著者
平塚 裕介 佐藤 麻美子 小野寺 克洋 佐藤 勝智 木幡 桂 田上 恵太 宮城 妙子 佐竹 宣明 井上 彰
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.229-233, 2018 (Released:2018-07-19)
参考文献数
15

悪性消化管閉塞(malignant bowel obstruction: MBO)に伴う症状に対して,デキサメタゾン(Dexamethasone: DEX)が投与される.本研究の目的は,DEXが投与されたMBO患者における経口摂取量の変化を調査することである.2016年10月〜2017年9月までに緩和ケア病棟に入院した患者(N=262)のうち,MBOの臨床的徴候を認める(病歴・身体所見・画像所見),Treitz靭帯以下の閉塞,治癒の見込めない腹腔内の原発癌を有する,または,腹腔内に病変を有する非腹腔内の原発癌を有し,DEX投与をした症例(N=10)を後ろ向きにカルテ調査した.対象症例のうち6例に平均3.8日間に経口摂取量の増加を認めた.全例DEX投与開始用量は8 mg/日であった.MBOに対するDEX投与により,経口摂取量の増加が得られる可能性がある.
著者
高須 一 福井 一 森下 修次
出版者
日本音楽教育学会
雑誌
音楽教育学 (ISSN:02896907)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.89-94, 2013 (Released:2017-03-31)
参考文献数
3
被引用文献数
3
著者
水門 善之 勇 大地
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学
巻号頁・発行日
vol.10, pp.S5-S8, 2017

<p>日本銀行は,金融政策決定会合にて金融政策の方針を決定する.決定会合の後には日銀総裁が会見を行い,金融政策運営に関する説明を行うが,2014年度以降,日銀はメディアを通じた会見の動画配信を解禁した.本研究では,深層学習(ディープラーニング)等の人工知能技術を用いた表情認識アルゴリズムを用いて,会見での総裁の表情の変化を,「喜び」・「怒り」・「悲しみ」・「驚き」・「恐怖」等の感情ごとに指数化し,それらの変化を見ることで,金融政策への示唆を得ることを試みた.その結果,重大な金融政策変更を行う直前の回の会見では,「怒り」や「嫌悪」の値が高くなる一方,金融政策変更後の会見では,「悲しみ」の数値が低下する傾向が確認された.このことは,政策変更前の金融政策に対する問題意識の高まりと,金融政策変更によって,それが緩和されることによる安堵が,表情に表れている可能性を示していると考えられる.</p>
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1437, pp.48-50, 2008-04-14

兵庫県西宮市。3月末の休日、商店街の外れにある自転車店に顧客が吸い込まれるように訪れる。その数は1日で100人を超えた。一見すると普通の自転車店だが、中に入るとその様子に目を見張る。広さ610m2、コンビニエンスストアの3倍程度の店内には所狭しと自転車が置かれ、壁面にも陳列してある。その数800台。イオンなどの総合スーパーでもせいぜい200台程度しか置いていない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.924, pp.24-27, 2016-10-27

レオパレス21が2015年から取り組んでいるのが、ITを使った契約業務改革だ。新日鉄住金ソリューションズが提供する電子契約サービス「CONTRACTHUB@absonne」を使って賃貸契約の電子化を進めている。 自社で物件を所有する同社は「宅地建物取引業法の媒介契約に当た…

2 0 0 0 OA 国史大辞典

著者
八代国治 等編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
vol.第6 附圖, 1926
著者
山口 祐司
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.89-106, 2011-03-31

日本での「旅館」の歴史をさかのぼる時,その発生と発展過程を調べるには商業的発展をした,いわゆる「江戸時代」を中心とした時代で区切ることが最もわかりやすいと判断した。江戸時代以前である「古代と中世」と江戸時代以後である「近世」そして明治維新後から第二次大戦までの「近代」,さらに第二次大戦後の「現代」である。同時代の欧米とも対比しながら日本旅館の歴史をたどってみたい。
著者
米田 勝一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.207, pp.55-62, 2007-01

医療機関が届け出た情報を都道府県が住民・患者に公表する医療機能情報提供制度がスタートする。基本情報のほか、手術件数や治療結果情報の有無など「医療の質」に一歩踏み込んだものまで届け出対象に含まれているのが特徴だ。新制度が医療機関、患者の受診動向へ与える影響を探った。
著者
宮﨑 理
出版者
旭川大学保健福祉学部
雑誌
旭川大学保健福祉学部研究紀要 = The journal of Faculty of Health and Welfare Science, Asahikawa University (ISSN:18837247)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-11, 2018-03-31

非自発的マイノリティは,アイデンティティや社会的ネットワークのあり方など,様々な事柄と深く関わる歴史的祖国をどのように位置付けているのであろうか。 本稿では,ウズベキスタンの朝鮮族を事例として,非自発的マイノリティにとっての歴史的祖国の位置付けについて検討することを目的とする。その目的のために,2017年5月,スターリン時代の1937年にロシア極東地域から中央アジアに強制移住させられた朝鮮族の子孫にインタビュー調査を実施した。 調査の結果,次のことが明らかになった。①一家がウズベキスタン社会に同化的に適応する戦略を採用してきた者のケースでは,歴史的祖国とのつながりは,私的な領域や心理的側面に限定されがちである。②一家がエスニック・マイノリティとして生き抜く戦略を採用してきた者のケースでは,ウズベキスタンで困難な社会的現実に直面しているなかにおいて,歴史的祖国は,生存の機会を展望する具体的な場所として位置付けられている。 非自発的マイノリティにとっての歴史的祖国の位置付けは,どのように社会に参入したかという歴史的背景だけでは捉え切れない。世代を重ねるにつれて,移動をめぐる祖先の物語よりも,ホスト社会で採用してきた戦略,直面している社会的現実,さらには歴史的祖国として想定される国の現状などの影響の方が大きくなる。そうした多様な影響を受けながら,人びとは自分なりに歴史的祖国との関係を再構築している。 Historical homeland is related to various things such as form of identity and pattern of social network.What kind of position is historical homeland for involuntary minorities that tend to be in difficult situations in host society? The purpose of this paper is to examine relation between involuntary minorities and historical homeland. The case in this paper is Korean in Uzbekistan. They are descendants of Koreans who were forced to move to Central Asia from the Russian Far East by Stalin in 1937. Interview surveys with two Koreans in Uzbekistan for this paper were conducted in May 2017. The results show : (1) in the case which family adopt the strategy that they assimilate in Uzbekistan society, relation with historical homeland are tend to be limited to the private sphere and psychological aspects; (2) in the case which family adopt the survival strategy that they are as ethnic minority, historical homeland is positioned as realistic place to have positive outlook on the chance of survival in the face of difficult social situation.
著者
渡邊 正一
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
消化器病学 (ISSN:21851158)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.373-436,en11, 1940

正常血漿及ビ1%葡萄糖加血漿ト鶏胎兒壓搾液トヨリ成レル培地内ニ種々ナル濃度ノ「カンタン」・「エビナス」・「トリプトファン」・「グリココル」及ゼ「ヤノール」ヲ添加シDeckglass法ニ依リテ鶏胎兒小腸組織ノ培養ヲ行ヒ, 其ノ發育・培地ノ變化・新生組織細胞及ビ母組織内ニ於ケル糖原出現等ニ及ボス之等藥剤ノ影響ヲ検索セリ.<BR>培養小腸上皮細胞ノ發育ハ高濃度ニ於テハ何レモ阻止セラノレ、モ, 一定濃度ニ於テハ各藥剤共ニ發育促進作用アルヲ認メ, 「フィプロプラステン」ノ發育モー定濃度ニ於テ促進サル、ヲ認ム.<BR>遊走細胞ノ出現度竝ビニ培地ノ液化ニ對シテハ諸種藥物ノ影響認メ難シ.<BR>又培養組織粘膜上皮細胞及ビ新生粘膜上皮細胞内糖原出現ニ對シ「カンタン」及ビ「エビナス」ハ各濃度共ニ促進シラ高濃度ノ「トリブトファン」・「グリココル」及ビ「ヤノール」添加ニヨリ糖加培地ニ於テ抑劇的ニ作用シ, 低濃度ニ於テハ影響ヲ認メズ.<BR>億組織筋層内出現ノ糖原量ハ「カンタン」及ビ高濃度「エビナス」添加ニヨリ輕度ノ増量ヲ見ル.環輪状竝ビニ膜様増殖ヲ示セル部分ニ於ケル糖原出現ニ對シテハ餐種藥醐添加ニヨル影響テ認メズ.
著者
松鷹 彰弘
出版者
沖縄大学
雑誌
沖縄短大論叢 (ISSN:09112022)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.133-183, 1999-03-01
著者
正路喜社 編
出版者
正路喜社
巻号頁・発行日
vol.第1輯, 1926