著者
阿部 ちひろ 伊藤 彰則
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.9, pp.1-6, 2011-07-20

本稿では,音節数と韻に着目した作詞支援システムを提案する.システムは Ngram 言語モデルをもとに,ユーザの指定した音節数と韻の条件を満たす歌詞候補文を生成し,提示する.ユーザはシステムを辞書のように用い,提示文から主体的に言葉を選び作詞を進めることができる.我々は GUI を備えた作詞補助システムを実装し,提示文とシステムの主観評価実験を行った.In this paper, we propose a lyrics writing support system focused on the number of syllables and rhyme. The system generates candidate sentences that satisfy user-specified conditions based on Ngram, and presents them. A user can use the system like a dictionary, and write lyrics be choosing presented words. We have implemented a system with GUI, and subjective evaluations of the statements and proposed system were conducted.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1916年01月18日, 1916-01-18

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1917年12月28日, 1917-12-28
著者
武田 篤志
出版者
東北大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2003

本年度は、戦前に構成された「杜の都・仙台」の呼称とそれに相関する場所イメージが、終戦以降どのように変容したのかという点に留意しながら、仙台をめぐるローカルアイデンティティの現代的諸相について社会学的に明らかにした。まず、戦前の観光案内書や郷土書で流通していた「杜の都」の呼称が、昭和に入ると仙台をモチーフにした流行歌に用いられ、歌声の経験として場所の記憶となる局面に準目し、戦前に人気を博したレコード曲「ミス仙台」と戦後の仙台を表象する「青葉城恋唄」を取り上げ、両作品の歌詞に描かれた仙台像の比較分析から仙台の場所イメージの変容を明らかにした(その成果は『仙台都市研究』第3巻に論文発表)。加えて、仙台市の戦災復興事業に関与し、主に戦後仙台の緑地行政に従事してきた行政関係者OBへの聞き取り調査をおこない、「杜の都」の呼称が仙台市行政のシンボルとなっていった経緯についてオラールヒストリーをまとめた(その成果は、これまでの諸論文のなかで適宜活用している)。また、東北都市学会編『東北都市事典』(仙台共同印刷)の執筆依頼を受けたのを機に、戦前から戦後・現在にいたる「杜の都」の場所イメージの変化を通時的に概括した(武田担当項目:「杜の都」)。さらに、理論的研究として、近年再評価が進んでいるフランスの都市社会学者、アンリ・ルフェーヴルの空間生産論とその派生的議論を取り上げ、現在の都市社会学で注目されてきている「場所の社会学」論議への道筋を明らかにするとともに、その先駆的な研究として、英国の社会学者、ロブ・シールズの社会空間化論を検討した(その成果は『社会学年報』第33号に論文発表)。
著者
國井 勝
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

アンサンブルデータ同化手法に基づく観測データインパクト評価手法を用いて過去の台風事例でデータ同化に利用された観測データのインパクトを定量的に評価し,台風予測精度向上に効果のあった観測データを抽出することで,統計的に台風予測精度向上に最適な観測手法を推定した.結果として,大気中下層の観測データが台風予測精度向上により大きく寄与することが分かった.
著者
磯部 祥尚
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、並行システムの設計を支援するため、モデル検査器のように自動的に、かつ定理証明器のように記号的にそのシステムの動作を解析するツールの開発を目標として、(1)定理証明器の証明自動化と(2)モデル検査器の記号処理化の二つの側面から研究を行った。前者の(1)については、並行動作の理論CSPに基づく定理証明器CSP-Proverにモデル検査の自動検査アルゴリズムを実装し、証明自動化の可能性を示した。後者の(2)については、並行システムの構造や各プロセスの動作から、そのシステム全体の動作を記号処理によって自動解析する方法を提案し、その方法を解析ツールCONPASUとして実装した。例えばCONPASUは、無限状態の並行システムから、その動作を理解するために有益な記号ラベル付き状態遷移図を自動生成することができる。
著者
宮崎 英士 安東 優 濡木 真一 石井 稔浩 小野 恵美子
出版者
大分大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

今回の研究で、急性好酸球性肺炎患者の気管支肺胞洗浄液には高濃度のオステオポンチンが検出されることを明らかにした。他の臨床病型である好酸球性肺炎でも高値であり、好酸球性炎症に特異的と考えられた。オステオポンチン濃度は、好酸球性炎症を惹起すると考えられているサイトカインと正の相関を示した。蛍光二重染色法では好酸球に強いオステオポンチンの発現が認められた。以上より、好酸球由来のオステオポンチンが急性好酸球性肺炎の病態形成を促進している可能性が示唆された。
著者
瓜谷良平著
出版者
大学書林
巻号頁・発行日
1980
著者
ビットアーク
出版者
日経BP社
雑誌
日経MAC (ISSN:09188894)
巻号頁・発行日
vol.8, no.11, pp.192-195, 2000-11

本連載ではこれまでの基本編とテクニック編を通して,ファイルメーカーProによるデータベースWebパブリッシングについて,その基礎知識から具体的な実践テクニックまでを詳細に学んできた。これらが一通り頭に入ったら(そうでない人も),いよいよ具体的なソリューションを作ってみよう。
著者
飯倉 善和
出版者
弘前大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

光学センサで取得された衛星画像から、大気および地形の影響を補正するために必要となる要素技術として、(1)衛星画像の精密な幾何補正とその評価方法、(2)ヘイズや巻雲など水平方向の大気変動を補正する簡便な方法、(3)天空光や照返し光による影響を画素ごとに求める厳密な陰影補正方法と、それに基づいた太陽高度が高い場合の簡略化法などを開発した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経MAC (ISSN:09188894)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.94-105, 2000-03

昨年末,「ファイルメーカーPro」の第5世代が発表された。バージョン5はこれまでと異なり,4種類の製品で構成される。情報システムのWebへの移行が進む中,Webにフォーカスしたデータベース・ソフトとして製品を再構成した結果だ。言い換えれば,1つの転換点を迎えたと言える。企業内の情報共有がファイルメーカーProの主戦場。
著者
音成 貴道
出版者
東京歯科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

顎顔面領域は、硬組織や軟組織、空気等が存在している。この領域に病変が生じた場合には、硬組織である骨を指標として手術を行っている現状がある。硬組織に生じた病変はCTが有用であり、軟組織に生じた病変はMRIが有用である。これらCTとMRIを同時に表示することが可能であれば、硬組織と軟組織に生じた病変はいずれも診断が用意であろうと考えられる。平成18年度には、Fusion画像が用意に作成できるようにシステムの構築を行い、また良好なMRI画像が撮像可能になるように顎骨専用コイルを購入した。平成19年度には、第20回日本顎関節学会総会・学術大会にて、顎関節部に対する解剖構造と血流によるFusion画像を作成し、学会報告を行った。まず、顎関節部を通常の撮像であるプロトン密度強調画像で撮像を行い、解剖構造の確認を行った。さらに、血管の走行を描出するMRアンギオグラフィの撮像を行った。アンギオグラフィにはTOF法とPC法があるが、頭頸部領域では比較的細い血管が多いため、PC法を用いた。プロトン密度強調画像とPC法アンギオグラフィによるFusion画像を作成し、顎関節部の三次元的な血管の走行を観察した。顎関節外側部では、浅側頭動脈が走行しており下顎枝後方から下顎頭外側に走行するのが確認でいた。顎関節内側部では、顎動脈の分枝が横に走行しており、深側頭動脈に分岐する部位も確認できた。これらの画像は三次元的に任意の方向から観察が可能であるが、発表形式から動画での報告となったが、その後の質問では活発な討論がされ、関心の高さが伺われた。顎関節痛などの痛みの評価や、治癒過程においても新たな診断モダリティとなる可能性があると思われ、疼痛等の臨床情報についても今後検討を続けていく。
著者
川田 亮一 松本 修一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.3, pp.621-631, 2001-03-01
参考文献数
6
被引用文献数
14

近年, ディジタル圧縮による映像素材伝送が盛んになっているが, その課題のなかに次のようなものがある.(1)素材伝送には本線と予備線の2系統からなる2重化系がしばしば使用されるが, 通常時は予備系の伝送容量がむだになること.(2)伝送映像の自動画質監視の方法が確立していないこと.一方で, ディジタル映像伝送用符号化/復号の技術はほぼ確立し, 様々な装置が既に広く使われている.したがって, 既存の装置構成をなるべく変更せずに, 上記のむだの低減, すなわち高能率化や自動画質監視が実現できることへの期待は非常に大きいといえる.そこで本論文では, 自動画質監視可能な高能率高信頼度の映像伝送を, 既存の符号化・復号装置に手を加えずに前/後処理の追加のみで実現可能とする, フラットマルチスケーラブル映像伝送方式を提案する.本方式では, 2系統の復号映像上の符号化雑音の相関がなるべく小さくなるよう処理を加えることにより, 平均化による雑音の相殺・高画質化を実現する.また, その残留相関の大きさなどから, 受信映像と原画とのSN比を推定可能とする.本方式は, 素材映像伝送の高能率化のみならず, インターネット画像伝送などの高信頼度化にも利用可能である.
著者
斧原 聖史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.48, pp.19-22, 2010-05-14
参考文献数
23

3月に米国サンディエゴにて開催されたOFC/NFOEC2010について,光伝送システム関連(カテゴリーEおよびF)のトピックスを紹介する.光伝送システムでは,昨年12月に100Gb/sシステムの商用化が始まり,学会の興味は既にbeyond 100Gb/sに向いている.ポストデッドラインペーパーでは,ディジタル・コヒーレント技術による100Gb/sの伝送実験結果が多数報告され,今後の更なる大容量化の期待を予感させるものであった.また,電気分散補償,誤り訂正,光直交周波数分割多重にも記録更新などの新たな進展が見られ,注目を集めた.
著者
R・S Lavin 吉井 誠
出版者
熊本県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、タブレット端末(iPad)は、日本の三等教育機関にける外国語教育において、どのように使えるか、使うべきかという問題を探った。授業において、どういうアクティビティーができるか、スムーズにすすめるためにはどのような実践的な手段が必要か探った。また、CALL やm-learning や blended learning の観点からどのようにタブレット端末を考えるべきか検討した。そのためにプレゼンテーション、アンケート実施、文法・語彙学習、 mindmapping、等を複数な科目に導入した。タブレット端末の使用法は Puentedura の SAMR 枠組に分類することができる。
著者
多喜 義彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.657, pp.127-131, 2009-06

たき・よしひこ:1951年生まれ。1988年システム・インテグレーション設立,代表取締役に。現在,40数社の顧問,NPO日本知的財産戦略協議会理事長,宇宙航空研究開発機構知財アドバイザー,日本特許情報機構理事,金沢大学や九州工業大学の客員教授などを務める。プレス成形といえば,金型は絶対に必要なもの,そんなことはものづくりの常識中の常識。だと思っていたら大間違い。