著者
Ashraf Ramadan Hafez Ahmed H. Al-Johani Abdul Rahim Zakaria Abdulaziz Al-Ahaideb Syamala Buragadda Ganeswara Rao Melam Shaji J. Kachanathu
出版者
理学療法科学学会
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.25, no.11, pp.1401-1405, 2013 (Released:2013-12-11)
参考文献数
58
被引用文献数
8 33

[Purpose] To assess the effect of hamstring and quadriceps strengthening exercises on pain intensity, gait velocity, maximum isometric strength, and activities of daily living of patients with knee osteoarthritis (OA). [Subjects and Methods] A total of 20 patients with knee OA, 50 to 65 years of age (57.65 ± 4.78 years), received hot packs, strengthening exercises for the quadriceps and the hamstring muscles and stretching exercises for hamstring muscles. Outcome measures included: the Western Ontario and McMaster Universities OA index questionnaire (WOMAC) scores for assessing health status and health outcomes of knee OA; self-reported pain intensity scores, measured using a visual analogue scale; the 50 ft walk test (a measure of gait velocity and function); and handheld dynamometry (a tool used to measure maximum isometric strength of knee extension and flexion). [Results] There was a significant difference between pre- and post-intervention measures of pain intensity, 50 ft walk times, hamstring strength, and quadriceps strength. Significant differences in WOMAC measures were also observed in the subscales of pain, stiffness and physical function, as well as WOMAC total scores. [Conclusion] Strengthening the hamstring muscles in addition to strengthening the quadriceps muscles proved to be beneficial for perceived knee pain, range of motion, and decreasing the limitation of functional performance of patients with knee OA.
著者
Ahmed H Al-Johani Shaji John Kachanathu Ashraf Ramadan Hafez Abdulaziz Al-Ahaideb Abdulrahman D Algarni Abdulmohsen Meshari Alroumi Aqeel M. Alenazi
出版者
理学療法科学学会
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.817-820, 2014 (Released:2014-06-30)
参考文献数
47
被引用文献数
4 25

[Purpose] Osteoarthritis (OA) of the knee is the most common form of joint disease. It is one of the major causes of impaired function that reduces quality of life (QOL) worldwide. The purpose of this study was to compare exercise treatments for hamstring and quadriceps strength in the management of knee osteoarthritis. [Subjects and Methods] Forty patients with OA knee, aged 50–65 years were divided into 2 groups. The first group (57.65±4.78 years) received hot packs and performed strengthening exercises for the quadriceps and hamstring, and stretching exercises for the hamstring. The second group (58.15±5.11 years) received hot packs and performed strengthening exercises for only the quadriceps, and stretching exercise for the hamstring. Outcome measures were the WOMAC (Western Ontario and McMaster Universities OA index questionnaire), Visual Analogue Scale (VAS) assessment of pain, the Fifty-Foot Walk Test (FWS), and Handheld dynamometry. [Results] There was a significant difference between the groups. The first group showed a more significant result than the second group. [Conclusion] Strengthening of the hamstrings in addition to strengthening of the quadriceps was shown to be beneficial for improving subjective knee pain, range of motion and decreasing the limitation of functional performance of patients with knee osteoarthritis.
著者
西脇 正倫
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.577, pp.64-68, 2013-10-14

技術士第二次試験の筆記試験の合格発表は10月31日。間近に迫っている。合格した場合、口頭試験は11月下旬から始まる。順番の早い受験者では、合格発表から1カ月しか時間はない。具体的な口頭試験対策を少しでも早く進めておく必要がある。
著者
秦 淑彦 塚田 晶宇 尾崎 稔 坊 覚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.234-246, 1999-01-25
被引用文献数
11

本論文では, 分散型履歴映像サーバにおける効果的な検索・再生方式とその実装について述べる. 分散型履歴映像サーバとは, 映像監視やスポーツ中継等において, 複数のカメラで撮影された履歴映像をディジタル化してカメラごとに分散蓄積し, 操作者の要求やイベントを引き金として映像の読出し・伝送・表示を行うものである. まず, カメラ, 撮影時刻, イベント等のメタデータを自動生成して蓄積・管理し, このメタデータを用いて映像を検索する方式を提案する. これにより, 履歴映像の本質であるいつ, どこで, なぜ撮影されたかという視点からの検索が可能となる. 次に検索した映像を効果的に提示する新たな再生方式を提案する. 一つは映像のディジタル化による方式であり, 緊急時でも見落とさない, 詳細な状況分析ができる等の効果を発揮する. もう一つは建物や設備の3次元モデルを映像と連動させる方式であり, 多数のカメラが設置された場合どこを撮影しているのかわからない, 霧や煙等でよく見えないといった問題を解決する. 更に, これら再生方式を実現するための映像配信や撮影範囲データの蓄積・伝送方式を考案する. そして, 提案方式をプロトタイプにより評価する.
著者
渡辺 幸一 石坂 隆 竹中 千里
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.997-1006, 1999-10-25
被引用文献数
6

1994年から1996年までの夏期および秋期に乗鞍岳山頂付近(標高2770m)において霧水の採取・化学分析を行ってきた。pHが4以下の強い酸性霧が夏期だけでなく、秋期においても観測された。霧水中の陰イオン成分では硫酸イオンの濃度が最も高かったが、硝酸イオン濃度に対する硫酸イオン濃度の当量比は、1960年代の乗鞍岳よりもかなり低い値であった。これは、1960年代と1990年代の日本の大気汚染の特徴が反映されているものと考えられる。 硝酸イオンに対する硫酸イオンの濃度比は秋期に比べて夏期の方が高い値であった。夏期においては、ナトリウムイオン濃度に比べて塩化物イオン濃度の方がはるかに高く、非海塩起源の塩化物イオンも霧水の酸性化に寄与しているものと考えられる。硫酸イオン濃度に対するアンモニウムイオン濃度の比も秋期より夏期の方が高かった。また、1994年の7月には、硫酸イオンが高濃度であるにもかかわらず、pHが6以上と比較的高い霧も観測された。霧水中の過酸化水素濃度は夏期においては3∼180μM程度で、平均濃度は60μMであったが、秋期においても比較的高濃度(60∼70μM)の過酸化水素が観測された。
著者
安達 茂実 古谷 徳夫 三沢 芳夫 石田 道雄 金沢 浩二 竹内 正七 田中 耕平
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.38, no.11, pp.2031-2036, 1986-11-01

概要 近年、絨毛癌に対する化学療法において、etoposlde(VP-16)やclsplatm(CDDP)の投与が試みられ、その有効性が報告されている。今回、Nude Mouse (以下NM)移植絨毛癌細胞株GCH-1に対するVP-16、CDDPの抗腫瘍効果をMTXとの比較において検討するとともに、VP-16、CDDPの組織内移行濃度とその抗腫瘍効果およひ副作用との関連性についても検討し、以下の結果を得た。 1)腫瘍増殖抑制率Inhlbltlon Rate (IR)はVP-16 82 6%、CDDP 74 6%、MTX 36 2%てあり、VP-16およひCDDPのIRはMTXのIRに比較して有意であつた。 2)VP-16、CDDP、MTX投与群担癌NM、非担癌NMにおける薬剤投与前との比体重の推移をみると、CDDP投与群に有意の比体重減少が観察された。 3)担癌NMの血清β-HCGの推移は、腫瘍の増大と並行して上昇する傾向を示し、腫瘍増殖抑制効果のみられた薬剤投与群では明確な上昇は観察されなかつた。 4)VP-16 25mg/kg、 CDDP 5mg/kg を担癌NMにone shot にて腹腔内投与し、腫瘍、血液、各臓器におけるVP-16、CDDP濃度の経時的推移をみた。投与後05時間において、血中濃度に対する腫瘍、肝、腎濃度を比較すると、VP-16では各々0 10倍、0 59倍、0 32倍、CDDPでは2 68倍、2 85倍、5 42倍であつた。したがつて、VP-16はその血中濃度の割には各組織への移行率は低く、一方、CDDPはその血中濃度の割には各組織への移行率が高かつた。次に、投与後4時間までの推移をみると、VP-16の濃度は急速に減少し、投与後05時間における濃度に比較して、血液、肝、腎濃度はほぼ10%以下に減少した。これに対し、腫瘍濃度はなお37 1%の遣残を示した。CDDP濃度の減少はVP-16に比較して連延し、血液、肝、腎濃度はなお50〜60%の遺残を示し、腫瘍濃度はむしろ減少が早く、約20%の遺残に過ぎなかつた。
著者
近 雅代
出版者
福岡国際大学・福岡女子短期大学
雑誌
福岡女子短大紀要 (ISSN:02860546)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.23-37, 1999-07-16

植物分類学的にはまったく異なるくちなしとサフランが, 同じカロテノイド色素クロシンとクロセチンを持っており, さらに, くちなしは中国で, サフランは西洋で, 古くから薬効がある植物として扱われてきていた。くちなしとサフランの生物活性は現代科学の進歩によりあきらかになりつつあり, その他のカロテノイド色素と同様抗酸化作用, 抗癌作用を持っているようである。香辛料として栄養の主体ではない食品のくちなしとサフランについてその栽培の歴史や文化的背景も併せて調査した。
著者
岩下 孝 関谷 紀子
出版者
(財)サントリー生物有機科学研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

膜タンパク質に^<19>F固体NMR法を適用して構造解析を行うためにフッ素化トリプトファンのバクテリオロドプシンへの取込み実験を計画した。バクテリオロドプシンには8個のトリプトファンしか含まれていないが、化学シフトの重なりが予想されるので分散性を期待して4-F、5-F、6-F-トリプトファンについて取込み実験を行い、それぞれのトリプトファンが標識されたフッ素化バクテリオロドプシンを得た。その中で6-F-トリプトファンを含むバクテリオロドプシンはスクロースグラジエントやMALDI-TOF MSの挙動からタンパク質と膜との複合的な構造に根本的な違いがある可能性が示唆された。そこで、これら3種のF-トリプトファン含有バクテリオロドプシンのX線回折実験およびCDスペクトルの測定を行ったところ、6-F-トリプトファンを含むバクテリオロドプシンについてはX線回折像が全く得られず、またCDスペクトルからも非結晶性であることが明かとなった。タンパク質内での核間距離の測定を目指してレチナールクロモフォアのシクロヘキセニル部分をCF3基を持つベンゼン環に置換した合成レチナールを調製し、5-F-トリプトファンを含むオプシンとの再構成を行った。トリプトファンのインドール環上にあるフッ素と天然レチナールと置き換えた合成レチナールのCF3基との間に双極子-双極子相互作用による磁化移動が起こるかどうか実験を行った。1次元RFDR実験と2次元CP_EXCY実験によって磁化移動が起っていることが示唆されたので、2次元MELODRAMA実験を行ったところ、両者の化学シフトが交差する位置にダイアゴナルピークとは逆位相のクロスピークを観測し磁化移動が起っていることを確認した。
著者
福田 竜三 荒川 涼 中田 充 葛 崎偉 吉村 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MSS, システム数理と応用 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.294, pp.41-46, 2011-11-10

筆者らはこれまでに,続け字を含む日本語文字列を対象とした,特徴グラフに基づいた文字認識手法を提案している.特徴グラフとは文字の構造を表現するグラフである.この認識手法では,既知文字の必須構造と同型となる認識対象文字列の特徴グラフの同型部分グラフを見つけることで認識対象文字列の部分領域を切り出し,その領域と既知の文字との間の類似度を求めることで文字を認識する.本稿では,文字幅が一定でない認識対象文字列に対する認識性能が良くないという従来手法の問題点を改善する手法を提案する.この手法では,部分領域を区切る際に,個々の文字の大きさをより正確に反映させる.次に認識実験を行い,従来手法の認識結果と比較することで改善手法の有効性を示す.
著者
小倉 慶郎 オグラ ヨシロウ
出版者
大阪大学日本語日本文化教育センター
雑誌
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究
巻号頁・発行日
vol.12, pp.7-16, 2014-03-31

筆者は、大阪外大時代から10年以上に渡って、本センターの外国人留学生に日英間の通訳・翻訳を教えてきた。この間半年ごとに替わる、多国籍・多民族からなる留学生クラスからはさまざまなことを学んだ。その一つに、日本語・日本文化にしかないと思われているようなことは他国にも少なからず存在する、ということがある。東アジア全体、特に韓国・中国と比較して日本が独自だと思えることは、非常に少ないようだ。本稿で取り上げる日本語の謙譲表現、気遣い表現もどこの国・文化にも見られるといっていい。しかし、過去の留学生達との度重なる対話から、日本ほど、過剰に謙譲表現・気遣い表現を使用する国はまず無い、と確信するようになった。それは、フォーマル・スピーチの日→英通訳における「障害」となっても現れている。本稿では、日本語特有の謙譲表現・気遣い表現を、日→英通訳の視点から整理し、どう訳されているか、どう訳すべきかを考察したい。