著者
林 謙年 山口 以昌 川村 晋 榊原 信幸 伊藤 和男 岩田 直也
出版者
一般社団法人 日本燃焼学会
雑誌
日本燃焼学会誌 (ISSN:13471864)
巻号頁・発行日
vol.55, no.171, pp.21-26, 2013 (Released:2018-01-26)
参考文献数
2

City gas, which is mainly made from natural gas, has been widely recognized as clean fuel, and its demand is getting higher year by year in Japan. The natural gas is imported in the form of LNG from varied countries. The calorific value of the imported natural gas is usually lower than the Japanese city gas, therefore, gas companies adjust the calorific value of send-out city gas to the regulated value by adding LPG to the natural gas during the process of city gas production. We have developed a new, state-of-the-art, calorific value adjusting system, which operates in wide flow-rate range, more than four (4) times wider than a conventional system does. We report the outline of the newly developed system and its performance confirmed through a pilot-scale test, along with a short description of a typical process of city gas production and conventional methods of calorific value adjustment.
著者
三島 江津子 岡戸 洋 加藤 さおり 櫛原 秀之 黒田 純子 榊原 隆志 首代 みどり 鈴木 厚志 松岡 加恵 宮坂 朋恵 渡辺 法男 横田 学 板倉 由縁 鈴木 照美 斉藤 寛子
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 = Japanese journal of pharmaceutical health care and sciences (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.403-408, 2009-06-10
参考文献数
11
被引用文献数
1

When pharmacists provide drug guidance to in-patients,they are often asked about health foods such patients are regularly taking in expectation of anti-cancer effects.However,pharmacists cannot always answer these questions based on scientific evidence.<br>To further evaluate the efficacy of health foods for this purpose,we did a survey of the literature concerning 5 frequently used health foods said to have anticancer effects using the PubMed and Ichushi search services,obtaining 1,300 papers from the former and 1,142 papers from the latter.However among them,we could not find any providing data from randomized controlled trials and thus there was no clear scientific evidence,though some of the papers noted an improvement in the quality of life of patients.<br>In conclusion,when pharmacists provide guidance on health foods to patients and their families,it is important for them to collect detailed information and evaluate them on a scientific basis.
著者
織田 慎一郎 見目 喜重 中川 重康 榊原 建樹
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. B (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.117, no.8, pp.1146-1151, 1997
被引用文献数
1

So far a single-stage neural network has been proposed to forecast insolation of next day. In the present paper, a multi-stage neural network is developed to reduce forecasting error further. A first-stage neural network forecasts average atmospheric pressure of next day from atmospheric pressure data of previous day. A second-stage neural network forecasts insolation level of next day from the average atmospheric pressure and weather data of previous day. A third-stage neural network forecasts insolation of next day form the insolation level and weather data of previous day. Meteorological data of Omaezaki, Shizuoka at April 1994 are chosen as input data. The insolation values forecasted by the multi-stage and the single-stage neural networks are compared with the measurement ones. The results show that the forecasting error is reduced to 24% (by the multi-stage) from 33% (by the single-stage).
著者
榊原 郁恵 大口 克人
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.404, pp.22-24, 2016-02

──2015年の活動では昼ドラ初主演の「プラチナエイジ」が出色でした。還暦という、実年齢よりかなり上の主婦を演じられたわけですが。 実はそれが嬉しかったんです。
著者
村田 理沙子 大野 正和 秋元 耕 矢部 顕人 戸舎 稚詞 福島 琢 榊原 温志 土屋 勇輔 鈴木 雅仁 近江 哲生 佐々木 毅 清水 茂雄
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.1036-1041, 2020-09-15 (Released:2021-10-05)
参考文献数
18

症例は74歳女性.今回入院の2年前にたこつぼ症候群の診断で入院となり,心内血栓・高血圧に対する加療が行われた後,壁運動の改善を確認し退院となった.退院後は近医で高血圧,高血糖の加療が行われていた.X年10月,受診2,3日前より食思不振が出現し,1日前から嘔気・嘔吐・動悸・冷汗が出現し改善しないため,救急要請し来院した.来院時著明な高血圧を認めており,血液検査で心筋逸脱酵素の上昇・心電図検査でST低下・経胸壁心臓超音波検査で心尖部の過収縮,心基部の無収縮を認め,たこつぼ症候群の診断で入院となった.たこつぼ症候群の再発は稀であり診断基準に褐色細胞腫の除外が必要とあることから,スクリーニング検査として内分泌検査を行ったところ血中カテコラミンの上昇を認めた.腹部CT検査で右副腎に直径3 cm大の腫瘤があり,131I-MIBGシンチグラフィで同部位に集積を認めたことから褐色細胞腫によるカテコラミン心筋症と診断した.ドキサゾシンの投与を2 mgから開始し,自覚症状,心電図変化,左室壁運動異常は改善したため第8病日に退院となった.外来でドキサゾシンを最大量の12 mgまで増量したのち腹腔鏡下右副腎摘除術を行った.その後経過は良好で,以降カテコラミン心筋症の再発はなく,高血圧,糖尿病の増悪なく経過している.今回,初回は一次性たこつぼ症候群と診断したが,再発時に褐色細胞腫による二次性たこつぼ症候群と診断した1例を経験したので報告する.
著者
榊原 敏之
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
油化学 (ISSN:18842003)
巻号頁・発行日
vol.39, no.7, pp.451-458, 1990-07-20 (Released:2009-10-16)
参考文献数
34
被引用文献数
1

Of the hydrophilic groups functioning as surface-active agents, sugar esters of the higher fatty acid have long been known. Recently, alkyl glycosides have been found to be similar surface-active agents, and are being applied domestically as detergents for kitchen and so forth.Several properties have been observed which have lead to the use of alkyl glycosides. They are nonionic surface-active agent, with high stability and good lathering. They are also low in toxicity, low in skin irritability, and is biodegradable. Alkyl glycosides are not just surface-active agents, however. They can be used in cellulose processing, are enzyme stabilizers, have applications in the biochemical field, and are components used in artificial cell (liposome). In the future, it is to be supposed, functional compounds containing sugar components, such as alkyl glycosides, will see increasingly wide-spread use.
著者
考藤 達哉 榊原 充 竹原 徹郎
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.36, no.5, pp.301, 2013

&emsp;樹状細胞(DC)を用いた癌ワクチン療法は消化器癌でも効果が期待されているが,既報の臨床効果は充分でない.これはDCの誘導法が検証されておらず,その抗腫瘍活性が低いことが一因である.そこで我々は遊走能・NK活性能・抗原特異的CTL誘導能に優れた新規DC(OPA-DC)を開発し,有効性と安全性の評価を目的とする大腸癌に対するOPA-DCワクチンの臨床試験を行った.<br> 【方法】CEA陽性かつHLA-A2402陽性Stage-IV大腸癌患者10例を対象とした.単球をIL4/GMCSF存在下で3日間培養した後,OK432,PGE1,IFN&alpha;で刺激してOPA-DCを得た.HLA-A24拘束性CEAペプチドを抗原として添加した.これを計4回鼠径部リンパ節近傍に皮下注射し,臨床効果と免疫学的効果を評価した.<br> 【結果】10例中2例は原疾患悪化で脱落したが,投与完遂8例では重度の有害事象は認められなかった.8例中6例でNK細胞の頻度上昇を認めた.またNK細胞傷害活性の上昇を認めた2例でCEA抑制効果が得られた.うち1例でRECIST基準でのSDが得られ,同症例ではCEA特異的CTL頻度が上昇した.しかし誘導されたCTLは,大半がセントラルメモリー細胞(Tcm)であった.有効例では開始前の転移巣が他に比して小さかった.<br> 【結論】OPA-DCは安全に投与可能である.NK細胞刺激能が高く,CEA抑制や腫瘍抑制効果に寄与したと考えられる.一方,誘導されたCTLはエフェクター作用の低いTcmであり,これが充分な臨床効果が得られない一因と考えられた.更に臨床効果を高めるためには,早い段階での投与や免疫抑制因子の制御などの工夫が必要と考えられた.<br>
著者
宮澤 佳之 林 優美 小林 尚貴 七五三木 史拓 藤井 一弥 笠原 詩織 榊原 清
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.46, pp.C-121_1-C-121_1, 2019

<p>【はじめに、目的】</p><p>群馬県理学療法士協会(以下,県協会)広報部では、平成26年度より毎年7月の理学療法週間に合わせて、介護予防や理学療法の啓発を目的として理学療法フェスタを開催している。今回、平成29年度の"第4回理学療法フェスタinぐんま"の実施内容と来場者へ実施したアンケートの結果について報告する。</p><p>【方法】</p><p>平成29年7月16日(日)前橋市の前橋プラザ元気21にて、テーマを「理学療法×健康×栄養」として開催し、来場者へ無記名式のアンケートを配布した。理学療法フェスタについての県内への事前告知として、高校、市町村保健師、マスコミ、県協会会員非所属施設、県協会会員へ告知チラシと広報資料の送付を行った。またマスコミの協力にて新聞に告知を掲載、さらに会場へのポスター掲示を行った。内容は、ご当地体操である「ピンシャン!元気体操」・「ひらめきタオル体操」、「シルバーリハビリ体操」の講座と実演、「栄養補給で筋肉痛と熱中症を予防しよう!」と題した栄養に関する講座、重心動揺・体組成測定、栄養ブースでの栄養補助食品の紹介・配布、日本理学療法士協会の動画放映を実施した。来場者へはオリジナルグッズと広報資料の配布を行った。運営スタッフは広報部員7名とボランティア12名であった。</p><p>【結果】</p><p>来場者は70名でアンケート回答者数は39名(男性15名、女性24名)であった。来場者の年代は50代が最も多く(23.1%)、次いで60代(20.5%)、20代(17.9%)、10代(12.8%)、40代と70代以上(10.3%)となった。来場者の職種は医療・介護職が最も多く28.9%、次いで主婦(15.8%)であった。「理学療法にとても興味を持った」または「興味を持った」と回答した来場者は97.4%であった。印象に残った企画は、身体測定で51.3%であり、体操や栄養講座でいずれも30%以上の方が印象に残ったと回答したが、栄養ブースは12.8%となり低値となった。その他意見として「日常生活でできる簡単な運動を教えてほしい」、「また参加したいといった」といった回答が得られた。</p><p>【結論】</p><p>来場者数は過去最高の人数となった。アンケートの結果から、幅広い年代の来場が得られ、理学療法に関心を持った方が多数であったことがわかった。企画内容として、体操などの講座や身体測定などの体験企画に興味を持つ方が多く、今後も体験型企画を多く実施することで、運動に対する意欲が向上し健康増進や理学療法に関心をもってもらうことができると考える。職種としては医療専門職の来場が多く、一般の方の参加が少なかったことから、さらに広くの事前告知を検討する必要があると考えられる。今回、来場者は70名と少なく、今後、同時期に同じ場所で企画を継続して実施し毎年のイベントとして定着することで、さらに来場者の増加が図ることができ、健康増進への意欲や関心の向上につながると考える。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>本アンケート調査の実施にあたり、アンケート調査用紙内へ集計結果を学会発表に使用する旨を記載した。</p>
著者
三島 江津子 岡戸 洋 加藤 さおり 櫛原 秀之 黒田 純子 榊原 隆志 首代 みどり 鈴木 厚志 松岡 加恵 宮坂 朋恵 渡辺 法男 横田 学 板倉 由縁 鈴木 照美 斉藤 寛子
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.403-408, 2009 (Released:2010-08-19)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

When pharmacists provide drug guidance to in-patients,they are often asked about health foods such patients are regularly taking in expectation of anti-cancer effects.However,pharmacists cannot always answer these questions based on scientific evidence.To further evaluate the efficacy of health foods for this purpose,we did a survey of the literature concerning 5 frequently used health foods said to have anticancer effects using the PubMed and Ichushi search services,obtaining 1,300 papers from the former and 1,142 papers from the latter.However among them,we could not find any providing data from randomized controlled trials and thus there was no clear scientific evidence,though some of the papers noted an improvement in the quality of life of patients.In conclusion,when pharmacists provide guidance on health foods to patients and their families,it is important for them to collect detailed information and evaluate them on a scientific basis.
著者
田邊 廣一 小関 康裕 榊原 一紀 田 雅杰 西川 郁子
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.15, 2008

サプライヤから組立工場に部品を配送する問題に対して,トラックターミナルの使用を陽に考慮した配送計画を考える.トラックターミナルとは配送における一時保管場所のことであり,発拠点,着拠点,保存拠点という3つの役割を有する.その利用により,配送時間の短縮,納期遅れの回避,車両容積率の向上,配送コストの削減が期待される.本研究では,この問題に対して数理計画モデルを構築する.そしてこのモデルにおいて,配送日と配送先を決定する問題とトラックの経路問題への分解構造に着目し,分解に基づく階層型アプローチを提案する.
著者
小関 康裕 田邊 廣一 榊原 一紀 田 雅杰 西川 郁子
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.16, 2008

トラックターミナルを利用して複数の部品サプライヤから複数の工場へ配送する問題を取り上げる.トラックターミナルは部品の一時保管所であり,トラッターミナルの利用によって,配送時間の短縮,納期遅れの回避,車両容積率の向上,配送コストの削減が期待される.このような問題に対して部品の配送日・配送先を決定する問題と,部品のトラック割当ておよびトラックの経路を決定する問題の2つに分けたモデル化を行う.そのもとで,前者はメタヒューリスティクスで,後者は現場の処理手法を考慮したヒューリスティクスで解く階層型解法を提案する.ここでメタヒューリスティクスの適用に際しては,保管日数と数量を解表現とする焼きなまし法を用いた.
著者
榊原 均 石原 正仁 柳沢 善次
出版者
公益社団法人 日本気象学会
雑誌
気象集誌. 第2輯
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.901-922, 1985
被引用文献数
11

1981年10月22~23日に台風8124号内の日本中部(~36&deg;N/140E)に大雨が起きた。この大雨を主にドップラーレーダーのデータを使って調べた。本研究の主な目的はそれが台風のらせん状降雨帯なのか,それとも他の型の降水系なのかを知ることである。<br>台風は長波の谷の南東部にあり,温帯低気圧に変りつつあった。この大雨は台風中心の北側にある幅の広い雲の帯の南東端で起きた。ドップラーレーダーで観測されたこの大雨の構造で最も顕著な特徴は南東側下層から北西側上層に傾いた強風軸である。これは傾いた中規模上昇流を意味する。傾いた上昇流の軸より下では対流規模の垂直運動が中規模上昇流の中に含まれていた。傾いた上昇流の軸より上では対流規模の垂直運動はほとんど存在しなかった。この大雨の南部では中層の空気が北西側から侵入した。この侵入した空気は降水粒子の蒸発により冷却し,中規模下降流を形成したと思われる。この大雨には顕著な地上収束線が伴っていたが,南部を除き大雨への効果は二次的なものであった。この大雨の構造は台風のらせん状降雨帯,眼の壁雲および中緯度スコールラインとそれぞれ少しずつ似ていた。しかしながら,この構造は温帯低気圧に変化しつつある台風の北側に発生する大雨に特徴的なものと考えられる。<br>大雨の中での降水粒子の生成と輸送の相対的重要性を調べるために,降水粒子の中規模水収支解析の結果とその解釈も示される。
著者
榊原 弘之 倉本 和正 菊池 英明 中山 弘隆 鉄賀 博己 古川 浩平
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.658, pp.221-229, 2000

本論文では, がけ崩れに寄与する重要要因の抽出を目的として, ラフ集合を用いたデータマイニングを山口県のがけ崩れ発生・非発生データに対して実施する. まず, 地形要因データにおける重要要因を抽出し, 比較的少数の要因によって, 大部分のがけ崩れ発生・非発生を矛盾なく説明できることを示す. さらに, 地形要因と降雨要因を組み合わせたデータへも同様の手法を適用し, 降雨時に警戒対象とすべきがけの選別手法を示した. 本論文により, ラフ集合によるデータマイニングを土砂災害の発生・非発生データの分析に用いることができることが明らかとなった.
著者
伊藤 洋 榊原 健介 三木 靖雄
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.1028-1031, 2012-10-01

平成23年12月のある日,当院の救急救命科医師から連絡が入った。 「脳死患者から移植臓器提供がありそうで,移植コーディネーターからの説明が終わり,1回目の法的脳死判定が行われる」と…。 その前月に,愛知医科大学病院における『脳死患者からの臓器摘出マニュアル』が,平成22年7月に日本臓器移植ネットワークが発表した『臓器提供施設の手順書』をもとに作られたばかりで,それまでに1度だけ委員会が開かれただけだった。約10年前と1年前に,それぞれ別々に医局関連病院で,脳死ドナーから臓器摘出が行われたという話は聞いていたが,当院では初めてだった。 それから実際の臓器摘出術までは約1日。高度救急救命センターを運営する救急救命科と中央手術部での麻酔管理をする麻酔科とで,業務が分かれている当院の特性もあるが,院内のコーディネートを含め,さまざまなことを感じた。 本稿では,その実体験から見えてきた脳死下臓器提供の実際と課題について述べる。