著者
カジポンマルコ残月
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.13, pp.126-130, 2010-08-03

歴史ブームの余波なのか、「墓マイラー」が増えている。「墓マイラー」とは、歴史に名を残す人物の墓参りをする人のこと。名づけ親は、文芸研究家で自身も墓マイラーのカジポン・マルコ・残月さんだ。 カジポンさんの墓マイラー歴は23年。これまでに世界51カ国、1400人もの偉人の墓をお参りしたという。一体、何が墓に向かわせるのか。
著者
水島 久光
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.318-323, 2018

<p>それは「誰の」「何の」ための取組みなのか――デジタルアーカイブに関する議論において、忘れてはならない問いである。放送史との関わりで見れば、デジタル化はその公共的機能を支えてきた時空間秩序を揺るがすものと言える。デジタルアーカイブには、その新しい社会の集合性の再構築を助ける役割が期待されていると言うことができよう。本稿では、それを裏付けるために「地域」と「映像」という、テレビの要素概念を検討する。テレビにおける『紀行番組』の成立、北海道夕張市・東北の津波被災地の現状などをケーススタディとしながら、人々が生きられる環境を「地域の肖像権」の行使を通じて取り戻す、運動としてのアーカイブ論を提示する。</p>
著者
佐藤 文彦
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.427-434, 1972-06-01

精子は女性々器を上昇するに際して受精能を獲得し, 受精が成立すると言われている. Hammer&Williams (1963) 等によれば, 家兎精子を家兎子宮内で培養した場合, 或いは雄鶏精子を雌鶏卵管内で培養した場合, それぞれ射精直後の精子に比較して約2〜4倍の酸素消費量の上昇がみられ, 射精直後の精子に比べ妊娠率が高まると報告している. しかしヒト女性々器分泌液による精子の酸素消費量の変動についての報告はすくない. 私は各種女性々器分泌液による精子の酸素消費量の変化を中心として, 精子の運動率, 生存時間, 速度の変化を観察し, 受精現象に対する女性々器分泌液の影響についての一面を検討し, 次の結果を得た. 1) 精子の酸素消費量は従来Warburg検圧計により測定されていたが, 本実験ではガスクロマトグラフィーによる非気相下で, 一定溶存酸素中の精子の酸素消費量をみたもので検圧法の値より1/3〜1/5低かつた. 2) 各種分泌液一定量の溶存酸素量は, 卵管液を最高に血清, 卵胞液, 子宮分泌液, 腹水, 精液の順に少なかつた. 3) 各種女性分泌液添加後における精子の運動率, 速度, 生存時間への影響は血清において最も強く, 次いで卵胞液, 腹水と続き, 卵管液, 子宮液ではそれらより劣る傾向を示した. 4) 各種女性分泌液添加後の精子の酸素消費量と運動率との間には一定の関係を見出すことは出来なかつたが, 各種分泌液添加後の酸素消費は血清と卵胞液において最も高い値を示した. 5) 以上の結果から精子の受精能, 受精現象について勿論結論的な事は言えないが, Kurzrok (1953) 等が言う様に, 卵胞液が排卵と同時に卵管に取込まれ, 卵管液と相まつて受精現象に何か影響を持つかの様な印象を受けた.
著者
織田 二郎 村長 昭義
出版者
日本植物分類学会
雑誌
分類 : bunrui : 日本植物分類学会誌 (ISSN:13466852)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.163-173, 2015-10-14

Color of pollen grains of Chrysosplenium album Maxim. (s.l.) in vital conditions were yellow from Fukushima Pref. to north-east Gifu Pref., while those were white from south-west Gifu Pref. to Miyazaki Pref. These results are geographically so stable that color of pollen grains is valuable for diagnostic character between C. album var. album (white) and var. stamineum (yellow). Boundary area between var. album and var. stamineum is probably located around Gujo-shi, Gifu Pref., concordant with Wakabayashi(2001)'s recognition.
著者
福田 吉治
出版者
山口大学医学会
雑誌
山口医学 (ISSN:05131731)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.219-224, 2010-12-31

生活習慣病の予防には早期から健康的な生活習慣を確立する必要がある.また,生活習慣病対策の立案と評価にあたり,対象となる集団における健康に関連した生活習慣のアセスメントと変化のモニタリングをできるだけ正確に行わねばならない.本研究は,地域における生活習慣病対策の立案ならびに評価の基礎資料を得るための試みとして,新成人を対象とした健康関連生活習慣調査を行った.山口県内の3市町の成人式(平成22年1月)において,新成人に調査票を配布し,当日提出または後日郵送にて回収した.主な調査項目は,基本属性,自覚的健康度,健康に関連した生活習慣(食生活,運動習慣,飲酒経験,喫煙等)であった.配布数は1761で,有効回答数は324(有効回答率18.4%)であった.自覚的健康度が「あまりよくない/よくない」の者6.8%,朝食を欠食しやすい者32.1%,運動習慣のない者74.1%,飲酒経験者84.6%,現在喫煙している者8.8%であった.学生に比較して,就業者で有意に喫煙率が高かった(オッズ比=3.6).回答率は20%に満たず,喫煙率が過少に見積もられている可能性が高く,調査の課題が明らかになった.就業者の高い喫煙率から,低い学歴または早期の社会参加が喫煙を促進することが示唆された.効率的にかつ精度高く生活習慣を評価できる調査方法,調査の結果を活かした介入方法を検討する必要がある.
著者
佐々木 隆
出版者
家政教育社
雑誌
家庭科教育
巻号頁・発行日
vol.70, no.7, pp.65-69, 1996-07
著者
藤村 彰夫 安部 正真
出版者
日本惑星科学会
雑誌
遊・星・人 : 日本惑星科学会誌 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.211-213, 2010-09-25
被引用文献数
2

小惑星イトカワを探査したはやぶさ探査機が地球に帰還し,大気突入3時間前に切り離されたカプセルが無事回収された.本稿では、カプセルの回収・輸送作業および,キュレーション設備へのカプセル搬入後,サンプルコンテナの開封実施,内部の観察およびサンプルの取出し開始に至るまでのキュレーション作業の状況と,その後の作業の展望について報告する.
著者
矢田 達 安部 正真 岡田 達明 中村 智樹 野口 高明 岡崎 隆司 石橋 之宏 白井 慶 上椙 真之 唐牛 譲 八亀 彰吾 上野 宗孝 向井 利典 吉川 真 川口 淳一郎 藤村 彰夫
出版者
日本惑星科学会
雑誌
遊・星・人 : 日本惑星科学会誌 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.68-77, 2013-06-25

地球外物質の採取・記載・保管および配布の目的で発足したJAXAキュレーションセンターでは,現在は小惑星イトカワにタッチダウンした探査機「はやぶさ」の試料を取り扱っている.「はやぶさ」から分離して地球帰還した再突入カプセルを受け入れ,その内部の試料コンテナを取り出してクリーンチェンバー内に導入し,開封を行った.試料コンテナ内の残留ガスから地球外起源の希ガスは検出できなかったが,キャッチャー内部からは主にケイ酸塩鉱物から成る微粒子を回収した.初期記載の結果,それらの鉱物比・鉱物組成がLL4-6コンドライト隕石に近いことが分かり,イトカワ試料と確認された.現在までに400個以上の粒子の回収・初期記載を行い,そのうち8割がイトカワ粒子だった.キュレーションセンターではこの試料を初期分析チーム,NASA,国際公募研究に対して配布し,多様な科学成果が挙がっている.
著者
植松 正
出版者
京都大學人文科學研究所
雑誌
東方学報 = Journal of Oriental studies (ISSN:03042448)
巻号頁・発行日
vol.90, pp.49-89, 2015-12

First the author discuss three imperial missions to Japan including Buddhist monks of Pu-tuo-shan 陀山island, such as Ru-zhi 如智with Wang Jun-zhi 王君治1283, Wang Jiweng 王積翁 with Ru-zhi 1284, and Yi-shan-yi-ning 一山一寧 1299. Through the ill success of the second military expedition, Qubilai changed the form of the diplomatic note to send to Japan. We cannot find any menacing reference to possibility of the military aggression against Japan. He expected the civilized background of Buddhism, dispatched a superior monk as a envoy, and tried to persuade Japanese government to dispatch the envoy to the Yuan dynasty. Hereafter the imperial diplomatic note became a kind of a letter of credence. Secondly the author discuss the note from the king of Goryeo. The aim of the note was that Japanese king would dispatch the envoy to the Yuan dynasty. The note has been quoted in The History of Goryeo 高麗 and two manuscripts preserved in Kanesawa-bunko 金澤文庫 or Shōmyōji 稱名寺 temple in Japan. Although both texts should be exactly same, there are considerable differences of the words. Examining two texts, the author found the intentional avoidance about the expression suggesting the downfall of Japan. Besides, there are some places renewed by the expression to promote amity with Goryeo specifically in the text of Kanesawa-bunko. I consider that Gim Yuseong金有成, the envoy from Goryeo, had tampered with the words of the note in order to break the confronting difficult situation.