著者
山崎 章市
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.438, pp.1-6, 2001-11-13
被引用文献数
3

MR(Mixed Reality)プロジェクトが約4年間に開発した4種のHMD《(1)自由曲面プリズムを使った広画角光学シースルーHMD(水平51度, 垂直37度), (2)HMDの表示系に撮像系の光軸を一致させたビデオシースルーHMD"COASTAR", (3)屋外用に開発した光学シースルーHMD, (4)光学シースルーHMDの表示系・光学シースルー系に撮像系の光軸を一致させた光学シースルーHMD》とそれらを用いた3Dアプリケーションシステムについて紹介する.
著者
山本 利一 田嶋 基史
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.16, pp.100-103, 2000-11-11

福井県立福井商業高等学校は,文部省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法の研究開発事業」により,1.5Mbpsの高速回線の利用が可能となった.しかし,その環境を有効に活用するための,校内設備やスキルを持ち合わせていなかった.そのため,NetDayにる校内LANの構築を地域ボランティアの協力のもとに行い,校内LANの環境を整えた.
著者
小野田 崇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.5, pp.776-784, 2002-05-01
被引用文献数
9

AdaBoostの有する高い汎化能力は,Support Vector Machineで導入されたmarginの概念を適用することで解明されている.しかしながら,この汎化能力の高さは,学習データ中に誤分類や非常に大きい雑音を含んだデータがない場合に限られるものである.誤分類や大きい雑音を含む場合,AdaBoostは高い汎化能力を実現できないことが実験的に示されている.また,これらの結果はmarginの改善という視点から,Schapireらの研究によって理論的な裏付けが行われている.本論文では,Schapireらの議論に基づき,AdaBoostの起こす過学習を避けるため,AdaBoostが最小化する目的関数に正則化項を導外した新たなアルゴリズムAdaBoost_<Reg>,ν-Arc,ν-Boostを提案する.
著者
北島 君三
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
林學會雑誌
巻号頁・発行日
no.18, pp.642-650, 1923-03-31
著者
和田 光俊 時実 象一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.273-280, 2008 (Released:2008-07-01)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナル・プラットフォームJ-STAGEでは,電子ジャーナル編集・発行の国際的基準や慣行に合致すべく推奨基準の策定に取り組んできた。本推奨基準は,記事データの訂正・修正等について,記事のさまざまな版について,巻・号・ページ・発行年について,和文誌・和英混載誌の誌名英文字表記について,引用文献の書き方について,の各項目からなっている。この推奨基準の目的と概要について述べた。
著者
木村 昌司 田口 友康
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.11, pp.2209-2216, 1997-11-15

日本語の文章は仮名漢字混じり文であり,その印刷文書は仮名書体の違いによって視覚的印象が変わるといわれている.この研究では,6種類の仮名書体を選んで,その印象の変化が何と関係しているのかを分析した.始めに物理計測で縦横の幅と黒領域の面積比を計測した.次に心理実験で被験者にサンプルを提示し,その印象を40種類の形容詞を用いた選択記述法で解答させた.この両者から,全体として文字間が一定に見えるようにデザインされた時代の新しい書体が良い印象を与え,縦または横に長い,時代の古い書体が読みにくくかつ悪い印象を与えるという結果が得られた.Japanese texts are written in kanji(Chinese)and kana characters.It is said that the use of different typefaces of kana characters may result in different visual impressions in the printed texts.This paper studies the kana typefaces in Japanese typesetting in two aspects,that is,a physical measurement and a psychological experiment with the use of six typical kana typefaces.In the physical measurement,the vertical and horizontal widths as well as the density of black area were measured.In the psychological experiment,the impression of the typefaces were evaluated for texts of different styles by the method of selected description on forty adjectives.The result showed that the kana typefaces of modern time,designed in a square-like shape,gave a good impression,while those of ancient time,characterized by the shapes of unequal vertical vs.horizontal widths,gave a poor impression,as a whole.
著者
大久保 亮介 片上 大輔 新田 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.587, pp.7-12, 2005-01-17

本研究の目的は, 電子掲示板を対象として, 現在注目されている話題を低コストで把握し, 近い将来流行する話題の予測することである.本研究では電子掲示板上の話題の伝搬を解析する手法として, リンク情報に基づくアプローチを提案する.投稿中に現れるリンク情報を抽出し, それがどのように伝搬していくかを調べる事によって, 伝搬のパターンの分類と流行度合いの測定を行う.未知の話題が流行するか否かの予測は, サポートベクターマシン(Support Vector Machine)によるクラス分類によって実現した.収集した既知の流行的話題に対して本手法の有効性を検証する実験を行った.
著者
中山 英樹 原田 達也 國吉 康夫 大津 展之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.384, pp.65-70, 2007-12-06
被引用文献数
5

画像アノテーション・リトリーバルは,インターネットにおける検索をはじめとする幅広い応用が期待できる技術である.しかし,対象とする画像や認識対象が一般的なものであるため,極めて難しい課題であり,既存技術は精度・速度の両面において難を抱える.本研究では,高次局所自己相関特徴と確率的正準相関分析の組み合わせにより,画像・単語間の概念を効率よく学習することで,従来の世界最高精度の手法とされるSML[1]に比し,精度・速度の両面で圧倒的な向上を実現した.特筆すべきは,認識速度において最高で約1万倍の向上を果たしている点であり,本手法は認識精度と同時に高い汎用性・実用性を有する.
著者
福島 俊一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.363-372, 2003 (Released:2003-09-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1

Webサーチエンジンは,インターネット上の膨大な数のWebページ群の中から,ユーザが欲しい情報を見つけ出せるように用意された,いわばインターネットの道案内システムである。本論文では,このWebサーチエンジンの背後にある情報検索技術を,基本技術編と最新技術編の2回に分けて解説する。基本技術編では,まず伝統的な情報検索技術に関して全文インデックス方式,検索結果のランキング方式,関連語を考慮した検索方式などを概観した上で,Webサーチエンジンの基本技術として,その仕組みやWeb特有のランキング手法を解説する。最新技術編では,リンク解析の高度化,目的特化,ユーザや状況への適応など,Webサーチエンジン技術にかかわる新しい話題を取り上げる。
著者
當山 日出夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.49, pp.17-24, 2007-05-25

日本語の文字(特にコンピュータ文字)は、激変の時期を迎えている。JIS X 0213:2004の実装(WindowsVista)、あるいは、朝日新聞の印刷字体の変更などである。これらは、印刷標準字体に準拠したものである。その基本は、『康煕字典』字体について、それが正統なものであるという判断による。だが、実際の日本語表記においては、『康煕字典』は、伝統というべきものではなく、それとは別に、特に手書き文字で、伝承される文字の位相を考えねばならない。『康煕字典』を正統とするのは、「近代における擬制としての伝統」であることを自覚しなければならない。The typeface was changed with JIS standard (JIS X 0213:2004). Asahi-Shimbun (Newspaper) changed the typeface. When the character of KOUKI-JITEN is the right character, generally, we recognize. However, the typeface which was traditionally used in Japan is not the typeface of KOUKU-JITEN. There is a true tradition in the character to write with the hand. As for the traditional character, it is necessary to reconsider.
著者
鵜崎 次郎
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.187-188, 1995-03-15

近年、ディスプレイ上に文字情報を高品位に表示する要求が高まってきた。それと同時に、一文字単位ではなく、見た目に読みやすい文字列を表示することが重要となってきた。従来の字詰め方法であるカーニング処理方法を使用すれば、見た目の間隔が一定で読みやすい文字列を作成することが可能であるが、カーニングの文字ペアのデータを作成するために、膨大な作業工程を要するという欠点がある。そこで本報告では、従来のカーニング処理の利点を生かし、簡単なアルゴリズムで、一文字毎のカーニングデータを自動的に作成すること、また、求めたカーニングデータから、自動的に字詰めされた文字列を作成することを目的とするn分割カーニング処理方法の提案を行なう。
著者
木村 清孝
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.947-961, iii, 2005-03-30

本論文は、近代日本において、西欧から移入された文献学的な仏教研究の軌跡を辿ることを基軸として、このおよそ百年間における仏教研究の歴史を顧み、その特徴を明らかにするとともに、それがもつ問題点を探り、合わせて今後の仏教研究のあり方について述べようとするものである。明治時代の初め、<近代的>な仏教研究の扉は、少なくとも表面的には伝統的な仏教学と切れたところで、南條文雄によって開かれ、高楠順次郎によって一応定着した。それが、文献学的仏教研究である。この伝統は、のちに歴史的な見方を重視する宇井伯寿によって新展開を見た。さらにその愛弟子の中村元は、宇井の視点と方法を継承しながらも、それに満足することなく、新たに比較思想の方法を導入し、「世界思想史」を構想し、その中で仏教を捉えることを試みた。この比較思想的な仏教研究が、西田哲学を継承する哲学的な仏教研究と並んで、現在も主流である文献学的な仏教研究に対峙する位置にあると思われる。最後に付言すれば、これからの仏教研究は、その中軸として、文献学的研究と、それを踏まえた思想史的研究、さらには、その思想史的研究によって明らかになる重要な「生きたテキスト」をよりどころとする比較思想的研究が遂行されることが望まれるのではなかろうか。
著者
金 智鉉
出版者
京都大学
雑誌
京都大学大学院教育学研究科紀要 (ISSN:13452142)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.108-121, 2006-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。This research examines the causes behind the Reading Rights Movement by the Blind. Two problems for the movement exist. The first problem is the fact that the Blind have expressed their preference for information needs to the public libraries instead of the Braille libraries. The other problem is that Braille libraries could not respond to their needs. One of the reasons for these two problems is the fact that information needs of the Blind have increased due to widespread adoption of and improved education for the Blind. The other reason is a gap exists between the services of Braille libraries and the information needs of the Blind.
著者
楠本 英隆
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.141-167, 1949-06-30