著者
鈴木 陽一 橋本 明記 田中 祥次 木村 武史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SAT, 衛星通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.179, pp.27-32, 2011-08-18

筆者らは21GHz帯放送衛星によるスーパーハイビジョン放送システム実現を目指し,衛星放送を利用したスーパーハイジョン伝送方式の検討に取り組んでいる.本稿では,これまで取り組んできた衛星を利用したスーパーハイビジョン伝送実験を紹介するとともに,誤り訂正符号としてLDPC符号を適用した300MHz級広帯域変復調器の開発について述べる.本装置は,変調方式2種類(Q/8PSK),符号化率8種類(1/2〜9/10)利用可能であり,シンボルレート250Mbaudにおいて251〜677Mbpsの伝送能力を有する.また,LDPC符号はシャノン限界に迫る性能を有するため,復調器の要求条件として訂正限界C/N下でも十分な同期性能を維持する必要がある.今回,π/2シフトBPSK位相基準バースト信号を,主信号に対して間欠的および周期的に挿入する手法を導入し,同期性能の向上を確認した.本報告ではモデムの基本性能であるIF折返しによるC/N-BER特性および位相基準バースト信号の挿入による同期性能向上効果について述べるとともに,WINDS衛星を利用した衛星折返しによる伝送性能についても報告する.
著者
瀬戸 憲彦 橋本 信一 飯高 隆
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3/4, pp.195-208, 1994-03-30

南西諸島は,琉球海溝にほぼ並行に位置する弧状列島である。近年,南西諸島の西端に位置する西表島において群発地震活動がみられ,1992年9月17日からは西表島北西沖において活発な群発地震活動が発生した.そのため,1992年10月29日から同年11月7日にかけて,無線テレメータによる地震活動の監視と無線によるテレコントロールシステム(テレコンシステム)を用いた高密度観測をおこなった.その結果,観測期間中に1060個の地震が観測され,活発な活動状況を示した.震源分布においては,今回の活動はいくつかの群(クラスター)からなり,全体の傾向として北西-南東方向に分布していることがわかった.震源の深さは,おもに8kmから12kmであり,上部地殻の深部での活動であることがわかった.また,いくつかのテレメータの観測点で後続波が観測され,走時解析から,地殻内部に速度不連続面が存在することが示された.その地殻内速度不連続面は島の北西部から沖合いにかけて位置し,深さ13km程度に求まった.その地域の震源分布の鉛直断面図を見ると,深いところから浅いところに向かって鉛直方向にならぶ明瞭なトレンドが見られた.また,テレコンシステムを用いた解析では,初動の押し引きの重ね合わせによって,震央分布の北西-南東方向に走行を持つ正断層のメカニズム解か推定された.
著者
佐藤 寿俊 神田 順二 小寺 聡 櫛田 俊一 橋本 亨 鈴木 勝 樋口 和彦
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.124-128, 2007

症例は27歳,男性.17歳で心肥大を指摘,心エコーで大動脈弁閉鎖不全を伴うバルサルバ洞瘤を指摘されたため2000年3月大動脈弁置換術およびバルサルバ洞パッチ閉鎖術が行われた.しかし2001年8月無冠洞瘤部が破裂し,破裂部直接縫合閉鎖を行っている.2004年12月眩暈と動悸を伴う240/分の心房頻拍で入院.緊急カルディオバージョンで退院したがハイリスクなため2005年1月入院,心臓電気生理検査(EPS)を施行した.誘発された心房細動を経て三尖弁-下大静脈峡部を回路とするマクロリエントリー性心房頻拍(AT)が誘発されたため,ここに線状焼灼を行いブロックラインを作成した.再度EPSを行うと,今度は臨床的に確認されていたATが誘発され,起源は手術痕とは関連のない分界稜下縁であった.Fractionated potentialがAT中に先行する最早期A波の記録される部位で焼灼を行ったところATは速やかに停止,以後ATは誘発不能になった.退院後再発なく経過している.
著者
橋本 鉱市 HASHIMOTO Koichi
出版者
名古屋大学高等研究教育センター
雑誌
名古屋高等教育研究 (ISSN:13482459)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.235-256, 2013-03 (Released:2013-04-25)

本稿は、戦後日本の公式な政治アリーナである国会(文教関連委員会)のなかで戦後65年にわたる国会議員の発言(量的推移と内容変化)を取り上げ、その計量的な分析を通じて高等教育界における政治アクターと政治課題を解明しようとするものである。「国会会議録」をテキストとしその内容分析を行った結果、高等教育関連議員として衆議院236名、参議院137名、民間3名からなる政治家376名を特定し、彼らは中核的な集団であるコアグループとそれを取り巻く中間ならびに周辺グループから構成されること、グループ間ならびにコアグループでは衆参議院間でそれぞれその発言活動に大きな差異が見られること、また1960年代から70年代前半期が最も高等教育関連の審議が活発でその後は低調になっていくこと、さらに同時期にはコアグループを中心に拡大・整備といった課題が頻繁に取り上げられたものの2000年代後半からは教育や学生に関するテーマへとシフトしていくこと、などが明らかとなった。This study identifies the politicians (Diet members) who significantly influenced higher education in post-war Japan and examines their statements through content analysis. Furthermore, it explains the political actors who influenced higher education and the types of political agendas that have been discussed during the 65 years since the war ended. The following results were obtained from the analysis. 1)I identified the 376 Diet members who made statements in educational sub-committees in the Diet from 1945 to 2012. 2)I divided them into three groups (core, middle, and peripheral) on the basis of the number of their statements. 3)The 1960s through the first half of 1970s exhibited the most active discussion of higher education, which declined thereafter. 4)During the period studied, the politicians often discussed expansion and improvement of the higher education system, but since the latter half of the 2000s, they have primarily addressed education itself and students.
著者
澤田 忠幸 松尾 浩一郎 橋本 巌
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.82, no.6, pp.514-522, 2012
被引用文献数
1

This research focused on both the psychological benefits and costs of crying. We investigated the relationships of intrapersonal and interpersonal consequences of crying. Female nurses (<I>N</I> = 300) were requested to describe one of the most impressive negative episodes where they had cried. Then, they were asked to complete a questionnaire including a scale of their psychological changes after the crying episode and the social reactions when they cried. Factor analysis revealed five components of the psychological changes scale. Solitary crying had greater effects for both psychological benefits and costs after crying than crying in front of others. Factor analysis revealed three components of the scale of social reactions. When they cried in front of others, "catharsis", "positive attitude", and "recognition of the relationship with others" after crying were associated with "empathy and social support" from others. The factors of "recognition of negative reality" and "negative attitude" were associated with "criticism and slander" from others. These results were discussed in terms of the communicative functions and the reflective functions of adult crying.
著者
上岡 尚代 野田 哲由 林 㤗京 橋本 和幸
出版者
了德寺大学
雑誌
了德寺大学研究紀要 = The Bulletin of Ryotokuji University (ISSN:18819796)
巻号頁・発行日
no.10, pp.45-51, 2016

高校陸上大会において行っているトレーナーブースを利用した競技者に対し,ピドスコープを用いて接地足蹠撮影装置を実施し,同時に傷害調査及びセルフコンディショニングの実施状況及び認識について調査した.傷害発生の部位は70%以上が下肢に発生していた.傷害発生時期は,53.7%が高校で発症しており,半数は完治していると回答したが,その半数近くは再発を繰り返していた.セルフケアの実施状況は,筋力トレーニングやストレッチング,アイシングなど必要性は認識しているにも関わらず,実施率は認識率を下回った.接地足蹠測定では,足蹠指数は陸上競技者が左右平均3.33本,コントロール群3.29本と陸上選手と同世代の一般学生で差は見られなかった.蹠指数と下肢の傷害の関係は,股の障害の有無と左右足の接地蹠指数の差は右足のみ蹠趾数が少ないほど有意に股関節と大腿前面の傷害発生数が多かった.(股関節t(28.0)=2.25, p<.05)(大腿前面 t(26.0)=1.89, p<.10),すねの傷害と蹠指数とは,両側とも足蹠趾数が少ないほど有意に脛部の傷害発生が多く,両者の関連性が示唆された.足指の把持筋力については,傷害発生率との有意な関連性はみられなかった.陸上選手と同世代の一般学生との足底荷重部分の違いについては,陸上選手が有意に足部前方に荷重していた.
著者
橋本 朋宏 横井 輝夫 原口 枝里子
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.H4P2369-H4P2369, 2010

【目的】わが国には約200万人の認知症者が暮らし、家庭内で虐待を受けている高齢者の内、認知症者が8割近くを占めている。虐待を防止し、QOLを高めるためには、不可解と思われる認知症者の言動の意味を理解し、共感することが不可欠である。認知症とは、一度獲得された記憶や判断などの認知機能が減退し、そのことによって生活が営めなくなった状態と定義される。しかし、認知症は、単に記憶障害や見当識障害といった知的道具障害の寄せ集めではなく、これらの知的道具を統括する知的主体が侵されている状態である(小澤 勲)。そこで認知症者の言動を理解するために筆者らは、知的道具を統括する自己認識能に着目し、認知と情動の相互発達モデルとして信頼性が高いルイスのモデルと発達心理学の重要な知見である「心の理論」を評価するパーナーらの「誤った信念」課題を用いて、「心の理論」「自己評価」「自己意識」から構成された"自己認識能からみた認知症者の不可解な言動を解釈するモデル"を作成した。「心の理論」とは、自己や他者の行動の背景にある直接観察できない心の状態(意図・思考・欲求・情動など)を推定する能力のことであり、パーナーらの「誤った信念」課題をわかりやすくした4枚の絵カードを用いて評価する。「自己評価」とは、自己が生きる社会のルールや基準に照らし自己の言動が良いのか悪いのかを評価する能力であり、それらの能力を確認できる4組の絵カードを用いて評価する。「自己意識」とは、自己に対し注視し、他者と自己を区別する能力であり、各人の実態を指し示すシンボルである本人の名前(梶田叡一)、他者の名前、および「あー」という無意味な音を対象者の後方から発し、返事または振り向きの有無で評価する。本研究では、このモデルを用いて、生命やQOLの基盤であり、ADLの内、最後に残る食事機能について分析した。【方法】対象は某特別養護老人ホームに入所している認知症者で、Clinical Dementia Rating(CDR)で軽度・中等度・重度であった28名(平均年齢86.4歳、男性2名、女性26名)。自己認識能の評価は、筆者2名で対象者の注意力の持続や難聴の程度を考慮して静かな場所で行い、対象者を「心の理論」「自己評価」「自己意識」の有無で区分された4段階に分類した。食事評価は、同じ筆者2名が五日間にわたり昼食と夕食での食事場面を観察し、一回の食事に1名ないし同じテーブルの2名の対象者の言動を書き留めた。CDRの評価は、ケアワーカーの責任者が行った。分析は、「心の理論」「自己評価」「自己意識」の有無で区分された4段階それぞれの食事場面の特徴を整理し、筆者らのモデルに基づいて解釈した。尚、拒絶した1名は対象から除き、1名のみの「心の理論」課題通過者は、分析対象から除いた。 【説明と同意】施設長に研究プロトコルを提出し、書面にて同意を得た。対象者には口頭で説明し、拒絶反応がみられた場合は中止した。【結果】それぞれの段階の特徴を示した。1.「心の理論」課題は未通過で「自己評価」課題を通過した対象者9名 CDR:中等度~重度 「もうあんぽんたんやから」など自己を卑下する言葉がよく聞かれた。こぼれたものは箸やスプーンで拾い、食べようとはしなかった。また、こぼれているものを手に持った皿で受け止めようとする者もいた。食欲がない者では、食事に手をつけようとしなかった。2.「自己評価」課題は未通過で「自己意識」課題を通過した対象者6名 CDR:重度 こぼしていることにあまり注意をむけなかった。こぼれたものを手づかみで食べ、皿をなめる者もいた。また、顎などについたご飯粒をとろうとはしなった。3.「自己意識」課題未通過の対象者12名 CDR:重度 こぼしていることに全く注意をむけなかった。三分の一から半数の者が、スプーンが口元に運ばれるが口を開けず、口の中のものを飲み込まずに溜め、おしぼりやエプロンを口に入れてもぐもぐしていた。【考察】「自己評価」課題通過者では、自己の知の低下を認識しているように、食事場面においても自己の状況である自己が食べている場面や自己の食欲を認識していた。「自己評価課題」未通過者では、自己の状況への認識が薄れ、食べ物をこぼしていることにも注意をむけなかった。そして、自己の行動を社会のルールに照らし評価できなくなり、他者の目を気にせず、こぼれたものを手づかみで食べ、皿をなめる行動がみられた。「自己意識」課題未通過者では、食べ物が口の中にある自己の状況を認識できず、長時間口の中に溜め、おしぼりを口に入れるなど行動に目的性が失われていった。【理学療法学研究としての意義】不可解だと思っていた認知症者の食事場面での言動を解釈できることで、彼らに共感できるようになる。そして食事場面での共感を通して、生活全般への共感に発展し、その結果として、認知症者のQOLが高くなることが期待できる。
著者
橋本 健
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association/Meeting of Keiji Dermatological Association
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.563-567, 2010

昨年10月に手塚正名誉教授より本講演の依頼を受けた時,オバマ改革は早急に実現するものと思われた。しかし実際は3月18日の講演当日になっても上院は一応通過したものの下院で必要とされる1/3の票を未だ集めるのに到っていなかった。共和党の反対は理解できるが与党の民主党からも反対が出て手こずっていた。3月22日にやっと下院を7票の僅差で通過したが,まだ上院とのすり合わせが残っている。さらに反対法案の提出や州政府の反対も実際に起こりつつある。屡々アメリカの後を追う日本の官僚や政治家が,この改革案を読めば,現状が如何にひどいか分かるはずであるが,健保の商業化,HMO,primary care など,アメリカで失敗したシステムを輸入しようとした連中を監視する必要がある。以下オバマ氏の演説を骨子として,改革の概要をまとめた。(皮膚の科学,9: 563-567, 2010)
著者
湊 正雄 橋本 誠二 陶山 國男 武田 裕幸 鈴木 淑夫 木村 昭二 山田 一雄 垣見 俊弘 市川 輝雄 末富 宏
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.60, no.708, pp.378-387, 1954-09-25
被引用文献数
2 3

Die machtige permische Formation des Setamai-Gelandes im Kitakami-Gebirge ist in zwei Subsystem teilbar; das obere ist das Toyoma-Untersystem, das lithologisch meistens aus Tonschiefern und granitfuhrenden Konglomeraten besteht und verhaltnismassig fossilarm ist, wahrend dagegen das untere Untersystem, d., i., das Yukisawa-Untersystem, ortlich sehr reich an kalkigen Tonschiefern bzw., Kalkschichten ist und bestehend fossilfuhrend., Hinsichtlich der vielen Gliedrungstiere kann das Yukisawa-Uutersystem wieder in zwei Serien gegliedert werden, in die Sakamotosawa- und Kanokura-Serie., Wir sind dabei der Ansicht, dass eine stratigraphische Lucke zwischen beiden vorhanden ist., Die wichtigsten Ergebniss in Bezug auf die Dauerzeit der Gattungen bzw., Spezies sind folgende: 1., Pseudoschwagerina erscheint bald nach dem Basiskonglomerat der Sakamotosawa-Serie und dauert bis zur J_0 Horizonte (Siehe Abb., 2)., 2., Dagegen erscheint Parafusulina in der I_2 Horizonte und dauert bis zur L_0., 3., Lepidolina zeigt eine Dauerzeit zwischen L_0 und L_1., 4., Lophophyllidium suetomii MINAT0 sind die wichtigen Gliederungstiere der I_0 Horizonte; Yatsengia Kabayamensis MINATO und Michelinia (Michelinopora) multitabulata YABE et HAYASAKA tritt besonders in der Horizonte J_1 auf; Waagenophyllum indicum var., usuginuensis MINATO, Wentzelella kitakamiensis YABE et MINATO charakterisieren die Horizonte L_0., 5., Die sogenanten Lyttonia-Faunen HAYASAKAS trenten nur im unteren Teile der Kanokura-Serie auf.,
著者
相澤 孝司 かわい ひろゆき 野口 正孝 安森 弘昌 橋本 英治 川北 健雄 馬場田 研吾 上村 孝人 白本 恵美 綱島 夢美 Takashi AIZAWA Hiroyuki KAWAI Masataka NOGUCHI Hiromasa YASUMORI Eiji HASHIMOTO Takeo KAWAKITA Kengo BABATA Takato KAMIMURA Emi HAKUMOTO Yumi TSUNASHIMA
雑誌
芸術工学2014
巻号頁・発行日
2014-11-25

本研究では、「有馬温泉ゆけむり大学」を実践的なデザイン教育の場として研究を行った。すなわち、「学科間プロジェクト」の教育的効果を再考するために、本イベントの「Tシャツ」、「チラシ」デザイン、及び有志学生による「神戸芸工大雑貨屋さん」、「浴衣DEファッションショー」を開催した。その他イベントとして、「有馬温泉クリスマスツリープロジェクト」のワークショップ、「有馬節分会」の「チラシ」デザインを行った。また、武蔵野美術大学・群馬県立女子大学・立命館アジア太平洋大学に出向き、聞き取り調査を行った。研究の結果、「有馬温泉ゆけむり大学」に参加した学生は、他の学科及び学年を超えた交流の機会ができた。また、特に大阪音楽大学・近畿大学・武庫川女子大学の学生たち及び有馬温泉のスタッフとも交流ができたことは、大変貴重な経験となり、様々な教育効果が期待できる。したがって、「学科間プロジェクト」のカリキュラム開発のための基礎資料を得ることができた。In this studies, we studied that the "Arima Onsen Yukemuri University" was for design practical education. That is, in order to rethink the educational effect of "Interdepartmental Project", of this event "T-shirt", "Flyer" design, and by volunteer students "Kobe Design University Zakkaya san", "Yukata DE Fashion show" were held. As other events, workshop of "Arima Onsen Christmas tree project" , "Flyer" design for "Arima Setsubun E".In addition, visited to Musashino Art University, Gunma Prefectural Women's University, Ritsumeikan Asia Pacific University, which were investigated.Results of the studies, students who participated in the "Arima Onsen Yukemuri University" was able opportunity of exchange beyond the school year and other departments. In addition, it becomes a very valuable experience, that the staff of Arima Onsen and students of Osaka College of Music, Kinki University, Mukogawa Women's University also could exchange in particular can be expected to be teaching a variety of effects. Therefore, it was possible to obtain the basic data for curriculum development "Interdepartmental Project".
著者
瀬尾 量 鶴岡 道雄 橋本 強 藤永 稔夫 小田切 優樹 上釜 兼人
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.286-291, 1983-01-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
15
被引用文献数
48 62

Inclusion complex formations of spironolactone (SP) with three cyclodextrins (α-, β-, γ-CyDs) in aqueous solution and in the solid state were studied by the solubility method, by spectroscopic methods (UV, CD, IR) and by X-ray diffractometry, and their modes of interaction were assessed. The solid complexes of SP with β- and γ-CyDs were obtained in molar ratios of 1 : 2 and 2 : 3, respectively, and their dissolution, membrane permeation and oral absorption properties were examined. The rates of dissolution and permeation through a cellophane membrane in water were significantly increased by inclusion complexation (γ-CyD complex>β-CyD complex>SP alone), depending upon the solubility of the test samples. The serum levels of SP following oral administration of CyD complexes were found to be greater than those after administration of SP alone. The results indicated that the γ-CyD complex rather than β-CyD complex may have great utility as a faster dissolving form of SP able to produce higher serum levels.
著者
徳永 幹雄 橋本 公雄
出版者
九州大学
雑誌
健康科学 (ISSN:03877175)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.73-84, 1988-02-20
被引用文献数
1

昭和61年度国民体育大会福岡県選手男子168名, 女子68名を対象にして, スポーツ選手の心理的競技能力の診断法の開発を試みた。おもな結果は, つぎのとおりである。1) 心理的競技能力を表現すると思われる68項目からなる調査票を作成し, 調査を実施した。信頼性係数, 項目分析の結果から3項目を削除し, 65項目について因子分析を行った。その結果, 5因子と6つの下位因子を抽出した。2) 心理的競技能力の因子は, 競技意欲を高める能力(忍耐力, 闘争心, チャレンジ精神, 勝利志向性の下位因子), 精神を安定・集中させる能力(集中力, リラクセーションの下位因子), 自信をもつ能力, 作戦を予測・判断する能力, 協調件の能力と命名された。3) 抽出された各因子は国体選手の講特性と顕著な関係がみられ, 心理的競技能力テストとしての妥当性が推測された。4) 抽出された各因子を代表する簡単な質問又から, 試合中の心理可犬態を評価する方法を作成した。5) 今後, 適切な項目や因子の追加・修正を行い, 中学生から一般社会人に使用できる誇断法を作成しなければならない。