著者
海野将範 七夕 高也 宮村 (中村)浩子 斎藤 隆文 篠村 知子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.13, pp.49-54, 2007-02-19

本研究では、イネの生長を直上から記録した時系列画像から葉の生長特性を可視化し、解析することを試みる。植物の網羅的解析では数ヶ月に及ぶ生長の観察が必要とされるが、本研究においては直上からイネを観察した際に見られる成長運動に着目し、座標変換および時空間平面への投影により葉の成長運動の軌跡を2次元上に可視化する。これにより発芽誘導からの時間による葉の運動パターンの変化、日周変動、および回旋運動等を観察することができた。In this paper, we present visualization and analyzing method for growth and development of rice leaves from image series taken right above a rice plant. To observe growth pattern of plants for more them two months, we pay attention to the growth and development that was observed above. The tracks of the leaf growth are visualized in two dimensions image using coordinate transform method, then generating to the spatiotemporal image. As a result, we observed many important biological events such as the growth movement pattern according to time from the germination inducement, the circadian rhythm, and the root-tip rotation.
著者
久保 卓哉
出版者
福山大学
雑誌
福山大学人間文化学部紀要
巻号頁・発行日
vol.6, pp.A35-A49, 2006-03-01

陳後主の政治と文学については、正よりも負の評価の方が多いというのが普遍的な通念であるが、本稿では唐から明清までの文献資料をもとにその通念を覆すべく、正の評価が那辺にあるか、その根拠は那辺にあるかを明らかにした。
著者
鬼沢 武 小林 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波
巻号頁・発行日
vol.96, no.532, pp.23-28, 1997-02-19

簡易な回路構成を持つ,位相情報を用いた逐次処理型プリアンブルレス復調器のAFC部とキャリア再生部について検討している.AFC部では位相オフセット周波数誤差検出法とデュアルループAFCを,またキャリア再生部ではキャリアフィルタ出力をサンプルホールド(S/H)するS/H付きオープンループ型逆変調キャリア再生法を提案している.これらの技術を用いた復調器はプリアンブル信号(キャリア再生用)を用いずにパケット毎の復調を可能にし,かつ複素情報を用いるプリアンブルレス復調器と比較して,約1/10の回路規模で実現出来る可能性を得た.
著者
鬼沢 武 小林 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.96, no.526, pp.23-28, 1997-02-19

簡易な回路構成を持つ,位相情報を用いた逐次処理型プリアンブルレス復調器のAFC部とキャリア再生部について検討している.AFC部では位相オフセット周波数誤差検出法とデュアルループAFCを,またキャリア再生部ではキャリアフィルタ出力をサンプルホールド(S/H)するS/H付きオープンループ型逆変調キャリア再生法を提案している.これらの技術を用いた復調器はプリアンブル信号(キャリア再生用)を用いずにパケット毎の復調を可能にし,かつ複素情報を用いるプリアンブルレス復調器と比較して,約1/10の回路規模で実現出来る可能性を得た.
著者
安田 泰久
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科学会雑誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.16, no.12, 1964-12

妊馬血清性ゴナドトロピン (PMSG) と絨毛性ゴナドトロピン (CG) をヤギに連続投与して, アンチホルモン (Anti-H) の産生, 血清タンパク質含量, タンパク各分屑値の変動と沈降反応混合法による沈降素抗体価の変動を追求した. その後, 殺処分して病理学的考察を加えた. 又, Anti-Hの本態を明らかにする目的で, ウサギに大量のCGを投与して, 沈降反応重層法による抗体価の変動と沈降反応重層法による「反応の場の形」を求め, 寒天内沈降反応 (Ouchterlony法) を行い, 更に, この抗CG血清から得たγ-glのAnti-H作用を生物学的測定法で追求した. その結果, 次の成績が得られた. 1) PMSG及びCG両注射群ヤギにAnti-H産生を認めた. 血清タンパク質及びγ-gl値は初め増加するが, その後減少する. これとは反対にAl及びA/G比は注射開始後減少し, 末期に回復する. 又, 沈降素抗体価は注射の反復に伴って上昇が認められた. 病理学的所見では, 肝臓と甲状腺の重量増加が認められたが, 卵巣には変性濾胞が多く血胞及び成熟濾胞の発育は認められない. 肝臓及び腎臓の著変から, 解毒及び排泄機能の亢進が考えられる. 2) ウサギ血清の沈降素抗体価の変動で, 抗体産生に対する個体差の影響が大きいと認められた. 又「反応の場の形」で, CGと抗CG血清とは3種以上の反応系を有することが推定され, CGは複雑な抗原より成り立つものと考えられる. 寒天内沈降反応による抗原抗体分析でもCGと抗CG血清は2本以上の沈降線が認められたが, PMSGと抗CG血清との間に反応系はみられない. 又, 同一のCGでも Lot.の差によって, その中から検出出来る抗原成分数が異なることがみうけられた, 抗CG血清及び抗CG血清より抽出されたγ-gl液は, 生物学的測定で, 同時に注射したCGを抑制 (Anti-H) する作用をもつことが認められた. 以上の諸点から, Anti-Hの本態は抗体と考えられる.
著者
鬼沢 武 小林 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.96, no.523, pp.23-28, 1997-02-19

簡易な回路構成を持つ,位相情報を用いた逐次処理型プリアンブルレス復調器のAFC部とキャリア再生部について検討している.AFC部では位相オフセット周波数誤差検出法とデュアルループAFCを,またキャリア再生部ではキャリアフィルタ出力をサンプルホールド(S/H)するS/H付きオープンループ型逆変調キャリア再生法を提案している.これらの技術を用いた復調器はプリアンブル信号(キャリア再生用)を用いずにパケット毎の復調を可能にし,かつ複素情報を用いるプリアンブルレス復調器と比較して,約1/10の回路規模で実現出来る可能性を得た.
著者
鈴木 華代 小宮 一三 池田 弘明
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.1017-1020, 2007-07-01

We present improved practical color filter array interpolation methods that use color correlation for use in digital cameras.Cost-effective digital cameras use a single-chip image sensor and subsequent interpolation processing to produce full-color images.Therefore,many type of sophisticated algorithms have been proposed to create high quality images.Their complicated algorithms make it difficult,however,for them to be implemented in digital cameras due to limited computing capacity or available processing time.Although existing interpolation methods that use a directional color correlation are very cost-effective,they result in color artifact on the edge of color boundaries.We propose two algorithms to resolve this problem.One is a constrained color correlation method that is achieved by adding constrained conditions.The other is the precious color correlation methods that uses a nonlinear filter.The proposed methods can eliminate the artifact regardless of any color correlation of the images.Experimental results confirm the effectiveness of these methods.
著者
鈴木 麻由美 田久 修 楳田 洋太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.105, pp.55-60, 2009-06-18

近年,ワイヤレス通信において,さらなる高速大容量無線通信システムの検討が進められている.複数の中継局を用いて,空間ダイバーシチを獲得する協力通信では,各中継局が,送信局(Source)から情報を受信後,復調・再変調し,受信局(Destination)へと送信する.このような再生中継では,復調時に生じたビット誤りがDestinationに伝播することを避けるために,中継を中止する.しかし,中継が中止されると,送信信号数が減少するため,ダイバーシチ利得が低下するだけでなく,送信電力が低下する.そのため,Destinationにおける受信SNRは低下し,所要品質を達成できなくなる.本稿では,中継中止によって引き起こされた電力損を補償する方法を提案する.提案法は,他の中継局の中継中止を検波し,中継中止に伴う電力損を他の中継局が送信電力制御にすることで補償する.計算機シミュレーションにより,提案法の有効性を示す.
著者
鬼沢 武 小林 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.96, no.529, pp.23-28, 1997-02-19

簡易な回路構成を持つ,位相情報を用いた逐次処理型プリアンブルレス復調器のAFC部とキャリア再生部について検討している.AFC部では位相オフセット周波数誤差検出法とデュアルループAFCを,またキャリア再生部ではキャリアフィルタ出力をサンプルホールド(S/H)するS/H付きオープンループ型逆変調キャリア再生法を提案している.これらの技術を用いた復調器はプリアンブル信号(キャリア再生用)を用いずにパケット毎の復調を可能にし,かつ複素情報を用いるプリアンブルレス復調器と比較して,約1/10の回路規模で実現出来る可能性を得た.
著者
大平 重男 吉岡 正行 菅原 孝昌 中嶋 一雄 宍戸 統悦
出版者
日本結晶成長学会
雑誌
日本結晶成長学会誌 (ISSN:03856275)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.10-14, 2005-03-31

β-Ga_2O_3単結晶を育成し,その表面を窒化処理することでGaNを形成し,窒化物系半導体膜成長用基板とする方法について検討した結果を紹介する.FZ法で育成したβ-Ga_2O_3単結晶を研磨加工し,その(100)面をNH_3ガス中で窒化処理(850℃,5h)することで,β-Ga_2O_3単結晶表面には多結晶の六方晶GaNが,数10nmの厚さ形成されることを確認した.高分解能TEMによる断面観察,電子回折から,β-Ga_2O_3単結晶表面上にはランダムに配向した単結晶のGaN粒子が複数集合し,そのサイズは数nm〜数10nm,膜厚は数10nmであること,また作製されたGaN粒子内部には転位や欠陥は観察されないことがわかった.本手法は新しいバルクGaN基板作製法として期待される.
著者
中濱 誠司 吉野 孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.7, pp.109-114, 2008-01-25

大学における出席確認の作業は比較的時間のかかる作業である.また,従来より,「代返」という行為が日常の講義で行われており,その対策が課題となっている.代返防止は教育効果の向上にもつながるが,代返防止のための確実な出席確認作業は,講義時間を圧迫するというジレンマもある.そこで,これらの問題を解決するために,短時間の出席確認が可能で,代返のしにくい出席確認システムの構築を目指し,「言語化しにくい画像」に着目した出席確認システムAGENGOを開発し,実際の授業に適用した.その結果,次のことが分かった.(1)「言語化しにくい画像」を用いたにもかかわらず,出席登録する際に取得しているログ(携帯電話の機種)から代返の可能性がある学生がいた.(2)AGENGOで使用する出席画像に特に言語化しにくい画像を使用すると,正解画像を識別できないという問題点が生じた.The work of the attendance confirmation at the university is comparatively time-consuming work, and the lecture time has been pressed. Moreover, the act "saying here for another"(DAIHEN) has been done by the lecture in daily life. DAIHEN prevention leads to the improvement of the education effect. The work of certain attendance confirmation has the dilemma of pressing the lecture time. The purpose of this research is to develop a short-time and a difficult DAIHEN attendance confirmation system. We have developed an attendance confirmation system AGENGO using hard-to-verbalize images. Moreover, we used AGENGO to actual lectures several times. We found the followings from the application of the lectures. (1) Even we used the hard-to-verbalize images, we found the student who had possibility of DAIHEN from the log of AGENGO. (2) When we used very hard-to-verbalize images, many students were not able to distinguish between a right image and false images.
著者
園田 智昭
出版者
慶應義塾大学出版会
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.121-131, 2007-04

商学部創立50周年記念 = Commemorating the fiftieth anniversary of the faculty50周年記念論文本社部門の業績を管理する手法であるチャージバック・システムにおける課金の設定方法は,2 つの観点から分類することができる。第一の分類は,課金に利益を上乗せするか市場価格をベースとする方法(プロフィットベースの課金)と,原価をベースに課金を設定する方法(コストベースの課金)である。第二の分類は,課金をサービス量に関係なく固定的に設定するか,サービス量に応じて変動的に設定するか,という観点からの分類である。結果として,両者を組み合わせた4 種類の課金を考えることができるが,プロフィットベースで変動的な課金が最も優れている。本稿では,これら4 種類の課金設定方法について検討し,プロフィットベースの課金の長所,コストベースの課金と事業部制会計における配賦の違い,固定的な課金と変動的な課金の比較などについて検討するとともに,チャージバック・システムの新たな展開の可能性として,包括契約と個別契約,さらにはSLA について指摘した。
著者
望月 聡
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.68, 2004-11

前号を手にした頃ちょうど携帯電話を買い換える必要が生じ、カタログを眺めていた。そこには、機種ごとに特徴を紹介するページや、全機種を横並びにして機能を比較できる機能一覧のページがある。私はこれらを検討し、いずれかを選択したい。比較し、なんらかの判断をすること。 ...
著者
ダナヒュー レイ T
出版者
中京大学
雑誌
国際英語学部紀要 (ISSN:13480162)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.3-18, 2002-11-30

After decades of study, the author explains why contrastive rhetoric (CR) appears to have tenuous roots and the necessity for critical cultural analysis. The once vaunted "empirical" evidence from Japanese, a major basis for CR, appears methodologically unsound. CR, however, has been routinely accepted uncritically by scores of second language instructors, not to mention researchers in the field. Bold words to be sure, but until CR's house is put into order, the field will be left banking on hopes rather than solid empirical evidence expected of any social science. In this "Back to the Future" or nether land condition, practitioners are cast without a compass and so may more easily succumb to ethnocentric impulse. Rather than a strong form of CR, the author argues that a weak form would be more pragmatic. Various examples show why. Suggestions for future research are provided.