出版者
横廠工友会
巻号頁・発行日
1938
著者
大友 和則 上野 真弓 松嶋 隆二 丹野 義彦
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.253-255, 2008

Many studies using dot-probe task revealed that high anxious individuals show selective attention to threatening information. A previous study using neutral stimulus trials found that the dot probe effect was at least partially due to a disengagement effect. The current study compared high anxious group with low group, in order to determine whether the difficulty to disengage attention was found only for the high group. The current study also manipulated SOAs (stimulus onset asynchrony) in order to determine whether the difficulty to disengage attention persisted or not. Results indicated that high anxious individuals showed difficulty to disengage attention only under 0 ms SOA condition.

1 0 0 0 退享園詩鈔

著者
江馬正人著
出版者
山田茂助(発売)
巻号頁・発行日
1901

1 0 0 0 OA 門司市勢要覧

著者
門司市 編
出版者
門司市
巻号頁・発行日
1915
著者
有田 峰太郎
出版者
国立感染症研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

抗エンテロウイルス薬の候補化合物は、ウイルスタンパク阻害剤、宿主のPI4KB/OSBP阻害剤に分類された。PI4KB/OSBP経路は、ウイルスRNA合成過程ではなく、ウイルスの複製の場の形成に必要であり、複製の膜上にフリーのコレステロールを蓄積する役割を果たしていた。これらの結果は、抗エンテロウイルス薬の開発において宿主因子に対する阻害剤に注目する場合には、PI4KB/OSBP経路の阻害剤の有効性を検討する必要性があることを示唆する。
出版者
南満洲鉄道
巻号頁・発行日
1929
出版者

図名は裏面裏書による。間宮林蔵の測量記録にもとづき幕府内部で作成されたものとみられる。幕府による蝦夷地の再直轄化に関連する安政ごろのものか。「間宮氏実測」という表現は「北蝦夷地分間図」と同じである。間宮の測量にもとづく高橋景保編の「蝦夷図」「日本図、蝦夷」(当館所蔵)と海岸線の形は類似するが小異もある。根室湾と国後島、色丹島辺がやや異なる。また「蝦夷図」は「はめこみ図」の形で遠望のウルップ島まで描くが、本図はエトロフ島西端部まで。間宮林蔵は伊能図への測量記録提供(文化14年ごろ)後も文政4年(1821)まで蝦夷地での測量を続けており、亀田半島、天塩川、阿寒湖周辺など道東部一帯など、伊能図の北海道に比べると内陸部に増補部分がみられる。増補は文政9年、10年ごろとされる高橋の図にも見られる。海岸線は墨、測線とみられる線は内陸部を通るもののみ朱線で表示されている。会所、番所、舟泊(規模別)、漁猟場、潮瀬など記号凡例は26種におよび、「蝦夷地」の範囲に関する付箋が3か所にある。
出版者

旧鳥羽藩主稲垣家旧蔵の城郭絵図集。全355面、同じ城の絵図が複数あるものもあり、城の数は220余。道、国順に23帙におさめる。諸藩の兵学者たちが藩用の甲州流兵学研究の資料として、江戸詰の期間などを利用し、つてを頼って写し集めた城郭図集の一例。寛文から貞享、元禄ごろに多く行われた。編纂時期における当城と古城に分けられている例が多いが、本図集は両者が混淆し、城郭のみの図、城下町を含む図などが混在、一部、古戦場図も含む。形態も一定のサイズの料紙に縮図し、冊子体にまとめたアトラス形式のものが多いが、本図叢は半紙大から一辺2メートルをこえるものまで大小の一枚ものの集成である。縄張りの描法などに軍学者の視点がうかがえ、概して精度は高い。安土城など稀少図も含む。天和3年(1683)ごろの成立とされる浅野文庫蔵諸国古城之図、同当城之図など他の図叢と同系の図も散見するが、収集の経緯や他の図叢との系統関係については未解明。なお、目録末尾(355)に地名未詳とある図は、のちの本丸が完成、二の丸と交替する以前の岸和田城、また(68)甲州館林城は上州館林城の誤り。
巻号頁・発行日
1000
著者
奥田 弘枝 田坂 美央 由井 明子 川染 節江
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.2-9, 2002-02-20
被引用文献数
5

食品の色彩識別と味覚の関係について若年層の傾向を把握することを目的に20歳前後の男女826名を対象にアンケート用紙に色見本を添え調査し,次のような知見を得た。食べ物の色が食欲増進に影響するという認識は,男子80.6%に対し,女子は92.4%と1割程度高く,影響しないとの回答は男子が9.3%に対し,女子は1.9%と低く,この回答率についての性差はx^2検定により有意と認められた。20歳代の男女が食欲を増進させると意識している色は,上位から赤,オレンジ,黄の3色,逆に減退させると意識している色は黒,茶,紫,青の4色が主であった。この男女の選択率を変量としたスピアマンの順位相関係数は高く有意と認められ,男女が共通した意識をもっていることが分かった。味覚と色彩との関連では,男女とも甘味からはピンクとオレンジの暖色系を,酸味からは黄色,塩味から白,苦味からは茶と無彩色,うま味からはオレンジ,赤,茶をそれぞれイメージし,これらの結果にも相関係数により男女間の一致性は高く有意と認められた。食べ物の配色については,色相の隔りが小さく色みの近いもの,あるいは,隔りの大きい色相の異なった色が選ばれていた。性別でみると男女に共通しているのはオレンジ,黄,黄緑,若干異なるのが緑,白,大差が見られるのは茶であった。料理の色の組み合わせについての関心度は,女子のほうが男子よりも高く「大変ある」の回答者は,男子6.5%に対し女子は24.3%と男子の4倍であり,この男女差はx^2検定により有意が認められた。
著者
高柴貞雄 編
出版者
余部案内編纂会
巻号頁・発行日
1911
著者
佐藤 英
出版者
岩手大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
岩手大学大学院人文社会科学研究科研究紀要
巻号頁・発行日
no.21, pp.1-24, 2012-06

従来,ケアに対する考えかたは,「気づかい」「世話」「思いやり」など好意的側面が多く,マイナス要因に目を瞑っているように思われる。昨今の介護殺人,介護難民,老老介護は「ケア」におけるドメスティックな問題に止まらず,大きな社会問題となっている。最近ではマスメディアで「無縁社会」として大きく取り上げられている。筆者は「家庭介護」における介助者の視点の観点からケアを考えることで,ケアを外部化せざるを得ない問題点を着地点とした。また,この危機的状況を乗り越えるために,1つの問題点と6つの打開策を定義した。本論は「ケア」の倫理的側面の再認識,共感と傾聴の現実,社会学及び看護学の「感情労働」,臨床心理学の「共感疲労」の思考形式を学際的に捉え,介護において有効性がある定義を提案することにより,介護の現実問題を打破する倫理的試みをした。そして今日の日本社会の闇に一石を投じることで問題を浮き彫りにすることが本論の狙いである。Although many studies on care have focused on its positive implications such as consideration, tender-heartedness, and sensitivity, they, in my view, failed to examine negative factors involved in the practice of care.These negative aspects, typically seen in nursing murder, nursing refugees, and old couple nursing, are now not only domestic but also big social problems. These current problems have urged me to rethink about the ethical aspect of care.Considering that apathy in self-care is one of the most serious problems, I suggest in this paper that six factors are significant in solving the problem: flexibility of caring, the setting of border for close listening, a space appropriate for emotional expression, buffer distance, meta-recognition sympathy, and short-distance reliance.By so doing, I illustrate the importance of ethical value in nursing. I also show an ethical approach to solving the practical problems by examining the connection between compassion and close-listening, "emotionlabor"addressed in sociology and the science of nursing, and compassion fatigue in clinical psychology.Note) I call kaigo "nursing".
著者
天野 洋子 安里 葉子 新城 正紀 上田 礼子
出版者
沖縄県立看護大学
雑誌
沖縄県立看護大学紀要 (ISSN:13455133)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.36-44, 2001-02
被引用文献数
2

本研究の目的は、青年期にある者を対象として、彼らが自己開示し相談できる相手、尊敬している人、自己決定に際し大きな影響を受ける他者等をあきらかにし、今後の精神保健活動に役立てることにある。調査対象 平成12年7月、沖縄県の短期大学2年生(女子)47名である。 調査方法は質問紙法であり、(1)生き方、性の問題、結婚、困ったときなどに誰に、どのくらい、話をしたり相談したりするか(2)尊敬する人、結婚生活について考える際に影響を受けたものなどであった(調査票は1984年上田作成を用いた)。結果:1)、青年期にある者の自己開示の程度は項目によって誰にどの程度話すかに違いがあった。2)、彼らが全ての項目で最も自己開示できる相手は友人であった。友人に全部話すものの割合は、生き方57%、性の問題70%、結婚について68%、困っているとき85%であった。これは他の人たちに対する自己開示に比べ非常に大きな割合であった。 3)母親に何でも話せる者は生き方27%、結婚24%、困ったとき30%であり三項目とも第2位であった。4)全ての項目につき自己開示できる相手(少し話すも含めて)の平均は友人94%、母親58%、きょうだい55%、先輩38%、父親34%、親しくないが信頼できる人26%、先生20%、祖父母13%、親戚10%であった。5)性について自己開示する相手は友人93%、きょうだい41%、先輩36%、親しくないが信頼できる人23%、母親20%、先生14%、父親7%、親戚5%、祖父母0%であり母親、父親の割合は低かった。6)父親について 父親への相談は母親にくらべかなり順位は低かった。 しかし、結婚条件として求める事や、結婚したらどんな夫婦になりたいかなどにおいて子どもの考え方に父親は強く影響を及ぼしていることが明らかになった。 以上の結果から青年期にあるものの重要他者としては一位が友人、2位母親、きょうだい、先輩、父親の順であった。ゆとりがなく他者との信頼関係を築くのに努力を要し、きょうだいの数が減少してきている時代に、彼らが安心して自己開示できる人々に出会え豊かな人間関係を築けるよう周りの大人達の配慮が必要であることが示唆された。
著者
岩崎徂堂 著
出版者
永楽堂
巻号頁・発行日
1905
著者
飯田 卓 内堀 基光 吉田 彰 伊達 仁美 久保田 康裕 久保田 康裕 村上 由美子 シャンタル ラディミラヒ ルシアン ファリニアイナ
出版者
国立民族学博物館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

マダガスカル国内では森林保護の動きが急速に高まっているが、村落部では木材を今なお生活のために必要としており、資源の持続と生活文化の持続の双方が求められている。本研究では、両者の調和をはかるため、村落生活者による木材利用の実態と、その経年変化の傾向を明らかにした。An Ethno-Xylological Perspective on Madagascar Area Studies In Madagascar, where the movement of forest conservation is active these years, inhabitants of rural areas are obliged to use wood materials to make their living, and therefore it is necessary to sustain both forest resources and rural life. This research, aiming at balancing the both targets, clarified actualities of rural people's wood use and the tendency of its change.