著者
玉田 芳史 相沢 伸広 上田 知亮 河原 祐馬 木村 幹 鈴木 絢女 ホサム ダルウィッシュ 中西 嘉宏 日下 渉 岡本 正明
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究の目的は、東南アジア諸国における政治の民主化と司法化の関係を考察することであった。司法化は民主化に付随して始まり、民主主義を守る役割を果たすと理解されることが多い。しかし、司法化は、多数派の暴政を言い立てて多数決主義を否定する特権的少数者を保護することがある。民主化途上国では民主主義がまだ脆弱であるため、司法化は民主化を容易に阻害し危機に陥れる。タイはその典型である。司法化の現状は多様である.司法化に大きな影響を与えるのは、2つの要因であることが明らかになった。判事の人事と司法府を取り巻く政治状況である。
著者
岡本 正明
出版者
京都大学東南アジア研究所
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.137-158, 2007-06-30

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
岡本 正明
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2011-03-23

新制・論文博士
著者
玉田 芳史 河原 祐馬 木之内 秀彦 戸田 真紀子 木村 幹 岡本 正明 村上 勇介 藤倉 達郎 横山 豪志
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

民主主義が政治のグローバル・スタンダードになった今日でも、軍事クーデタは生じうることを複数の事例の比較研究から確認した.1 つには、政治の民主化が進んで、軍があからさまな政治介入を控えるようになっても、軍が政治から完全に撤退することは容易ではないからである.もう1 つには、クーデタに対する国際社会からの歯止めは、軍首脳が国際関係よりも国内事情を優先する場合には、あまり強く機能しないからである.
著者
岡本 正志
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.388-391, 2001-09-20 (Released:2017-02-10)
参考文献数
19

19世紀の英国における心霊研究に多くの一流科学者が関わっていた。心霊現象に対して,懐疑的な立場から積極的に肯定するものまで様々であったが,心霊現象を科学的に研究しようとはしていた。しかし,実際にはトリックによって騙されていた。こうした状況を生み出す背景と個人的特徴とを分析し,今日への示唆や教訓を汲み取ろうとした。

1 0 0 0 OA 支那声音字彙

著者
岡本正文 編
出版者
文求堂
巻号頁・発行日
1902
著者
太田 俊作 岡本 正夫
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.38-50, 1983-01-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
71
被引用文献数
7 7

Many useful acylation reactions including carbonylation have been improved in yield, reaction condition and manipulation by using 1-acylimidazole. In this review important synthetic applications of 1-acylimidazole after Staab's review in 1962 are described.
著者
岡本 正三 田中 良平
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.173-176, 1958
被引用文献数
1

The deterioration resistance of three marquenching oils (one imported and two home products), were compared by measuring their various physical properties and cooling ability. These measurements were carried out on fresh and deteriorated samples under the exactly same conditions by an electric-resistance heater immersed in each. In the measurement of the cooling ability a carbon tool steel and a bearing steel were used as specimens, and after the marquenching, the depth of hardening in constant size specimens and the critical diameter in variable size specimens were determined. It was found that, among these oils, one of the home products is superior to others in cooling ability and particularly in stability against deterioration.
著者
中西 喜彦 岡本 正幹
出版者
九州大學農學部
雑誌
九州大学農学部学芸雑誌 (ISSN:03686264)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, 1964-12
被引用文献数
1

本実験は,幼雛の恒温性の発達に対する低温環境の影響を知るために行なつた.すなわち白色レグホン種(WL),横斑プリマスロック種(BPR)およびこれらの交雑種(BPR×WL)の雄雛を,20~24℃と30~33℃の環境温度で,孵化時から4週齢時まで飼育した.その間,死亡率,直腸温,体重および甲状腺I^131-放出率などを測定した.その結果はつぎのとおりである. 1) 飼育期間中の雛の死亡率は,30~33℃ 区では非常に低いのが認められた.しかし20~24℃区では,どの品種においても高く,低温環境に対する抵抗性の点では,BPRがWLよりも強いことが観察された. 2) 品種による体温の違いは,30~33℃区では認められなかつた.しかし20~24℃区では,WLが1日齢時でのみBPRやBPR×WLよりも有意に高い値を示した. 3) 20~24℃区の雛は30~33℃区の雛よりも,1週間ほど恒温性の発達が早く,約2週齢で成鶏の体温の水準に達した.しかしながら成長の点では20~24℃区のものの方が有意に低い値を示した. 4) 甲状腺I^131-放出率については両温度区の間での差は認められなかつた.一方30~33℃区においては,BPRがWLやBPR×WLよりも有意に高い値を示した.また甲状腺重量は,BPRでのみ20~24℃区の雛が30~33℃区の雛のものより重い値を示した.
著者
岡本 正志
出版者
The Japan Society of Calorimetry and Thermal Analysis
雑誌
熱測定 (ISSN:03862615)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.199-207, 2002-12-05 (Released:2009-09-07)
参考文献数
21
被引用文献数
1

Physics textbooks show Joule's paddle-wheel equipment in 1850 in relation to the law of conservation of energy, but describe nothing about the background of his experiments. Joule had made many kinds of experiments to determine mechanical equivalent of heat for a long period from 1843 to 1878. Unfortunately, academic society had not appreciated his early studies, because the concept of calorique had still prevailed in the middle of 19c. Even after clear evidence was presented, it takes a long time for the society to recognize a new scientific knowledge. This is a social nature of science, which should be emphasized in scientific education.