著者
江﨑 和博 坂本 健一 安原 典子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.24-30, 2013-12-15

来るべき社会基盤の整備や企業の事業競争力強化にとって,高品質なシステムの実現に対する重要性は高まり,社会的要請となっている.ソフトウェアの品質および評価への要求事項を規定した国際規格として,従来,ISO/IEC 9126(JIS X 0129)およびISO/IEC 14598(JIS X 0133)規格群が制定されている.しかし,規格のスコープが実現されたソフトウェアの品質評価を対象としており,システムの品質評価の前提となる品質要求定義プロセスが含まれておらず,システムやソフトウェアの品質向上においてPDCAサイクルが回らない等の課題があった.このような要請の中で,2002年以降,ISO/IEC 25000(SQuaRE)シリーズが整備されつつある.そこで,本論文では,システムおよびソフトウェアの品質評価に関するこれらの関連規格の最新動向と現場への適用事例,今後の展開の可能性等について解説する.

1 0 0 0 OA 色安定性

著者
坂本 典雄
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.962-968, 1965-10-15 (Released:2009-10-16)
参考文献数
6
著者
山本 博徳 阿部 孝 石黒 信吾 内田 恵一 川崎 優子 熊谷 秀規 斉田 芳久 佐野 寧 竹内 洋司 田近 正洋 中島 健 阪埜 浩司 船坂 陽子 堀 伸一郎 山口 達郎 吉田 輝彦 坂本 博次 石川 秀樹 岩間 毅夫 岡﨑 康司 斎藤 豊 松浦 成昭 武藤 倫弘 冨田 尚裕 秋山 卓士 山本 敏樹 石田 秀行 中山 佳子
出版者
一般社団法人 日本遺伝性腫瘍学会
雑誌
遺伝性腫瘍 (ISSN:24356808)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.59-78, 2020 (Released:2020-09-25)
参考文献数
88

Peutz-Jeghers症候群は,食道を除く全消化管の過誤腫性ポリポーシスと皮膚・粘膜の色素斑を特徴とする希少疾患である.STK11遺伝子の生殖細胞系列の病的バリアントを原因とし,常染色体優性遺伝形式をとる.また,がん遺伝子パネル検査によって診断される可能性がある. 本症候群でみられる過誤腫性ポリープは小腸に好発し,ポリープが大きくなると出血,腸閉塞,腸重積の原因となる.初回の消化管サーベイランスは症状がなくても8歳頃を目安に行い,10〜15mm以上の小腸ポリープは内視鏡的ポリープ切除術を行う.消化管,乳房,膵,子宮,卵巣,肺,精巣などに悪性腫瘍の発生が認められ,適切なサーベイランスが必要である. 本診療ガイドラインでは,小児から成人にかけてシームレスに,正確な診断と適切な治療・サーベイランスが行われるよう, 基本的事項を解説し,4個のクリニカルクエスチョンと推奨を作成した.
著者
関口 芳恵 坂本 由美子 宮本 和典
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.271, 2010

<はじめに> 当院は病床数900床、職員数1200名の総合病院である。2003年のオーダリング開始時に、イントラネットのホームページ(以下HP)が開設され、診療録端末にて閲覧が可能な環境にある。臨床検査部も2003年6月よりHPを開設し、2週間毎の定期更新を行っている。<BR><方法> 今回HPのアクセス状況を確認し、どのような情報が必要とされ閲覧されているか解析を行った。<BR><結果> 2003年開設当初は、月平均のアクセス数が、140件/月であった。職員向け検査部見学ツアーを開始した2006年から2008年にかけて200件/月になり、2008年以降は院内端末起動時に表示されるグループボード内からHPへのアクセスが容易になったことと、新人看護師や研修医に向けた研修会で案内を行ったことで、認知度が高まり、500件/月に伸びた。月別に見ると、年度切り替えの4月が最も多かった。項目別に見ると、トピックス(項目情報・採血管の選択・所要時間など)、オーダリングマニュアル、検査部写真館(トップページに載せている写真履歴)、検査部の旅(各部署の紹介)、採血マニュアル、感染マーカー動向調査などが、アクセス数が多かった。<BR><まとめ> アクセス件数を見ると、基礎的な情報から新着情報までニーズは多様であった。アクセスが容易になったこと、研修会などでの案内、2週間毎の定期更新を続けることで、利用者が多くなったものと推測する。当院は職員数が多く、情報の伝達が難しいところもあるので、手軽に必要な情報を收集できる環境は、業務の効率化において重要であると思われる。閉鎖的に思われがちな検査部を身近に感じていただき、チーム医療を円滑にするため、各個人が臨床検査に対する情報を有効活用できるよう、今後も情報発信を続けていきたい。
著者
坂本 孝義 中村 羊一郎
出版者
日本茶業学会
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.118, pp.118_43-118_47, 2014-12-31 (Released:2016-12-31)
参考文献数
16

因尾や宇目における釜炒り茶は傾斜釜を用いる嬉野製法の釜炒り茶であった。因尾においては大正以降の比較的新しい時代に傾斜釜が導入されて普及したと考えられる。また,昭和初期には玉緑茶の共同工場がつくられるが,静岡で生産されているグリ茶とは異なり,蒸気で蒸して釜で乾燥させる玉緑茶であった。 木浦鉱山では印度焙炉という特殊な道具を用いた印度製法による釜炒り茶がつくられていた。また,近隣の西山集落では釜で炒って揉むが,乾燥不十分のまま保管に移し,カマドからの熱と煙を利用して乾かしながら保管するという自家用の釜炒り茶があった。
著者
有川 一 吉田 貫司 久保 あゆみ 坂本 太一 渡邉 孝士郎 今井 一
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.1-9, 2020 (Released:2020-09-19)
参考文献数
24

Research suggests that psychological stress due to competing against opponents of different skill levels affects exercise intensity during kendo gokaku-geiko. However, few studies have clarified the relationship between psychological stress measured using objective indices and exercise intensity. In this study, we measured psychological stress, exercise intensity, and physical activity in players during kendo gokaku-geiko with opponents of different skill levels using objective, non-invasive, simple measures.Six male members of the university kendo team participated in this study. They performed kendo gokaku-geiko for 3 minutes with highly skilled, equivalently skilled, and non-highly skilled opponents. We measured psychological stress indices (salivary amylase activity and autonomic balance [LF/HF]), exercise intensity indices (heart rate [HR], peripheral oxygen saturation [SpO2], rate of perceived exertion [RPE]), and physical activity indices (number of steps and strikes) during keiko.We observed an increasing tendency of salivary amylase activity, HR, RPE, and physical activity indices during keiko with highly, but not with non-highly, skilled opponents. On the other hand, we detected an increasing tendency of LF/HF with both types of opponents.These results suggest that in keiko with highly skilled opponents, the participants experienced tension (i.e. a “fight-or-flight response”) caused by strong pressure and attacks from their opponents; thus, they increased their physical activity and exercise intensity and were likely to experience high stress. On the other hand, in keiko with non-highly skilled opponents, the participants experienced low stress due to a lack of exercise intensity and low physical activity.
著者
坂本 是忠
出版者
JAPAN ASSOCIATION OF INTERNATIONAL RELATIONS
雑誌
国際政治 (ISSN:04542215)
巻号頁・発行日
vol.1963, no.21, pp.84-96,L6, 1963-04-25 (Released:2010-09-01)
参考文献数
21

The new constitution of the Mongolian People's Republic of 1960 declared that it was a socialist country. It needed 40 years to construct its socialism, being a nomadic country, without even one line of railroad nor one modern factory before the revolution. The history of this 40 years can be devided into two parts, the first part (1921-1940) which aimed at anti-feudalistic achievement means confiscation of feudal tenures, and anti-religious movement. The second part (1940-) which aimed at construction of socialism means construction of modern industry, collectivization of the nomadic economy and diffusion of agriculture which they had not known. Therefore it was necessary for them to apply the first (1948-52) and second (1953-57) 5 years plans and first 3 years plan to achieve fundamentally the construction of socialism.But this socialization was succeeded not by their own capital accumulation but by economic aid of other socialist countries. Especially, Mongolia could not have possibly achieved its socialization without Russian aid which was the biggest given to it. It finally completed collectivization of its nomadic society in 1959 after several failures. This was the most difficult task of the socialization. But the fact that number of livestock has not yet reached the number of the pre-war time might be the sign which indicates that collectivization obstructed the people's will for production. Mongolia is a socialist country, the economy of which depends mostly on agricultural processing and collective stock farming. This socialism only means that there is no private ownership of means of production, and productivity is on a very low level. The third 5 years plan which is now operating is planned for developing the agricultural industry by three times of its present capacity and for increasing cultivated land by three times of the present area. Russian aid also plays a great role in it.
著者
坂本 正 町田 延代 中窪 高子
雑誌
Proceedings of the conference on second language research in Japan
巻号頁・発行日
1995-03-01

近年日本語教育者による日本語習得研究が活発に行われるようになったが、現在発表されている、ほとんどの研究は初級から上級レベルの日本語学習者を対象としている。本発表は、「超上級者(near-native speakers)」と言われる外国人日本語話者とのインタビューから得られた発話資料を整理し、調査時点で安定化している(stabilized)と思われる文法項目を指摘して、日本語教育へのフィードバックを図ろうとするものである。被験者は、在日期間が20年以上と長く、日本語能力が非常に高い外国人(3名)である。全員成人になって日本語学習を始めており、小さい時に第二言語として日本語を習得した者はいない。彼らは、音声面で多少外国人アクセントは残すものの、日本語の母語話者に近い日本語能力をつけた外国人日本語話者である。約1時間のインタビュー調査で全員に同じ質問をし、全発話を録音するという方法で発話資料を収集した。調査者3人がそれぞれテープを聞き、発話に現れた文法上の誤用を分類、整理した。本稿において特に、日本語教育上大きな問題になっている、 1)コソアの指示詞、 2)テンス・アスペクト、 3)助詞(特に「は」「が」)を中心に習得状況を報告する。
著者
平澤 由貴 倉田 昌明 中島 実千代 坂本 憲吾 小田部 耕二 佐藤 伸一 野村 護
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
vol.38, pp.20157, 2011

【目的】一般毒性試験における血液凝固系検査では,血小板数,PT,APTT及びフィブリノーゲン(Fbg)がルーチンに測定されるが,これらの項目だけでは血小板機能や線溶系の異常は検出できない.薬物の血液凝固系への統合的な評価には,これらの測定を補足する必要がある.今回,ヒトに類似する実験動物であるカニクイザルについて,血小板機能検査である血小板凝集能,また血管異常も含め凝固異常を総合的に評価できる出血時間,FDPについて測定したので報告する.また,ルーチン項目に関し,産地間差(フィリピン,中国,ベトナム,インドネシア)も含め基礎的に検討した.【方法】(1)出血時間:市販の注射針を一定の深さに穿刺できるように加工して,穿刺器具とした.無麻酔下で尾背部を穿刺部位とした.湧出血を一定間隔で濾紙に吸い取り,吸着血痕が1mm以下となった時間をエンドポイントの出血時間とした.(2)血小板凝集能:無麻酔下に大腿静脈からクエン酸加採血し,遠心分離(200×g)して多血小板血漿(PRP)を分取し,さらに遠心分離(2000×g)し乏血小板血漿(PPP)を分取した.PRPの血小板数が約35×10<SUP>4</SUP>/μLになるようにPPPで希釈調製した.凝集誘発剤はADP 5,20 μmol/L及びコラーゲン3 μg/mL(いずれも最終濃度)を用い,光透過法により凝集率を測定した.(3)その他のルーチン項目(血小板数,PT,APTT,Fbg)は自動分析装置,FDPは用手法にて測定した.【結果】(1)出血時間:出血時間は1~3.5分であった.2回の繰返し穿刺でも出血時間に差はなかった.今回の方法では,穿刺傷は小さく出血量も限られており,生体に対する侵襲性は小さいと考えられた.(2)血小板凝集能:最大凝集率はADP 5 μmol/Lで約63%,ADP 20 μmol/Lで約75%,コラーゲン3 μg/mLで約75%あった.また,ADP 20 μmol/Lで誘発した凝集の日内と日差変動に大きな変動はなかった.(3)血小板数,PT及びAPTTに産地による大きな違いはみられなかった.【結論】ルーチンの血液凝固系検査項目に加えて,血小板凝集能(ADP,コラーゲン凝集)及び出血時間について基礎的なデータを得ることができた.これらの検査は侵襲性が小さく,さらに線溶系検査を組み合わせることで,一般毒性試験でより詳細かつ統合的な血液凝固異常の評価が可能である.
著者
坂本 史衣
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.1-6, 2019-01-25 (Released:2019-07-25)
参考文献数
29
被引用文献数
1

カテーテル関連尿路感染(Catheter-associated urinary tract infections:CAUTI)は医療関連感染の10~20%を占める.近年,CAUTIの主要なリスク因子の一つとして,カテーテル留置期間の長期化が注目されており,専門組織が発行するCAUTI予防のためのガイドラインやガイダンスは,カテーテルの使用制限を含む多角的な取り組みを行うよう推奨している.本稿では米国医療研究・品質調査機構(Agency for Healthcare Research and Quality:AHRQ)が開発した包括的プログラムを参考にしながら,根拠に基づくCAUTI予防策について解説する.
著者
坂本義和著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2004
著者
坂本 義和
出版者
國家學會事務所
雑誌
國家學會雑誌 (ISSN:00232793)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, 1955-10
著者
坂本 義和
出版者
國家學會事務所
雑誌
國家學會雑誌 (ISSN:00232793)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, 1958-07