著者
北村 旅人 今井 隆生 松尾 隆昌 阿部 厚 塚本 高久 栗田 賢一
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.46, no.8, pp.487-489, 2000-08-20
被引用文献数
3 1

Among 90 cases of partial Monosomy of the short arm of chromosome 9 that have been described in the literature, only 4 cases have been reported in Japan. We describe a new case associated with cleft palate. The patient was a 1-month-old girl. She came to our hospital for treatment of cleft palate in 1994. Because of her peculiar facial appearance, including slanted eyes, flat nasal bridge, and prominent forehead, we conducted a chromosome analysis, which revealed a partial monosomy of the short arm of chromosome 9 (9p-syndrome). At the age of 2.5 years, her physical development was favorable, and we performed palatoplasty with the patient under general anesthesia. She is being observed at the department of pediatrics and our department since the operation.
著者
今井 千鶴子 今井 正司 嶋田 洋徳
出版者
一般社団法人 日本女性心身医学会
雑誌
女性心身医学
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.474-480, 2007
被引用文献数
1

本研究の目的は,一般大学生を対象として,日常的に経験する痛みに関する実態把握を性差の観点から検討することであった.対象者は,408名(男性196名,平均年齢2128±1.76歳;女性212名,平均年齢20.77±1.49歳)であり,質問内容は,過去1カ月における「痛み経験の有無」「痛みの部位(複数回答可)」「最も強い痛みの部位と痛みの主観的評価」「痛みが原因による鎮痛薬服用の有無(市販薬,あるいは医師からの処方薬)」「痛みが原因による通院の有無」「痛みによる日常生活への支障の程度」「痛みへの対処方略」であった.調査の結果,男女ともに,6割以上が日常的な痛みを経験していることが確認された.また,わが国の青年期における痛み経験の性差はみられにくいことが示された.さらに,痛みに対して破局的に対処してしまう傾向と主観的な痛みとの関連が示されたことから,従来の身体的対処(薬物療法)に加えて,心理的対処(痛みに対する心理教育や認知の変容)を行うことが,青年期の痛みに対するマネジメントを行う際に有用な技法になることが示唆された.
著者
繁富利恵 大塚玲 KeithMartin 今井 秀樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.75, pp.359-366, 2004-07-21

現状のサービスにおいて、サービス提供者における利用履歴の収集は、よりきめ細やかなサービスを行う上においては、非常に重要な位置を占める。しかし、現状のプライバシ保護の匿名性における研究は、ユーザのlinkabilityを持たない匿名性のみを含んだものが多く、サービス提供者における情報収集を加味している研究が少ない。そこで本稿では、ユーザが認めた場合にのみ、サービス提供者が、匿名性を保ったままlinkabilityをつけることのできる方式について提案を行う。As more service are provided digitally and digital service providers collect more information about users, potential privacy problems are on the increase. This is particularly true when users have to present some form of electronic token in exchange for a digital service. One way to address privacy problems is to provide digital services anonymously. The problem with many previous anonymous token services is that once a token is issued, for a particular value, it cannot be modified in any way other than to decrease the amount of credit associated with the token as it is spent. In this paper we propose a system for "refreshing" tokens anonymously which allows the holder of a token to request that the issuing organization reissues a modified token in an anonymous way. the new (refreshed) token includes the same embedded user identification as the original token. Unlike most previous schemes, this allows anonymous tokens to be used for applications such as foreign exchange, where tokens may need to be exchanged for refreshed tokens issued in a different monetary value. This scheme also allows anybody to check the validity of the token (not just the token)
著者
阿部 敏彦 小林 隆夫 今井 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.1771-1781, 1996-11-25
参考文献数
18
被引用文献数
27

本論文では,音声信号の瞬時周波数(IF)に基づき,雑音環境下においてロバスト性の高いピッチ推定を行う一手法を提案する.音声信号のピッチ推定において重要な要素は周期的成分であり,特に雑音が加えられている場合に,非周期的成分の存在はピッチ推定に悪影響をもたらす.まず,瞬時周波数に関する振幅スペクトルを定義し,そこでは周期的成分と非周期的成分の分布には明らかな違いがあることを示し,瞬時周波数の局所的分布(モーメント)に基づき音声信号の非周期的成分を抑圧する手法を提案する.次に,瞬時周波数に関する振幅スペクトルからピッチを求めるための評価関数を提案し,それに基づきDP(dynamic programming)を用いて連続的なピッチを求める手法を提案する.
著者
今井 康介 八木 康史 谷内田 正彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.4, pp.139-145, 2001-01-18
被引用文献数
1

本報告では,予めロボット移動に伴い得られた全方位ルートパノラマ画像を記憶しておくことで,ロボットを誘導する方法を提案する.ロボットの自己位置は,一対の動的輪郭モデルにより記憶画像列と入力画像とを対応付けることで求める.Described here is a route navigation method for a mobile robot with an omnidirectional image sensor. The route is memorized by a series of consecutive omnidirectional images at the horizon while the robot moves to the goal position. While the robot is navigating to the goal point, the input is matched with memorized spatio-tempral route patterns image by using dual active contour models and we can estimated the exact robot position
著者
今井 悦子 田丸 理恵 畑江 敬子 島田 淳子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.243-253, 1998-03-15
被引用文献数
5

口腔内で食品粒子を粒子として認識する際の最小粒度および粒子の大きさの識別の程度について官能的に明らかにし, さらにそれらと食品物性との関係を検討した.細砕した9種類の食品材料を約1.2倍の等比間隔にある標準ふるいを用いて水中でふるい分けし, 試料(水懸濁液)とした.認識最小粒度は, セルロースに34μmが最小で, 最大は1%寒天ゲルの380μmであり, 材料によって著しく異なった.また粒度の識別の程度は, はんぺんとパン以外は, ある粒度以上において平均1.2倍異なる粒度の識別ができること, また, そのある粒度(識別最小粒度とする)は材料によって異なることが明らかになった.以上の認識最小粒度および認識最小粒度は, 材料の物性値のうち水分含量, 変形定数および密度等の物性値と関係が深いと考えられた.そこで認識最小粒度と識別最小粒度を, 材料の物性値を用いて数値化することを重回帰分析を用いて試みたところ, それぞれ変形定数などを用いた重回帰式で表すことができた.
著者
栃木 達夫 西村 洋介 福崎 篤 吉川 和行 星 宣次 棚橋 善克 折笠 精一 今井 克忠
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.76, no.9, pp.1357-1367, 1985-09-20

81例の膀胱移行上皮癌に内視鏡的膀胱内写真撮影を行なった.それらを腫瘍表面の形状に基き,内視鏡的に6型に分類し,膀胱癌取扱い規約1)に従って,種々の角度から検討を加えた.その結果,膀胱移行上皮癌の組織構築の違いより生ずる腫瘍の内視鏡的増殖様式の相違は,その腫瘍の発育進展様式や浸潤速度等と密接な関係を有し,予後に深く関係していることが明らかとなった.すなわち,いそぎんちゃく状やいくら状の増殖様式を示すいわゆる乳頭状腫瘍は,一般に,腫瘍が大きくなるに従い,又は,再発をくり返すうちに下方(壁内)浸潤発育癌となるのに対し,表面平滑な結節状の増殖様式を示すあんぱん状とでも言うべき腫瘍は,早期から下方(壁内)浸潤発育を伴うと考えられた.一方,臨床的には,乳頭状ともあんぱん状とも言えぬ,いちご状とでも表現すべき増殖様式を示す腫瘍があり,この腫瘍は,乳頭状腫瘍とあんぱん状腫瘍の中間的又は混合した性質をもつと思われた.以上のことから,我々は,組織構築を重視する山田らの分類を参考にして,臨床的立場から,膀胱移行上皮癌の新しい内視鏡的分類を提唱した.
著者
佐々木 崇明 鈴木 信之 押味 直人 阿部 孝男 今井 彰男
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
埼玉ブロック大会(講演会)講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, no.1, pp.139-140, 2005-11-25

弊社は、金属加工材の各種めっき処理及び熱処理を行う表面処理加工業の総合メーカーです。近年、環境問題がクローズアップされており、環境負荷物質低減の見地より脱クロムめっき技術の関心が高まっています。当社では、ニッケルを基調としためっき処理と熱処理を組合せた新技術を開発することが出来ましたので、以下概要を紹介します。