著者
伊能 忠敏
出版者
土質工学会
雑誌
土と基礎
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.1-2, 1983
著者
石川 誠
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.26, pp.65-81, 2005-03-31

This paper attempted an analysis of MATISSE AND PICASSO : A Teacher's Guide, provided by the Museum of Modern Art, New York (MoMA QNS) in 2003. One purpose of the paper is to explain the philosophy and methods of education and expansion of the museum, especially regarding the support program for teachers. The paper also attempts to develop an understanding of relations between the museum and school. As a result, it is seen that the Visual Thinking Curriculum of MoMA has a curriculum concept for students at an age of logical thinking. Teacher support adhered to a concrete MoMA concept. The program's clear goal orientation makes it deserving of careful attention from researchers of art education.
著者
長山 知由理
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.91-91, 2011

1.はじめに<BR>本稿は,人間・環境科学と家庭科教育を調和させることで,その領域が広義になることに目を向けたものだ.<BR> 専攻だった人間・環境科学では,生理学や生化学,構造力学や意匠学,高分子科学(水・熱・力に対する性質)やコロイド科学などを教わる.研究室に入ってからは,神経科学のようなこともやった.プログラムを書いて,ニューロリハビリに明け暮れる毎日だった.<BR> 大学院では,可塑性を数理モデルで検討していた.ニューロリハビリでの可塑性は,『運動などの外界(環境)が人間にもたらすこと』といった意味合いが強い.一方の保育では,『家族が幼児にもたらすこと』といった役割も多く1),家庭科教育で扱うことで新しい発見があった.<BR><BR>2.目的<BR> 現在の教育現場に求められていることは,活用型学力と呼ばれるものだ.家庭科での活用型学力とは,一言で表現するなら,授業で学んだことから社会をより良くしていける能力のことだ.もう一つの方向性は,e Learningでは得られない,生徒の言語能力の向上である.<BR> では実生活をより良くするとは,どういう意味だろうか.やはり少子高齢化,高度情報化,それから環境教育や防災教育といった,日本が直面している危機に,学校教育により立ち向かっていくことなのではないだろうか.そのような大きな課題に取り組むためには,やはり社会に開かれた人格を育成すべきだ.そのために,コミュニケーションを強調すべきなのだと考えている.ここでは特に,少子高齢化について述べる.<BR><BR>3.方法<BR> 遊ぶことで,幼児は成長していくけれど,どうしてなのか."遊び"は年齢を重ねていくと,徐々にグループでのものとなる.身体・心身の発育だけでなく,生活習慣も身に付けていく.この真似することとは,何か.<BR> 高齢になっても,新しくできるようになることもある.そんなお年寄りもいる地域と,学校や家庭という三角形の中で,その重心のように暮らしていることを伝えたつもりである.それは幼児も,中学生も同じだ.そして,可塑性,ミラー・ニューロンなどについて平易に説明してあげた.<BR><BR>4.結果<BR> 学活の時間に一担当クラスに行ってみると,『理科っぽいことも知っていて…』と言われて嬉しかった.生徒は一生懸命であるにも関わらず,中学生には難しい局面もあり,そこは改善していきたいと思っている.幼児の成長を画像化する技術(NIRS:近赤外分光法)があることは,脳波を計測したこともある生徒に対して,理解させるのは容易だった.しかし数理モデル2)まで理解させようとすると,急に難易度は高まった.少し工夫して次時に,人工知能(PCゲームでの対戦など)を思い出させて説明すると,生徒の理解度は高まった.<BR><BR>5.まとめ<BR> 保育に関わらず,何だかんだで,まずは生徒に関心を払ってもらうことから始まる.そして幼児のためのお菓子やオモチャ作りなど,実際に手を動かす"ものづくり"を通して,知識もモノになっていくのだろう.一緒に考える時間を持ちながら,将来の日本や世界の在り方をイメージさせられたら望ましい.<BR>
著者
佐々木 元延 飯田 和己 阿部 代樹 今泉 一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.359-360, 1991-02-25

近年、プロセスブログラミング等ソフトウェア(以下S/W)開発プロセスそのものをS/Wと考え、プロセスを記述する研究が進められている。最近の当社QCサークル活動の活動テーマにおいてもこの様な設計手順や、設計の生産物であるドキュメント作成方法等、設計プロセスに関するテーマが増カロしておりプロセスの標準化が要望されている。一方、S/W品質向上のために品質機能展開を活用したQC工程表によってソフトウェアの開発工程における品質の作り込みが図られている。そこで、開発手順の標準化を、プロセスプログラミングの思想を取り入れると共に品質の作り込みも同時に実現出来るようにQC工程表の形式で実施した。本稿では工程の考え方、QC工程表作成状況について報告する。
著者
趙 銀仁
出版者
明治大学大学院
雑誌
法学研究論集 (ISSN:13409131)
巻号頁・発行日
no.40, pp.231-248, 2013

中国の道路交通安全法76条では,立証責任の転換を通じて,交通事故の加害者に無過失責任に近い責任を負わせることを定めている。また,被害者救済のため,強制責任保険制度を設けている。しかし,中国における交通事故賠償法の立法,司法及び学説の現状を検討することにより分かるように,交通事故の損害賠償について,まず,加害者に責任があるか否かにかかわらず,先に保険会社が強制責任保険の限度内において賠償責任を負い,次に,強制責任保険の限度を超えて,不足の部分について再び加害者と被害者の間で責任を分配することになる。このような強制責任保険の賠償原則および交通事故損害賠償の帰責原則はかなり特異だと言わざるを得ない。
著者
内山 憲太郎 加藤 珠理 上野 真義 鈴木 節子 須貝 杏子 松本 麻子
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

高速シークエンサーやSNPアレイの登場により、ゲノム情報の乏しい生物種においてもゲノムワイドな遺伝解析が比較的容易に行えるようになってきた。しかし、多検体に対して、数千~数万の遺伝子座のタイピングを行うのは未だコストがかかる。その一つの解決策として、制限酵素断片配列の網羅的解析がある(RADseq:Restriction-site Associated DNA sequencing)。本報告では、頻度の異なる2種類の制限酵素組み合わせを用いることで、ゲノムサイズの小さな種から大きな種まで、比較的自由度高くデータ量と解析遺伝子座数を調節できるddRAD(Double Digest RAD)の手法を日本産の14樹種に対して適用した結果を報告する。解析に用いた樹種のゲノムサイズは0.3~19.4Gbの範囲である。12種類の制限酵素の組み合わせを試した結果、7種類の組み合わせにおいて比較的良好なデータが得られた。いずれの樹種においても、数千~数万座の1塩基多型が検出された。一方で、特にゲノムサイズの大きな樹種においては、制限酵素の選択がデータ量に大きな影響を及ぼすことがわかった。
著者
栞原 浩平 谷 地誠 窪田 英樹 濱田 靖弘 中村 真人 長野 克則
出版者
人間-生活環境系学会
雑誌
人間-生活環境系シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.36, pp.229-232, 2012-11-21

100%綿Tシャツ,100%ポリエステルTシャツ,40%ポリエステル/60%綿混紡ズボンの近赤外光および可視光の透過率と反射率を屋外日射環境下にて実測した。近赤外光域(800~2800nm)の透過率・反射率はIRフィルターで日射計を覆うことにより測定した。3つの生地の平均近赤外光反射率は0.61,平均近赤外光透過率は0.28,平均近赤外光吸収率は0.11であり,近赤外光の透過率,反射率,吸収率は色に依存せず素材によりほぼ一定値を取ることが示された。衣服,皮膚表面の正味の近赤外光,可視光吸収率を考慮した日射作用温度の式を提案した。
著者
岩切 正一郎
出版者
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
雑誌
人文科学研究 (キリスト教と文化) = Humanities: Christianity and Culture (ISSN:00733938)
巻号頁・発行日
no.45, pp.137-157, 2014-03-31

Notre étude analyse le mécanisme d'un transfert d'images représentantl'objet de désir, qui travaille dans les deux tableaux, La Vénus d'Urbino deTitien et Olympia de Manet, en observant tout particulièrement la triangleformée sous le drap en dessous de la nuda reclina.Dans La Vénus d'Urbino, un triangle béant est rempli par un matelasrichement brodé qui connote la promesse du bonheur conjugal. Il révèle,sous la main droite de la femme, ce que cache sa main gauche, non pasd'une façon réaliste comme dans L'Origine du monde de Courbet, maisd'une façon métonymique et métaphorique.Quant à Olympia, dans le même triangle se montre seulement unecertaine pauvreté matérielle. Ce qui vient de le suppléer dans ce tableau etqui crée métaphoriquement une image de l'objet désiré à travers sondéplacement, est le bouquet avec son papier blanc montré par la servantenoire.Que signifie cette différence entre le matelas brodé (signe de culture) etle bouquet (signe de nature) qui, tous les deux, remplissent le vide ouvertdans la figure triangulaire ? On peut dire que dans La Vénus d'Urbino, c'estla complicité de la femme qui comprend bien le désir de son futur mari quipermet au tableau de créer une volupté profonde, alors que dans Olympia,on constate le refus de la femme de participer à telle réalisation coopératived'une vision amoureuse, refus qui tranche avec ladite complicité.Longtemps on a vu le scandale d'Olympia dans le bouquet et le chathérissé qui indiquaient la présence d'un homme dans la chambre d'uneprostituée en lequel le spectateur bourgeois ou petit-bourgeois devant letableau se serait vu obliquement représenter. En réalité, le véritablescandale du tableau consiste, selon nous, en la mise en évidence dudysfonctionnement du mécanisme censé opérer pour la création d'uneillusion complice d'amour.S'il est deux sortes de répétitions comme les définit Deleuze dansDifférence et répétition, c'est-à-dire une répétition comme « l'élément d'actionapparemment répété » et une « répétition plus profonde », La Vénusd'Urbino et Olympia marquent, dans l'histoire de la répétition apparente dela nuda reclina, deux moments de la répétition « plus profonde » d'uneintensité égale qui se traduisent respectivement par la naissance et la mortdu mécanisme d'engendrement de l'illusion d'amour.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1098, pp.62-64, 2001-07-02

開催まで1年を切った2002年日韓共催のサッカーワールドカップ。自国開催は一生に一度あるかないかの大イベントだけに、生で試合を見たいファンは多い。事実、5月にチケットの第1次販売分の抽選が行われたが、申込総数は約1546万件に達し、1次リーグの日本戦3試合の抽選倍率は200倍前後となった。
著者
近松 竜一 近藤 紀人 中嶋 智史
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.1035-1040, 2002-06-08
被引用文献数
1

コンクリート工事におけるせき板部を対象とした養生材料として,型枠を脱枠した後,硬化コンクリートの表面に貼付して乾燥を防ぐ養生用保水テープを開発し,その適用効果について検証した。この保水テープは,表面が多少濡れていても容易に貼付でき,また屋外に放置した状態でも3ヶ月以内であれば糊残りなく剥がすことができる。コンクリートを打ち込んだ後,早期に脱枠しても,保水テープを貼付することにより表層部に緻密な硬化組織が形成され,施工計画の自由度を高め,計画どおりの保水効果が期待できる有用な養生工法であることを確認した。
著者
原田 走一郎 ハラダ ソウイチロウ
出版者
大阪大学
巻号頁・発行日
2016

14401甲第18322号
著者
長江 明 杉山 芳雄 桑原 利秀 福田 保
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.347-351, 1960

第1報に発表した実験の結果では, 上質のメリケン粉が顔料の測色のための展色材として, よい成績を示したので, 続いて, 国産の有機, 無機顔料のほぼ同一の条件のもとにおける測色を行なった。上質のメリケン粉を糊とし, 展色材に使用すると, ある範囲の吸油量の差があっても, 水で適当にうすめることにより, 塗りやすい状態に調節できるから便利である。測色した顔料は国内のメーカー30余社の協力を得て集めたもののうちから, 代表的なものを選んだ。すぐれた色彩をもつ顔料が多く, その測色結果は, 図および一覧表に示した。