2 0 0 0 OA 韻鏡1卷

出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1564

中国の音韻体系を表形式で示した書。唐末五代初の作とされるが、著者不明。南宋の張麟之が重編し、3度にわたって刊行した。中国では早くに佚したが、日本には、鎌倉時代に伝来し、音韻学や作詩のほかに、姓名判断にも用いられて広く流布した。享禄元年(1528)初めて和刻本が刊行され、江戸時代まで多種の刊本が輩出した。本版は永禄7年(1564)刊本。享禄刊本の一部を改刻した修補版で、巻末に享禄元年の清原宣賢の跋文があり、次に本版の陰刻刊記を追刻する。室町時代の書入れがある。
著者
鄭 文輝 朱 澤民 米山 隆一
出版者
公益財団法人 医療科学研究所
雑誌
医療と社会 (ISSN:09169202)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.143-188, 2008 (Released:2010-05-26)
参考文献数
131
被引用文献数
1

1995年に国民医療保険制度(NHI)を導入した事は,台湾の社会保険制度にとって記念碑的出来事であった。台湾は多くの事を日本から学んだが,NHIは,単一支払者制度,総額予算支払制度(總額預算支付制度)を採用し,様々なIT技術を用いている点で,日本の制度を更に進めたものになっている。この論文は,NHI創設以降の,NHIの発展,主要な政策論争,パフォーマンス,将来の課題について,出来る限り公平に論評したものである(1995-2006年)。 過去12年間の結果の評価に関しては,保険の加入率の向上,市民が医療を受ける為の経済的障壁の減少,医療へのアクセスの改善について,はっきりとした成果を残した。コストの抑制に関しては,国民医療費のGDPに占める割合は5.29-6.09%に保たれ,1995-2006年のほとんどの時期,国民医療費は経済成長とほぼ同じ割合で増加した。 主要な改革として2つの方向が示されている。先ず,財政的継続可能性と公平の観点から,単一の加入制度に向けた基金の改革が提案されている。提案の主要素は3つである。(1)加入者をこれ以上分類しない。(2)保険加入者,雇用主,政府の三者間で保険料負担を分担する制度を維持する。(3)年間の保険料を総額予算の交渉とリンクさせ,世帯収入に従って保険料の自己負担分を分担する。更に,医療の質の改善の為に,現在改革に向けたパイロットプロジェクトとして行われている入院患者へのDRGs,外来患者への家庭医総合診療制度,医療の質に基づく支払制度を,総額予算支払制度の土台の上に,調和し,拡張することが提案されている。
著者
寿命院立安 [著]
出版者
松雲堂書店
巻号頁・発行日
vol.上, 1931

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1909年06月01日, 1909-06-01
著者
渡部 邦昭
出版者
九州歴史資料館
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

アジア太平洋戦争末期に設置された2つの九州統括機関を調査し、戦時期の地方内政・軍政の構想と実態を明らかにする。具体的には、内務省の九州地方行政協議会・九州地方総監府(昭和20年6月改組)と、陸軍の西部軍管区・第十六方面軍司令部(事実上同一)を取り上げ、両機関に関する公文書の悉皆調査や関連施設の調査を実施する。これにより、両機関の設置改編の経緯、両機関に政府が期待した機能、両機関の実態を解明し、戦時期における地方内政・軍政の構想と実態を明らかにする。
著者
中村 大介
出版者
埼玉大学教養学部
雑誌
埼玉大学紀要. 教養学部 = Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts (ISSN:1349824X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.89-101, 2019

馬の利用開始は人類史のなかでも重要なテーマであり、馬具の存在や歯の分析など、様々な視点から検討が行われてきた。近年では土器残存脂質分析やDNA分析によって馬の家畜化は銅石時代からであることがほぼ確定されたが、その利用方法については末だ不明瞭な点が多い。さらに、銅石時代から青銅器時代早期までは馬具の装着方法や馬の操縦方法も多様である。一方でアルタイ山脈より東方では、馬の家畜化はかなり遅れる。こうした状況と近年のDNA分析成果を総合すると、銅石時代に家畜化された馬がそのままユーラシア各地に拡散するのではなく、刺激を与えつつ、各地で試行錯誤を経て家畜化されると推定された。
著者
宇都宮 陽二朗
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

<b>1.米大統領のホ゜ートレートに見る地球儀</b> <br>初代から45代までの大統領のホ゜ートレートを通覧し、執務室に同一地球儀のないことや、それを傍にホ゜ース゛の政治家の存在を知った。Pobanz氏は地球儀を従えたHitlerの写真は皆無と答えている (Kimmelman, 2007)。ホ゜ートレートや報道写真の構図を、モテ゛ル数、相対位置、注目度、意義理解度等に着目し整理した。地球儀を伴う肖像が皆無や複数、単なるインテリアなど様々であるが、その中でTheodore Rooseveltは特異である。 <br> <b>2.</b> <b>Teddy</b><b>と地球儀</b> <b><br>1) </b><b>立ち姿の</b><b>Teddy</b> <br>LOC他のweb画像に大地球儀を従える立ち姿や椅子に腰掛けホ゜ース゛を決めたTeddyがいる。立ち姿では、地球儀を右脇にしたTeddy㋐と、左脇にしたTeddy㋑が正面を見据えている。その地平環と地平環支持枠接続部には四分円の補強飾りがある。Teddyの身長178cmから比例計算すると、地球儀の球径は80cm、高さは130~150cmとなる。画像㋐をトリミンク゛し、サイン入りでKansas City Starの一文の抜粋を加えた画像もある。 西海岸に達したこの国は19世紀後半、ハワイ、ハ゜ナマやフィリヒ゜ンを手中へと画策し、帝国主義国へ仲間入りを試みており、棍棒外交の彼のWWI参戦の論調はその延長上にある。大地球儀を従え、正面を見据えるホ゜ース゛は、他のいずれの大統領にもなく、彼が大地球儀の意義を十分に知り、引立役としたことを示す。<br>&nbsp;<b>2) </b><b>椅子に腰掛けた</b><b>Teddy</b><b><br></b>腰掛けた彼の写真はLOCの横向きと書物を左手に正面を向くホ゜ース゛、さらにFine art の2枚及びphactual.comの1枚がある。撮影日は立ち姿と異なり、3本の曲がり脚と中央支柱に縦の筋が認められる。Fine art画像のTeddyは椅子に腰掛け、事務机に左肘を、肘受けに右腕を預け、カメラ/正面を見据える。後方の地球儀に子午環と地軸、地図模様が見え、四分円の補強飾から立ち姿のそれと同地球儀と推定される。他のphactual.comの写真ではTeddyは縫いぐるみの熊を抱いている。 <br> <b>3</b><b>. &nbsp;NY Police Commissioner</b><b>時代</b> <br>spiritualpilgrim.netの写真はNY市警視総監時代(1895&ndash;1897)のOfficeで、Teddyの左手は机の引出しを掴む。事務机後方で半円が椅子の肘掛けに隠れるが、来客用椅子の背もたれ頂部飾り横材ではなく、Harvard大の回答で地球儀と確認できた。 机高、80cmとの比率から椅子の背横木の高さは121cm、背もたれの横木は114cmと算出さきる。地球儀の高さはこの横木に匹敵し、子午環の直径は52cm, 球体のそれは46cmと算出される。ただし、半円を暖炉のアーチ状焚口の枠とすれば、球体の直径は46cm以下となる。立ち姿の別写真では地球儀の高さは右肘付近にあり、身体比から、115cmとなる。これから、彼は、一地方都市のNY市警視総監職でも、相当の地球儀マニアで、執務室の肖像写真の原風景であろう。 大島大使、井上公使との総統執務室での会談やBerghofでのHelga Goebbelsや、数人と討議するHitler後方に大地球儀が写るが、筆者の捜索でも、Hitlerには地球儀を横にしたホ゜ース゛の写真はなく、地球儀を権威づけに用いなかったことが知られる。これに対し、四半世紀以上前にその意義を知り、活用したTeddyは地球儀に関する限り、メカ゛ロマニア<b><sup>注</sup></b><b><sup>)</sup></b>と見なせる。 <b><br>4.</b><b> </b><b>木工屋の修理した地球儀</b><br>&nbsp;donsbarn.comのwebpageに副大統領公式オフィスのTheodore Rooseveltの地球儀の修復記事があった。画家のJ. L. G. Ferrisが1904年に、Teddyが、床置き地球儀球面のカリフ゛海からヘ゛ネス゛エラ付近を拡げた5本指で押さえながら、フ゜ロイセン国王に抗議する様を描いている。 彼の描く地球儀の架台部分は木工屋の修復地球儀に酷似し、脚の形はほぼ一致するが、これを従えたTeddyの写真はない。絵画中の地球儀の高さと直径は彼の身長から各々、109~115cm、75~79cmと算出される。 <b><br>5.まとめ</b> <br>米国歴代大頭領のホ゜ートレートを見ると、執務室の主人毎に地球儀が異なり、皆無や複数の存在も明らかとなった。その中で、Teddy Rooseveltの地球儀の意義を知悉したホ゜ース゛は他の誰にも見られない。チャッフ゜リンのThe Great Dictatorで洗脳された我らの常識にも拘わらず、彼はHitlerのお株を奪った、元祖メカ゛ロマニアと言えよう。(注:メカ゛ロマニアは意味を限定して使用)

2 0 0 0 OA 女性のうつ病

著者
松島 英介 市倉 加奈子
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.984-988, 2017 (Released:2017-10-01)
参考文献数
24

うつ病は男性に比べ女性に多い精神疾患であるが、これには生物学的、心理社会的、人為的要因が関係しているといわれている。また、女性のうつ病の臨床的特徴としては、非定型的症状が多かったり、疼痛などの身体症状や不安を多く訴えたり、精神運動制止や社会的役割における機能障害が目立つ。こうした女性のうつ病患者の薬物治療に際しては、体重増加、高プロラクチン血症、性機能障害などに注意し、Quality of Life(QOL)を念頭においた対応が必要である。
著者
大櫛 陽一 小林 祥泰
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.943-947, 2008 (Released:2009-01-13)
参考文献数
12

1. Introduction Cost of antihypertensive therapy has increased constantly. It accounts 7.8% in total cost of medical treatments in japan. Cost of antihypertension drugs also accounts 12.5% in all kinds of medical drugs. Especially, angiotensin receptor blocker (ARB) is discussed to be set cheaper. We verified the performance of antihypertensive therapy with our cohort study. 2. Methods We performed (1) cohort study to compare blood pressure levels and total disease's mortality in general population, (2) calculated hazard rates of antihypertensive therapy in general population, and (3) odds ratio of hypertension and antihypertensive therapy between general population and patients with stroke. 3. Results The total mortality were in lowest level until SBP/DBP of 160/100 mmHg. The hazard rate in persons who had cure of hypertension and blood pressure more than 180/110 mmHg at the baseline was increased five times than that in persons who did not have the cure. Hypertension did not show risk of stroke for older people over 60 years. Hypertensive therapy was risk of stroke for younger and elder people. 4. Conclusion Severe antihypertensive therapy will cause increase of total mortality and incidence of stroke. The target of the therapy should be restricted to people who have hypertension over 160/100 mmHg without atrial fibrillation. We should not decrease acutely blood pressure beyond 20 mmHg by drugs.
著者
北川 晴雄 鎌滝 哲也
出版者
一般社団法人 日本臨床薬理学会
雑誌
臨床薬理 (ISSN:03881601)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.266-281, 1971-07-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
114
被引用文献数
1 1
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.748, pp.33-35, 2016-06-27

Part 3 「ソフトの反応が鈍い」「起動が遅い」「アップデートが進まず失敗する」など、パソコンを長く使い続けているとWindowsの不調が目に付くようになる。もともと古いパソコンだけにストレスも大きい。単なる性能不足であればパーツ交換かパソコンを買い替え…

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1899年04月19日, 1899-04-19