著者
千田 郁実 西東 秀晃 草壁 信輔 吉田 好機 柴田 久美 紀田 修平 戸田 淳 日野 彬央 上田 智朗 藤田 二郎 福島 健太郎 横田 貴史 柏木 浩和 保仙 直毅
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.35-41, 2023 (Released:2023-02-11)
参考文献数
15

後天性血友病Aは,悪性腫瘍や膠原病等を契機として第VIII凝固因子に対するインヒビターが出現し,第VIII因子活性が低下する結果,出血症状を呈する稀な疾患である。今回我々はCOVID-19 mRNAワクチン接種後に後天性血友病Aを発症した症例を経験した。症例は86歳女性。COVID-19 mRNAワクチンであるBNT162b2 mRNA COVID-19ワクチンの1回目接種後に四肢の紫斑が出現し,2回目接種後に四肢の紫斑が再度出現し増悪したため当院紹介された。受診時の血液検査所見ではAPTT 110秒,第VIII因子活性1%未満,第VIII因子インヒビター51.6 BUであり後天性血友病Aと診断した。Prednisolone(PSL)による治療を開始したところ凝固能的完全寛解を達成した。本症例のようにCOVID-19 mRNAワクチン接種後は後天性血友病Aを発症しうるため,出血症状の出現に注意する必要がある。
著者
上田 智也 江南 和幸 藤原 学
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.69, no.9, pp.505-513, 2020
被引用文献数
1

<p>For the four paintings in the first volume of the Nara-ehon "Taketori Monogatari", made in the early Edo period (1661-1681), point and two-dimensional analyses were carried out with an X-ray analytical microscope at room temperature under atmospheric conditions. The fluorescent X-ray spectrum of the washi used confirmed the presence of small amounts of Si, P, S and K, and it was very similar to that of a Torinoko-gami that was quite expensive but common in Japan of the Edo era. By point analyses of the four paintings, various pigments, such as vermillion (HgS), minium (Pb<sub>3</sub>O<sub>4</sub>), marachite (Cu<sub>2</sub>CO<sub>3</sub>(OH)<sub>2</sub>), azurite (Cu<sub>3</sub>(CO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>(OH)<sub>2</sub>), chalk (CaCO<sub>3</sub>), gold and silver, were found to be used. The point analyses were performed on the eight gray-blue areas in the four paintings. In all parts Co was detected together with Si, Fe and As. These results suggest that a cobalt ore with a high probability of smalt was selected for coloring gray-blue. There are three types of blue colorants in the fourth painting: azurite, indigo as a dye and the cobalt ore. It was confirmed that the production period of the Nara-ehon "Taketori Monogatari" was in the early Edo period consistent with its appraisal.</p>
著者
上田 智 金光 理
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第三分冊, 数学・理科・技術科編 = Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part III, Mathematics, natural sciences and technology (ISSN:0532811X)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.49-59, 2023-03-10

“Development of High-Tech Teaching Materials for Earth Science Education” (Ueda et al., 2022) was astudy on how to develop a WebAR planet globes using A-Frame. By actively introducing the developedhigh-tech teaching materials to earth science education, Ueda et al.(2022) attempted to arouse students’interest in learning and to realize effective learning through various expressions unique to the digitalenvironment. The authors demonstrated the usefulness of high-tech teaching materials in earth scienceeducation. However, several points for improvement were raised. One of them is the addition of pinchoperation to the developed high-tech teaching materials. Therefore, the purpose of this study is to improvethe functionality of these teaching materials by adding a program that enables pinch operation. In addition,a method of comparing planets by WebVR using a HMD (Head Mounted Display) is also discussed.
著者
西園 昌久 高橋 流里子 対馬 節子 松永 智子 福屋 靖子 土屋 滋 大貫 稔 高橋 美智 浅野 ふみぢ 小松崎 房枝 鈴木 小津江 平山 清武 中田 福市 鈴木 信 壁島 あや子 名嘉 幸一 鵜飼 照喜 福永 康継 浪川 昭子 高田 みつ子 岩渕 勉 森脇 浩一 加藤 謙二 早川 邦弘 森岡 信行 津田 司 平野 寛 渡辺 洋一郎 伴 信太郎 木戸 友幸 木下 清二 山田 寛保 福原 俊一 北井 暁子 小泉 俊三 今中 孝信 柏原 貞夫 渡辺 晃 俣野 一郎 村上 穆 柴崎 信吾 加畑 治 西崎 統 大宮 彬男 岩崎 徹也 奥宮 暁子 鈴木 妙 貝森 則子 大橋 ミツ 川井 浩 石川 友衛 加世田 正和 宮澤 多恵子 古賀 知行 西川 眞八 桜井 勇 三宅 史郎 北野 周作 竹洞 勝 北郷 朝衛 橋本 信也 斉藤 宣彦 石田 清 畑尾 正彦 平川 顕名 山本 浩司 庄村 東洋 島田 恒治 前川 喜平 久保 浩一 鈴木 勝 今中 雄一 木内 貴弘 朝倉 由加利 荻原 典和 若松 弘之 石崎 達郎 後藤 敏 田中 智之 小林 泰一郎 宮下 政子 飯田 年保 奥山 尚 中川 米造 永田 勝太郎 池見 酉次郎 村山 良介 河野 友信 G. S. Wagner 伊藤 幸郎 中村 多恵子 内田 玲子 永留 てる子 石原 敏子 河原 照子 石原 満子 平山 正実 中野 康平 鴨下 重彦 大道 久 中村 晃 倉光 秀麿 織畑 秀夫 鈴木 忠 馬渕 原吾 木村 恒人 大地 哲郎 宮崎 保 松嶋 喬 桜田 恵右 西尾 利一 森 忠三 宮森 正 奥野 正孝 江尻 崇 前沢 政次 大川 藤夫 関口 忠司 吉新 通康 岡田 正資 池田 博 釜野 安昭 高畠 由隆 高山 千史 吉村 望 小田 利通 川崎 孝一 堀 原一 山根 至二 小森 亮 小林 建一 田中 直樹 国府田 守雄 高橋 宣胖 島田 甚五郎 丸地 信弘 松田 正己 永井 友二郎 向平 淳 中嶌 義麿 鎮西 忠信 岡田 究 赤澤 淳平 大西 勝也 後藤 淳郎 下浦 範輔 上田 武 川西 正広 山室 隆夫 岡部 保 鳥居 有人 日向野 晃一 田宮 幸一 菅野 二郎 黒川 一郎 恩村 雄太 青木 高志 宮田 亮 高野 純一 藤井 正三 武内 恵輔 南須原 浩一 佐々木 亨 浜向 賢司 本田 麺康 中川 昌一 小松 作蔵 東 匡伸 小野寺 壮吉 土谷 茂樹 岡 国臣 那須 郁夫 有田 清三郎 斎藤 泰一 清水 強 真島 英信 村岡 亮 梅田 典嗣 下条 ゑみ 松枝 啓 林 茂樹 森 一博 星野 恵津夫 正田 良介 黒沢 進 大和 滋 丸山 稔之 織田 敏次 千先 康二 田中 勧 瓜生田 曜造 尾形 利郎 細田 四郎 上田 智 尾島 昭次 大鐘 稔彦 小倉 脩 林 博史 島 澄夫 小池 晃 笹岡 俊邦 磯村 孝二 岩崎 栄 鈴木 荘一 吉崎 正義 平田 耕造
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.145-173, 1984-06-25 (Released:2011-08-11)
著者
近澤 優子 上田 智佳 森井 裕史 永藤 清子
出版者
学校法人 甲子園短期大学
雑誌
甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.23-36, 2023-03-15 (Released:2023-04-17)
参考文献数
11

本研究では、「学習成果の可視化に向けたアセスメントプラン」に基づき、学生の入学から卒業3 年後までの間接評価の策定を行った。また、策定された間接評価をもとに学生調査を実施し、学習成果の現状の把握と教育改善の可能性について検討を行った。本研究では、令和4(2022)年5 月と7 月に実施した入学時調査と学生調査の結果について報告する。
著者
西園 昌久 高橋 流里子 対馬 節子 松永 智子 福屋 靖子 土屋 滋 大貫 稔 高橋 美智 浅野 ふみぢ 小松崎 房枝 鈴木 小津江 平山 清武 中田 福市 鈴木 信 壁島 あや子 名嘉 幸一 鵜飼 照喜 福永 康継 浪川 昭子 高田 みつ子 岩渕 勉 森脇 浩一 加藤 謙二 早川 邦弘 森岡 信行 津田 司 平野 寛 渡辺 洋一郎 伴 信太郎 木戸 友幸 木下 清二 山田 寛保 福原 俊一 北井 暁子 小泉 俊三 今中 孝信 柏原 貞夫 渡辺 晃 俣野 一郎 村上 穆 柴崎 信吾 加畑 治 西崎 統 大宮 彬男 岩崎 徹也 奥宮 暁子 鈴木 妙 貝森 則子 大橋 ミツ 川井 浩 石川 友衛 加世田 正和 宮澤 多恵子 古賀 知行 西川 眞八 桜井 勇 三宅 史郎 北野 周作 竹洞 勝 北郷 朝衛 橋本 信也 斉藤 宣彦 石田 清 畑尾 正彦 平川 顕名 山本 浩司 庄村 東洋 島田 恒治 前川 喜平 久保 浩一 鈴木 勝 今中 雄一 木内 貴弘 朝倉 由加利 荻原 典和 若松 弘之 石崎 達郎 後藤 敏 田中 智之 小林 泰一郎 宮下 政子 飯田 年保 奥山 尚 中川 米造 永田 勝太郎 池見 酉次郎 村山 良介 河野 友信 Wagner G. S. 伊藤 幸郎 中村 多恵子 内田 玲子 永留 てる子 石原 敏子 河原 照子 石原 満子 平山 正実 中野 康平 鴨下 重彦 大道 久 中村 晃 倉光 秀麿 織畑 秀夫 鈴木 忠 馬渕 原吾 木村 恒人 大地 哲郎 宮崎 保 松嶋 喬 桜田 恵右 西尾 利一 森 忠三 宮森 正 奥野 正孝 江尻 崇 前沢 政次 大川 藤夫 関口 忠司 吉新 通康 岡田 正資 池田 博 釜野 安昭 高畠 由隆 高山 千史 吉村 望 小田 利通 川崎 孝一 堀 原一 山根 至二 小森 亮 小林 建一 田中 直樹 国府田 守雄 高橋 宣胖 島田 甚五郎 丸地 信弘 松田 正己 永井 友二郎 向平 淳 中嶌 義麿 鎮西 忠信 岡田 究 赤澤 淳平 大西 勝也 後藤 淳郎 下浦 範輔 上田 武 川西 正広 山室 隆夫 岡部 保 鳥居 有人 日向野 晃一 田宮 幸一 菅野 二郎 黒川 一郎 恩村 雄太 青木 高志 宮田 亮 高野 純一 藤井 正三 武内 恵輔 南須原 浩一 佐々木 亨 浜向 賢司 本田 麺康 中川 昌一 小松 作蔵 東 匡伸 小野寺 壮吉 土谷 茂樹 岡 国臣 那須 郁夫 有田 清三郎 斎藤 泰一 清水 強 真島 英信 村岡 亮 梅田 典嗣 下条 ゑみ 松枝 啓 林 茂樹 森 一博 星野 恵津夫 正田 良介 黒沢 進 大和 滋 丸山 稔之 織田 敏次 千先 康二 田中 勧 瓜生田 曜造 尾形 利郎 細田 四郎 上田 智 尾島 昭次 大鐘 稔彦 小倉 脩 林 博史 島 澄夫 小池 晃 笹岡 俊邦 磯村 孝二 岩崎 栄 鈴木 荘一 吉崎 正義 平田 耕造
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.145-173, 1984
著者
笹塲 育子 上田 智章 山森 信人 佐久間 春夫
出版者
日本バイオフィードバック学会
雑誌
バイオフィードバック研究 (ISSN:03861856)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.3-17, 2016 (Released:2017-10-29)
参考文献数
32

今日, 競技力向上に必要不可欠な一側面として心理面の強化が世界的に認知されており, メンタルトレーニングはその代表的なアプローチの一つである. その効果については, 定性的・定量的両側面からの評価が望ましいが, 未だ多くがアスリートの主観的な報告に留まっており課題である. また, 世界レベルのエリートアスリートが体験している高強度なプレッシャーについて, 実験室と実際の競技現場では大きなギャップが生じていることに着目する必要がある. そこで本研究では, 実験室で習得されたメンタルスキルが実際の競技場面においてどのように応用され機能しているのかについて, パフォーマンス直前の集中状態を含めたメンタルトレーニングの効果を明らにすることを目的とした. 実験1では, エリートアスリート (個人採点競技種目オリンピック代表選手1名) を対象に実験室において20日間の呼吸法トレーニングを実施し, さらに競技場面への応用について検証した. 実験室場面および競技場面でのトレーニング効果は, 生理的指標, パフォーマンス指標, 内省報告の多面的な側面から検討を行った. さらに, 実験1の結果に基づいて実験2では, 類似した競技特性を持つ学生選手への適用を試みた. 結果, 生理的指標からはStress Eraser (SE) ポイントの増大および呼吸数の減少により呼吸法トレーニングの効果が実証された. 加えて, パフォーマンス指標からは呼吸法トレーニングの実施が競技成績の向上に役立ちパフォーマンス直前の適切な集中状態をつくりあげるセルフコントロールスキルの一つとして機能していたことが示唆された. 最後に, 内省報告からは, アスリートが主観的に感じていた呼吸法習得過程の困難さやトレーニング効果, また実験室場面と競技場面とのズレが, SEポイントや呼吸数などの生理的指標の結果と一致していたことなどが明らかとなった.
著者
鶴田 康生 大久保 利長 小見山 登 吉田 募 上田 智 小泉 光恵
出版者
The Clay Science Society of Japan
雑誌
粘土科学 (ISSN:04706455)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.153-159, 1981-12-25 (Released:2011-09-20)
参考文献数
5

The softening effect of bentonite to cotton fabric was studied in relation to the cation exchange capacity and other characteristics.It could not decide any appreciable corelations between the softening effect andthe ation exchange capacity, speciific surface area, apparent viscocity and the composition of exchangeable cations. Cristobalite associated montmorillonites were adsorbed on to cotton fabric intensifying the softness to the touch.
著者
中島 和一 上田 智
出版者
一般社団法人 日本粘土学会
雑誌
粘土科学 (ISSN:04706455)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.57-75, 1990-04-24 (Released:2011-09-20)
参考文献数
110
被引用文献数
1

Heulandite-clinoptilolite, analcime-wairakite, mordenite and ferrierite are main natural zeolites which are widely distributed. We have reviewed histories of synthetic study on the main natural zeolites, and mineralogical properties and formation conditions of the natural zeolites synthesized.
著者
上田 智志 後沢 瑞芳 石井 啓二 高野 善道
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.132, pp.27-32, 2000-06-15
被引用文献数
7

PDPの発光効率改善を目的に、U字型に屈曲した長距離放電路を有する3インチ陽光柱PDPを試作し、その特性を評価した。発光効率は、従来のオフセット型陽光柱PDPと比較して1.4倍の21m/W(白色換算)が得られた。陰極に接続した電圧低減のためのAC陰極によって、放電郷里を長くした場合の放電開始電圧の上昇を防いだ。この構造の陰極をエージングする方法を見出し、放電開始電圧を低減し、線順次駆動によるTV表示を行った。また、パネル製作プロセスや駆動法の改良によって約41m/Wの発光効率が見込めることを示した。