1 0 0 0 OA 日高さんと私

著者
勝俣 銓吉郎
出版者
立正大学
雑誌
文學部論叢 (ISSN:0485215X)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.4-7, 1955-09
著者
武藤 敬 下妻 隆
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.82, no.6, pp.376-390, 2006-06-25

高周波を用いたプラズマ加熱装置を説明するにあたって,必要となる基礎的な知識を概観した.特に必要とされる高電力に対応する技術項目として,高周波の発生源である発振器として四極管,クライストロン,マグネトロン,ジャイロトロン等についてその原理と実際について図を用いて説明した.高周波の伝送技術については,主に使用される周波数帯を意識して記述した.基礎的な伝送線路的な扱い方,反射や整合の記述,解析するためのスミスチャートを始め,マイクロ波ミリ波で必要となる導波管の扱い方,準光学的な扱いまでを,概念的なことを主に記述するように努めた.
著者
霜田 光一
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.179-184, 1996-03-05
著者
川中 健太郎 樋口 満 勝田 茂
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学保健体育センター研究紀要 (ISSN:09198679)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-8, 1995-04-01

It is considered that exercise is benefical to prevention and cure for diabetes. As this reason, we will give three phenomena. First, acute exercise promotes glucose transport in skeletal muscle independent of insulin action. Second, insulin sensitivity for glucose transport is amplified in exercised muscle. Third, exercise training improves glucose transport capacity in skeletal muscle. In this article, we will give an outline of the mechanism in these phenomena.
著者
森田 雅也
出版者
関西学院大学
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.1-18, 1992-12
著者
ANATOL N. Kirillov 有木 進 中島 啓 野海 正俊 山田 泰彦 前野 俊昭 柏原 正樹
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

平成15年度〜17年度にわたり採択された本研究課題について私ならびに研究分担者は優れた数学雑誌に14の論文を発表した。また、研究集会を自ら組織するとともに研究遂行上必要な打ち合わせのため、国内外の研究集会に参加した。討論や共同研究は定期的に行った。15年度の主なものとして、私とGuest氏(首都大学東京)が組織した国際ワークショップ「Quantum Cohomology」(於:京大数理研6月実施)があげられる。このワークショップにはこの分野での著名な数学者中島啓氏(京都大・理学研究科)、齋藤恭司氏(京都大・数理研)、B.Kim(S.Korea)、A.-L.Mare(Canada)、A.Buch(Sweden)をはじめ国内からもおよそ50人の参加者があった。16年度の主なものとして、私と野海氏(神戸大)が組織した国際ワークショップ「Tropical algebraic geometry and tropical combinatorics」(於:京大数理研8月実施)があげられる。このワークショップには「トロピカル数学」において世界をリードする数学者、A.knutson(UC Berkeley, USA)、E.Miller(Univ.ofMinnesota, USA)、G.Mikhalkin(Toronto Univ., Canada)、D.Speyer((UC Berkeley, USA)、O.Viro(Uppsala Univ., Sweden)、柏原正樹(数理研)、尾角正人(阪大)、山田泰彦(神戸大)をはじめとして約60名の参加者があった。両ワークショップともに盛況で日本におけるトロピカル数学と量子コホモロジーに対する関心を高めることとなった。その他、中国南海大学での国際ワークショップ「Combinatorics, Special Functions and Physics」に招聘され、講演を行った。本研究課題の主目標の一つである放物型コストカ多項式については一般化されたsaturation conjectureを証明した他、放物型コストカ多項式やSchur関数の新しい興味深い性質を示した。Schubert Calculusと非可換微分法の関係についてはいくつかの重要な結果が、私と前野氏によって示された。特にある種の非可換代数多様体に対し平坦接続の生成する代数を記述することに成功しB_n型非可換Schubert多項式のMonk公式を証明した。
著者
鈴木 幹子 伊藤 裕子
出版者
日本青年心理学会
雑誌
青年心理学研究 (ISSN:09153349)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.31-46, 2002
被引用文献数
2

In our study, we focused on ordinary female adolescents to investigate how the acceptance of femininity affects the tendency toward eating disorder through the former's effect on self-esteem, degree of satisfaction with one's physique, and consciousness of the opposite sex, by hypothesizing of a causality model for each stage of development. Our subjects were 698 girls whose ages ranged from the upper grades of elementary school to college and university age, and who were surveyed via a questionnaire in regards to their acceptance of femininity, self-esteem, degree of satisfaction with one's physique, consciousness of the opposite sex, and tendency toward eating disorder. Our results indicated that (a) for girls of a junior high school age and older, being unable to have "active acceptance of femininity" increased the "tendency toward eating disorder" because of lowered "self esteem;" (b) with junior high school and high-school students, the path from "degree of satisfaction with one's physique" to "tendency toward eating disorder" disappeared, suggesting that early and middle adolescence was in a state of confusion in terms of physicality; (c) in all stages of development, the "acceptance of femininity" elevated the "tendency toward eating disorder" through former's effect on "consciousness of the opposite sex," sensitivity to the words and actions of the opposite sex acting as a trigger for the "tendency toward eating disorder;" (d) for college and university students, "reluctant acceptance of femininity" makes "self-esteem" lower and induces the "tendency toward eating disorder," suggesting that the adaptation to a traditional female roles induced the "tendency toward eating disorder" through lowered "self-esteem."
著者
齊藤 千鶴
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.79-90, 2004
被引用文献数
7

本研究は,摂食障害傾向に及ぼす個人内要因と社会文化的要因を包括的に検討することを目的とした.321名の青年期と成人期の女性に,社会的変数としてやせ志向文化への態度と性役割観に関する尺度を,個人内変数として自尊感情と相互依存的自己概念に関する尺度を提示し,回答してもらった.その結果,"社会文化的な規範に過剰に適応しようとする自己理解が,自らの自尊感情を低下させて,摂食障害傾向を形成するであろう"という仮説モデルが支持された.これらの結果により,摂食障害がやせ志向文化と性別役割という社会文化的影響を受けることが明らかにされ,またその影響を受けやすくする個人の特性の一部を示すことができたといえよう.
著者
大田垣 洋子 米澤 治文 志和 資朗 斎藤 浩 中村 研
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.225-231, 2005
参考文献数
22
被引用文献数
1

摂食障害患者103例について自尊感情と摂食態度,感情状態,罹病期間,BMIとの関連をローゼンバーグの自尊感情尺度,EAT,BITE,POMSを用いて検討し,さらに病型間の自尊感情の比較を行った.摂食障害患者の自尊感情は,摂食態度や感情状態との関連を認めたが,罹病期間やBMIとの関連は認めなかった.また重回帰分析において,自尊感情と摂食態度との関連が確認された.病型間の比較では,ANではむちゃ食い/排出行動のある群,BNでは排出行動のない群で自尊感情が低かった.摂食障害の本質として自己同一性の確立を巡る葛藤があり,この葛藤をうまく解決できないため自立が困難となり自己評価が低下し,その無力感や絶望感を体重のコンロトールによって処理し達成感を得ようとしていることはよく知られている.自己評価の基準は一般的な社会の中でコンセンサスが得られている価値よりも,むしろ自分自身がもっている価値ないし理想とされる.

1 0 0 0 OA 楽市楽座

著者
岐阜県産業経済振興センター
出版者
岐阜県産業経済振興センター
巻号頁・発行日
vol.平成14年度, 2003-01
著者
石井 正浩 木村 純人 中畑 弥生 牟田 広実 家村 素史
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

効果的治療法の開発 川崎病は、自己完結型の疾患であるため、重症度の層別化を行いそれぞれの患者に適した治療を行う必要がある。我々は256人の川崎病児を用いて重症度の層別化スコアを作成した。久留米スコア(診断病日4日以内1点、年齢6ケ月以内、血小板数30万以下、CRP8mg/dl以上1点、 AST 80IU以上2点)とし、3点以上を特異度78%鋭敏度76%で免疫グロブリン治療抵抗性を予測できる(J Pediatr 2006+)。久留米スコアにて層別化し重症の川崎病児に対しては、初期治療より免疫グロブリン単独治療と免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用した者とをランダムに振り分け治療効果の判定を行った。現在20例検討しているが、重症川崎病においては免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用した群が治療効果がよかった。病態、病因に関する研究 重症度の層別化を久留米スコアを用いて臨床的に行い、それをマイクロアレイを用いて遺伝子の解析を行った。66577個の遺伝子のうち1226個の遺伝子が久留米スコアによる重症群と軽症群で発現に差が認められた。Toll-like受容体遺伝子、サイトカイン受容体遺伝子などが、特に重症型で発現が増加していた。炎症に関連が深い遺伝子の発現が増加していることより病因に感染がかかわっていることが示唆された。免疫グロブリン治療単独では、254の遺伝子の発現が抑制され、免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用した群では5249個の遺伝子が抑制された。また、重症型で発現した遺伝子の多くは免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用治療で抑制された。結語川崎病の病因に感染がかかわっていることが遺伝子発現の研究より示唆された。重症型においては免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用療法は効果的であった。
著者
内山田 康
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

南インド、ケーララ南部の丘陵地帯に住むクラヴァたちの、宗教的実践と政治的実践の変容とその相互関係について平成16年度から19年度にかけて調査を行うなかで、2年目にプラーティと呼ばれるクラヴァの降霊術師に偶然に出会ったことは幸運だった。クラヴァについては19世紀の終わりに実施された民族誌的調査の短い記録がE. Thurston (1909) Caste & Tribes of South Indiaの中に再録されている。その中に、プラーティが行う降霊会について言及されているが、その内容は明らかではなかった。また、私は1992年から行ってきたフィールドワークにおいて、一度も降霊術師に会ったことがなかった。しかし、この調査の2年目に降霊術師に会い、もう行われていないと聞いていた降霊会に参加してその内容を知ることができた。プラーティは死者を呼び戻して、死者と親族が話せるようにする。親族たちが知りたいのは次の二点だ。(1) 死者はなぜ死んだのか。(2)死者はどのような負債を抱えているのか。知られないまま弁済されない負債は、生きている近い親族たちの不幸の原因となるため、死者にそのことを尋ねる。近年、教育を受けたクラヴァの中には、問題を降霊会によってではなく、裁判で解決しようとする者も現れた。このような状況のもと、降霊会を成功させることは困難になっている。しかし、降霊会は無くなっていない。クラヴァの生活環境は、ゴムブームによっても大きく変わっていた。1991年の経済自由化の後、クラヴァの生活環境は急速に変化している。また、クラヴァの社会上昇を目指した政治運動は、降霊会と祖先祭祀をやめさせ、メインストリームの宗教実践を取り入れようとするものでもあった。しかし、政治運動、生活改善運動、意識改革運動と結びついた、そのような宗教改革的な運動を通して、クラヴァは自律性を失い、地方の有力者にその土地や聖地を支配されるようになっていた。クラヴァが土地を失ったという証言は、数多く得られていたが、それに加えて百年前の土地査定の記録を入手して、その証言を記録によっても部分的に裏付けることが出来た。
著者
小島 幸枝
出版者
東海学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02858428)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.111a-130a, 1969-08-20