著者
國次 太郎
出版者
佐賀大学
雑誌
研究論文集 (ISSN:05581273)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.265-274, 1983-07
被引用文献数
1
著者
中村 義孝
出版者
立命館大学
雑誌
立命館法學 (ISSN:04831330)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.1-61, 2011
著者
小林 茂雄
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.69, no.575, pp.77-83, 2004
被引用文献数
7 3

The attentive action of pedestrians turning their heads toward shops on a pedestrian mall was observed and its characteristics were analyzed in this study. It was found that the attentive action during both daytime and nighttime became more frequent, the larger the opened parts like a entrance and window of the shop in terms of shops, and smaller the scale of the shop in terms effacing distance to the mall. It was also found that pedestrians tended to show more attentive action at night than day. It has become evident that attentive action becomes more frequent when the light from inside a shop leaks outside strongly.
著者
伊藤 雅
出版者
The City Planning Institute of Japan
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.381-386, 2014

近年、世界各地の都市内幹線道路において、高架道路の撤去や車道の地下化によって地上部を歩行者中心の断面構成に再整備する事例が相次いでいる。本研究では、地下トンネル整備の中止を決定しながらも、住民投票を通じて地下トンネル整備を再開したミュンヘン市の「中環状道路」を事例として取り上げ、地下トンネル整備の中止とその再開に至った経緯の資料調査に基づいて、その決定に至った背景と要因について考察を行った。また、トンネル整備再開後の道路空間整備のコンセプトづくりに関するヒアリング等の現地調査に基づいて、新たな道路空間整備を志向した背景と沿道環境整備が都市に及ぼした影響に関する考察を行った。その結果、住民投票に至る背景には住民グループによる報告書の内容に表わされている通り、高度な実行力と構想力が市民の間に存在していたことがわかった。また、その後、市民の意向を汲み取って作成されたマスタープランと実施プログラムは中環状道路沿道の住環境を向上させるのみならず、都市全体の価値向上につながる取り組みがなされたことがわかった。
著者
中村 祐司 上原 稔
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.8, pp.1-6, 2010-09-10

今日,ブログなどの CGM の普及や,写真ないし動画投稿サイトの流行により,ネットワーク上の情報が増大している.これらの情報は多量のディスクを用いた大規模ストレージの運用によりデータを保存しているが,ストレージのディスクが増えると信頼性が低下するという問題が発生する.ストレージの信頼性を向上させる技術として RAID があるが既存の RAID では 1 または 2 台の故障までしか修復できず信頼性が不十分で,階層型 RAID を用いれば十分な信頼性を得られるが容量効率が低くなるという問題点がある.我々は非階層で 3 耐故障を実現する NaryRAID を開発した.NaryRAID は基本 RAID より耐故障性に優れ,階層型 RAID より容量効率が優れている.本研究では NaryRAID のパフォーマンスを向上させる方法とその効果の評価について述べる.Today, CGM(Consumer Generated Media) such as blog is spread. In addition, photo and video sharing sites become popular. In this way, the amount of information in network increases drastically. Such information is usually stored into a large-scale storage which consists of many disks. In such a storage system, the larger the number of disks is, the lesser the reliability of the system. RAID is usually used to improve the reliability of a storage. However, it is not enough because conventional RAID repair only either one or two faults. Therefore, we require more than 2 fault tolerant RAID. If hierarchical RAID is employed, more than 2 fault tolerance can be realized but the capacity efficiency is decreased. We have proposed NaryRAID which realizes 3-fault tolerant without hierarchical organization. The capacity efficiency of NaryRAID is larger than that of hierarchical RAID. In this paper, we describe how to improve the performance of AAA and evaluate its effectiveness.
著者
中島 智章
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.68, no.568, pp.167-171, 2003

The fountains' beauty is very important in Versailles gardens and many efforts were necessary to realize it Among a lot of essays, the Marly Machine pleased best Louis XIV. In this paper, the Machine's architecture, its technological sources and fruits, the Marly Machine's status on the history of mechanical technology are presented and examined. Several drainage arts in the Walloon mines were indeed applied to the Machine composed of fourteen wheels and approximately 250 pumps. It is pointed that its technique was not revolutionary and that the meaning of Marly Machine can not be clarified by the technological research.
著者
張 兵 丸池 信弘 仲間 秀典 山本 美由紀
出版者
信州大学
雑誌
信州大学教育システム研究開発センター紀要 (ISSN:13419714)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.57-75, 2000-03

現代は共生・共存が多くの分野で共通課題であるが,現実は専門指向の分析科学的発想のため,社会現場と学問現場の関心が共有できてないことが多い。この問題意識を解決するため,本稿は従来の公衆衛生の基礎知識を踏まえながら,価値観の転換を教育的にどう計るか10年間の試行錯誤の経過と成果を報告する。共生の願いを生かすには,文化と科学技術を融合する文化規範を取り入れ,WHOの新しい健康の定義の試案を理論仮説とすると,住民参加の時代の保健政策の理念を形成できる。次に,それに見合った新しい経済観を作業仮説とすると,新しい保健経済の理論と事例研究の方法論を提案できることを討論する。この人間中心の現代ニーズを受け入れるには,講師と学生が前向きな対話による問題解決指向の教育形態が必要になり,その基本精神が社会現場での学際・職際・国際的な共同作業を可能にするので,これは二十一世紀的な価値転換の共通課題となるだろう。
著者
夏堀 睦
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.334-344, 2002-09-30

本研究では,学校内での子どもが創作した物語の評価についての人々の信念を検討した。調査1では,短大生,大学生および大学卒業者40名が,評価者が教師である場合に創作される物語,評価者が仲間である場合に創作される物語,民話,ミステリー,恋愛小説,ノンフィクションの6つの物語のジャンルについて,25の物語評価項目の重要度を評定した。調査2では,専門学生,短大生,大学生および大学卒業者64名が,展開性と意味内容が異なる児童が創作した4つの物語を,教師の視点と被調査者自身の視点から評定した。その結果,学校での評価の特徴として,「物語の技巧性」と「物語の道徳性」の2つの観点から評価されること,他の物語の評価と比較すると「物語の技巧性」はあまり重視されないが「物語の道徳性」は重視する傾向があることが見出された。また,「教師の視点」における評価と「被調査者自身の視点」における評価のずれは,物語の展開性ではなくその物語が内包する意味内容や特徴的な表現に対して生じることも示された。さらに被調査者たちは物語の意味論的レベルを中心に評価するが,教師の評価はそうではないと考えていることが明らかになった。
著者
ホッペ グンナー 岩田 修二
出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.85-92, 1981

せまい地域から地球的規模までの自然の理解や環境悪化の監視のための重要な方法であるリモートセンシング技術の最近の発展はたいへんめざましい。この技術がもっとも有効に利用されているのは低緯度地域においてであるが, 高緯度地域においても有効な技術であることはいうまでもない。<BR>米・ソの二大国が主導的な位置をしめるリモートセンシングの技術開発のなかにあって, スウェーデンは, ハッセルブラッドのカメラシステムとAGA赤外テレビシステムの開発という2つの重要な貢献をしている。<BR>スウェーデンにおける空中写真の利用は80年前に始まり, 氷河調査, 地形図・土地利用図の作製, 森林管理, 地形・地質の調査などに役立つてきた。空中写真利用の最近の興味深い例には, 北西スウェーデン山岳地域の開発計画のための組織的な空中写真判読作業や, 赤外カラー写真を利用した沿岸地域における海底地形図の作製, 森林帯における樹木の活性度の判定がある。空中写真の情報を数値化する試みも古くからおこなわれ, いくつかの映像読みとりシステムが開発された。また, 可視光と近赤外以外の波長域をカバーする装置も開発された。1973年には, リモートセンシング5力年計画として以下のものがとりあげられた。各種のセンサーを用いる全天候型のオイルもれ検知システム, 各国との協力で多様な方法を用いる海氷探知計画, マルチスペクトルスキャナーを用いた完全自動植生図化作業, レーザーを用いたばい煙検知システム。<BR>スウェーデンは人工衛星によるリモートセンシングにも古くから関心をもっていた。気象衛星の利用, ランドサットの映像の地質調査への応用などに始まって, 最近ではマルチスペクトルデーターを森林管理のために利用するためのコンピューターシステムが開発された。さらに, 土地利用地図のための自動図化装置の開発, バルチック海の生態系の解明のための技術開発などがおこなわれている。最近の重要な前進は, スウェーデン北部に衛星受信基地の建設が決定されたことである。あらたに始まろうとしている第二次5力年計画では, 将来打ちあげられる人工衛星からの情報の高度な利用が計画されている。なかでも, 1984年にフランスから打ちあげられる予定の衛星に対しては, スウェーデンも費用を負担しており, 高度な利用が期待されている。
著者
Doyle Frederick J.
出版者
Japan Society of Photogrammetry and Remote Sensing
雑誌
写真測量とリモートセンシング (ISSN:02855844)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.26-30, 1977

NASAは, 現在焦点距離30.5cm, フィルムサイズ23cm×46cmを有する地形図作成用高性能カメラを製作中である.このカメラは, スペースシャトルの初めの方の飛行に搭載される子定になっている。設計高度300km上空から, 225km×450kmの範囲をカバーし, 使用フィルムにより地上解像力は14mないし25mである。フィルムが飛行方向に長手サイズになるようにしてあるので, 基線長/高度の比を1.2まで上げられる。したがって20mないし30mの等高線間隔の地形図の作成が可能である。<BR>もし, 実験飛行から得られた写真が期待どおり良好な場合には, ほゞ円軌道で自由飛行する宇宙船にこのカメラが搭載され, 何ケ月にもわたって撮影が行われる。フィルムはシャトルにより回収される。<BR>ジェミニ計画で手持ちのハッセルブラッドカメラにより最初の宇宙写真撮影が行われた時から, 写真測量技術者は, 軌道衛星により, 空中写真測量から宇宙写真測量へと理論を拡張できるものと考えていた。LANDSAT計画の広範な成功にもかかわらず, 写真測量技術者は, LANDSATの映像が低解像力でかっ実体視ができないために, 実体図化が不可能であることに不満をもってきた。<BR>1967年の昔に, 国立科学アカデミーの『地球観測衛星の有効利用に関する委員会』は, 世界中の地形図作成が可能なカメラシステムの開発を答申した。この答申によれば, システムは標定のための地形図用フレームカメラと, 平面的な詳細図化のためのパノラマカメラで構成されていた。この方法の可能性を検討するために, アポロ15号, 16号, 17号に似たようなシステムが導入され, 月軌道で実験された。これらの写真の測定にもとずいて, 月面上の点が三次元座標で30mの間隔の密度で標定され, 2万5千分の1の縮尺のオルソフォトマップが作成された。このようなシステムが地球観測軌道に採用されるよう何度か提案されながら, 種々の理由により, このシステムは実現されなかった。