出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1295, pp.104-106, 2005-06-13

都内最大規模の国際展示場、東京ビッグサイトで今年4月20日から開かれた「国際フラットパネルディスプレイ展」で、ある企業のブースに人だかりができた。東芝だ。お目当ては新たに開発した「平置き型の立体ディスプレー」。30秒見るのに1時間以上待つ長蛇の列となった。東芝は平置き型でゲーム狙う 「ペットボトルや缶の映像を表示します。
著者
八島 正知 石原 達己 藤井 孝太郎
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

我々の研究プロジェクト「d10金属酸化物新イオン伝導体の構造デザイン」の概要を記す。Pr2(Ni,Cu,Ga)O4イオン伝導性材料ではNi2.5+に比べて高い価数を持つGa3+を添加することで格子間酸素量(キャリア濃度)が増加して酸素透過率が向上すること見いだされた。新物質探索の結果、新しい構造ファミリーNdBaInO4を発見した。SrをNdBaInO4に添加すると酸化物イオン伝導度が向上することも見出した。Pr2(Ni,Cu,Ga)O4, PrBaCo2O5.5+delta, Ce0.5Zr0.5O2の酸化物イオンの拡散経路を研究した。K2NiF4型A2BO4酸化物の異方性熱膨張を研究した。

1 0 0 0 OA 書評

出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.265-273, 2004-09-30 (Released:2008-12-22)

1 0 0 0 OA シンポジウム

出版者
日本組織培養学会
雑誌
組織培養研究 (ISSN:09123636)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.48-57, 2000-06-30 (Released:2012-11-13)
著者
窪田 香織 野上 愛 高崎 浩太郎 桂林 秀太郎 三島 健一 藤原 道弘 岩崎 克典
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.143, no.3, pp.110-114, 2014 (Released:2014-03-10)
参考文献数
17
被引用文献数
1

我が国は超高齢社会を迎え,認知症患者数の増加は深刻な問題である.しかし認知症の根治的治療法は確立しておらず,患者の日常生活動作(activity of daily living:ADL)を低下させない新しい認知症治療薬が求められている.その中で,ADLを低下させずに認知症の症状を改善する漢方薬・抑肝散が脚光を浴び,主に幻覚,妄想,抑うつ,攻撃行動,徘徊などの行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)に使われている.しかし,その作用機序はよく分かっていない.そこで漢方薬である抑肝散の認知症治療薬としての科学的背景を明らかにすることが必要となった.我々は,抑肝散がメタンフェタミン投与による興奮モデル動物において自発運動の異常増加を抑制すること,単独隔離ストレスによる攻撃行動,幻覚モデルとしてのDOI投与による首振り運動,不安様行動,ペントバルビタール誘発睡眠の短縮や夜間徘徊モデルの明期の行動量増加のようなBPSD様の異常行動を有意に抑制することを明らかにした.また,8方向放射状迷路課題において,認知症モデル動物の空間記憶障害を改善することを見出した.記憶保持に重要な海馬において神経細胞死の抑制やアセチルコリン遊離作用が認められ,これらの作用によって抑肝散の中核症状に対する改善効果も期待できることが示唆された.さらに,中核症状,BPSDいずれにもNGFやBDNFなどの神経栄養因子の関与が注目されているが,抑肝散には神経栄養因子様作用や神経栄養因子増加作用があることが分かり,この作用も中核症状・BPSDの改善効果に寄与するものと考えられる.以上のことから,抑肝散は,認知症患者のBPSDならびに中核症状にも有効で,さらに他の神経変性疾患や精神神経疾患の治療薬としても応用が期待できることが示唆された.
著者
森 博
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, 1984-05-25
著者
泰岡 顕治
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2005

17年度,18年度に引き続き液晶の粗子化分子動力学シミュレーションおよび原始レベルでの分子動力学シミュレーションを行った.粗子化分子動力学シミュレーションについては,平板間に挟まれた液晶の振る舞い,拡散係数などについてシステムサイズ依存性について大規模計算を行った.また,粗子化シミュレーションとの対応を見るために,昨年度からの続きで原始レベルでの分子動力学シミュレーションを行った.特に今年度は,5CBを用いて,当方相と液晶相の間の相転移現象について計算を行った.既存の研究では,分子数が少なく,また長時間シミュレーションが行われていなかったため,粗子化シミュレーションとの比較も難しかった.本研究では,分子動力学専用計算機MDGPAPE-3を用い,500分子程度の系において, 0. lMPaにおける様々な温度で,約100nsほどのシミュレーションを行い,相転移現象を計算した.計算に汎用機を用いた場合には数十年かかることが予想されるが,本研究ではMDGRAPE-3を用いることで1年弱で計算を行うことができた.分子モデルとしてOPLS-UAモデルを用いたが,計算系を大きくし,計算時間を長く取ったことで,周期境界条件の影響が少なくなり,相転移の際のヒステリシスが小さくなったことで,転移点をより正確に見積もることが可能となった.転移点は実験結果より3%ほど小さくなった.また粗子化シミュレーションで得られた値とほぼ一致した.
著者
飯塚 芳徳 五十嵐 誠 渡辺 幸一 神山 孝吉 渡辺 興亜
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.245-254, 2000-05-15
被引用文献数
1 2 1

1998年3~4月, スバールバル諸島アウストフォンナ氷帽頂上において, 多点積雪断面観測による積雪試料の採取を行なった.試料は化学分析に用いられた.<BR>各積雪断面は, 深さ0.50~0.79mを境に, 雪質の違いから上部と下部に分けられる.上部はしもざらめ雪としまり雪, 下部は氷板とざらめ雪が層を成している.下部はδ<SUP>18</SUP>O値や電気伝導度の変動が保持されていない.これらの結果は, 下部の積雪が融解を経験していることを示す.融解による化学主成分の減少過程は各イオン種ごとで異なる.Na<SUP>+</SUP>, Cl<SUP>-</SUP>に比べてMg<SUP>2+</SUP>, SO<SUB>4</SUB><SUP>2-</SUP>は流出しやすい.K<SUP>+</SUP>, Ca<SUP>2+</SUP>は融雪後も他のイオン種と相関のない鋭いピークを残している.<BR>融解を経験していない積雪のMg<SUP>2+</SUP>/Na<SUP>+</SUP>比が0.11±0.02であり海塩比 (0.12) とほぼ一致するのに対し, 融解を経験した積雪のMg<SUP>2+</SUP>/Na<SUP>+</SUP>比は0.03±0.02の値をとる.Mg<SUP>2+</SUP>/Na<SUP>+</SUP>比は氷コア中のフィルンの融解の有無を明らかにする指標になると考えられる.
著者
竹山 重光
出版者
和歌山県立医科大学
雑誌
紀要 (ISSN:03852741)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.29-55, 2003

It is through ordinary activities that human being gets into relations with the world. Those day-to-day activities are not conspicuous, but basic for the human-being. A tiny tale in The Gospel according to St. Luke, Martha and Mary shows us an impressive figure of those activities. Meister Eckhart's exegesis of this tale, of which we treat mainly in this essay, puts forward a noteworthy thought about those activities. He considers them as a manifestation of human perfectness. Martha, not Mary, embodies human perfectness, which has a dynamic double structure. Martha is a woman. This fact gives us another problematique. We deal with it also.
出版者
[ぱっちわーく事務局]
巻号頁・発行日
1993
著者
齋藤 実穂
出版者
東京工業大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01

「地球と太陽(太陽風)の相互作用からどのような物理過程で、オーロラ現象が引き起こされるのか」、その過程を明らかにするために、人工衛星の観測データの解析を行った。これまで調べることが難しかったオーロラ現象の源の構造、特に電流層の構造を調べることから、プラズマ物理を用いたオーロラ現象の説明を試みた。THEMIS衛星群を用いた電流観測から、「磁気圏尾部の電流経路」、「サブストームの発生源(起電力)」、「磁気圏のエネルギー収支」がわかるようになることが期待できる。また電流密度の構造と理論研究を合わせることにより磁気圏尾部プラズマシートが安定的に存在できるのか議論できるようにするための基礎的な知見を得ることができた。研究では、 複数の人工衛星を用いた磁気圏尾部の解析方法を開発し、電流密度を直接調べることを可能にした。開発した解析手法は、2007年にNASAが打ち上げたTHEMIS衛星群5機を用いて実際の観測データへ適用をした。2007年から2014年の観測事例を調べ統計的な性質を得ることができた。次に平均的な状態と比べて、サブストーム(オーロラ嵐)ときにどのような特徴が見られるのかを調べた。これまで磁気圏で電流密度が高くなる場合は、サブストームの成長相と考えられていたが、発達相にも高くなることを初めて示すことができた。ストーム開始時の電流系のモデルを構築し、プラズマシートの東西非対称の特徴を観測データから明らかにした。
著者
舘野 寿丈 角田 陽 奥井 公太郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集C編 (ISSN:18848354)
巻号頁・発行日
vol.79, no.798, pp.203-214, 2013 (Released:2013-02-25)
参考文献数
10

This paper deals with an alignment device for micro parts, which have a size in the order of 100 micrometers, by using a board stage that is vibrated in the natural frequencies of the various vibration modes. Part alignment is important for manufacturing processes, such as the assembling of small parts and the inspection of parts. Since it is difficult to grip and handle micro objects, a simple and reliable method is required. In this paper, the design concept and guidelines to realize such a device are presented. In addition to the theoretical representation, an example stage was designed for the alignment of the micro parts. It was also analyzed by Finite Element Method (FEM) simulations. Also, the designed vibration stage was fabricated using a stainless steel thin plate. Experimental results showed that the actual vibration is similar to both the theoretical results and the simulation results. As an example of the alignment of the micro parts, some micro-seize electronics parts were tested.
著者
倉西 憲一
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:18840051)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.1267-1271, 2014-03-25

インド後期密教の文献であるGuhyavaliはわずか25偈からなる小品である.このGuhyavaliおよび著者Daudipadaはこれまで全く研究されてこなかった.Guhyavaliは短いながらも,インド後期密教の重要な教理「自加持」をメインテーマとしている.本稿では,まずGuhyavaliを引用する文献のリストを挙げる.中でも,10世紀頃のAdvayavajraや13世紀のRatnaraksitaなど著名な学僧が著作に重要な教証として引用しており,また顕密両方にまたがる教理的アンソロジーSubhasitasamgrahaにも五偈収録されていることから,Guhyavaliの重要性はインド後期密教史の中である程度認知されていたことがわかる.それはむしろ,当時の密教者たちが25偈という小品を記憶することで「自加持」の教理を学べる事実にGuhyavaliの重要性・便利さを見出したのであろう.続いて,Daudipadaという名の意味について推論を展開する.アパブゥランシャ語の可能性もあるが,サンスクリット語のdudi(亀)が変化した形とするならば,亀人という意味になる.Guhyavaliを引用するPadminiはJadavipadaという別名やJadaというタイトルを彼の名前に付している.Jadaは「愚鈍」「動きの鈍い」という意味である.もしもJadaviがJada+vinであって,前述のdudi(亀)から派生したDaudiと同義語であるならば,daudiがサンスクリット語のdudiから派生した語と考えられていた可能性がある.

1 0 0 0 女性教養

著者
日本女子社会教育会
出版者
日本女子社会教育会
巻号頁・発行日
vol.11月, no.166, 1952-11