4 0 0 0 OA 横浜市史稿

著者
横浜市 編
出版者
横浜市
巻号頁・発行日
vol.佛寺編, 1933
著者
三田 克彦
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築學會論文集 (ISSN:03871177)
巻号頁・発行日
no.48, pp.121-129, 1954-03-30

鳥居の名称の起源については一応、既往の諸説を略記してその「架木」説に同意し、伊勢神宮に見られる諸鳥居がその有蓋門と同様に長押を構造の本体として発足したことを説き尚、一般の神社鳥居も長押構造の原型から発展したと説べる。一方、それらの有蓋門の本柱上方の長押構造は、後代の屋蓋門の冠木として変遷し又、その下方の長押構造は、変転して後代の所謂唐居敷となつたことを、その変遷実例から推定するのである。更に、長押構造を本源とした一般鳥居も時代と共に種々の変形を生じ之が形式化し且つ、後世工匠の技巧の末はこれらを甚だしく多様性のものとした。そして、これらの多様式化した鳥居の現状を分類することの無意味であることを事例をあげて述べる。
著者
横須賀海軍工廠 編
出版者
横須賀海軍工廠
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1915
著者
Hiroto Yabushita Shinichi Goto Sunao Nakamura Hideki Oka Masamitsu Nakayama Shinya Goto
出版者
Japan Atherosclerosis Society
雑誌
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis (ISSN:13403478)
巻号頁・発行日
pp.59675, (Released:2020-10-02)
参考文献数
31
被引用文献数
5

Aim: The clinically meaningful coronary stenosis is diagnosed by trained interventional cardiologists. Whether artificial intelligence (AI) could detect coronary stenosis from CAG video is unclear. Methods: The 199 consecutive patients who underwent coronary arteriography (CAG) with chest pain between December 2018 and May 2019 was enrolled. Each patient underwent CAG with multiple view resulting in total numbers of 1,838 videos. A multi-layer 3-dimensional convolution neural network (CNN) was trained as an AI to detect clinically meaningful coronary artery stenosis diagnosed by the expert interventional cardiologist, using data from 146 patients (resulted in 1,359 videos) randomly selected from the entire dataset (training dataset). This training dataset was further split into 109 patients (989 videos) for derivation and 37 patients (370 videos) for validation. The AI developed in derivation cohort was tuned in validation cohort to make final model. Results: The final model was selected as the model with best performance in validation dataset. Then, the predictive accuracy of final model was tested with the remaining 53 patients (479 videos) in test dataset. Our AI model showed a c-statistic of 0.61 in validation dataset and 0.61 in test dataset, respectively. Conclusion: An artificial intelligence applied to CAG videos could detect clinically meaningful coronary atherosclerotic stenosis diagnosed by expert cardiologists with modest predictive value. Further studies with improved AI at larger sample size is necessary.
著者
小川 郁
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.50-56, 2018-02-28 (Released:2018-04-20)
参考文献数
22
被引用文献数
2

要旨: 耳鳴の発生機序がまったく推測の域を出ていないことや耳鳴の他覚的検査法が確立されていないことなどから, 耳鳴診療に関してはいまだ大きな課題が残されている。 本稿では最近普及してきた耳鳴に対する新しい治療戦略である補聴器による音響療法について概説した。 近年, サウンド・ジェネレータを用いた tinnitus retraining therapy (TRT) に比べて補聴器による音響療法で耳鳴による苦痛度がより軽減するとされている。 しかし, 補聴器による音響療法の有効性についてのエビデンスはまだ多くはない。 国内外での補聴器による音響療法についての報告をまとめ, 今後の展望について述べた。
著者
舩田 正彦 青尾 直也
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.130, no.2, pp.128-133, 2007 (Released:2007-08-10)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

薬物が示す多幸感および陶酔感を経験し,薬物乱用を繰り返すことにより「自己制御が困難になった生物学的状況」を薬物依存(drug dependence)という.薬物依存という概念は,薬物を欲求している状態にある「精神依存(psychological dependence)」と薬物が生体内に存在する状態に適応し,断薬すると退薬症候が生じる「身体依存(physical dependence)」に分類されている.薬物依存の本質は精神依存であり,動物実験においては動物が示す薬物摂取行動や報酬(reward)効果を解析することにより,薬物依存性を評価できると考えられる.薬物の精神依存性を評価する方法としては,薬物自己投与法(self-administration paradigm)が最も信頼性の高い方法として使用されている.また,条件付け場所嗜好性試験(conditioned place preference paradigm)は,薬物の報酬効果を評価する方法とされ,実験操作が比較的簡便で,短期間での依存性評価が可能であり広く使用されている.さらに,薬物摂取時の自覚効果を利用して,依存性薬物との類似性を解析する薬物弁別試験(drug discrimination paradigm)も行なわれている.本稿では,当研究部において実施している条件付け場所嗜好性試験を中心に,薬物の精神依存評価方法を概説する.その妥当性と問題点を踏まえ,薬物の依存性を評価するための依存評価システムの構築について考えてみる.
著者
加々美智 成田浩
出版者
日本磁気共鳴医学会
雑誌
第42回日本磁気共鳴医学会大会
巻号頁・発行日
2014-09-11

【背景】過去のMRI安全の報告によると、遠赤外性を謳ったインナーにおいて、火傷の報告や画像への影響が報告されている。また、衣服の装飾品や、クリーニング後のホッチキスの芯が画像に影響を及ぼす可能性は知られている。MRI検査時に検査着に着替えさせ検査を行うことが推奨されているが、インナーは身につけたままで検査を行っているケースは多い。2003年に株式会社ユニクロよりヒートテックが発売されて以来、保温インナーは世界中で広がっている。また、各衣服メーカーより類似製品が販売され始め、国内では多くの方がヒートテックや類似製品を着用している。【目的】MRI検査時に患者が着用している保温インナーが、画像や人体に及ぼす影響について基礎検討をすることを目的とした。【使用機器】(株)日立メディコ社製1.5TMRI装置ECHELON OVALを用い、本体付属ファントムとNVコイル、保温インナーや、一般的なインナーなどを用いた。【実験方法】コイル中心にファントムを配置し、SE法、およびGE法において検討を行った。ファントムには温度計を張り付け、何も巻き付けない、一般的な肌着、保温下着、スポーツインナーなど巻き付け素材を変更し、5種類の撮像を行った。また、巻き付け回数を変化させ撮像を行った。撮像開始は、ファントムの流動がなくなるように20分以上待機してから撮像を行った。検討方法は差分法を用いてSNRを測定し、t検定を行った。【結果】肌着の種類や巻き方に応じてGE法ではSNRの低下がみられ、5%以下で優位に差が生じた。【まとめ】検討によりインナーの材質、厚みによってはMRI信号に影響を及ぼし、患者の体温を上昇させる可能性が示唆された。厚生労働省のSARに関する記載では、患者の温度変化に関して、第一次水準管理操作モードで1度以上の変化がないことや、体温の最大値は規定されている。保温インナーはこれらの規格を超える恐れがあり、注意が必要である。
著者
荒川 泰昭
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第35回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.21, 2008 (Released:2008-06-25)

ヒトでは、胸腺Thymusは免疫系器官のうちで最も早期にリンパ球の現われる器官であり、以後胎生期を通じて最も活発にリンパ球造成を継続する。胸腺の絶対重量でみるとヒトでは思春期直前に最大値となるが、体重あたりの相対臓器重量でみると出生直後が最大で、以後減少を続ける。ヒトの胸腺は胎齢16週で形態学的に完成しており、げっ歯類を除く哺乳類でも胎齢中期以降に完成する。げっ歯類を除く哺乳類では、ヒトも含めて、免疫系は出生時までに十分成熟しており、出生時には胸腺に対する依存度も比較的小さくなっている。しかし、げっ歯類の胸腺は形態学的には出生時まで未完成であり、その発育は新生児期までには完了するが、末梢性Tリンパ球集団(末梢性リンパ性器官の胸腺依存性領域)の形成は未だほとんど行われていない。したがって、この時期に胸腺を摘出すると、この末梢性Tリンパ球集団の出現が阻止されることになる。すなわち、成体の胸腺を摘出した場合には末梢性のリンパ球集団にも免疫応答能力にも影響は少ないが、新生児期に胸腺を摘出すると、リンパ球減少症、寿命の長い再循環性リンパ球の顕著な減少、細胞性免疫応答の欠落、Tリンパ球関与の体液性免疫応答の著明な低下などが起こる。 一方、胸腺は加齢と共に生理的に退縮し、リンパ球の産生は低下し、皮質は菲薄となり、実質は縮小し、その大部分が脂肪組織で置き換えられる。この加齢退縮age involutionは一般には思春期から始まると考えられているが、胸腺実質全体に対する皮質の占める割合の減少を、胸腺の機能的活性の低下を示す指標と見なすと、ヒトの加齢退縮は実際には小児期の初期にすでに始まっていることになる。 以上の観点から、本講では、飼育可能な乳離れしたばかりの幼若ラットを用いて、化学的な胸腺萎縮Thymus Atrophy(化学的胸腺摘出Chemical Thymectomy状態)を中心に、その病的老化の誘導メカニズムを考察する。
著者
Ben KENWARD Mathias BERGGREN Michiteru KITAZAKI Shoji ITAKURA Yasuhiro KANAKOGI
出版者
Psychologia Society
雑誌
PSYCHOLOGIA (ISSN:00332852)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.37-52, 2018 (Released:2019-11-12)
参考文献数
68
被引用文献数
1

Studies of infants’ and adults’ social cognition frequently use geometric-shape agents such as coloured squares and circles, but the influence of agent visual-form on social cognition has been little investigated. Here, although adults gave accurate explicit descriptions of interactions between geometric-shape aggressors and victims, implicit association tests for dominance and valence did not detect tendencies to encode the shapes’ social attributes on an implicit level. With regard to valence, the lack of any systematic implicit associations precludes conclusive interpretations. With regard to dominance, participants implicitly associated a yellow square as more dominant than a blue circle, even when the true relationship was the reverse of this and was correctly explicitly described by participants. Therefore, although explicit dominance judgements were strongly influenced by observed behaviour, implicit dominance associations were more clearly influenced by preconceived associations between visual form and social characteristics. This study represents a cautionary tale for those conducting experiments using geometric-shape agents.
著者
井上 賢治 森 美紀 志村 和可 千葉 マリ 桑波田 謙 間瀬 樹省
出版者
日本ロービジョン学会
雑誌
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
巻号頁・発行日
vol.9, pp.4, 2008

【目的】ロービジョン者ならびに高齢者が、駅からお茶の水・井上眼科クリニックまでのアクセス環境において、不便に感じていることはないかを調査した。<BR>【方法】JRお茶の水駅あるいは東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅を通院のために利用しているロービジョン者あるいは高齢者20名(男性9名、女性11名)を対象とした。「駅から当クリニックに来るまでに困っていること」を駅構内、横断歩道、ビル入り口までの通路・階段、ビル入り口からのエレベーターに分けて、各地点の不便を調査した。<BR>【結果】JRお茶の水駅を利用している患者10名(男性5名、女性5名)は、平均年齢74.0±7.4歳、疾患は緑内障および白内障7名、糖尿病性網膜症 2名、黄斑上膜 1名であった。駅からクリニックまでに困っている場所は、駅構内80%、通路・階段50%、横断歩道30%、ビル入り口からのエレベーター 10%で、駅構内が一番多く、特にホーム・階段が狭い、案内が見づらいなどの声が多かった。東京メトロ新御茶ノ水駅を利用している患者10名(男性4名、女性6名)は、平均年齢70.8±5.4歳、疾患は緑内障8名、糖尿病性網膜症 1名、ぶどう膜炎1名であった。駅からクリニックまでに困っている場所は、駅構内70%、通路・階段 50%、ビル入り口からのエレベーター 30%で、駅構内が一番多く、特に千代田線のお茶の水口は駅ホームから改札までが長いエスカレーターのため不便と言う声が多かった。<BR>【結論】JR、東京メトロ利用者に共通していたのは、駅構内で困っていることが多かった。特に駅ホームから改札へのアクセスが階段や長いエスカレーターのみで利用しづらく、案内表示が見づらいと感じていた。患者さんのことを考えると、クリニック内にとどまらず、まち全体のユニバーサルデザイン化を検討すべきである。
著者
西村 春夫 松本 良夫
出版者
科学警察研究所
雑誌
科学警察研究所報告 防犯少年編 (ISSN:04511999)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.53-61, 1969-03
被引用文献数
2
著者
辻 憲男
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.1-25, 1997-12-01

醍醐寺本『諸寺縁起集』所載の淡海三船撰「大安寺碑文一首并序」の本文翻刻と略注。後に付録として、『文選』所収の「頭陀寺碑文一首」の本文を掲げた。
著者
鬼束 芽依 オニツカ メイ
出版者
西南学院大学博物館
雑誌
西南学院大学博物館研究紀要 (ISSN:21876266)
巻号頁・発行日
no.8, pp.41-49, 2020-03

日本における考古学の始まりは、一般的にE・S・モースによる大森貝塚の発掘だとされ、「近代科学としての日本考古学の出発にふさわしい」(大塚・戸沢・佐原編『日本考古学を学ぶ』1988 有斐閣:57頁)とされている。しかし、国学や本草学が盛行 していた時代には、趣味や研究の1 つとして石器や勾玉などの古器物を集め、研究・考察結果を論文として書き遺した人物が多数存在していた。そのような人物たちは、現代において考古学の先駆者として評価されており、研究も多くなされている。江戸時代に考古学が学問的に成熟したわけではないが、学問の隆興と好古思想の流行から多くの学者が古い事柄を考える取り組みを行い、それらの人々はしばしば「好古家」と呼称される。具体的な好古家の例を挙げると、福岡藩の好古家として有名なのが青柳種信である。彼の考古学的業績としてもっともよく知られているのがその著作『柳園古器略考』である。これは、1822(文政5 )年に怡土郡三雲村で偶然発見された、甕棺と同時に出土した銅剣・銅戈・鏡・銅矛・勾玉・管玉・ガラス璧について記録・考証したもので、その図版の正確さや考証の精緻さで高く評価されている。そのような人物たちに個人的に興味を持ち、好古家として著名な伊藤圭介と彼が所属していた本草家グループ・嘗しょう百ひゃく社しゃの活動を調べていた際、メンバーの1 人である吉田雀じゃく巣そう庵あん(以下雀巣庵とする)の活動に興味を持った。彼が主催し自宅で行っていた博物会には石器や古器物の出品が多い(磯野2001)という情報を手に入れ、幸いにも国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)でその博物会の目録を閲覧することができた。雀巣庵は『虫譜』『貝譜』『魚譜』などの自然科学分野に関する名著を遺したことで名高いが、本稿では『尾張名古屋博物会目録』という史料を通して、雀巣庵を考古学の先駆者として再評価したい。
著者
横江 清司
出版者
日本義肢装具学会
雑誌
日本義肢装具学会誌 (ISSN:09104720)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.265-269, 1993-07-31 (Released:2010-02-25)
参考文献数
25