1 0 0 0 OA 新撰万画摘要

著者
大円斎芳丸 (伊藤鶴吉) 画
出版者
佐藤虎清
巻号頁・発行日
1881
著者
山下 弘二 盛田 寛明 伊藤 和夫
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.549-553, 2009 (Released:2009-09-24)
参考文献数
19
被引用文献数
2 1

〔目的〕本研究の目的は,咳嗽力の指標としてPEFを測定し,非脳卒中者や嚥下障害の有無で比較するとともに,脳卒中患者のPEFに関連する因子を明らかにすることである。〔対象〕対象は,発症後6ヶ月以内の脳卒中患者46名(嚥下障害群22名,非嚥下障害群24名)と対照群として非脳卒中者24名であった。〔方法〕PEFの測定は電子ピークフローメータを用いた。本研究では脳卒中患者の咳嗽力に関連すると考えられる因子として年齢,身長,体重,BMI,Brunnstrom recovery stage,Barthel Index,血清アルブミン値,摂食・嚥下能力グレードを取り上げた。〔結果〕PEFは, 対照群,非嚥下障害群, 嚥下障害群の順に低値を認めた。体重,BMI,PEF値,血清アルブミン値,Barthel Indexは非嚥下障害群より嚥下障害群の方が有意に低い値を示した。全脳卒中患者のPEF値を目的変数にしたステップワイズ重回帰式に取り込まれた因子は,血清アルブミン値,身長,摂食・嚥下能力グレードであった。〔結語〕脳卒中患者の咳嗽力は非脳卒中者より低下しており,その原因には嚥下障害による低栄養状態が関連していることが示唆された。
著者
小寺 彰 伊藤 一頼 塚原 弓 玉田 大 林 美香
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本プロジェクトは、現代国際法学において流布し国家責任条文草案でも前提とされている、あらゆる義務違反は責任を生じさせるという「一般法としての国家責任法」を観念し得るのかという問題に、歴史的・分野横断的観点から迫ってきた。本年度は、プロジェクトの集大成として、国家責任法の歴史、実定法としての国家責任法の評価に関わる報告及び総括を行う研究会を行った。第一に、「第一次大戦以前の国際法・国際法学における『責任』―国際法における国家責任法成立」と題する報告が行われ、19世紀以前には、正戦論において戦争の正当原因の一つとして賠償義務の存在が想定されていたこと、また、正戦論を前提としなくとも、慣習法たる責任法が戦争回避の手段として否定されていたわけではないことが確認され、国際法の国家責任法が成立したのは19世紀後半以降であるという従来の理解に修正を迫ることが出来た。また、19世紀の学説、実行共に、その適用対象を外国人損害に限定していたわけではなく、そうした観念は、むしろ戦間期に成立した可能性が指摘された。第二に、「国際法における緊急避難の考察」と題する報告が行われ、国家責任条文草案成立以前の実行における緊急避難法理には、権利として存在する「自衛型」と義務違反の存在を否定する「不可抗力型」のものが存在し、一般法を志向し二次規範として機能する条文草案上の緊急避難とは異なり、事案に応じて一次規範のレベルで機能していたことが指摘された。本プロジェクトによって、「一般法としての国家責任法」という観念が歴史的に一貫して採用されてきたわけではないこと、また、「責任」の意味や効果も個別の分野によって変わりうることが浮き彫りにされたことが大きな成果と言える。このことは、一般法としての国家責任法を想定すること自体検証を要することを意味し、条文草案の評価及び国家責任法の解釈論に大きな影響を与えるものである。
著者
伊藤 正子
出版者
京都大学東南アジア研究所
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.294-313, 2010-12-30

Korean’s memories as heroic stories have been confused since Han-kyoreh magazine reported that Korean troops conducted mass killings. After 30 years, an ex-service Korean’s group visited the Ha My hamlet, Quang Nam Province, where slaughters occurred in 1968. They built a monument for the victims. But when it was completed, the group felt shocked about a poem on the massacre on the monument. After going back to Korea, they demanded revisions. The Vietnamese government, which was asked for revisions by the Korean Embassy, put pressure on the villagers, who finally covered the inscription. Vietnamese policy is to seal the past and look to the future as at present, the most important issue for the government is to procure development funds from other countries, and to maintain the legitimacy of the Communist Party through economic development. Therefore, the memories of the Ha My, whose villagers did not necessarily contribute to the Revolution, could not become an official memory. Further, those memories are not connected with nationalism. This point is the most different when comparing with the case between Korea or China and Japan. After the report by the Han-kyoreh, one Korean NGO started volunteer activities for Vietnamese survivors. Through those activities, some survivors have been healed, and for the sake of the Korean NGO, the memory of Ha My, which can never become official memory, is preserved in Vietnam.
著者
蛭波 敬 伊藤 信成
出版者
日本理科教育学会
雑誌
日本理科教育学会東海支部大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
no.58, 2012-12-08

ゆとり世代と呼ばれる旧学習指導要領施行の1期生が教員となる時期になった.この世代は義務教育課程で月の満ち欠けの学習をしておらず,系統的な学習経験がないまま現場での指導を行うことになる.本研究では,小学校教員採用試験受験者に対し,月の満ち欠けに対する理解度調査を行った.その結果,6割の学生は満ち欠けに対し十分な理解をしておらず,教材を用いて原理の解説を行った後でも定着度の向上はほとんど見られなかった.
著者
伊藤 琴音 吉永 一行
出版者
京都産業大学
雑誌
高等教育フォーラム (ISSN:21862907)
巻号頁・発行日
no.3, pp.39-43, 2013

法学部准教授、吉永の担当する1年次春学期開講プレップセミナーでは、2012年度に学期を通じて同じ学部の3回生の学生がスチューデントアシスタント(SA)として1年生をサポートするという試みを行った。 法学部では2013年度秋学期よりSAを育成するための演習授業を開講し、2014年度からプレップセミナーにおいて正式にSAを導入することとしている。そこに向けて本稿は、試験的に行われたSA活動について、具体的な内容、また活動を通じて明らかになった課題について記述したものである。
著者
伊藤 富士隆 菅原 尚生 五十嵐 章 町澤 忠一 神足 俊彦 富樫 三男 佐藤 修彰 南條 道夫
出版者
東北大学
雑誌
東北大学素材工学研究所彙報 (ISSN:09194827)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.27-37, 1994-12

Niobium penta-butoxide (Nb(OBu^n)_5) was synthesized from NbCl_5 in a plant scaleoperation. The content of Ta (OBu^n)_5 in Nb (OBu^n)_5 was decreased by the distillation of Nb (OBu^n)_5 using thin film down flow type molecular distillator. But the distillation method was not effective for obtaining the 4N purity Nb (OBu^n)_5 because the Nb (OBu^n)_5 was thermally unstable. Ultra fine Nb_2O_5 powder was produced by the hydrolysis of Nb (OBu^n)_5. Some physical properties of the Nb_2O_5 fine particle, such as specific surface area, mean particle size, apparant density condensation, were measured. The purity of the obtained Nb (OBu^n)_5 and the yield of niobium in the plant operation were 99.996% and 82.3%, respectively.niobiumtitaniumscrapchlorinationalkoxidationultra fine powderrecylingplant operation
著者
村松 貞次郎 伊藤 三千雄
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.116-121, 1962-04-01

建築遺構の実測図作成は,建築史の研究のもっとも重要な作業の一つである.建築史の研究が精緻になるにしたがって,実測図もますます正確さを要求されるようになったが,従来のようにスケールを当ててはその数値を読み作図する方法では,高度の熟練を要し,多大の労力と時間を消費して,しかも部分的には復原図になったり推定図になったりするうらみがある.それらの欠点をカバーし,さらに複雑な曲線・曲面を正確に,しかも容易に測定・図化する方法として写真測量の応用が考えられるようになった.ここに建築遺構の実測に初めて写真測量を用い,図化した作業の経過を報告する.
著者
横山 ゆりか 伊藤 俊介 長澤 夏子 横山 勝樹 中村 佳甫
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

場所愛着に関する研究はいくつかあるが、いずれも戸建を中心とした住宅や古い既成住宅地域を対象とした研究である。本研究では、戦後郊外に面開発されてきた比較的新しい計画住宅団地とその周辺地域に対する愛着の醸成について考察する。同一県内に異なる時期に開発され、計画の異なる2つの住宅地を対象とし、居住者の大人と子どもにプレイス・アタッチメントを問う計量的・質的調査を行った。その結果、住民の入居時期と年齢層によって異なる愛着の状態が形成されている実相を示し、それを反映した研究手法が地域のプレイス・アタッチメント研究に今後求められることを明らかにした。
著者
伊藤 好孝
出版者
日本アーカイブズ学会
雑誌
アーカイブズ学研究 (ISSN:1349578X)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.5-25, 2013

<p>2011年3月11日に東北地方を襲った巨大な地震と津波により、東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生し大量の放射性物質が環境へ放出された。事故直後から、政府・自治体、民間、個人のあらゆる層により放射線測定が行われ、そのデータの多くはインターネット上に公開されている。これら貴重で多種多様なデータのアーカイブ化を進めるために、データカタログとしてのメタデータアーカイブ構築の検討が進んでいる。本稿では福島原発事故以後の放射線測定データとそのデータベース化の現状についてまとめ、インターネット上に散在する民間・個人による測定データのメタデータベース構築とそのアーカイブ化について述べる。</p>