著者
中村 豊 堀江 繁 西村 典子 野口 康雄
出版者
東海大学
雑誌
東海大学スポーツ医科学雑誌 (ISSN:09153659)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.55-62, 2005-03-31

Although carbon dioxide had an increase action of a skin blood flow, a blood-pressure fall action, etc. to the human body, in order to utilize these actions for conditioning of Athlete, experiment using carbon dioxide-rich water produced artificially was performed. The upper limbs of both sides were immersed in artificial carbon dioxide-rich water and fresh water which were set up lower than the temperature of a human body and comparison examination of the recovery process of the skin temperature of since it is immediately after taking out from water was carried out by fresh water and artificial carbon dioxide-rich water. In five healthy adults who do not have trouble in the blood circulation of a finger, subjects are two men and three ladies. A temperature set up three temperature belts, 15 degrees, 20 degrees and 35 degrees, and immersion time was performed in 5 minutes, 10 minutes, and 20 minutes, and observed the recovery process of skin temperature in thermometer. Three fixed points were established in observation of skin temperature and three points, a middle finger tip, mid-palm, and distal portion of forearm, were made into the viewpoint. Result: The early recovery tendency of skin temperature after immersion was seen to carbon dioxide-rich water between fresh water and carbon dioxide-rich water. Further the skin temperature of the portion immersed in carbon dioxide-rich water from immediately after immersion showed the tendency higher than the skin temperature of portion immersed in fresh water and which becomes large as it went to the tip, and the temperature of the portion dipped in carbon dioxide-rich water from immediately after immersion was the largest at the middle finger, and showed the small tendency by distal portion of forearm Moreover, the difference may not be seen in recovery time of skin temperature, by evaluation with thermometer. When both upper limps were immersed to the water set as 35-degree, recovery of skin temperature happened for a short time and the difference of recovery of skin temperature showed the few tendency in the comparison between fresh water. Consideration: The increase effect in a skin blood flow which carbon dioxide has also in artificial carbon dioxide-rich water was observed, and it was thought that it was utilizable for maintenance of condition of Athlete or rehabilitation. However, there is also a case from which the increase effect of a skin blood-flow was not acquired, and it was thought that examination was required further.
著者
脇 夕希子
出版者
日本テレワーク学会
雑誌
日本テレワーク学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
no.17, pp.47-51, 2015-07-04

ダイバーシティ・マネジメントの進展により、その一部として従業員のワーク・ライフ・バランス制度を進めている。中でも企業は労働時間の柔軟性に取組んでいる。しかし、労働時間の柔軟性は賃金減少を引き起こす。したがって、労働時間だけでなく労働場所の柔軟性(在宅勤務)が必要不可欠であろう。また、在宅勤務のメリットは自律性が向上するという指摘がある。自律性が向上は、より在宅勤務の進展に役に立つだろうか。本論文は、在宅勤務の可能性を自律性の観点から探るものである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.288, pp.68-72, 2001-09-28

駅前の商店街で,老朽化した水道管を開削しないで敷設替えする。古い管を壊しながら推進工法によって新しい管と置き換えていく。道路を占有するのは,たて坑だけで済み,地上への影響が少ない。これまで,たて坑から長さ50mが限界だったが,初めて200mの区間を施工した。 東京都大田区のJR蒲田駅に通じる商店街。
著者
小林 陽太郎 斎藤 正一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
pp.24-27, 2002-10-21

——ヨハネスブルクサミットでは、環境問題をはじめ、開発や貧困など新しい価値観が示されました。どのような感想をもちましたか。小林 経済同友会代表幹事としての個人的な意見をお話しすると、10年前の地球サミットに比べて、具体的に何を目指したのか、はっきりと見えないというのが正直な感想です。今度のサミットは、特に新しいコンセプトが議論されたとは思っていません。
著者
山本 道也
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟大學論集 (ISSN:03850854)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.16-32, 1983-02

1975年5月上旬から11月上旬まで,モンシロチョウの寄主選好性を調べるため,北海道大学構内に生育している10種類の植物-セイヨウアブラナ・キャベツ・キレハイヌガラシ・カキネガラシ・ハルザキヤマガラシ・ダイコン・ハクサイ・コンロンソウ・ノウゼンハレン・ナズナ-を同構内に設けた実験区に移植・栽培し,そこに発生したモンシロチョウの個体数を発育段階ごとに調査した。10種類の実験植物のうち,ノウゼンハレン・ナズナについては産卵が認められなかったが,残り8種について,生命表が作製され,考察がなされた。以下は,その一部として,第一世代,5月7日〜7月5日までの結果である。1.セイヨウアブラナ・キャベツ(越年株)・カキネガラシ・ハルザキヤマガラシ・コンロンソウの5種は,いずれも,春に成長のピークをもつ植物であるが,それらに寄生したモンシロチョウは,生存率は高いが,発育期間が長かった。2.キレハイヌガラシ・ダイコン・ハクサイの3種は,いずれも,モンシロチョウの産卵期には成長の初期にあり,それらに発生したモンシロチョウは,生存率は低いが,発育期間は短かった。3.上記のうち,生存率の差は,5齢幼虫の捕食による死亡率の差に,発育期間の差は,2齢期までの経過日数の違いに,原因があることがわかった。
著者
山本 道也
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟大學論集 (ISSN:03850854)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.42-57, 1986-09

モンシロチョウ雌の産卵選好性を調べるため,10m×10mの実験区に10個体ずつ10種(アブラナ科9種セイヨウアブラナ,キャベツ,キレハイヌガラシ,カキネガラシ,ハルザキャマガラシ,ダイコン,ハクサイ,コンロンソウ,スカシタゴボウ,ノウゼンハレン科1種-ノウゼンハレン)の実験植物を調査地のphenologyに合せて,播種,定植または移植し,そこに飛来した雌がそれぞれの実験植物に対して示す行動(産卵,非産卵:移動飛翔,産卵飛翔,吸蜜,休息)を直接観察した。産卵が観察された頻度と観察されなかった頻度の発生世代,実験植物(高さ,表面積,種別)による違いを考察した。以下はその結果である。1.高さ5cm未満の寄主は避けられる傾向が強い。2.表面積1,000cm^2未満の寄主も避けられる傾向が強い。3.表面積8,000cm^2以上の寄主が好まれ,しかも,これ以上では寄主の選り好みはない。4.8,000cm^2以上の表面積を自然状態で最も長く維持している寄主はキレハイヌガラシであるため,結果的に,キレハイヌガラシでの産卵が多くみられることになる。5.この雌によるキレハイヌガラシに対する選好は,遺伝的に決められた固定したものではなく,寄主の生態的特徴の結果であり,時間的,地理的に変化する可能性が大きい。
著者
東尾 久雄 一法師 克成 伊藤 秀和 東 敬子
出版者
Japan Association of Food Preservation Scientists
雑誌
日本食品保蔵科学会誌 = Food preservation science (ISSN:13441213)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.303-307, 1997-11-30
被引用文献数
1

浅漬の賞味期限と密接な関係がある漬液白濁の起こり易さと原料野菜との関係を検討した。<BR>浅漬の漬液白濁の起こり易さは野菜の種類で異なった。キュウリの浅漬は他の野菜のものに比べて白濁が起こり難かったが, 接木による影響はなかった。漬液白濁が起こり易いハクサイにキュウリを同封したところ, いずれの量のキュウリ添加によっても, 漬液は白濁した。漬液中のカリウムイオン濃度は浅漬加工後の貯蔵中に増加したが, 野菜の種類で異なった。漬液中の全糖リンゴ酸含量は貯蔵中に一端増加した後減少したがその変化の程度は野菜の種類で異なった。アミノ酸含量もキャベツ・キュウリ・ナス浅漬で同様な変化が見られたが特にキャベツで大きく変化した。収穫及び水洗後のキュウリ・ナス・ダイコンに付着していた総生菌数グラム陰性菌, 真菌及び乳酸菌のいずれの菌数もキャベツに比べ少なかった。
著者
加藤 浩 神宮司 誠也 高杉 紳一郎 岩本 幸英 吉村 理 新小田 幸一
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.178-184, 2002
参考文献数
24
被引用文献数
6

本研究の目的は,股関節疾患患者の中殿筋を対象に,従来の静的表面筋電図周波数解析に加え,新たに歩行時の動的表面筋電図周波数解析を行い,その結果を筋組織学的レベルから検証することである。当院で手術を受けた股関節疾患患者11症例を対象とした。手術直前に100・50%MVCにおける等尺性股関節外転運動を行わせ,中殿筋筋腹部を電極部位とした静的な表面筋電図測定を行った。又,10m自由歩行を行わせ,動的な表面筋電図測定を行った。そして,wavelet変換を用いた静的・動的表面筋電図周波数解析を行った。手術中に中殿筋筋生検を行いATPase染色による筋線維のタイプ分類(typeI及びtypeII)を行った。さらに画像解析ソフトによる筋線維横断面の形態計測を行った。50%MVC時のパワースペクトルとtypeII線維数の間には,正の相関が認められた。また,歩行時の立脚期初期のパワースペクトル変化は,typeII線維の線維径とtypeII線維横断面の総面積比率が関与していた。wavelet変換を用いた静的・動的周波数解析は,筋線維組成比やtypeII線維の萎縮といった組織学特徴を推測する有効な手段になりうるものと思われた。
著者
寺本 英 福留 秀雄 右衛門 佐重雄 大沢 文夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.4, no.5, pp.376-402, 1965-08-20
被引用文献数
1

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
山口 彌一郎
出版者
日本文化人類学会
雑誌
民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.365-391, 1943-01-25

1 0 0 0 鉄に思う

著者
澤田 進
出版者
公益社団法人日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:18804004)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.371-372, 2005-04-01
著者
坂本 昇 堅田 敏幸 松崎 光夫 西田 稔 日當瀬 良夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1716-1717, 1989-10-16

近年、端末装置は、小形化が著しく進み、装置に搭載するプリント基板においても高密度実装を実現するために、表面実装型部品(以下、面付部品という)を搭載したものが採用されている。従来、インサーキットテスタによる基板テスト方法は、ピン挿入型部品(以下、挿入部品という)が多用されており、部品ピン間隔も100milピッチ固定となっていだため、直接部品ピンにテスタの剣山ピンを設定できた。しかし、面付部品が搭載された基板(図1)においては、面付部品のピン間隔が100mil以下(25,40, 50,75mil等)であり、かつ部品ピンが半田面に貫通していないこと、さらには基板の格子上に乗らない挿入部品(オフグリッド)等が多用されており、従来手法の適用が困難となった。本報告では、面付部品が搭載されたプリント基板のインサーキットテスト手法の一例について報告する。
著者
中林 真理子
出版者
The Japanese Society of Insurance Science
雑誌
保険学雑誌 (ISSN:03872939)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.622, pp.622_103-622_121, 2013

生命保険販売従事者が直面する倫理的課題についてのアンケート結果をもとに日米比較研究を行ったCooper and Nakabayashi[2010]での,「保険会社が提供する商品種類とサービスが十分でないので,顧客のニーズにあった商品を販売できないことは倫理的に問題かどうか」という問題提起に対し,その後の環境変化を踏まえて一つの答えを出すことが本稿の目的である。<br />日本ではアンケート実施後,銀行窓販が全面解禁になるなど,提供可能な商品やサービスの幅が広がっているという面では問題は解消しつつある。しかし環境が整備されてきたからこそ,それぞれの顧客のニーズに合わせた販売および契約保全活動ができないことは倫理的に問題であるという状況になってきた。このような環境下では,営業職員の自覚はもちろん,生命保険会社が主導して営業職員の質を高め,より包括的で合理的なアドバイザーとしての役割を担えるような体制を整備することが,営業職員チャネルの存在意義を高めることになる。
著者
岡米 太郎
出版者
THE JAPAN INSTITUTE OF ENERGY
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.29, no.9, pp.216-224, 1950

要旨我が国の職前に於ける原油輸入の歴史, 状況及び主なる輸入原油の性状に就て述べ, 次いで職後初めて日本石油に輸入されたアラビヤ原油 (アブカイク産) の性駅及び同社柏崎製油所に於けるNNO蒸溜 (2000kl/月) 成績を示し, 同原油がパラフィニックで硫黄含量に富み, ガソリン分はオクタン価が低いが実用には差支えない, 軽油のセタン価は高く優秀である, パラフィンは高融点分に冨み対原油収率は約2%である, 潤滑油は溶剤脱蝋, 硫酸及び白土処理により高粘度指数の良好な竜のを製造し得る, アスファルトは良い志のが得られない等を述べた6なお硫黄による装置の腐蝕の防止策とガソリン及び燈油溜分中に含まれる硫黄成分の分析結果を示した。<BR>更に太平洋岸製油所再開と原油輸入が許可されたこと及び最近の原油輸入計画, 石油製品の製造計画を述べた。最後に原油の輸入, 精製に関する2, 3の問題, 即ち外国原油特にアラビヤ原油と国産原油との性状及び価格の比較, 製油設備とその管理の問題を論じた。
著者
森下 敏和 山口 博康 出花 幸之介 手塚 隆久
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.335-344, 2006-07-05
被引用文献数
2

ダックンソバの農業関連形質および子実成分等の特徴を明らかにするために,九州(熊本県)と関東(茨城県)でそれぞれ2カ年圃場試験を実施した.その結果,草丈,主茎長,主茎節数,一次分枝数などの形態的な形質,および全重,収量などの生育量に関する形質の年次変動の程度は異なるが,品種間差が認められ,品種の序列も各年次でほとんど変化が無く,これらの形質は品種の特性を表す指標になると考えられた.草丈などの形態的な形質の年次変動は小さいが,全重,収量などの生育量に関する形質の年次変動は大きかった.さらに個体サイズや生育量の大きい品種が多収を得るのに有利であることが示された.早播と標播を比較した結果,播種日の移動に対する反応は品種により異なることが示された.子実成分を調査した結果,ダックンソバ子実のルチン含量は普通ソバの100倍以上であったが抗酸化能は普通ソバの3〜4倍であったことから,ダックンソバと普通ソバでは抗酸化能に寄与する主な物質が異なると推測された.