著者
吉村 良之介 貫野 徹 藤山 進 門奈 丈之 山本 祐夫 西平 守也 森田 次郎部衛
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.20, no.10, pp.1089-1093, 1979-10-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
19
被引用文献数
1

32歳の男性で大量飲酒後サウナに入浴し,血圧低下,意識障害と第II度の火傷のため入院した.入院後肝性昏睡IV度となり出血傾向が出現した.hematcrit値の上昇,白血球数増多,Transaminase値の著高,prealbuminの減少を認め,凝血学的検査では,血小板数,fibrinogenは著減し,FDP, SDPS testは陽性を呈した.血清遊離アミノ酸総量は正常人の約3倍に増加し,分画では,Glutamine, Phenylalanineなどは増加し,Valineは減少し,急性肝不全時に認められるアミノ酸パターンに類似した.死亡直後の肝組織像は肝小葉内にびまん性に肝細胞の好酸性凝固壊死な呈した.以上の点より,本症例の発生機序は,飲酒後のサウナ入浴が契機となり,脱水,血液濃縮と,末梢循環不全が相俟って,急性肝不全とDICを併発したと考えられた.
著者
山本 興太朗
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 = Journal of the Society of Biomechanisms (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.237-244, 2011-11-01
参考文献数
34
被引用文献数
1

植物の地上部器官は光の方向に屈曲する屈光性を示す.屈光性の機構としては古くから青色光受容体と植物ホルモンであるオーキシンの重要性が指摘されてきたが,その具体的な分子機構は不明であった.最近,モデル植物シロイヌナズナを利用した分子遺伝学的研究によって,光受容体はフラビンモノヌクレオチドを発色団とするフォトトロピンで,オーキシン極性輸送に関わり深いキナーゼ活性を持っていることと,オーキシン作用にはオーキシン極性輸送を担う排出担体PIN タンパク質の細胞内局在調節が重要であることが明らかになり,フォトトロピンによるオーキシン極性輸送調節機構が明らかになりつつある.
著者
岩槻 幸雄 関 伸吾 山本 彰徳 森澤 友博 稲野 俊直 斉藤 裕也 平嶋 健太郎
出版者
鹿児島県自然環境保全協会
雑誌
Nature of Kagoshima = カゴシマネイチャー : an annual magazine for naturalists (ISSN:18827551)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.467-480, 2020

Habitat and actual records of charr, Salvelinus leucomaenis, from Wakayama Prefecture were investigated by hearing survey and their reliable information. Hearing survey in Wakayama Prefecture suggested their habitat including both probable native and introduced individuals from most of Wakayama rivers, the Kinokawa (including the Kishikawa River), the Aridagawa, the Hidakagawa, the Hikigawa, the Kozagawa and the Kumagawa Rivers in Wakayama although the charr population (Kirikuchi charr) of the Hidakagawa River was considered as extinct in around 1960 of flood disaster by Kubo and Kimura in 1998. Subsequently, native Kirikuchi charr and hybrids between native Kirikuchi charr in Nara and the charr of the Ibigawa River population, Gifu were introduced into upper stream of Komoridani valley, the Hidaka River several times in early 1980. Probable and reliable information of native populations of Wakayama charr were reconfirmed from the Aridagawa and the Hikigawa Rivers and actual specimens of the charr were confirmed from the Aridagawa, the Hidakagawa, and the Hikigawa Rivers. Photographic reconfirmation of the charr was done in middle basin of the Kumanogawa River in Wakayama, too. Further detailed genetic analysis of their Wakayama charr populations would make evidence of native or introduced populations in future. Whitespots' condition on dorsal part of the body in true Kirikuchi charr in the inhibited river zones for the charr catch in the Yumitehara river, the Kawasako River were noted, being variable in presence or absence of dorsal part of the body in true Kirikuchi charr although it has been considered as generally having no whitespotted body of the true Kirikuchi charr before.
著者
谷川 亘 村山 雅史 井尻 暁 廣瀬 丈洋 浦本 豪一郎 星野 辰彦 田中 幸記 山本 裕二 濱田 洋平 岡﨑 啓史 徳山 英一
出版者
日本海洋学会 沿岸海洋研究会
雑誌
沿岸海洋研究 (ISSN:13422758)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.21-31, 2021 (Released:2021-09-07)
参考文献数
34

高知県須崎市野見湾では,白鳳地震によって水没した村『黒田郡』の伝承が語り継がれているが,その証拠は見つかっ ていない.そこで本研究では,野見湾内で海底調査を行い『黒田郡』の痕跡を探索した.その結果,海底遺構の目撃情報 がある戸島北東部の海底浅部(水深6m~7m)に,面積約0.09km2の沖側に緩やかに傾斜する平坦な台地を確認した. 台地表層は主に薄い砂で覆われており,沿岸に近づくにつれて円礫が多くなった.また,砂層の下位は硬い基盤岩と考え られ,海底台地は旧海食台(波食棚)と推定される.海水準変動と地震性地殻変動を踏まえると南海地震により海食台は 約7m 沈降したと推定できる.本調査では黒田郡の痕跡は発見できなかったが,水中遺跡研究に対する多角的な調査手 法を検討することができた.特に,インターフェロメトリソナーの後方散乱強度分布による底質観察とStructure from Motion(SfM)技術を用いた海底微地形の構築は,今後浅海における水中遺跡調査に活用できる.
著者
山本 真緒 浦西 克維 菊谷 有希 菅田 誠治
出版者
公益社団法人 大気環境学会
雑誌
大気環境学会誌 (ISSN:13414178)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.43-56, 2021-03-31 (Released:2021-03-31)
参考文献数
44

奈良県内でおこなわれた花火イベントが大気中のPM2.5濃度に及ぼした影響を評価するため、2014–2017年度のPM2.5の成分分析測定データの解析をおこなった。解析には特定のPM2.5固定発生源が付近に存在せず、濃度変動が類似している奈良盆地内2地点の測定結果を用いた。この2地点での同一測定日のPM2.5成分濃度の相関係数は、Srのみ著しく低い値を示した。Srが特に高濃度であった4測定日を除外し、各化学成分の相関係数を求めたところ、Srは0.14から0.65に、K+、Ba、Cu、Mg2+についても上昇した。これらは花火の薬剤含有成分であり、Srの高濃度日は花火の影響を受けたと考えられた。また、Sr/Ti比を用いることで花火の影響を受けた日を推定できることを明らかにした。次に、花火イベントによる大気中のPM2.5濃度への寄与を推定するため、PMFモデルによる発生源寄与解析を実施した。その結果、Sr、Ba、Cu、K+等を構成成分とする花火由来と解釈される因子が抽出された。観測期間中で花火因子の影響が最大となった2017/10/26では、PM2.5日平均値に対する寄与割合が17.8%(寄与濃度3.8 µg/m3)と推算された。花火からの大気汚染物質の放出は一日のごく短時間に集中することから、PM2.5成分濃度の一時間値に対する影響についても今後、検証していく必要がある。
著者
山本 志帆子
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.109-122, 2010

本稿は,近世末期下級武士とその家族の日常会話における言語実態を知りうる『桑名日記』を対象として,そこにみられる命令形による命令表現の運用実態を社会生活との関わりから捉えようとしたものである.本稿では,日記の内容や桑名藩に残る歴史的な史料から属性や場面の性質といった待遇表現の使い分けに関わる要因を把握し,そのうえでそれらの要因と関わらせながら命令形による命令表現の運用実態を分析した.その結果『桑名日記』には,日常会話における命令形による命令表現として,御〜ナサレマシ,御〜ナサレ,ナサレ,ナレ,ヤレ,[敬語動詞連用形]+マシ,[普通動詞命令形]があり,次のように場面によって使い分けられていることがわかった.すなわち,【ア】礼儀を必要とするような改まった場面では御〜ナサレマシ,[敬語動詞連用形]+マシ,御〜ナサレが用いられる.一方,【イ】親しい間柄の打ち解けた場面では,ナサレ,ナレ,ヤレが用いられる.そのうちナサレは,親しい間柄の中でも一定の礼節を必要とする近しい人に対して用いられ,ナレ,ヤレは親しい間柄の中でもより近しい人に対して用いられる.さらにナレとヤレは上下関係によって使い分けられ,具体的な形式をみると「ナヘ」「ヤヘ」「ヤレ」がそれぞれ上位,同等,下位の者に対して用いられる.また,これらの形式の下に位置する[普通動詞命令形]がある.
著者
川橋 正昭 細井 健司 田村 健一 塩崎 孝壽 平原 裕行 山本 勝一 田中 正雄
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.23-26, 1990

We have proposed a new technique of illumination in a observation plane by sweeping of two laser beams scanned by the same face of a polygon mirror scanner. With this technique seeding particles in the plane are illuminated by each sweeping beam with short time difference controlled by incident cross angle of two beams to the scanner and angular velocity of the scanner. This can be named dual-beam-sweep laser speckle velocimetry.<BR>In this report, measurements of velocity distribution of flow in a T-type branch duct are performed by means of the velocimetry, and the results are compared with numerical results obtained by the finite volume method considering with k-e turbulence model.
著者
原 淑恵 山下 晴央 山本 浩隆 井上 悟志 松本 優
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.112-116, 2012 (Released:2013-03-09)
参考文献数
9
被引用文献数
1 2

We report three cases with endocarditis-related mycotic intracranial aneurysms. Two presented with hemorrhage and one with cerebral infarction followed by aneurysm formation in the same territory. All three suffered bacteremia and infectious endocarditis. Two had multiple aneurysms. Ruptured and/or enlarging aneurysms were treated with endovascular coil embolization. For unruptured, asymptomatic aneurysms that were stable in size, systemic antibiotic therapy and a serial follow-up with angiography was done. Embolization was successful in all cases. Two had cardiac surgery uneventfully. Two had untreated unruptured aneurysms that disappeared on the follow-up angiography after long-term systemic antibiotic therapy. There was no reassurance of treated aneurysms.
著者
稲積 幸介 山本 哲也 北澤 克明
雑誌
あたらしい眼科 = Journal of the eye (ISSN:09101810)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.1433-1436, 1996-09-30
参考文献数
5
被引用文献数
4
著者
山本 俊郎
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科学会雑誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.p49-58, 1979-01

単純子宮全剔術を行った患者につき,手術前後数日間に亘り血中LH,FSH,PRL,ACTH,Cortisol,Estrone(Eo),Estradiol(Ed),Progesterone(P)濃度を同一検体からRIA法により測定した.また去勢婦人にACTHあるいはEstrogenを投与しその前後の血中Steroid,PRL濃度を測定した.これらより以下述べる成績を得た.1)卵胞期には,開腹4時間後の血中Gonadotropin(G)が減少した.2)卵巣保存例の術後30日目の血中Ed,Pは前進に復した.3)黄体期をのぞき,手術直後の血中Eoに減少傾向を見た.4)手術後1日目から血中Ed,Pは減少傾向を示した.5)手術直後の血中Pは上昇し,卵巣剔出直後に於いても一過性に42%増加した.6)ACTH負荷後,6時間後の血中Colitisol,Ed,P,Pregnenolone,DHEAは何れも前値の2.3~8.3倍に上昇した.7)手術直後,PRLは2.7~4.2倍に上昇し,翌日は前値を復した.特に黄体期の増加率が著しかった.8) Estrogen投与後のPRLは1.7倍と有意に上昇した.以上の成績から次の事柄が示唆された.[○!1]GとACTH間には,手術のStressによる分泌のShift減少が存在する.[○!2]手術後,Eo,Ed,Pが減少するのはG分泌抑制と,卵巣に流入する子宮卵菅側吻合枝の遮断で一過性に卵巣機能低下を来す為である.[○!3]手術直後は一過性のACTH分泌亢進に起因する副腎性P増加がある.[○!4]PRLはStressに対し一過性の急激な分泌亢進を示し,またEstrogenなどの作用で徐々に分泌増加を来す.
著者
山本 善一 鳥山 学 廣澤 春任 Yamamoto Zenichi Toriyama Gaku Hirosawa Haruto
出版者
宇宙科学研究所
雑誌
宇宙科学研究所報告 (ISSN:02852853)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.1-14, 1990-02

This paper evaluates the performance of the Doppler measuring system at Usuda Deep Space Center. The system is used for the tracking of Japanese deep spacecraft "SAKIGAKE" and "SUISEI". It will be very important to evaluate the system performance since the tracking accuracies of the spacecraft are very sensitive to the Doppler frequency error. Here we evaluate the system performance by the analyses of the tracking data of "SAKIGAKE" and "SUISEI".
著者
渡部 幸喜 赤松 満 坪井 一世 高橋 敏明 渡部 昌平 山本 晴康 一色 房幸 浦屋 淳
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.32 Suppl. No.2 (第40回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A1078, 2005 (Released:2005-04-27)

【はじめに】 我々の日常生活においてサンダルやスリッパは身近に使用されている履物のひとつである。しかし、転倒の危険性も高く、全転倒例のうち26%がサンダル使用時という報告もある。これまで靴を装着しての足底圧を含めた歩行分析や動作解析の検討は多くなされているが、サンダル履きでの検討は少ない。そこで今回我々は、サンダル使用時と靴使用時および素足での歩行足底圧を計測し、若干の知見を得たので報告する。【対象と方法】 対象は下肢に痛みや変形が見られない健常男性10名(年齢21歳~47歳、平均31歳)で靴使用時、サンダル使用時、および素足での歩行足底圧を計測した。歩行は速い、普通、遅いの3段階に分けて行い、測定にはニッタ社製F-scanシステムを用い1秒間に20コマで計測し、得られたデータから、足底圧分布、最大圧、重心の軌跡等について比較検討した。【結果】 重心の軌跡の分析では、サンダル履きの場合、いずれの歩行速度においても踵接地の位置、つま先離れの位置がそれぞれ後方・前方へ移動する傾向がみられた。それに伴い靴使用時に比し有意に前後方向への重心の移動距離が大きかった。側方への重心移動距離も遅い速度で有意に大きかった。また靴使用時との違いは遅い速度においてより著明であった。最大荷重圧については素足・靴とサンダル使用との間には有意な差は見られなかった。【考察】 近年、足底圧の評価として簡便で再現性の高いF-scanが開発され、下肢の評価によく使用されている。そこで我々は靴とサンダルでの歩行時の足底圧の動的な検討を行った。足関節・足趾周辺に麻痺があるとサンダルがよく脱げるというのは臨床でも経験する通り、遊脚期にサンダルが脱げないようにするための筋活動が歩行の不安定に関与していると思われるが、立脚期においてもサンダルは靴に比べ重心の移動が大きく、不安定であることが示唆された。サンダルは足への圧迫感が少なく、靴に比べて通気性が良く、白癬などの感染も少ないことから好まれることが多い。しかし、サンダル使用による転倒の危険性は高く、またひとたび転倒すると靴使用時に比べ骨折の率も高くなるという報告もありこの所見を支持したものと考えられる。
著者
山本 奈生
出版者
カルチュラル・スタディーズ学会
雑誌
年報カルチュラル・スタディーズ (ISSN:21879222)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.59-79, 2018

本稿は現代日本における大麻自由化運動を、特に90 年代以後の展開に注目しながら整理するものである。大麻合法化が進む欧米諸国において、大麻問題は政治的なリベラル/保守の係争として位置づけられ、同性婚や銃規制問題と同様にしばしば争点化されている。ここでは大麻自由化運動が、広範なリベラル派支持層の賛同を得つつ法規制の変化に現実的な影響を与えてきたが、日本での状況は大きく異なっている。日本における大麻自由化運動は、60 年代のビートニク/ヒッピーに端を発し、90 年代から現在まで複数のフレーミングを形成しながらネットワーク化されてきたものである。ここでの運動は一つの団体に還元できるものではなく、多様な問題関心と志向性を持つ諸個人らが織りなす群像であるが、この潮流は社会学界においても十分には知られていない。そのため本稿では一つの出来事や団体に対して集中した解釈を行うのではなく、まずはグループおよび諸個人が形成してきたムーヴメントの布置連関を把握しようと試みた。現在の大麻自由化運動は「嗜好用を含めた全般自由化」「医療目的での合法化」「産業利用の自由化」など複数の目標を掲げながら、同時に言説枠組みの展開においてもアカデミックな研究に依拠するものから、スピリチュアリズムやナショナリズム、陰謀論に至るまで散開している。その後景には、社会運動というよりはサブカルチャーとしての精神世界やニューエイジ、レゲエ文化の展開があり、こうした音楽や文化と大麻自由化運動はクロスオーバーしながら進展してきた。本稿では、90 年代以後の日本における状況を整理するためにまず前史を概観した後に、諸グループがどのようにして活動と主張を行ってきたのかを捉え、社会状況に対するそれぞれの抵抗のあり方について論じた。
著者
伊藤 準治 山本 秀彦 山田 貴孝
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
北海道支部講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.139-140, 2014

今まで研究してきた時間割作成システムでは,入力条件が各学年のクラス数,1週間で行う各教科の授業数,各科目を担当出来る教師数のみであったが入力条件を増やすことにより,時間割作成における自由度があがった.また従来の研究では,作成できたのは生徒目線の時間割のみであったが先生目線の時間割も同時に作成出来るようにした事により,先生方の科目の担当クラスや会議の時間,担任のクラスの設定等も可能になったため,より使用者のニーズにあった時間割作成システムとなっている.