- 著者
-
平賀 康嗣
栗山 裕司
宮﨑 登美子
柏 智之
片山 訓博
重島 晃史
稲岡 忠勝
山﨑 裕司
- 出版者
- 学校法人高知学園 高知リハビリテーション学院
- 雑誌
- 高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
- 巻号頁・発行日
- vol.20, pp.39-41, 2019
本研究では,健常者のハムストリングスに対するストレッチを継続的に実施し,持続的なストレッチ効果が現れる治療期間について検討した.対象は,健常者14名(男性7名,女性7名)である.介入前右膝窩角は,137.7±12.1度であった.介入1 ,2 ,3 ,4 週目の右膝窩角は,それぞれ144.4±13.0度,152.7±10.5度,155.6±7.7度,162.0±6.2度であった.2 週目以降,開始時と比較し膝窩角は有意に増大していた(p<0.01).介入前左膝窩角は,138.8±12.4度であった.介入1 ,2 ,3 ,4 週目の左膝窩角は,それぞれ143.9±12.4度,151.3±7.8度,154.3±8.2度,160.7±6.1度であった.2週目以降,膝窩角は有意に増大していた(p<0.01).明確な膝窩角の改善は, 2 週目以降と説明することが妥当なものと考えられた.