著者
一色 尚次
出版者
日本混相流学会
雑誌
混相流 (ISSN:09142843)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.125-137, 1987-12-15 (Released:2011-02-22)
参考文献数
5
著者
藤谷 宏 奥谷 武則 水野 俊郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-I, 通信I-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.31-40, 1996-02-25
被引用文献数
2

既存網(電話網, N-ISDN網等)を統合して, ATMによる広帯域ISDN (B-ISDN)網を構築するためには, STMデータとATMセルとの相互変換を行うATMアダプテーションレイヤ(AAL)処理,すなわちセル組立分解処理を最適に,経済的に実現することが重要な課題である.経済的実現の要は一つの回路で任意速度の多数のチャネルのAAL処理を行う多元速度多重処理技術である.本論文では, AALタイプ1の多元速度多重処理を実現するための技術として,(1)多重化された各チャネルのセル生成タイミングの偏りにより生じるセル送出待ち遅延の発生を抑える技術, (2)_n×64 kb/sの任意速度に対応したセル受信時の揺らぎ吸収バッファ制御技術,に着目して検討を行った. (1)については多元速度通信において各チャネルの速度とSTM回線上で割り当てられるタイムスロット(TS)位置とからセルの生成タイミングを導出するアルゴリズムを求め,遅延時間縮小化の効果を考察した.(2)については,より少ない制御メモリ量で実現する方法を検討した.これらの技術を用いることにより,2,000 ch 規模のAAL多重処理回路のLSI化が実現可能となる.
著者
百田 止水
出版者
山鹿市立来民小学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2012

1 研究の目的本研究では,デジタルコンテンツを活用するにあたって,教師の「授業設計の枠組み」がどのようにその活用に影響を与えているのかを調査し,誰もが授業に効果的に位置づけることができるデジタルコンテンツのための設計の条件を明らかにする.そして,その条件の下制作したデジタルコンテンツの効果を検証する.2 研究の方法本研究では,ベテラン教師5名と初任教師5名を対象として,それぞれの「授業設計の枠組み」を調査する.その上で「授業設計の枠組み」と「デジタルコンテンツの機能」とが合致する条件を明らかにし,誰もが授業への位置づけ方や活用の仕方が分かるようなデジタルコンテンツを小学校算数科を例として開発する.そして,熊本市および山鹿市の算数科教育の研究会に所属しているベテラン教師と新任教師を対象に,開発したデジタルコンテンツを活用する学習指導案を作成する調査をする.学習指導案にどのようにデジタルコンテンツを位置づけたかを分析し,効果を検証する.3 研究の成果初任教師は,デジタルコンテンツを資料提示や問題の説明のために授業に位置づける傾向があることが分かった.それに対して,ベテラン教師は,デジタルコンテンツを児童が問題解決する学習の様々な過程に自分なりに位置づけようとしていることが分かった.このことから,初任教師は解説的な「説明型」コンテンツについては,「授業の枠組み」の有無とコンテンツ機能の有効利用とのかかわりは高くなく,限定された機能故に有効に活用して授業設計することができると言える,しかし,筆者の「授業設計の枠組み」が反映した「ルール発見型」コンテンツは,アイディアの生成・交流の促進・算数のきまりの発見等の「授業設計の枠組み」をもっていることが機能の有効利用のために必要であると考えられる.「ルール発見型」コンテンツを他者に提供する場合は,コンテンツそのものから「授業設計の枠組み」を推察することができる設計にすることが,その効果を十分に反映した授業設計の実現には重要である.
著者
坂本 誠馬 長谷川 淳哉 田多 輝洋 鳴尾 丈司 溝田 武人
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
シンポジウム: スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集 : symposium on sports and human dynamics
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.532-535, 2011-10-30

The new NPB Ball was adapted to the Japanese NPB from this year. Compared with the old NPB ball and new one, seem height and width became 0.2[mm] lower and 1.0[mm] wider respectively. In this report, aerodynamics characteristics are measured by using wind tunnel tests. Some calculations of flight trajectory for pitcher's throwing ball and batter's hitting one are conducted.
著者
溝田 武人
出版者
福岡工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

飛翔中のゴルフボールの位置(X、Y、Z)をハイビジョンカメラ映像から求める.カメラを上下、左右に向けさらにレンズをズーミングさせる.回転角度やズーム情報は雲台やレンズ部に装着したエンコーダからの出力信号により得る.画面内のゴルフボールの位置情報は画像処理により求める.これらを統合して、ボールの(X,Y,Z)情報が求まる.現在これらのハードウェアと画像処理システムが完成しており、実地テストにより改良を行っている.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.191, pp.28-31, 2005-09

「診療報酬のマイナス改定や患者負担率のアップなど医院経営を圧迫する政策ばかりで、収支は悪化の一途だ」(59歳、内科)。 「2002年4月に投薬期間の制限が撤廃されたことで、患者の来院頻度が減って1人当たりの単価が減少している」(47歳、内科)。 「近隣に診療所の開業が相次ぎ、競争が激化。そのあおりを受けて患者が大幅に減少した」(56歳、整形外科)。
著者
榎田 竜太
出版者
京都大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2012

25年度では【免震建物用積層ゴム支承に対するリアルタイムサブストラクチャ実験】に関して, 以下の2課題に取り組んだ.(1)積層ゴム支承に対するリアルタイムサブストラクチャ実験用システムの設計・組立(2)リアルタイムサブストラクチャ実験の実施(3)ナイキスト安定判別法によるシステムの無駄時間と安定性の検証(1)においては, 積層ゴム支承を実験部分であるサブストラクチャとして, 地震時における上部構造物などの影響を数値解析的に評価するリアルタイムサブストラクチャ実験用のシステムを構築した. また, 地震時においては地動によって生じる加速度と上部構造物の質量によって積層ゴム支承の水平方向には大きな慣性力が作用する. そのため, 本リアルタイムサブストラクチャ実験では, 鉛直荷重(構造物の重量)と水平荷重(地震による慣性力)の二つを模擬するアクチュエータを積層ゴム支承にさせた. (2)においては, 積層ゴム支承に対するリアルタイムサブストラクチャ実験を目的としていた. この実験の前に, アクチュエータと計測機器を含む実験システム全体に対するシステム同定によって, 6.0msのむだ時間があることが明らかとなった. このシステムを用いて, JMA神戸波(兵庫県南部地震)を用いたサブストラクチャ実験を実施し, Fig. 2 (a)の実験結果が得られた. 数値解析部分の上部構造物の応答と実際の実験部分の積層ゴムの応答が同じ応答を示しており, リアルタイムサブストラクチャ実験を実現することができた. (3)の無駄時間を考慮したナイキスト安定判別法によって, このシステムが無駄時間20msの場合に不安定化することが示された. そのため, 無駄時間を19msと20msに設定した実験を実施した, 19msでは安定した挙動を示したが, 20msでは不安定化した. これによって, 安定性評価の有効性が実験的に示された。
著者
内倉 信康
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.7, no.7, pp.741-746, 1961-07

A sixty-year old man was admitted with a chief co m plaint of asymptomatic hematuria. By cystoscopy a thumb-tip sized papillary tumor at the left ureteral orifice w as seen, and left kidney was not revealed by intravenous pyelogram, and that impossible to insert the ureteral catheter. Under th e diagnosis of tumor at the bladder, ureter, and kidney, a total left ureteronephrectomy with partial cyatectomy was performed. The post operative diagnosis was transitional cell carcinoma of the lower ureter. The primary ureteral cancer with bl a dder tumor was third in Japan.
著者
棟方 涼介
出版者
京都大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01

これまでの研究で得られていたセリ科アシタバ由来のクマリン基質O-プレニル基転移酵素遺伝子(AkPT1)について、詳細な酵素機能解析を行った。その結果、AkPT1は非常に小さいKm値を有すること、基質特異性が高くクマリンの一部の誘導体のみ基質として認識すること、ならびに広いpHで高い活性を保持することなどを明らかとした。また細胞内局在の解析では、AkPT1のN末端領域がプラスチド移行シグナルとして機能することを示した。さらに、昨年度文部科学省支援事業「植物科学グローバルトップ教育推進プログラム」の支援の下で作製したミカン科グレープフルーツ外果皮のRNA-seqデータを基に、新たにO-PT遺伝子CpPTを見出した。酵素機能解析の結果、CpPT1はグレープフルーツを含め柑橘類で最もメジャーなO-プレニル化クマリン誘導体であるベルガモチンの生成を担うO-PTであることが分かった。今後、AkPT1とCpPTの結果を取りまとめて論文を執筆・投稿する。上記と並行して、植物の化学防御物質であるアンギュラー型フラノクマリン(FC)の生合成経路の解明についても研究を進めた。セリ科パースニップより得られていたアンギュラー型FC生合成の初発酵素を担うクマリン基質C-PT遺伝子(PsPT)について、詳細な酵素機能解析、発現誘導の解析、系統解析等を行い、一連の研究成果を論文にまとめた。そのほか、クワ科イチジクからもFC生合成の初発反応を担うクマリン基質C-PT遺伝子(FcPT)を新たに取得した。興味深いことに、PsPTとFcPTは同様の酵素機能を有するにもかかわらずアミノ酸配列の相同性が低く、系統解析により、互いに期限が異なる酵素であることが示唆された。今後、FcPTについても一連の結果を取りまとめて論文を執筆・投稿する。
著者
建築資料協会 編
出版者
建築資料協会
巻号頁・発行日
vol.大正15, 1927
著者
村嶌 由直 大田 伊久雄
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1994

1990年世界農林業センサスは林業離れの実態を全体的に明らかにしたが,その中で地域的に新たな発展の動きも見られた。本研究は,'90年代の全体像を地域的に解明するとともに,地域的にあるいは経営体として確立している"地域林業"および林家・法人に焦点をあて,その成立基盤を解明した。高度産業社会においては都市への人口流出,不在村所有・サラリーマン林家の増加,こうした状況は零細所有者の森林管理を困難にしている。一方では、森林のもつ多機能の発揮のために森林管理が緊急に対処されなければならない課題になっている。木材生産局面からみると、戦後造林が利活用段階に入った南九州(宮崎・熊本など)およびまだその段階への移行過程にある東北(宮崎・岩手など)の林業に地域区分が可能であるが,林業発展へのベクトルがみられるのは一つのまとまりをもつ地域単位を基礎とした場合であり,そこに上層組合員に支持された森林組合が果たしている役割が極めて大きい。加えて地方自治体による側面的な支えによって前進を確実にしている。しかし,林業経営が成立する地域は限定的で,試算される林業の内部収益率の低さから言えば全地域的である。60年代半ばから70年代にかけて公的造林が森林造成に,あるいは地域振興に大きく寄与したが、21世紀を迎える今日,放棄され森林管理を公的に進める手だては見い出し難い。一部で模索されているのが、下流の「水」の受益者・市町村が上流域の森林整備のために財政的に支援するものであり,「流域」を単位とした森林管理の道である。
著者
大谷 晃司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.484, pp.38-48, 2007-04-15

法人契約の携帯電話を導入する際に,悩ましいのが通信コスト。そこで導入前に知っておきたい割引サービスの特徴や導入後に役立つ料金プラン最適化ツールを解説する。得するプランを見付け出し,最適な料金で携帯電話を存分に活用しよう。(大谷 晃司) 「携帯電話自体が業務システムの一部になってきた」。