著者
高島玲 青木未来
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.312-318, 2014-10-15

国内の決済市場では電子マネーなどクレジットカード以外の決済手段が多様化している.これまで長きにわたり国内のクレジットカード会社の基幹システムの開発・保守・運用を手がけてきたTIS が,数年前より事業展開している国際ブランドデビット・プリペイド(DebitCube+/PrepaidCube+)のサービスを通じて,国内外における決済市場を活性化し,新たな国内産業基盤としての展開を目指している.この事業のポテンシャルや金融業界向けの基幹システムをサービス型で展開する上での課題に対するアプローチや工夫点を述べてみたい.
著者
横塚裕志
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.311-311, 2014-10-15
著者
花宜典 小作祐史
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.319-324, 2014-10-15

東京海上日動あんしん生命(株)(以下,あんしん生命)では,代理店向けにタブレット端末による保険申込システムを開発した.本システム開発では,高い使用性の実現とサービスの早期提供を目指しアジャイル開発を採用した.エンタープライズシステムのアジャイル開発を実践し,特に「計画の策定と見直し」,「効率化の徹底と継続」,そして「適用目的の明確化」の3点が非常に重要な要素であると考えた.本論文では,アジャイル開発を実践したプロジェクトでの具体的なプラクティスを紹介するとともに,エンタープライズシステムのアジャイル開発における,上記3点の重要性を説明する.
著者
丸山不二夫 浦本直彦
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.300-308, 2014-10-15

本インタビューでは,モバイル時代のサービスについて,モバイルサービスの現在の位置づけとそこから生まれてきたプラクティス,今後の方向性や日本企業や開発者の進む道についてさまざまな角度から議論した.

1 0 0 0 OA グロッサリ

雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.309-310, 2014-10-15
著者
丸木勝也 曽根田裕郁 日原圭祐 陣之内宏基 江角直起
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.265-270, 2014-10-15

ユーザがAndroid スマートフォン(以降,スマートフォン)を購入するときに重視する項目として,電池持ちが挙げられる.筆者らは電池持ちを長くするために,低電力で表示可能なIGZO 液晶を搭載したスマートフォンを開発した.また,スマートフォン購入後も電池持ちが長いことをユーザに実感してもらうため,アプリケーションの動作を調査し,消費電流の改善を行った.アプリケーションのどのような動作が端末全体の電池持ちに大きく影響するのかを述べる.
著者
堀江 宗正
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.57-72, 2000-03-31

This article surveys the theories of prominent psychologists of religion - W. James, S. Freud, C. G. Jung, E. Promm, A. H. Maslow, and E. H. Erikson. It shows that they are concerned with the process of self-actualization though not all of them use that term. Finally, their theories of self-actualization are considered in relation to religion. The psychologists of religion delineated the process of human psychological growth in analyzing religion as a research object, whether presenting an authentic way of religion or criticizing an actual way of religion. Despite of their differences and their uniquenesses, the processes they described are so similar that one can include them under the title of self-actualization. Self-actualization is the process by which one leaves one-sided ego and actualizes the authentic self or gradually approaches the genuine self. Its significant feature is the ultimate concern to the Self. The psychological thought movement, which regards self-actualization as a norm, should be understood as one example of what Bellah calls "modern religion," the last stage in his scheme of religious evolution. Thus referring to Bellah's discussion, it can be made clear that the psychological thought movement in modern advanced countries represents a new spirituality, although those who are concerned would claim it to be different from religion. In the last part of this paper, the author focuses on the motif of recovery of totality in the theory of self-actualization and points to the fact that the motif is expressed as "healing" in the recent scene of the movement.
著者
三宅 芙沙
出版者
名古屋大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2014-08-29

樹木年輪の14C濃度や氷床コアの10Be濃度は過去の到来宇宙線量を記録していると考えられている。本研究では、年輪の14C濃度測定から発見された西暦775年と西暦994年の単年宇宙線イベントの原因を追究し、さらなる宇宙線イベントを探索することを目的としている。南極ドームふじ氷床コアの10Be濃度測定から、775年イベントの原因は大規模なSPE(Solar Proton Event)が妥当であることを示した。また、紀元前の年代の14C濃度測定を行い、775年イベントに匹敵するイベントが稀であることを示し、さらに異なるタイプの宇宙線増加イベントを発見した。
著者
山田 義行 加来 佳子 若林 久嗣
出版者
日本魚病学会
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.35-40, 2000-03-15 (Released:2009-10-26)
参考文献数
15
被引用文献数
7 9

非定型Aeromonas salmonicidaの系統解析を16S rDNAの塩基配列の解析により行った結果, 国内で分離された菌株は, キンギョ由来菌株, ウナギおよび海産魚(ムシガレイ, アイナメ, ヒラメ, クロソイ)由来菌株, ニシキゴイ由来菌株, マゴイ由来菌株の4グループに分類された。近年における本菌の宿主範囲の拡大はキンギョ由来菌株とは系統を別にする菌株群によると考えられた。
著者
赤崎 勇 橋本 雅文 天野 浩 平松 和政 澤木 宣彦
出版者
名古屋大学
雑誌
試験研究
巻号頁・発行日
1987

1.前年度に引続き、GaNの高品質MOVPE結晶成長条件下でZnを添加することによりMIS構造に必要な抵抗率の高いi層を実現し、MOVPE法による高性能MIS型青色LED(発光効率0.3%)を実現した。2.カソ-ドルミネッセンス(CL)法によりZn添加GaNの発光微細特性及び発光スペクトルを評価した結果、「GaH表面微細構造」と「発光波長及び発光強度」の間に密接な関係があることを見出し、面内で均一な青色発光を得るための成長条件を明らかにした。3.MOVPE法によりMg添加GaNの結晶成長を行い、以下の結果を得た。(1)Mg濃度はMg原料流量に対し線形的に制御できる。(2)Zn添加の場合と異なりMgの添加効率は基板温度によらず一定である。(3)Mg濃度を制御することにより室温のPL測定において青色発光(440〜460nm)を得た。(4)電子線照射処理を施すことにより、青色発光強度が1桁以上も増加すること、かつp形GaN(正孔濃度〜10^<16>cm^<-3>)が得られることを見出した。(5)pn接合形LEDを試作し、その発光スペクトルを測定したところ、青紫色及び紫外発光が観測された。以上の結果、Mg添加はGaN系短波波長発光素子の作製に極めて有効な方法であることが明らかになった。4.GaN上にGaAlNを成長させヘテロ接合の作製を行った結果、GaAlN層にクラックが発生することが分かった。このクラック発生はGaAlN層の組成及び膜厚を制御することにより抑制できることが明らかになった。またこのクラック抑制技術に基づきGaNとGaAlNの多層構造を作製した結果、表面平坦性の優れた多層膜が得られた。
著者
神田 陽治 渡部 勇 三末 和男 平岩 真一 増井 誠生
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.601-610, 1993-09-01
被引用文献数
25 11

GrIPS is a groupware that aims to enhance people's creative abilities by assisting them in the creation and organization of ideas. The prototype of GrIPS works on three workstations connected by LAN and supports creative meetings, such as planning meetings. The methodological basis of GrIPS is diagram drawing, which consists of two stages, the idea divergence stage and the idea convergence stage. In the first stage, the participants of the meeting are encouraged to collect ideas in a brain-storming manner. In the second stage, they create a set of cards, each of which describes a collected idea, and draw a diagram that illustrates the groupings of the cards and the connections between them. The effective presentaion to the others could be done with the final diagram. GrIPS never substitutes the computation for human creativity, but it helps human activity, providing three new functions : associative keyword retrieval, automatic diagram drawing and individual-basis sound mixing. The associative keyword retrieval lists up lots of relative words, which can be picked up as elements of ideas in the first stage. The automatic diagram drawing converts a complex diagram into an easy-to-understand diagram that has the same structure as the original in the second stage. The redrawing is done by heuristics. The individual-basis sound mixing simulates the acoustic effects of a meeting room, by mixing the voice of each participant in appropriate proportion. It aims to compensate for the loss of communicating reality due to the distributed working environment.
著者
松浦 勉 一盛 真 佐藤 広美
出版者
八戸工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

十五年戦争とその敗戦に伴うアメリカの対日占領下の日本の教育学の「戦争協力」と、戦争責任についての「反省」についての態様を検討するとともに、当該期の沖縄と水俣の問題を追究した。主要には「講壇教育学」者の海後宗臣の戦争教育学の展開と、戦後に教育科学研究会の委員長になる勝田守一の教育科学の形成過程を対象化した。期せずして、3.11の原発震災は、沖縄問題と水俣病事件の、教育の視点からの考察を不可避とした。
著者
グッド長橋 広行 グッド 和代 小泉 公乃
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.318-325, 2014-08-01

本稿の目的は,米国の大学・公共図書館におけるファンドレイジング活動を明らかにすることである。まず卓越した大学図書館と公共図書館におけるファンドレイジング活動の概要を,グッド広行・和代が複数の事例をもとに記述した。次に図書館長らのインタビューをもとに,ピッツバーグ・カーネギー図書館の業務プロセスを小泉公乃が明らかにした。これらのことから,米国の図書館におけるファンドレイジング活動は,1)成功を収めたファンドレイジングの手法が多岐に渡り,2)担当は主に専門家と図書館員から構成され,3)資金は主として新しい試みに投資される傾向にあり,4)経営戦略と不可分なものであることがわかった。
著者
磯谷 奈緒子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.312-317, 2014-08-01

島を挙げ読書推進に取り組む隠岐島の海士町で,海士町中央図書館の蔵書充実を目的に,有志による「あま図書館応援プロジェクト」が発足した。クラウドファンデイングで全国に支援を募る新たな取り組みの実際について,有志メンバーとしても活動に携わっている図書館職員より海士の図書館活動全般も含め報告を行う。
著者
山内 直人
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.294-299, 2014-08-01

日本の寄付市場は米英には比較してまだ小さいが,今後拡大することが期待される。NPOが寄付収入を増加させるためには,目標設定,潜在的寄付者のリストアップ,寄付の依頼,スチュワードシップといつたファンドレイジング・プロセスに従って,効果的に行う必要がある。マッチングギフト,コーズ・リレーテッド・マーケティング,クラウドファンディングなど新しい手法もファンドレイジングに取り入れていく必要がある。ファンドレイジングの効率性,費用対効果にも留意する必要がある。専門的知識を持ったファンドレイザーの養成も必要で,大学など高等教育機関の役割も大きい。

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出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.77, no.10, pp.693-694,i_1, 2004-09-01 (Released:2008-12-25)