2 0 0 0 OA 育児百人一首

著者
旭桜山人 著
出版者
晴光館
巻号頁・発行日
1906
著者
前野 清太朗 西澤 尚平 小林 秀成
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.133-142, 2005-04-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
1

石川県下の高校で最大量であった化学実験廃液を再処理し, 処理料金を節約することを考えて1999年から研究を開始, 2000年には銀廃液から金属銀を回収し硝酸銀を再生することに成功した. この方法を石川県下の化学研究発表会で発表し, 他校における実践を勧誘した. 2002年に金沢二水高校化学部から譲渡された, 主として塩化銀からなる銀固形廃棄物, 約2.6kgを濃アンモニア水に溶解し, 銅片を投入することで金属銀を回収した. 回収銀は, 銀固形廃棄物1.7kgに対して273gであった. この銀をさらに濃硝酸に溶解し, 30gの銀から硝酸銀33gを得て, 再生に要する試薬の価格よりも生成した硝酸銀の価格が上回ることを証明し, 資源回収が経済的に成り立つことを示した.この硝酸銀を使用して, コロジオン湿版写真法の再現を試みた. 金沢大学名誉教授の板垣英治氏から紹介された「写真鏡図説 (慶応3年, 柳河春三著)」を現代語訳し, コロジオン湿版の作成と現像を行った. 撮影に使用したカメラもこの図説を元にして設計・製作したもので,“世界に一つしかない” カメラとなった. この自作カメラと感材を使用して30回以上試写し, 写真を得ることができた.この一連の研究により, 写真術のような一見複雑そうなものも, 原理を学び理解すれば, 身近なものを用いて自作できることが体験でき, 研究の成果をしっかりとまとめておけば, 時代を超えて, その研究を蘇らせることができることを学ぶことができた.
著者
木下昌美著
出版者
大和政経通信社
巻号頁・発行日
2017
著者
小泉 力一
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.445, pp.179-182, 2003-11-10

使い込むほど分断化する/事前準備がいろいろと…/毎週金曜日の9時に実行/理想環境で実行するには
著者
戸川秋骨 著
出版者
アルス
巻号頁・発行日
1926
著者
西岡 伸 鳥居 拓馬 楠本 拓矢 松本 渉 和泉 潔
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.AG16-C_1-10, 2017-09-01 (Released:2017-09-01)
参考文献数
20

In recent financial market, high frequency traders (HFTs) and dark pools have been increasing their share. Financial analysts have speculated that they might decrease market transparency and malfunction price discovery, and their interaction would make the situation worse.To validate speculations, artificial market simulation is a tool of study by constructing virtual markets on computers. In this research, by constructing an artificial market simulation, we analyzed how the interaction between HFTs and a dark pool impacts on the market efficiency (in the sense of price discovery) of a (lit) stock market. In simulations, two types of trader agents enter the market. A market maker agent, a representative strategy of HFTs, submit orders to the lit market. We analyzed the market maker's interest rate spread, or simply the spread, as a key parameter for their strategy. Stylized trader agents submit orders to either the lit market or the dark pool with some probability given as a parameter.The simulation results suggest that on the condition that market makers have little impact to market pricing (having a large spread), moderate use of dark pools can promote market pricing. On the other hand, on the condition that market makers have big impact to market pricing, excessive use of dark pools can inhibit market pricing, while using dark pools do not have bad influence when the rate of use is not high. On the influence of market makers, our results suggest that the bigger the impact to market pricing (a small spread), the more it can promote market pricing.
著者
岡田 陽介 高木 佐恵子 岩崎 慶 吉本 富士市
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.13, pp.103-108, 2007-02-20

本稿では、人間の顔の3次元形状データを、一般に美しいとされる顔がもつ特徴を有するように変形するシステムについて報告する。変形対象は、眉、目、鼻、口、輪郭とし、形状と配置の美化を行う。美化の程度は、入力パラメータによって制御可能であり、ユーザの好みに合わせた美化モデルを作成できる。提案システムおよび生成された顔モデルについて実験を行った結果、提案システムの有用性を確認した。We introduce a new system that transforms 3D facial data into beautified ones which have the features as beautiful faces in general. The targets of beautification are eyebrows, eyes, nose, mouth, and face contour. The operations for beautification are modifications of shapes and arrangement of the targets. The levels of the beautification can be controlled according to the parameter values input by a user, and the system can make beautified facial models matched to the user's favor. The effectiveness of the proposed system was confirmed from the experimental result on the proposed system and beautified facial models.
著者
ルミアナ ツエンコヴァ 近江戸 伸子
出版者
神戸大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

研究成果の概要(和文):近赤外分光法及び水分子と生体分子との相互作用から生体システムの動態を明らかにするための新しい分析法であるアクアフォトミクスを用いて、細胞の生存能力に関与するDNAの分析を行なった。DNAにおける近赤外スペクトルの水分子振動を表わす OH 第1 倍音領域(1300-1600 nm)を解析することで、4 種類の異なる構造の DNA それぞれの濃度を定量化し、その回帰モデルから DNA の違いを明らかにした。また、直鎖 DNA と環状 DNA を識別し、DNA 構造の違いを表わす水分子吸収バンドを明らかにした。
著者
神野 将一 風井 浩志 片寄 晴弘
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.23, pp.1-6, 2010-05-07

本研究では、複数人数プレイのテレビゲームにおいて,ゲーム上での相手プレイヤの態度の違いが対人認知 (親密度評定) ・ゲームの主観的評定 ("楽しさ") ・大脳皮質前頭前野の活動 (NIRS による計測) に与える影響を検討した.ゲームタイトルとしてマリオブラザーズ (任天堂) を用いた.被験者には協力的な相手と妨害的な相手それぞれと対戦してもらった後,特性形容詞尺度を用いて相手プレイヤーを評価してもらった.実験の結果,協力プレイの方が妨害プレイよりも 「親密度が高くなる」 という傾向が認められた.協力条件・妨害条件において 「ゲーム楽しさ」 の間に違いは無かった.前頭前野の活動には条件による差は認められなかった.In this study, we investigated if multiplayer games promote interaction among the players. Participants, who played Mario Bros. (Nintendo) with a partner (one of the experimenter), assessed the partner's personality and rated the pleasantness of the game. Brain activity of the frontal area during the game was recorded by near infrared spectroscopy (NIRS). As a result, the partner was assessed more intimate if that partner played in a cooperative manner, than those played in an uncooperative manner. The pleasantness of the game did not depend on the partner's manner. The brain activity also did not depend on the partner's manner.
著者
Akio Kodama Akio Koyama Masayuki Sugimoto Kiyoaki Niimi Hiroshi Banno Kimihiro Komori
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-17-0369, (Released:2017-08-23)
参考文献数
32
被引用文献数
36

Background:Most patients with critical limb ischemia (CLI) exhibit severe comorbidities accompanied by frailty. This study assessed and risk-stratified mortality after infrainguinal bypass (IB) in CLI and investigated the effects of frailty.Methods and Results:The study retrospectively reviewed 107 consecutive CLI patients who had undergone de novo IB due to atherosclerotic disease. Data regarding patient age, comorbidities, laboratory data, and functional status were collected; functional status was evaluated using the Barthel index (BI) and nutritional status was evaluated using albumin concentrations and body mass index (BMI). Mean (±SD) BI and BMI were 75±16 and 22±4 kg/m2, respectively. BI (hazard ratio [HR] 0.96; 95% confidence interval [CI] 0.94–0.99, P=0.004), BMI (HR 0.85; 95% CI 0.75–0.95, P=0.003), atrial fibrillation (AF; HR 5.31; 95% CI 2.12–13.30, P<0.001), and ejection fraction (EF; HR 0.94; 95% CI 0.91–0.98, P=0.003) were independent predictors of mortality. Patients were divided into 2 groups based on BI (BI >75, n=71; and BI <70, n=36). Survival after IB was significantly lower for the lower BI group (P<0.001, log-rank test). After propensity score matching, post-IB survival remained significantly lower in the lower BI group (P=0.02).Conclusions:BI, BMI, AF, and EF were independently associated with all-cause mortality after IB for CLI. BI and BMI may be useful in identifying and optimizing treatment for high-risk frail patients.
著者
Saitō Akira
出版者
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部インド哲学仏教学研究室
雑誌
インド哲学仏教学研究 (ISSN:09197907)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.17-25, 2013-03-31

チャンドラキールティ作『プラサンナパダー(明句論)』Prasannapadāの第25「涅槃の考察」章には,校訂者のラ・ヴァレ・プサンも完全なかたちの校訂を断念した2つの経典引用がある.2つの経典引用は,それぞれ第1偈(涅槃の可能性をめぐる,反論者による空批判)および第3偈(ナーガールジュナによるニルヴァーナの特徴づけ)をチャンドラキールティが注釈する中で引用される.ラ・ヴァレ・プサンが校訂を断念した背景には,校訂者が利用した『プラサンナパダー』の3写本(カルカッタ,ケンブリッジ,パリ)が比較的新しい類似写本で,カトマンドゥ・ケーサル図書館蔵の紙写本,オクスフォード大学・ボドレー図書館蔵の貝葉写本,およびラサ・ポタラ宮殿蔵の貝葉写本等の古層の写本が発見されていなかったという事情もあった.これに加えてまた,今日では『プラサンナパダー』に対する著者不明の貴重な複注文献も公にされ,米澤嘉康によって研究が進められている.本研究は,『プラサンナパダー』をめぐる以上のような研究環境の進展と,近年におけるパーリ語仏典(本稿との関連では『ウダーナ』)および初期大乗仏典(同じく『聖般若波羅蜜多宝徳蔵偈』,以下『宝徳蔵般若』と略す)の研究の蓄積を踏まえ,あらためて上記の2つの経典引用のテキストとその典拠を考察した.その結果,第1の経典引用は『ウダーナ』8.9に対応するもので,現行のパーリ本と比較するとき,いくつかの特徴が注目される.チャンドラキールティの引用は基本的にパーリ文であったと推定されるが,部分的にサンスクリット化され,されにまた動詞(アオリスト)表現の一文に代わって,名詞構文が採用されている事実も確認された.第2の経典引用は『宝徳蔵般若』22.6に対応するもので,異なる系統の写本にもとづきA(湯山本)とB(オーバーミラー本)2つの校訂本が公にされるなか,基本的にVasantatilakā 韻律に従い,部分的ながらも,A,B 両校訂本のいずれとも異なる読みを採用している点は注目される.本引用の典拠が確認されたことにより,『プラサンナパダー』に引用される『宝徳蔵般若』偈は,従来の研究で知られていた2つの偈の他に,新たに当該偈が加わり,総計で3偈の引用が確認されることになった.本論文では,20近くの存在が報告される『プラサンナパダー』写本の中で,とくに重要と目される古層の3本を含む6写本をもとに,上述の複注文献およびチベット語訳を参照しながら,チャンドラキールティが引用した際の両経典のテキストの復元を試みた.本研究の成果が,今後の『プラサンナパダー』所引経典の精査とともに,典拠となった経典の再検討をうながす一つの契機となれば,本稿の主要な目的は果たされたといえよう.
著者
白石 克己
出版者
佛教大学総合研究所
雑誌
佛教大学総合研究所共同研究成果報告論文集 (ISSN:21896607)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-12, 2016-03-25

書簡の交流を基礎とする鈴屋の遠隔教育では文字コミュニケーションが重要な意味をもっていた。もちろん宣長の遊学時代も鈴屋での門人指導も,対面教育での口頭コミュニケーションが欠かせなかった。しかし,宣長はおびただしい書写や熱心な公刊活動などによって文字コミュニケーション主体の遠隔教育や対面教育を実施していた。言語は経験から遊離した抽象との批判から会読のような対面教育が推奨されるけれども,言語と経験との往復運動を図る指導であれば,文字コミュニケーションは遠隔教育にも対面教育にも欠かせない。宣長は書簡の交流によって門人一人ひとりへの添削指導を実施したが,これは相手の「情報構造」に従った指導といえる。会読講釈問答体遠隔座文字コミュニケーション
著者
石川 真暉 新家 隆佑 鈴木 学
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2016, 2017

<p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>理学療法士養成校には,教育課程の中に臨床実習(以下実習)が設定されている。これは学生が理学療法士になるためには重要な科目であるが,学生は実習に対して多かれ少なかれ不安を持っていて,それには学生の知識や技術レベル,性格など様々な要因が関係していることが考えられる。実習に対する学生の不安に関する先行研究で,杉戸らは,実習中では,自由な子の方が睡眠時間が長く,ストレスが低い,と報告しているが,個人の性格が実習に対して実習前の不安及び実習中のストレスとの関連しているという報告は極めて少ない。本研究では,個人の性格による実習への不安および実習中のストレスとの関連を明確にし,円滑な臨床実習の一助にすることを目的とした。</p><p></p><p>【方法】対象はA大学の理学療法学科3年の学生69名とした。方法は実習前に性格診断と実習不安に関するアンケート,実習後に実習中のストレス検査を実施した。性格診断の調査は淡路・岡部式向性検査表を用いて,50項目の二者択一で性格を外向性,内向性に分類した。また実習への不安調査は,21項目からなる5段階評価(1=不安~5=安心)で,ストレス検査は,SRS-18(Stress Response Scale=心理的ストレス反応尺度)を用いた。これは18項目の質問からなり,実習中の心理状態を想起し,4段階評価(0=全く違う~3=その通りだ)とし,3タイプのストレス(抑うつ・不安,不機嫌・怒り,無気力)を算出し合計得点を総合的ストレス得点とした。統計処理は性格による不安およびストレスとの差異をマンホイットニーのU検定で検討した。また性格毎に不安とストレスとの関係をスピアマンの順位相関分析にて検討した。統計ソフトはSPSSstatistics23を使用し,有意確率は5%未満とした。</p><p></p><p>【結果】</p><p></p><p>アンケート回答者は69名(男性37名,女性32名)であった。内向性と外向性による不安に関しては,有意差はないが,ストレスでは外向性の方が有意に高かった(p<0.05)。外向性の性格では不安はストレスとの間には「総合的ストレス」(ρ=0.995)であった。内向性の性格でも不安とストレスとの間には「総合的ストレス」(ρ=0.979)であった。不安は3タイプのストレス反応および総合的ストレスとの間には有意な強い正の相関が見られた。</p><p></p><p>【結論】</p><p></p><p>性格による不安の程度に差はないが,ストレスは外向性の性格の方が高かった。不安とストレスの関連では,不安の程度とストレスの程度は反比例することが示唆された。不安が強いことで,実習に対する学習意識が強くなり,実習中のストレスが低くなると考える。また,不安が低いことで実習に対する準備不足になる可能性があり,実習の遂行に支障をきたしストレスの増強に繋がると考えられる。今後不安が少ない学生に対しても,適度な緊張感を与えることが必要であると考える。</p>