著者
亀岡 孝治 伊藤 良栄 亀岡 慎一 橋本 篤
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

レタスを用い、元素が計測できる蛍光X線分光分析、クロロフィル・フラボノ-ル・アントシアン蛍光計測、野菜表面の色彩画像計測、有機物が計測できる赤外分光計分析を用いて野菜の鮮度指標の定量化を目的とした。マルチ分光手法を用いて取得した野菜の収穫時から一定期間のマルチ分光情報をデータベースに蓄積し、この結果を分析・解析した上で、機械学習により鮮度指標をモデル化し、正確な「鮮度」判定の仕組みを検討した。
著者
臼田 信光 深澤 元晶 森山 陽介 厚沢 季美江 橋本 隆 山口 清次 深尾 敏幸 田中 雅嗣 下村 敦司
出版者
藤田保健衛生大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

高脂血症による引き起こされる動脈硬化と脂肪肝は、虚血心疾患や肝硬変などの重篤な生活習慣病のリスクファクターとなる。細胞内における脂質代謝の改善により、高脂血症の予防と治療が行える可能性がある。ミトコンドリア脂肪酸β酸化系は全ての脂肪酸を異化し、エネルギー産生で中心的な役割を演ずるが、未解明の部分が多い。全身臓器・培養細胞を材料として、分布とPPARを介する代謝制御について調べ、生理的な意義を研究した。
著者
間下 克哉 橋本 英哉 宇田川 誠一 田崎 博之 古田 高士
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

(1)コンパクト単純リー群へのカルタン埋め込みの像の極小性と安定性を・埋め込みが位数2または3の自己同型により定められる場合・埋め込みが位数4の内部自己同型により定められる場合についてすでに決定していた.位数4の外部自己同型が定めるカルタン埋め込みの像の極小性および安定性を決定した(2)8次元ユークリッド空間の6次元部分多様体でスピノル群Spin(7)の作用で不変なものを橋本,古田,関川との共同研究により分類した.(3)SU(2)の実既約表現の軌道として得られる7次元球面内の3次元部分多様体で,その上の錐がケイリーキャリブレーションでキャリブレートされるものを全て決定した。(4)SU(2)の実既約表現Vのp階外積表現内のSU(2)不変元を具体的に構成する方法について考察した.一例として,11次元実既約表現の3次の外積内の不変元を具体的に構成した.
著者
小野澤 泰子 大道寺 聡 橋本 操
出版者
筑波大学人文地理学・地誌学研究会
雑誌
地域研究年報 (ISSN:18800254)
巻号頁・発行日
no.34, pp.161-180, 2012-02-29 (Released:2013-12-25)
著者
比留間 伸行 橋本 佳三 武田 常広
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.48, no.10, pp.1293-1300, 1994-10-20
被引用文献数
13

両眼融合式立体テレビの試作番組を観視している被験者の調節応答を, 眼球運動を追尾して測定可能なTDO III(Three-Dimensional Optometer III)で測定を行った.試作番組は, 2系統のハイビジョンカメラとVTRで制作してNTSCにダウンコンバートし, 液晶シャッタを用いた時分割立体ディスプレイで提示した.番組観視中は, 通常の平面のディスプレイの場合に比べ, 被験者の眼球の焦点位置が近方に調節される傾向があること, また, シーンのカット切り換えの直後に被写体が画面いっぱいに現われ, 距離感が急激に変化するような演出の立体画像や, 主な被写体がスクリーン面より手前にある画像では, この効果が強く現れることが計測された.これらの知見は, 立体画像の視覚への影響の解明や立体テレビ番組の制作に役立つであろう.
著者
宮下 修 松村 興一 笠原 俊彦 島津 浩 橋本 直人
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.887-898, 1982-03-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
6
被引用文献数
3 8

Various derivatives of 5-fluoro-5, 6-dihydrouracil with an alkoxycarbonyl, substituted carbamoyl, or cyano group at C-5, and one of a variety of substituents, i.e., alkoxy, substituted mercapto, substituted amino, acyl amino, and alkylidene- and arylideneaminooxy at C-6, have been synthesized as a class of potential pro-drugs of autitumor agents, 5-fluorouracil (5-FU) and 1-(2-tetrahydrofuryl)-5-fluorouracil (Ftorafur). Antitumor activity of these compounds against leukemia P388 or L1210 in mice and antifungal activity against Botrytis cinerea are described.
著者
橋本 恭之 HASHIMOTO Kyoji 木村 真 KIMURA Shin
出版者
関西大学経済学会
巻号頁・発行日
2013-09-10

第2次安倍政権は、金融緩和、財政支出拡大と成長戦略を組み合わせた「アベノミクス」を推進しようとしている。アベノミクスに対する懸念のひとつが、財政の持続可能性である。本稿では、成長率、税収の伸び率を一定の値に仮定して財政収支を予測する「機械的試算」により財政健全化の可能性を検証した。本稿のシミュレーションでは、仮に名目成長率3 %、名目長期金利が2 % で成長率を下回るという都合のよいケースでも、2050 年度の対GDP 比でみた国債残高は200%を突破し、名目金利が成長率を上回る4 % のケースでは、300%を超えてしまうことがわかった。2020 年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)は、消費税率換算で6.6%程度の赤字が予想される。
著者
山田 一郎 橋本 力 呉 鍾勲 鳥澤 健太郎 黒田 航 Stijn De Saeger 土田 正明 風間 淳一
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.3-23, 2012
被引用文献数
1

単語の上位下位関係を自動獲得する研究はこれまで活発に行われてきたが,上位概念の詳細さに関する議論はほとんどなされてこなかった.自動獲得された上位下位関係の中には,例えば「作品→七人の侍」や「作品→1Q84」のように,より適切と考えられる上位概念「映画」や「小説」と比べて広範囲な概念をカバーする上位概念(「作品」)が含まれることがある.このような上位概念を検索や質問応答などのタスクにおいて利用すると,より詳細な上位概念を利用する手法と比較して有用でないことが多い.そこで本論文では,自動獲得した上位下位関係を,Wikipedia の情報を利用することでより詳細にする手法を提案する.例えば「作品→七人の侍」から,「作品→映画監督の作品→黒澤明の作品→七人の侍」のように,単語「七人の侍」の上位概念(かつ,単語「作品」の下位概念)として,2種類の中間ノード「黒澤明の作品」,「映画監督の作品」を生成することにより,元の上位下位関係を詳細化する.自動獲得した 1,925,676 ペアの上位下位関係を対象とした実験では,最も詳細な上位概念となる一つ目の中間ノード(「黒澤明の作品」など)を重み付き適合率 85.3%で 2,719,441 個,二つ目の中間ノード(「映画監督の作品」など)を重み付き適合率 78.6% で 6,347,472 個生成し,高精度に上位下位関係を詳細化できることを確認した.さらに,生成した上位下位関係が「対象–属性–属性値」として解釈できることについても報告する.
著者
田上 正明 橋本 裕充 角田 修男 椿下 早絵 加藤 史樹
出版者
獣医麻酔外科学会
雑誌
獣医麻酔外科学雑誌 = Japanese journal of veterinary anesthesia & surgery (ISSN:09165908)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.1-11, 2004-01-31

症例はサラブレッド種競走馬228頭であった。関節鏡手術を実施した関節数は244関節、骨折部位は320ヵ所で主な部位は橈骨遠位外側139(43.4%)、中間手根骨近位43(13.4%)、橈側手根骨遠位48(15.0%)、第3手根骨近位48(15.0%)ヵ所であった。全体の競争復帰率は89.9%で、競争歴のある症例の競争復帰率は92.8%であった。休養日数の平均は239.3日、出走回数の平均は12.5回、収得賞金の平均は1382.0万円であった。術後成績は、競走復帰率、出走回数、収得賞金において非常に良好であった。
著者
香曽我部 琢 橋本 麻美 阿部 晴佳
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.22, pp.15-23, 2015

本研究では、保育者の壁面の色彩に関する印象評価について、SD法を用いてその心理尺度を作成し、その特徴について明らかにする。さらに、同時にPAC 分析を用いて、保育者が壁面装飾に持つ意識や認知構造について明らかにする。そして、この2つの研究結果を比較したり、関連性について検討したりすることで、保育者が自らの保育室の壁面装飾をめぐる保育者の専門性の在り方について総合的に検討を行うものである。