著者
細野 泰彦 加瀬 滋男
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会誌 (ISSN:03864812)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.81-87, 1980-06-30
被引用文献数
1

信頼性試験などで測定される品質特性は, しばしば二重指数分布に従う.本稿では, 新たに二重指数特性に対する標準偏差既知の計量規準型1回抜取方式の設計法を論じるとともに, 設計手順を簡単にするための抜取表を与える.統計量としてモードの最小分散線形不偏推定量を用いた提案法は, つぎのような利点をもつ.1)実用上計算の簡便さを失わずに, 定数打切試験による信頼性保証の検査にも適用でき, 2)試料平均を用いた抜取方式より格段に効率のよい抜取方式が得られる.なおこれらの利点は, 数値例によって検証されている.
著者
横山 重俊 松本 敦嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SC, サービスコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.50, pp.5-9, 2014-05-16

コンテナ技術を活用したDistributed Cloudアーキテクチャを提案する.Distributed Cloudを実現する上の課題の一つは,分散したリソースの上にどう効率的にソフトウェアを配備するか,と言うことである.筆者らのソリューションは,既存のクラウド基盤を使ってその上にリソースを配置し,その上にコンテナ基盤を構築し,それら分散したコンテナ基盤群をL2トンネルで接続することで,分散アプリケーションが効率的に配備できるVirtual Cloud Providerを実現する方式である.本論文では,提案するアーキテクチャについて述べ,そのアーキテクチャに沿ったプロトタイプについて紹介する.
著者
斎藤 二郎 西林 清茂 細谷 芳己
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, 1976-12-15

軟弱地盤改良工事にPVCドレーン工法を適用した際の施工実績を主として紹介した。この工事は施工面積約46,000m^2で, 層厚3〜4mの腐植土層およびその下の層厚2〜3mのシルト質粘性土が改良の対象であった。腐植土の含水比は600〜850%, 自然間ゲキ比16〜22と大きく, 圧縮指数も8〜13と高圧縮性を示しており, シルト質粘性土についても含水比70〜130%, 自然間ゲキ比2〜4,圧縮指数0.3〜2.5と通常のチュウ積粘土と同程度となっている。施工に際してまずPVCドレーン打設機のトラフィカビリティー確保とサンドマット造成のためにファゴット工法を適用し, サンドマットとして山砂を50cm厚に敷均したのち, PVCドレーンを1.2mの正方形配置で打設し盛土を2段に分けて行なった。PVCドレーンの打設深さは4.5〜6mで, 施工実日数当り513本の実績であった。改良効果は深さ2m以深において著しく, 改良前のコーン指数約1.5kg/cm^2から約2kg/cm^2増大しており, 含水比では平均で400%前後低下している。また一軸圧縮強さについては改良前の0.05〜0.2kg/cm^2から0.25〜0.5kg/cm^2へと増加した。
著者
村越 貴代美
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
中国研究 (ISSN:18825591)
巻号頁・発行日
no.4, pp.63-87, 2011

竹内良雄教授退休記念号はじめに一、詩語としての蝉と、王沂孫の詠んだ蝉二、『楽府補題』の成立三、「蝉」の詠物と寄託四、清初の『楽府補題』発見まとめ
著者
中島 求 面田 雄一
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.73, no.734, pp.2010-2017, 2007-10-25
被引用文献数
1

The objective of this study was to develop a simulation method for analysis of body behavior in skydiving freefall and to clarify the most stable body position during the freefall. The details of the developed simulation method were firstly described. Using the simulation method, we conducted an optimizing calculation to maximize an objective function with respect to the stability in the freefall. It was found that the most stable position became arched one. In order to clarify the reason why the most stable position became arched, optimization with respect to a simple shaped object which consists of 20 cylinders was conducted. Then the angle to maximize the restoring moment for each cylinder element was analytically calculated and compared with the optimized angle. From the results, we conclude that the most stable position becomes arched mainly since the restoring moment at each part itself becomes maximum at that angle. We also conclude that the magnitude of the arch in the most stable position is determined by the ratio of the normal and tangential drag coefficients.
著者
高橋 健太郎 栗岡 裕子
雑誌
思春期学 = ADOLESCENTOLOGY (ISSN:0287637X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.398-403, 2004-09-25
被引用文献数
2
著者
小泉 忠由 伊東 誼 益子 正巳
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.338-343, 1980-03-05
被引用文献数
1

本研究はボルト結合部の正負方向に繰返し接線方向荷重を作用させ結合面の接線方向変位を減衰能と密接に関係するヒステリシスループに重点をおき実験的に検討している。実験結果によるとヒステリシスループの面積は振幅のn乗に比例し、nは1.8〜2.8くらいの値を示す。このnの値から結合面の減衰特性が振幅依存性を示す指数関数的な減衰振幅を示すことが説明できる。また、接線方向荷重速度を変えることにより微小すべり域の速度特性を検討し、荷重速度の増大とともに微小すべりも増大し、ヒステリシスループの面積が大きくなることを確認し、予すべり域においても従来の摩擦特性と同じ挙動を示すことを確かめている。また、ヒステリシスループの挙動から結合面の減衰特性を検討し、かつボルト結合部の減衰能を等価粘性減衰定数の値として求め、ヒステリシスループを用いることにより、ボルト結合部の減衰能をある程度推定することができることを示している。
著者
村田 麻美 田中 章 末永 博
出版者
The Association for Plant Protection of Kyushu
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.132-135, 1992

1990~1991年に鹿児島県溝辺町のキャベツの周年栽培地域において,フェロモントラップによるコナガ成虫誘殺数の調査,およびほ場での幼虫および蛹密度の調査を行った。<BR>(1) 春から初夏にかけては5月~6月に発生のピークがみられ,夏期のキャベツの端境期には,ほとんど発生がみられなくなったが,秋には再び増加し9月~12月まで発生が多かった。<BR>(2) 1991年には,糸状菌によるコナガ幼虫の死亡個体が多数確認され,平均の死亡率は30~40%であった。<BR>(3) コナガの発生密度は,キャベツ周年栽培地域では,多くの環境要因の影響を受けながら変動していると考えられるが,1990,1991年の調査では,春期の密度の急増は,気象の影響が大きく,1991年6月の密度減少は,糸状菌による影響が大きいと考えられた。
著者
樋口 雅也 河合 研至
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.1531-1536, 2002

実際のコンクリート構造物のライフサイクルにおける環境負荷を,CO2排出量,廃棄物量から総合的に評価した。その結果,建設資材の製造に伴う環境負荷が圧倒的に大きく,次いで施工に伴う環境負荷が比較的大きいことがわかった。また,DtT(Distancc-to-Target)法やエココストなどの手法を用いることにより,環境負荷の統合化が可能であることが明らかとなった。
著者
マイヤーズ B. W. ダッティリオ A.
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.281-292, 1990-12-27

ココス島に固有の3新種を記載した。Favartia cocosensis n. sp. 8.7×4.6mm(模式標本)。ピクトリア海山。水深7&acd;27m。Muricopsis westonensis n. sp. 13.4×7.4mm(模式標本)。バハイア・ウエストン。水深12m。Coralliophila rocasuciae n. sp. 8.5×5.2mm(模式標本)。ロカ・スーシア。水深18&acd;24m。
著者
大高 洋平 里宇 明元
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.96-104, 2006-02-18
参考文献数
41
被引用文献数
8