVAKUMAR Masahito ASADA Badgar BATTSETSEG Xiaohong HUANG Dinh Thi Bich LAN Tawin INPANKAEW Adrian P. YBAÑEZ Andy ALHASSAN Oriel M. M. THEKISOE Alan Caine Costa DE MACEDO Hisashi INOKUMA Ikuo IGARASHI Naoaki YOKOYAMA
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.211-214, 2013 (Released:2013-03-01)
参考文献数
16
被引用文献数
6 21

Babesia ovata is a tick-transmitted hemoprotozoan parasite that infects cattle. In our study, bovine blood samples (n=2,034) were collected from 10 different countries (Brazil, China, Ghana, Japan, Mongolia, the Philippines, South Africa, Sri Lanka, Thailand and Vietnam) and DNA extracted. The DNA samples were screened using an established and specific polymerase chain reaction (PCR) assay targeting the Apical membrane antigen 1 (AMA-1) gene. Parasite DNA was detected among samples collected from Japan, Mongolia and Thailand. Sequence analyses confirmed that the PCR assay detected only B. ovata AMA-1, and that amplicons from different geographical locations were conserved. Our findings highlight the importance of designing adequate strategies to control B. ovata infection in Japan, Mongolia, and Thailand.
著者
立川 雅司 三上 直之 櫻井 清一 山口 富子 大山 利男 松尾 真紀子 高橋 祐一郎
出版者
茨城大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

近年、食品安全におけるゼロ・トレランスを消費者に訴求する傾向がみられ(「不使用」「検出ゼロ」など)、消費者もこうした情報に敏感に反応する傾向がある。ゼロトレ対応は様々な問題を生じさせており、その実態解明と対応方策が求められている。本研究の目的は、こうした対応、言説に着目し、複数の事例を比較分析しつつ、その背景と影響、関係者間での合意基盤を明らかにすることである。本研究では、食品安全に関してゼロトレ対応の諸問題に関して、多角的に分析するとともに、政府による情報発信の課題を明らかにした。またゼロトレ志向の消費者の特徴を明らかにすると共に、模擬的討議を通じて合意基盤の可能性について検討した。
著者
吉川 和幸
出版者
北海道大学大学院教育学研究院
雑誌
北海道大学大学院教育学研究院紀要 (ISSN:18821669)
巻号頁・発行日
vol.120, pp.23-43, 2014-06-30

本研究では,私立幼稚園において,特別な支援を要する幼児に対して作成される個別の指導計画の分析を通して,特別な支援を要する幼児に対して,保育者はどのような目標を立てているのか,その傾向を明らかにすることを目的とした。分析対象資料として,76 園,248名分の個別の指導計画を用いた。分析対象資料から長期目標,短期目標,領域別ねらいの3 つの目標を抽出した。そして,幼稚園教育要領に記載されている5 領域のねらい及び内容を参考にし,抽出した3 つの目標ごとに,記述内容が5 領域のいずれに該当するか分類を行った。分類後,それぞれの領域ごとに,KJ 法を用いて,記述内容のカテゴリー分類を行った。5 領域への分類の結果,長期・短期目標,領域別ねらいともに,領域「人間関係」,「健康」,「言葉」に該当する目標の割合が高く,領域「表現」,「環境」に該当する目標の割合は低いことが示された。また,KJ 法によるカテゴリー分類では,長期・短期目標,領域別ねらいともに,特定のカテゴリーに関する記述内容の割合が高い結果が示された。考察では,目標が特定の領域やカテゴリーに偏る背景には,保育者が,特別な支援を要する幼児の,幼稚園における集団への適応を重視する傾向があることを指摘した。また,記述された目標の学年間の差異について,領域ごとに考察するとともに,今後の課題について論じた。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1935年04月04日, 1935-04-04
著者
三浦 耕吉郎
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.93-95, 2014-02-28 (Released:2015-04-10)
著者
杉山 亮弘 丹羽 佑輔 白松 俊 大囿 忠親 新谷 虎松
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2015-ICS-179, no.7, pp.1-8, 2015-03-13

既存のアプリケーションの多くは,特定の作業に特化したものが多い.ユーザはアプリケーションを利用するとき,Web 上で使い方を使うなど,複数のアプリケーションを同時に使うことが多い.それに伴い,他のアプリケーションの情報と連携して,ユーザの作業を支援しようとする研究が多く行われている.本研究では,多重透明レイヤーをデスクトップ上に重畳表示することが可能な WebKit ベースの Web ブラウザであるシルエット Web ブラウザを提案し,その応用例を述べる.シルエット Web ブラウザの特筆すべき点は,マウスイベントおよび背景が透過可能なコンテンツを表示可能な点である.さらに,コンテンツを複数ユーザ間で共有することが可能である.シルエット Web ブラウザにより,新たな協調作業支援が可能になる.シルエット Web ブラウザの応用例として,デスクトップ PC とタブレット端末を利用した添削システムを示す.
著者
中野 誠士 李 仕剛 千葉 則茂
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.109(2003-CVIM-141), pp.87-94, 2003-11-06

本論文では,半球以上の視野を持った魚眼コンバージョンレンズを取り付けたカメラ(本論文では魚眼カメラと呼ぶ)を用いて,レンズ中心を回転軸が通るように回転して撮像した前後2方向の半球画像から全天周の球面画像を獲得するための魚眼カメラの校正手法について述べる.3次元空間における平行な直線のもつ消失点対が半球画像上に現れることから,はじめに撮影した人工的な直線パターンの消失点を推定し,その性質を用いた魚眼カメラのパラメータの推定を行う.次に前後の半球画像が一つの全球画像になるという拘束条件を利用して,前後の半球画像が持つ重複部分領域の相関を計算することにより,前後の半球画像の相対回転姿勢と前に推定された内部パラメータの微調整を行う.また,背中合わせに取り付けた2台の魚眼カメラからなる実時間全天周球面画像撮像試作装置にその手法を適用する.
著者
陸名 雄一
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2003-02

制度:新 ; 文部省報告番号:甲1715号 ; 学位の種類:博士(理学) ; 授与年月日:2003/3/15 ; 早大学位記番号:新3463
著者
鶴田 敏幸 忽那 龍雄 岡元 勉 島田 政博 渡辺 英夫 陣内 卓雄
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.116-120, 1985
被引用文献数
1

Tenosynovitis in hand and finger is exudative or proliferative inflammation of tenosynovium. Clinically, it shows the symptom of local swelling, palpable tumors, motion disturbance of fingers in spite of its different causes. And it sometimes causes tendon rupture or nerve palsy. Diagnosis is made by clinical symptoms, laboratory data, bacterial and fungal culture and histopathology.<br>We presented three cases of <i>tenosynovitis</i> associated with rupture of extensor pollicis longus tendon (Case No. 1) and carpal tunnel syndrome (Case No. 2). One case out of three was caused by tuberculosis. But in other two cases, clear diagnosis was not estabilshed even after such thorough examinations. In this paper, we discussed some problems of diagnostic process, and emphasized that tenosynovitis in hand fingers had possibility of causing tendon rupture and in carpal canal causing carpal tunnel syndrome regardless of its etiology.
著者
花田 収悦 佐藤匡正 松本 匡通 長野 宏宣
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.44-50, 1981-01-15

本論文は プログラムに与えられた命題を情報とその操作とからなる機能に基づいて論理的な構造を確定した上で処理手順を規定する 二段階から成るプログラム設計方法および 各設計段階に適合するように工夫された新たなドキュメンテーション方法(機能分析図 コンパクト・チャート)を提唱する.本設計方法は処理効率の向上を 処理手順の規定の段階で 主に いくつかの機能で共通な情報へのアクセスを削減するとの観点からはかり 大規模ソフトウェアの適用性を高めた.本設計方法の適用例では 従来手法のプログラム開発データに比べ (1)開発工数を30%削減できた (2)信頼性の尺度であるバグの発生率が 開発段階では約50% 商用開始後は約30?40%減少した (3)ドキュメント量が1/3に削減できたーなどの効果がみられた.